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コロナ エコキュートのE01〜E07とは?|缶体サーミスタ故障の見方

コロナ エコキュートのE01〜E07と缶体サーミスタ故障の見方を示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに「E01」から「E07」のいずれかが表示され、どこが悪いのか分からない。
番号が連続しているため、どれも似たような故障に見えてしまう表示です。
この7つは、いずれも温度を測るセンサー(サーミスタ)の故障を知らせるコードです。
番号の違いは、故障している可能性のあるセンサーの位置や種類の違いを表しています。
メーカーの案内では7つとも点検・修理が必要とされており、利用者側の操作で解消できる表示ではありません。
この記事では、それぞれのコードが示す内容、サーミスタが果たしている役割、現れる症状、修理の判断基準までを整理します。

目次

結論:いずれも点検・修理が必要

まず、7つのコードが示す内容を整理します。

コード示している内容
E01缶体サーミスタ1の故障/風呂保温ヒータの故障
E02缶体サーミスタ2の故障/HP出湯温サーミスタの故障
E03缶体サーミスタ3の故障/水位サーミスタ2の故障
E04缶体サーミスタ4の故障/水位サーミスタ3の故障
E05缶体サーミスタ5の故障/水位サーミスタ4の故障
E06缶体サーミスタ6の故障/水位サーミスタ5の故障
E07缶体サーミスタ7の故障/水位サーミスタ6の故障

ひとつのコードに2つの意味が併記されている点が、この系統の特徴です。
どちらに該当するかは機種によって変わるため、コードだけで原因を断定することはできません。
コロナ製エコキュートのコード全体の分類はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説でまとめています。

📎 出典:株式会社コロナ|エコキュート エラーサイン一覧

缶体サーミスタとは何か

「缶体」とは、貯湯タンクの本体部分を指す言葉です。
その缶体に取り付けられた温度センサーが、缶体サーミスタです。

エコキュートのタンクは、上部に熱いお湯、下部に冷たい水という層をつくって湯を貯めます。
この層の境目がどこにあるかによって、残りの湯量が決まります。

だからタンクには、高さの違う位置に複数のサーミスタが取り付けられています。

  1. 各高さのサーミスタが、その位置の温度を測る
  2. どの高さまで熱いお湯があるかを判断する
  3. その情報から残湯量を算出する
  4. 必要な沸き上げ量を決める

E01からE07の番号は、このタンク内の位置に対応した番号と考えると理解しやすくなります。
1本でも正しく測れなくなると、タンクの状態を正確に把握できなくなります。

水位サーミスタとは何か

もうひとつ併記されているのが水位サーミスタです。
こちらは浴槽の水位を把握するために使われるセンサーです。

浴槽に湯を入れていくと、湯に浸かった部分と空気に触れている部分とで温度が変わります。
この温度の違いから水位を判断する仕組みです。

  • 湯はりの設定水位まで達したかを判断する
  • 足し湯が必要かどうかを判断する
  • 残り湯の有無を把握する

このセンサーが正しく働かないと、湯はりの量が設定と食い違う、途中で止まるといった症状につながります。

同じコードでも機種によって意味が変わる

E01からE07で押さえておきたいのは、同じ番号でも機種によって指す部品が違うという点です。

機種の傾向該当しやすい部品
フルオートタイプ缶体サーミスタ、水位サーミスタの両方
追いだき機能のない機種缶体サーミスタが中心
風呂保温機能がある機種E01で保温ヒータが該当する場合がある
ヒートポンプ出湯温を測る構成E02でHP出湯温サーミスタが該当する場合がある

コード番号だけを調べても、自宅の機器でどの部品が該当するかは確定しません。
点検では、機種の型式と実際の測定値を照らし合わせて原因が特定されます。

連絡する際に機種の型式を伝えられると、この特定が早く進みます。
型式は貯湯タンクの側面や取扱説明書に記載されています。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

現れる症状

サーミスタの不具合では、次のような症状が出ます。

残湯量の表示が実際と合わない
まだお湯があるはずなのに残量が少なく表示される、逆に表示は多いのにお湯が出ないといった状態です。
タンク内の温度を正しく測れていないために起こります。

沸き上げが過剰、または不足する
必要な湯量の判断が狂うため、不必要に沸かし続ける、あるいは沸き上げが足りないという状況になります。
前者は電気代の増加として現れることもあります。

湯はりの水位がおかしい
水位サーミスタが該当する場合、設定した量より多い、少ない、途中で止まるといった症状が出ます。

お湯の温度が安定しない
測定値が実際と食い違うことで、給湯温度の制御にも影響が及びます。

「表示と実際が合わない」という違和感が、この系統に共通するサインです。

サーミスタが壊れる要因

温度センサーは動く部品ではありませんが、使い続けるうちに劣化します。

  • 熱の上げ下げを長年繰り返すことによる負荷
  • 接続端子の腐食や接触不良
  • 配線の被覆の劣化
  • 湿気や結露の影響
  • 落雷や電圧変動による基板側の損傷

故障の多くは、センサー本体より接続部や配線に起因します。
そのため、点検では部品の交換だけでなく、配線の状態も確認されます。

なお、使い方によって寿命が大きく変わる部品ではありません。
節約のために使用を控えても、経年による劣化は進みます。

点検ではどんな作業が行われるのか

サーミスタの不具合では、おおむね次の流れで確認が進みます。

  1. エラー履歴と発生状況の確認
  2. 機種の型式と該当部品の特定
  3. 各センサーの抵抗値の測定
  4. 実際の温度との照合
  5. 配線や接続部の点検
  6. 原因部品の交換と試運転

抵抗値を測ることで、どのセンサーが異常な値を返しているかが分かります。
目視では判断できない部分なので、測定なしに原因を確定することはできません。

訪問時に症状が出ていない場合もあるため、いつどのコードが出たかを記録しておくと役立ちます。

自分で確認できること

点検を依頼する前に、次の点は確認できます。

  1. 表示されているコードの番号(複数なら全部)
  2. 残湯量の表示と実際の使用感が合っているか
  3. 湯はりの量が設定どおりか
  4. 給湯温度が安定しているか
  5. 設置からの年数と機種の型式

貯湯タンクの脚部カバーを開けて内部に触れないでください。感電や漏電の危険があります。
サーミスタはタンクの構造に組み込まれた部品であり、利用者が確認できる場所にはありません。

ブレーカーの入れ直しについて

漏電遮断器を操作すると、表示が一時的に消えることがあります。
しかし、センサーの故障は電源操作では直りません。

  • 表示が消えても、測定値の異常は残っている
  • 誤った情報のまま運転が続く
  • 沸き上げの無駄や湯温の不安定さが続く
  • そのうち再び同じ表示が出る

表示を消して使い続けるより、原因を特定して交換するほうが結果的に無駄がありません。
とくに沸き上げが過剰になっている場合、電気代として負担が積み重なります。

複数のコードが出る場合

E01からE07のうち、複数が同時に表示されることがあります。

状況考えられること
隣接する番号が同時に出る配線や接続部側の問題
離れた番号が同時に出る基板側の不具合
1つだけ出ているそのセンサー単体の故障
出たり消えたりする接触不良

複数のセンサーが同時に壊れることは考えにくいため、配線や基板を疑う段階になります。
この場合、センサーだけを交換しても解決しません。

表示されているコードをすべて控えて連絡してください。
どの組み合わせで出ているかが、原因の絞り込みに直結します。

販売店・サービスセンターに連絡する判断基準

E01からE07は、表示された時点で連絡が必要なコードです。
とくに次の状況では早めに手配してください。

  • 残湯量の表示と実際が明らかに食い違う
  • 沸き上げが終わらない、または行われない
  • 湯はりの量が毎回設定と違う
  • 給湯温度が安定せず、熱すぎる湯が出ることがある
  • 複数のコードが同時に出ている

設定より熱い湯が出る場合は、使用前に手で温度を確かめてください。
温度制御に影響が及んでいる可能性があります。

連絡の際は、表示されたコード・機種の型式・設置年・症状の内容を伝えてください。
お湯そのものが出ない状況の切り分けはオール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説で整理しています。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

費用と交換の判断

サーミスタは部品としては小さく、単体の価格が高いものではありません。
ただし、取り付け位置によって作業の手間が変わります。

状況対応の内容
センサー単体の交換で済む比較的軽い修理
配線や接続部の不具合配線の交換・調整
制御基板側の不具合基板交換で費用が上がる
タンク構造に組み込まれた部品作業範囲が広がる
設置から10年前後で複数の不調交換も比較対象

設置から年数が経っている場合、1本のセンサーを交換しても他が続けて故障することがあります。
同じ時期に製造され、同じ年数を使ってきた部品だからです。

判断の目安はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングで解説しています。
実際の費用は機種・地域・作業内容によって変わるため、見積もりで内訳を確認してください。

放置するとどうなるか

この系統のコードは、お湯がまったく使えなくなるとは限りません。
そのため、後回しにされやすい表示でもあります。

  • 残湯量が分からず、湯切れに気づけない
  • 沸き上げが過剰になり、電気代が増える
  • 湯温の制御に影響し、熱すぎる湯が出ることがある
  • 他のコードの原因を見えにくくする

「使えているから様子を見る」が、電気代として静かに積み重なるのがこの系統の特徴です。
表示が出た時点で連絡を進めるほうが、結果的に負担は小さくなります。

よくある質問

Q1. E01からE07は、どれも同じ故障ですか?

同じ系統ですが、番号によって該当する部品が異なります。いずれも温度を測るセンサーの故障を示しており、番号は貯湯タンク内の位置や種類に対応しています。ただし、機種によっては同じ番号でも別の部品が該当する場合があります。たとえばE01は缶体サーミスタのほか、風呂保温ヒータが該当する場合もあります。コードだけでは確定できないため、点検で特定してもらう必要があります。

Q2. 残湯量の表示がおかしいだけで、お湯は使えます。放置してよいですか?

放置は勧められません。残湯量が正しく表示されないということは、機器がタンクの状態を把握できていないということです。必要以上に沸き上げを行って電気代が増える、逆に沸き上げが足りず湯切れになるといった影響が出ます。また、温度の測定に影響が及べば給湯温度の制御にも関わります。使えているうちに点検を依頼してください。

Q3. ブレーカーを入れ直せば直りますか?

直りません。センサーの故障は部品そのものの問題であり、電源を入れ直しても測定値の異常は残ります。一時的に表示が消えることはありますが、誤った情報のまま運転が続くだけです。しばらくすると再び同じ表示が出ます。電源操作で様子を見るのではなく、点検を依頼してください。

Q4. サーミスタの交換は高額になりますか?

部品そのものは小さく、単体の価格が高いものではありません。ただし、取り付け位置によって作業の手間が変わり、費用もそれに応じて変動します。配線や制御基板側に原因がある場合は、費用が上がります。実際の金額は機種・地域・作業内容によって変わるため、見積もりで内訳を確認してください。設置から年数が経っている場合は、交換との比較も検討材料になります。

Q5. 複数のコードが同時に出ています。それぞれ別の故障ですか?

別々の故障とは限りません。複数のセンサーが同時に壊れることは考えにくく、配線や接続部、あるいは制御基板側に原因がある可能性が高くなります。この場合、センサーだけを交換しても解決しません。表示されているコードをすべて控えて連絡してください。どの組み合わせで出ているかが、原因の絞り込みに役立ちます。

まとめ

コロナのエコキュートに表示されるE01からE07は、温度を測るセンサーの故障を知らせるコードです。
いずれも利用者側で解消できるものではなく、点検・修理が前提になります。

  • 番号は貯湯タンク内の位置や、センサーの種類に対応している
  • 同じ番号でも機種によって該当する部品が変わる
  • 残湯量の表示と実際が合わないのが共通するサイン
  • 複数のコードが同時に出るなら、配線や基板を疑う

お湯が使えていても、沸き上げの無駄や湯温の不安定さは進みます。
表示されたコードと機種の型式を控えたうえで、早めに相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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