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電気ファンヒーターの電気代|消費電力別の1時間・1か月の目安

電気ファンヒーターの電気代について、消費電力別の1時間・1か月の目安を紹介するサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気ファンヒーターの電気代は、消費電力(W)に、使った時間と電力量単価をかけて計算できます。
1kWhあたり31円で計算すると、1,200Wを1時間使った場合は約37円、600Wなら約19円が目安です。
ただし、これは強運転で連続して動かした場合の上限に近い数字で、温度調節機能がある機種は、暖まったあとに出力が下がり、実際の電気代はこれより安くなるからです。

この記事では、消費電力別の1時間・1日・1か月の電気代の目安、計算のしかた、電気代を抑える使い方を整理します。
当サイトの計算の前提も、あわせて示します。

目次

結論:1,200Wで1時間約37円。1日6時間使うと1か月約6,700円が上限の目安

消費電力別の電気代の目安は、次のとおりです。

スクロールできます
消費電力1時間1日6時間1か月(30日・1日6時間)
300W約9円約56円約1,670円
600W約19円約112円約3,350円
900W約28円約167円約5,020円
1,200W約37円約223円約6,700円

※当サイト計算です。
電力量単価を1kWhあたり31円、定格の消費電力で連続運転した場合の目安です。
実際の請求額は、契約している電力会社の単価と、使い方によって変わります。

電気代の計算方法

電気代は、次の式で計算します。

項目式
消費電力量(kWh)消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)
電気代(円)消費電力量(kWh)× 電力量単価(円/kWh)

たとえば、1,200Wを1時間使うと、消費電力量は1.2kWhです。
31円をかけると、約37円になります。

計算例内容
消費電力1,200W
使用時間1時間
消費電力量1.2kWh
電気代1.2 × 31 = 約37円

自分の契約している電力会社の単価に置き換えると、より実態に近い金額になります。
単価は、検針票や、契約内容のページで確認できます。

当サイトの計算の前提

表の数字は、次の前提で計算しています。

前提内容
電力量単価1kWhあたり31円で計算
消費電力機種の定格(強運転)の数値
運転連続して、強運転で動かし続けた場合
基本料金・燃料費調整額など含まない

単価は、電力会社やプランによって異なります。
また、燃料費調整額や再エネ賞揚金などが加わると、実際の単価は変わります。
計算結果は、あくまで目安として使ってください。

実際の電気代が上限より安くなる理由

電気ファンヒーターの多くは、温度調節機能(サーモスタット)を備えています。
設定温度に達すると、ヒーターの出力を下げたり、止めたりします。

状況消費電力の動き
運転開始直後定格に近い電力で、強く温める
設定温度に達した後出力を下げる、または止める
室温が下がったら再び出力を上げる

そのため、連続で最大の電力が使われるわけではありません。
部屋の広さや、断熱の状態によっても、電気代は変わります。

小さな部屋で、断熱がよければ、早く設定温度に達するので、電気代は抑えられます。
逆に、広い部屋や、冷えやすい部屋では、最大の電力が長く続き、上限に近づきます。

使い方別の電気代の目安

使い方ごとの、電気代のイメージです。

スクロールできます
使い方消費電力の例時間電気代の目安
脱衣所で着替えの間だけ1,200W15分約9円
トイレで朝の数分600W10分約3円
デスクの足元で仕事中600W4時間約74円
就寝前の寝室900W1時間約28円
リビングの補助として夕方から1,200W3時間約112円

短時間の使用なら、1回あたりの電気代は、数円〜数十円です。
電気ファンヒーターは、短時間・ピンポイントの暖房で、真価を発揮します。

長時間使うと高くなる理由

1日に何時間も、電気ファンヒーターを使い続けると、月の電気代がかさみます。

使い方1か月の電気代の上限目安
1,200Wを1日3時間約3,350円
1,200Wを1日6時間約6,700円
1,200Wを1日10時間約11,200円

※当サイト計算です。
1kWh=31円、30日、連続強運転の場合の目安です。

電気ヒーターは、使った電気のほぼすべてを、熱に変えます。
その分、消費電力が大きく、長時間では高くなります。

電気代を抑える使い方

電気代を減らす工夫です。

工夫効果
暖まったら弱運転に切り替える消費電力が下がる
温度調節機能を使う暖まりすぎを防ぎ、自動で出力が下がる
使う範囲を狭くする脱衣所や足元など、必要な場所だけ暖める
窓の断熱をする熱が逃げにくくなり、暖まるまでの時間が短くなる
サーキュレーターで空気を回す部屋の温度のむらが減る
厚着や、ひざ掛けと併用する設定温度を下げられる
タイマーを使う切り忘れを防ぐ

特に、使う範囲を絞ることは、効果が大きい工夫です。
部屋全体を暖めるのではなく、人がいる場所だけを暖めると、消費電力量が減ります。

石油・エアコンとの電気代の違い

暖房の種類によって、電気代やランニングコストは大きく変わります。

暖房特徴
電気ファンヒーター立ち上がりは早いが、長時間は割高
エアコン電気代を抑えやすいが、立ち上がりに時間がかかる
石油ファンヒーター灯油代と電気代がかかる。運転費は燃料の価格で変わる

エアコンは、電気ヒーターより、少ない電気で同じ熱を作れる仕組みです。
そのため、部屋全体を長時間暖めるなら、エアコンのほうが、経済的な場合が多くなります。

比較の詳細は、セラミックファンヒーターとエアコンの電気代の記事で計算しています。
石油ファンヒーターとの比較は、石油ファンヒーターとエアコンの電気代の記事も、参考になります。

ブレーカーと電気契約の注意

電気ファンヒーターは、消費電力が大きいため、契約アンペアとの関係も大切です。

状況起きること
同時に大きな家電を使う合計が契約アンペアを超え、ブレーカーが落ちる
電子レンジ・ドライヤーとの同時使用大きな電力が重なる
延長コードの使用コードが発熱し、危険

電気ファンヒーターは、壁のコンセントに直接つなぎ、ほかの大きな家電と同時に使うのを避けてください。
延長コードの扱いは、ファンヒーターに延長コードは使えるかの記事で整理しています。

石油ファンヒーターの電気代との違い

石油ファンヒーターも、電気を使いますが、電気ファンヒーターとは桁が違います。

項目電気ファンヒーター石油ファンヒーター
消費電力300〜1,200W程度運転中は十数W程度
主なコスト電気代灯油代
電気代高い非常に小さい

石油ファンヒーターの電気代は、石油ファンヒーターの電気代の記事で整理しています。

電気ファンヒーターを使う時間帯の工夫

電気料金のプランによっては、時間帯で単価が変わります。

プランの例考え方
時間帯別の料金プラン単価の安い時間帯に、予備暖房として使う
一律の料金プラン使う時間そのものを減らす
夜間が安いプラン入浴前の脱衣所を暖めるのに向く

契約しているプランの内容によって、同じ使い方でも、電気代は変わります。
単価が時間帯で異なる場合は、使う時間帯の単価で計算し直してください。

暖房を使う部屋の断熱と電気代

同じ消費電力でも、部屋の断熱の状態で、暖まり方と電気代は変わります。

状態電気代への影響
窓の断熱が不十分熱が逃げ、最大出力が長く続く
すきま風がある暖めた空気が逃げて、暖まりにくい
断熱シートやカーテンを使う暖かさが保たれ、弱運転に早く切り替わる
部屋が小さい早く設定温度に達する

断熱の工夫は、費用が小さいのに、効果が長く続きます。
窓の断熱シートの記事で、効果を高めるコツも整理しています。

よくある質問

Q1. 電気ファンヒーターの1時間の電気代は、いくらですか?

1,200Wなら、1kWhあたり31円で計算して、約37円です。
600Wなら約19円が目安です。

Q2. 1か月つけっぱなしだと、いくらになりますか?

1,200Wを1日6時間使うと、上限の目安で約6,700円です。
温度調節機能がある機種は、これより安くなります。

Q3. 弱運転にすると、電気代はどれくらい安くなりますか?

消費電力が半分になる機種なら、電気代もおよそ半分です。
機種ごとの消費電力の数値で、計算してください。

Q4. 電気代が安い電気ファンヒーターはありますか?

消費電力の小さい機種ほど、電気代は低くなります。
ただし、暖める力も小さくなるため、使う場所に合った出力を選んでください。

Q5. 電気料金の単価は、どこで分かりますか?

検針票や、電力会社の契約ページで確認できます。
単価を置き換えて、この記事の計算式で試算してください。

まとめ

電気ファンヒーターの電気代は、消費電力と使用時間で決まります。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
計算式消費電力(kW)× 時間 × 電力量単価
1,200Wの目安1時間約37円、1日6時間で1か月約6,700円(上限)
実際の電気代温度調節機能で、これより下がることが多い
節約の工夫弱運転、温度調節、使う範囲を絞る、窓の断熱
向く使い方短時間・ピンポイントの補助暖房
長時間の暖房エアコンのほうが経済的なことが多い

まずは、お使いの機種の消費電力と、検針票の電力量単価を調べて、この記事の式で計算してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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