MENU

リンナイ ガスFF暖房機のエラー14とは?|過熱防止装置が働いたとき

リンナイ ガスFF暖房機のエラー14と過熱防止装置が働いたときを示す文字のみのサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リンナイのガスFF暖房機を使っていたら、突然運転が止まり、表示部に「14」が点滅していた。
さっきまで暖かかったのに止まると、故障したのではと心配になりますよね。
14は、機器の内部が熱くなりすぎたと判断して、過熱防止装置が働いたときの表示です。
原因は、エアフィルターのほこりや、温風吹出し口の前にある物など、身近な場所にあることが多くなっています。
この記事では、リンナイ公式の案内をもとに、エラー14の意味、掃除と再運転の手順、やってはいけない操作、フィルター掃除サインが消えないときの考え方、点検を考える目安を整理します。

目次

エラー14の意味|過熱防止装置が働いたサイン

リンナイは、エラー14を「過熱防止装置が作動している状態」と案内しています。
エアフィルターにほこりが詰まっていたり、機器の温風吹出し口から出る温風の通り道をふさぐ障害物があるときなどに作動します。

ガスFF暖房機は、壁の給排気トップを通じて屋外とつながる据え付けタイプで、燃焼で温めた空気を、温風として部屋に送り出します。
温風の通り道がふさがれると、機器の内部に熱がこもりやすくなります。
熱がこもりすぎる前に運転を止めるのが、過熱防止装置の役割です。

14は、機器が自分を守るために止まった表示であり、まず「エアフィルターと温風の通り道がふさがれていないか」を見直すのが基本です。

14が出たときの対処の手順

リンナイが案内している手順は、次のとおりです。

  1. エアフィルター部を掃除する
  2. 温風吹出し口の障害物を取り除く
  3. 約5〜6分放置してから、再運転する

エアフィルターと吹出し口の両方を見直すことが大切です。
片方だけ掃除しても、もう片方が原因のままだと、再び14が出てしまうことがあります。

📎 出典:ガスFF暖房機|エラーコード14 が表示(リンナイ Q&A)

約5〜6分置く理由と、電源プラグを抜いてはいけない場面

リンナイは、掃除と障害物の除去をしたあと、約5〜6分放置してから再運転するよう案内しています。
機器の内部が落ち着くまでの時間を、あけるためと考えられます。

温風吹出し口から風が出ている間は、電源プラグを抜かないでください。
リンナイは、この点を注意事項として案内しています。
風が出ている間は、機器がまだ動いている状態のため、風が止まって、機器が静かになってから、次の操作に進みます。

あわせて、温風吹出し口のルーバーを、強く押さえたり、衝撃を加えたりしないでください。
ルーバーは、温風の向きを決める部品です。力を加えると、曲がったり折れたりするおそれがあります。

掃除の手順をまとめると

14が出たときの掃除を、場所ごとに整理します。

場所やること注意すること
エアフィルター外して、ほこりを取り除く外し方は、取扱説明書に従う
温風の吹出し口ほこりがたまっていれば、掃除機で取るルーバーを強く押さない
吹出し口の汚れ汚れがひどいときは、手袋をして、柔らかい布で拭き取る指を切らないよう、手袋を着ける
吹出し口の前家具、洗濯物、カーテンなどをどける取扱説明書の設置距離を確認する
電源プラグ風が出ている間は、抜かない風が止まってから操作する

掃除は、運転を止めて、機器が冷めてからが基本です。
慌てて作業すると、指を切ったり、ルーバーを曲げたりするおそれがあります。
一つずつ、落ち着いて進めてください。

14が出やすい置き方・使い方

14は、使い方や置き方の影響を受けやすい表示です。

状況起こりやすい理由見直すこと
吹出し口の前に洗濯物やカーテンがある温風の通り道がふさがれる十分な距離をあけて、前に物を置かない
エアフィルターを長く掃除していないほこりが詰まりやすくなるシーズン初めと運転期間中に、ほこりを取る
家具を、機器の近くに寄せている温風の行き場がなくなる取扱説明書の設置距離を確認する
ペットの毛や、ほこりの多い部屋で使っているフィルターや吹出し口が汚れやすい掃除の間隔を短くする

設置距離は、機種によって異なります。
本体や取扱説明書に記載された数値を確認し、守ってください。

掃除しても14が改善しないとき

エアフィルターと吹出し口を掃除し、約5〜6分置いて再運転しても14が出る場合、リンナイは、機器の故障の可能性があるとして、修理の申し込みを案内しています。

状況判断の目安
掃除をして再運転したら動いた当面は使えます。数日、再発しないかを見ます
掃除をしても、すぐに14が再発する機器の故障の可能性があります。点検を依頼します
14のほか、異臭や異音もある再運転せず、使用を止めて相談します

再発しているのに、何度も再運転を繰り返すのは避けてください。
内部で熱がこもる状態が続くのは、機器にとってよくありません。

フィルター掃除サインの点滅が止まらないとき

14とは別に、エアフィルターを掃除しても、フィルター掃除サインの点滅が止まらないことがあります。
リンナイは、長期間使っていると、エアフィルター以外の機器内部(対流ファンなど)にほこりが詰まることがあると案内しています。
その状態になると、燃焼室全体が高温になり、安全装置が作動して、ランプが点滅する可能性があります。

対処として、リンナイは次の手順を案内しています。

  1. 温風吹出し口のほこりを、掃除機で清掃する
  2. 汚れが付着している場合は、手袋を着けて、柔らかい布で拭き取る
  3. それでも改善しない場合は、機器の故障の可能性があるため、修理を申し込む

📎 出典:ガスFF暖房機|フィルター掃除をしてもフィルター掃除サインの点滅が止まらない(リンナイ Q&A)

内部のほこりは、お客様自身で取り除くのが難しい場所にあります。
無理に分解せず、メーカーや販売店に相談してください。

16との違い

過熱に近い表示として、16もあります。

項目エラー14エラー16
主な意味過熱防止装置の作動室温が高くなりすぎたとき(室温が40℃以上で10分経過)
最初に見ることエアフィルターと吹出し口室温と、ほかの温風
再運転の前に掃除をして約5〜6分置く室温が下がるのを待つ

16の詳しい解説は、リンナイ ガスFF暖房機のエラー16|室温が高すぎると出たらをご覧ください。
ファンヒーターの14は、リンナイ ガスファンヒーターのエラー14|過熱防止装置が働いたときで解説しています。
ほかの表示とあわせて確認したいときは、リンナイ ガスストーブ エラー一覧|表示別の意味と自分でできる対処をご覧ください。

修理の連絡から、訪問までの流れ

修理の依頼から完了までは、一般に次のような流れになります。
細かな手順や日数は窓口によって異なるため、連絡したときの案内に従ってください。

段階内容
1. 連絡型番、表示された番号(14)、使用年数、設置場所の状況などを伝える
2. 日程の調整訪問できる日時を決める。在宅できる時間帯を確認しておく
3. 訪問・診断修理員が機器を確認し、故障箇所を診断する
4. 見積もり修理の内容と、金額が案内される
5. 修理または見送り内容に納得できれば、修理を依頼する。見送る場合も、費用がかかることがある

見積もりを聞いてから慌てないよう、修理を見送った場合の費用も、先に確認しておきましょう。
修理の可否を決める前に、買い替えの見積もりも並べておくと、判断しやすくなります。

連絡先の選び方

機器をどこで手に入れたかによって、最初に連絡する窓口が変わります。

機器の入手経路連絡先の目安
販売店や工事業者から購入・取り付け購入した販売店や工事業者、またはリンナイの修理窓口
ガス会社ブランドの機器そのガス会社の窓口
賃貸の備え付け管理会社や大家さん
保証期間内保証書を用意して、保証の内容を確認する

リンナイの修理の申し込みは、公式サイトの修理お申込みページから行えます。
お客様センターへの電話や、購入した販売店への相談という方法もあります。

📎 出典:修理お申込み(リンナイ)

修理を依頼するときに控えておくこと

次の情報を手元に用意しておくと、話が早く進みます。

  • 本体の銘板にある型番
  • 表示された番号(14)
  • 使用年数と購入先
  • いつから、どんな場面で出たか
  • 試したこと(フィルター掃除、障害物の除去、待った時間)
  • ガス会社ブランドの機器かどうか
  • 設置場所の状況(高所や狭所かどうか)

設置状況によっては、追加費用が出たり、修理を断られたりすることもあります。
設置場所が分かる写真があると、事前の相談がしやすくなります。

使用年数が長い機器は、修理と買い替えを並べて考えると判断しやすくなります。
寿命のサインは、ガスストーブの寿命は何年?買い替え判断の目安と長く使うためのポイントで整理しています。

FAQ(よくある質問)

Q1. エラー14が出たら、すぐに再運転してよいですか?

すぐに再運転するのではなく、エアフィルターの掃除と、温風吹出し口の障害物の除去をしてから、約5〜6分置いてください。
掃除をせずに再運転すると、同じ原因で再び14が出る可能性が高くなります。

Q2. 14が出たとき、電源プラグを抜いてもよいですか?

温風吹出し口から風が出ている間は、電源プラグを抜かないでください。
風が止まって、機器が静かになってから、取扱説明書の手順に従って操作します。

Q3. 吹出し口は、どう掃除すればよいですか?

ほこりは掃除機で取り除き、汚れがひどい場合は、手袋をして柔らかい布で拭きます。
ルーバーを強く押したり、衝撃を加えたりしないでください。

Q4. 14が何度も出ます。どうすればよいですか?

エアフィルターや吹出し口を掃除しても改善しない場合は、機器の故障の可能性があります。
再運転を繰り返さず、使用を止めて、販売店やメーカーの窓口に点検を依頼してください。
ガス会社ブランドの機器なら、そのガス会社に連絡します。

Q5. フィルター掃除サインが消えないときも、14と同じ対処でよいですか?

まず、エアフィルターと温風吹出し口の掃除を行います。
それでも点滅が止まらない場合は、機器の故障の可能性があるため、修理の申し込みをしてください。
自分で内部を分解せず、メーカーや販売店に相談します。

まとめ

エラー14は、エアフィルターのほこりや、吹出し口の障害物などで、過熱防止装置が働いたときの表示です。
エアフィルターの掃除と障害物の除去をして、約5〜6分置いてから再運転します。
風が出ている間は、電源プラグを抜かないでください。
吹出し口のルーバーは、強く押さえずに扱います。
掃除をしても改善しない場合や、フィルター掃除サインが止まらない場合は、使用を止めて点検を依頼してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次