日立のエアコンでクリーンランプがチカチカと点滅していて、掃除のタイミングを知らせているのか、それとも故障なのか判断がつかない。
そんな状況ではないでしょうか。
結論から言うと、クリーンランプの点滅はお掃除の合図ではありません。
日立の案内では、部品が正しく取り付けられていないなど、エアコンが正しく動作できないときのお知らせや警告として説明されています。
ただし、これは「故障が確定した」という意味でもありません。
点滅のスピードによっては、部品を取り付け直すだけで解消するものや、そもそも異常ですらないものも含まれます。
この記事では、クリーン・定期クリーン・洗浄・ミストの各ランプについて、点滅パターン別に何を示しているのかを整理し、自分で確認できる範囲と修理費用の目安までを解説します。
クリーンランプの点滅は「お掃除の合図」ではない
まず押さえておきたいのが、点灯と点滅で意味がまったく変わるという点です。
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 点灯 | 自動で内部の汚れ防止や洗浄を行っている最中。解除せずそのまま使ってよい |
| 点滅 | 部品の取り付け不良など、正しく動作できないときのお知らせや警告 |
つまり、光ったまま変化していないのであれば異常ではありません。
運転が完了すればランプは自然に消えます。
点灯しているとき、エアコンは何をしているのか
クリーンランプが点灯している間に動いている運転は、機種によって次のいずれかです。
所要時間の目安も日立が公開しています。
| 運転の種類 | 運転時間の目安 |
|---|---|
| 内部送風乾燥運転 | 約2時間 |
| フィルター掃除 | 約8〜16分 |
| 室内機凍結洗浄 | 約20〜240分 |
| 室外機凍結洗浄 | 約1時間 |
室内機凍結洗浄は最長で4時間ほどかかることがあります。
「いつまでたってもランプが消えない」と感じる場合でも、点灯であればこの運転中である可能性が高いといえます。
なお、クリーンランプとみはりランプが同時に点灯している場合は、室内機内部のカビ抑制運転が動作している状態です。
運転時間は約1時間から2時間30分ほどです。
凍結洗浄そのものの仕組みについては、日立のエアコン白くまくんの特徴とは?|凍結洗浄の仕組みと選び方で詳しく解説しています。
定期クリーンランプが点灯している場合
定期クリーンランプは、次のいずれかの汚れ予防運転を行っているとき、またはその機能が設定されているときに点灯します。
- 室外機凍結洗浄
- フィルター掃除
- カビバスター
- 定期オートクリーン
- クリーン機能一括設定
これらは季節を問わず動作する場合があります。
点灯であれば異常ではないため、そのままお使いください。
クリーンランプの点滅パターン別に見る意味
クリーンランプの点滅は、回数ではなく点灯と消灯の長さの組み合わせで意味が分かれます。
タイマーランプやみはりランプのように回数を数えるのではなく、リズムを見てください。
先に、掃除機能に関わる4つのランプの点滅パターンを早見表にまとめておきます。
| ランプ | 点滅パターン | 意味 | 自分で解消できるか |
|---|---|---|---|
| クリーン | 4秒点灯・1秒消灯 | 部品の取り付け不良/お掃除ユニット異常 | 可能性あり |
| クリーン | 1秒点灯・1秒消灯 | 凍結洗浄が動作できない条件/前面パネル | 可能性あり |
| クリーン | 1秒点灯・3秒消灯 | 長期間、室内凍結洗浄をしていない | できる(異常ではない) |
| 定期クリーン | 回数で点滅 | 室外機の異常 | できない(すぐ電源を抜く) |
| 洗浄 | 4秒点灯・3秒消灯 | ファン掃除ユニットの異常 | できない |
| 洗浄 | 1秒点灯・1秒消灯を10秒間 | 凍結洗浄が正常に動かない | 可能性あり |
| ミスト | 4秒点灯・1秒消灯/1秒点灯・1秒消灯 | イオンミストユニットのほこり・異常 | 可能性あり |
「自分で解消できる可能性がある」ものが半数以上を占めます。
掃除機能まわりの点滅は、他のランプに比べて自力で対処できる余地が大きいのが特徴です。
ここからはRAS-G22Nを例に、日立が公開している内容を個別に見ていきます。
「4秒点灯・1秒消灯」を繰り返す場合
エアフィルターなどの部品が正しく取り付けられていない可能性があります。
この記事で扱う点滅の中で、自分で解消できる可能性がもっとも高いパターンです。
確認するのは主に次の部品です。
- エアフィルター
- ホコリキャッチャー、ダストボックス
- ワイパー、ワイパーカバー
いずれも、お手入れのために取り外したあと、正しい向き・正しい位置に戻せていないと点滅につながります。
特にダストボックスは、はめ込みが甘いだけで検知されることがあります。
取扱説明書の「お手入れ」のページを見ながら、一度取り外して確実に取り付け直してください。
取り付け直しても点滅が続く場合は、フィルター掃除ユニットが異常のため停止している状態です。
この段階になると自力での対処はできないため、点検を依頼してください。
「1秒点灯・1秒消灯」を繰り返す場合
自動フィルター掃除や室内凍結洗浄が動作できない条件のときに、[凍結洗浄]ボタンを押したことを知らせています。
つまり故障ではなく、いま実行できないという返事にあたります。
動作できない条件は次のとおりです。
- エアコンを運転中である
- 自動フィルター掃除が終了または中止してから、約5分以上経過していない
- 室内凍結洗浄の温度・湿度条件を満たしていない
- 室内凍結洗浄が終了または中止してから、約1時間以上経過していない
エアコンの運転を停止し、しばらく時間を置いてからあらためて操作してみてください。
運転直後に何度もボタンを押していた場合は、この条件に引っかかっているだけの可能性があります。
「1秒点灯・3秒消灯」を繰り返す場合
長期間、室内凍結洗浄をしていないことを知らせています。
これも異常ではありません。
[凍結洗浄]ボタンを押して洗浄を実行すれば解消します。
3つの点滅パターンの中で、唯一これだけが「掃除のお知らせ」に近い性格を持っています。
点滅を見て故障だと思い込んで修理を呼んでしまうのは、もっとももったいないケースです。
機種によって意味が変わる点に注意
ここは重要なので、はっきり書いておきます。
日立の公式サイトでは、クリーンランプの点滅について「機種によってお知らせの内容が異なります」と明記されています。
実際、修理料金の目安一覧では「1秒点灯・1秒消灯」がフロントパネルが閉まっていない状態として区分されており、上で紹介した凍結洗浄の条件とは別の内容になっています。
つまり、同じ点滅パターンでも機種によって指している内容が違います。
| 資料 | 4秒点灯・1秒消灯 | 1秒点灯・1秒消灯 |
|---|---|---|
| よくあるご質問(RAS-G22Nの例) | 部品の取り付け不良 | 凍結洗浄が動作できない条件で操作した |
| 修理料金の目安一覧 | お掃除ユニット異常 | フロントパネルが閉まっていない |
そのため、実際の対応としては次の順序で確認するのが確実です。
- 前面パネルがきちんと閉まっているかを確認する
- エアフィルター、ダストボックス、ワイパー類の取り付けを確認する
- エアコンを停止し、時間を置いてから[凍結洗浄]ボタンを操作してみる
- お使いの機種の取扱説明書「お困りのときは」を確認する
どれも数分で終わる確認ばかりです。
修理を依頼する前に、この4つを一通り試す価値は十分にあります。
定期クリーンランプの点滅はまったく別の話
名前が似ているため混同されがちですが、定期クリーンランプの点滅は掃除機能とは関係なく、室外機の異常を知らせています。
日立の案内では、定期クリーンランプが点滅している場合はすぐに電源プラグを抜き、点検や修理を依頼するよう説明されています。
クリーンランプの点滅とは、対応の緊急度がまったく違います。
| ランプ | 点滅の意味 | 対応 |
|---|---|---|
| クリーンランプ | 部品の取り付け不良、操作条件のお知らせなど | 自分で確認できる範囲がある |
| 定期クリーンランプ | 室外機の異常 | すぐに電源プラグを抜いて点検を依頼する |
定期クリーンランプの点滅は、点滅回数によって内容が分かれます。
みはりランプ・運転ランプと同じ回数表で読み取れるため、詳しくは日立エアコンのみはりランプ点滅|室外機側の不具合と費用の目安をご覧ください。
なお定期クリーンランプは、修理料金の目安一覧で16回点滅まで区分が用意されています。
みはりランプが15回までであるのに対し、こちらだけ範囲が広い点に注意してください。
洗浄ランプの点滅
洗浄ランプは、ファン掃除や凍結洗浄に関する状態を知らせています。
こちらも点滅のスピードで意味が分かれます。
洗浄ランプは、機種によっては停止中に点灯することもあります。
点灯している場合は洗浄の運転中であり、異常ではありません。
日立の上位機種には、熱交換器の奥にあるファンをブラシで自動的に掃除する機能が搭載されています。
ファンを逆回転させて落としたほこりを、熱交換器の汚れとともに洗い流す仕組みです。
この機能はフィルターのお掃除とは別系統で、洗浄ランプはこちらの状態を知らせています。
「4秒点灯・3秒消灯」を繰り返す場合
室内機のファン掃除ユニットが異常のため停止していることを知らせています。
自力での対処はできないため、販売店または修理相談窓口に点検を相談してください。
ファン掃除ユニットは熱交換器の奥にあり、フィルターのように取り外して確認できる部分ではありません。
前面パネルを開けて内部に手を入れたり、ファンを手で回そうとしたりしないでください。
羽根やブラシを破損させると、修理費用がかえって高くつきます。
なお、この点滅が出ていても冷暖房そのものは動く場合があります。
ただしファンの掃除が止まったまま使い続けると、汚れがたまって風量の低下やにおいにつながるため、早めの点検が望ましい状態です。
「1秒点灯・1秒消灯」を10秒間繰り返す場合
凍結洗浄をしようとしたときに、正常に動かないことを知らせています。
クリーンランプの「1秒点灯・1秒消灯」と同じく、条件が整っていないだけの可能性があります。
エアコンの運転を停止し、時間を置いてからあらためて操作してみてください。
それでも改善しない場合は、部品の故障が考えられます。
凍結洗浄が動作しない温度・湿度の条件
クリーンランプと洗浄ランプのどちらにも「凍結洗浄が動作できない」という点滅パターンがあります。
ここでつまずく方が多いのは、操作の問題ではなく、そのときの気温や湿度が条件に合っていないケースが含まれるためです。
日立は製品ページで、凍結洗浄が動作しない条件の例を公開しています。
XKシリーズの場合、次のように案内されています。
| 洗浄の種類 | 動作しないことがある条件 |
|---|---|
| 室内機の凍結洗浄 | 外気温1℃未満、または室内湿度70%以上 |
| 室外機の凍結洗浄 | 室温・外気温が25℃以上 |
つまり、真冬の朝や梅雨時の湿度が高い日には、室内機の凍結洗浄が動かないことがあります。
逆に真夏は、室外機の凍結洗浄が動かない時期にあたります。
条件は機種によって異なるため、お使いの製品の取扱説明書で確認してください。
ただし考え方としては、「凍結洗浄は熱交換器を凍らせて霜を溶かす仕組みなので、凍らせられない温度・湿度では動かせない」と理解しておくと納得しやすくなります。
時期を変えて試すという選択肢
点滅が「動作できない条件」を示しているだけであれば、時間や日をあらためて操作すれば解消します。
- 冷房シーズンの日中に室内機の凍結洗浄を試す
- 湿度が下がる時間帯を選ぶ
- エアコンを停止してから1時間以上あけて操作する
同じ日に何度もボタンを押すより、日を変えて試すほうが確実です。
それでも動かない場合に、はじめて故障を疑ってください。
ミストランプの点滅
ミストランプやミスト空清ランプの点滅は、イオンミスト発生装置にほこりなどが付着していることを知らせています。
まずイオンミストユニットを取り外し、お手入れをして改善するか試してください。
クリーンランプの4秒点灯と並んで、自分で解消できる可能性があるパターンです。
お手入れ後も点滅している場合は、イオンミストユニットに異常が発生しています。
この場合イオンミスト運転はできなくなりますが、日立の案内ではエアコンの他の機能には影響がないと説明されています。
冷房や暖房そのものは使えるため、修理を急ぐかどうかは使用状況に応じて判断できます。
部品を取り付け直すときの手順と注意点
クリーンランプの点滅で最初に試すべき部品の取り付け直しについて、進め方を整理します。
作業前に必ず行うこと
- エアコンの運転を停止する
- 電源プラグを抜く、またはエアコン専用ブレーカーを切る
- 脚立や踏み台を使う場合は、安定した場所に置く
電源を入れたまま前面パネルを開けたり、内部の部品に触れたりしないでください。
お掃除ユニットが突然動作して指をはさむおそれがあります。
確認する順序
- 前面パネル:開けたあと、両端を押さえて確実に閉める。片側だけ浮いていると検知されることがある
- エアフィルター:向きと左右を間違えていないか、レールに正しく収まっているかを確認する
- ダストボックス/ホコリキャッチャー:カチッと音がするまで確実にはめ込む
- ワイパー/ワイパーカバー:外したあと、元の位置に戻せているかを確認する
取り付け直したあとは電源を戻し、点滅が消えるかを確認してください。
消えない場合でも、一度運転してみると解消することがあります。
お掃除ユニットが止まりやすくなる使い方
フィルターお掃除ユニットは、ブラシやワイパーがフィルター上を移動してほこりをかき取り、ダストボックスへ集める仕組みです。
そのため、動く部分にほこりや汚れが絡むと、途中で止まって異常として検知されます。
止まりやすくなる条件には、次のような傾向があります。
| 使用環境 | 起きやすいこと |
|---|---|
| キッチンの近くに設置している | 調理の油煙がほこりと混ざり、粘り気のある汚れになって動きを妨げる |
| ペットを飼っている | 毛がブラシやワイパーに絡みやすい |
| 室内で喫煙している | ヤニがほこりを固着させる |
| ダストボックスを長期間掃除していない | ほこりがあふれて回収できなくなる |
自動お掃除機能付きだから手入れが要らない、というわけではありません。
ダストボックスにたまったほこりの回収は、機種にもよりますが定期的に必要です。
「お掃除機能付きなので5年間一度も開けていない」という状態が、点滅のきっかけになっていることは珍しくありません。
点滅が解消したあとも、シーズンごとに一度は内部を確認する習慣をつけておくと安心です。
なお、フィルターの掃除そのものは点滅の有無にかかわらず2週間に1回程度が目安です。
自動お掃除機能付きの機種でも、ダストボックスにたまったほこりの回収は定期的に必要になります。
細かいほこりまで取れるブラシや、フィンを傷めずに掃除できるクリーナーがあると作業がしやすくなります。
点滅が消えないときの確認順序
ここまでの内容を、実際に手を動かす順番に並べ直します。
上から順に試していけば、修理が必要かどうかの切り分けができます。
| 順番 | やること | これで直る場合 |
|---|---|---|
| 1 | どのランプが点滅しているかを確認する | 定期クリーンランプなら以降は行わず、電源プラグを抜いて点検依頼 |
| 2 | 点灯か点滅かを30秒見て確かめる | 点灯なら異常ではない |
| 3 | 点滅のリズム(何秒光って何秒消えるか)を確認する | パターンによって対応が変わる |
| 4 | 前面パネルを開け直し、確実に閉める | 片側が浮いていただけのケース |
| 5 | エアフィルター・ダストボックス・ワイパー類を取り付け直す | 取り付け不良のケース |
| 6 | エアコンを停止し、1時間以上あけて凍結洗浄を操作する | 動作条件を満たしていなかったケース |
| 7 | 電源プラグを抜き、1分待ってから戻す | 一時的な誤検知のケース |
| 8 | 取扱説明書「お困りのときは」で機種固有の内容を確認する | 機種によって意味が違うケース |
ここまで試しても点滅が続く場合は、部品側の異常が濃厚です。
試した内容を業者に伝えると、診断の手間が省けて対応が早くなります。
なお、次の状態が見られる場合は、上の手順を試さずただちに使用を中止してください。
- 焦げくさいにおいがする、煙が出ている
- 電源プラグやコンセントが熱い、変色している
- ブレーカーが繰り返し落ちる
修理費用の目安
取り付け直しでも解消しない場合の費用感を整理します。
金額は技術料・部品代・出張料を合計した目安で、税込です。
| 症状 | 交換部品 | 通常設置の場合 | 高所設置・天吊り等の場合 |
|---|---|---|---|
| クリーンランプ 4秒点灯・1秒消灯 | フィルタお掃除ユニット | 49,000円〜64,000円前後 | 66,000円〜81,000円前後 |
| クリーンランプ 1秒点灯・1秒消灯 | 室内メイン基板 | 40,000円〜45,000円前後 | 47,000円〜62,000円前後 |
| ミストランプ 4秒点灯・1秒消灯 | イオンミストユニット | 46,000円〜61,000円前後 | 64,000円〜79,000円前後 |
| ミストランプ 1秒点灯・1秒消灯 | イオンミストユニット | 46,000円〜61,000円前後 | 64,000円〜79,000円前後 |
| 定期クリーンランプ 点滅 | 室外基板ほか | 40,000円〜55,000円前後 | 58,000円〜72,000円前後 |
室内機が高所に設置されている場合は、いずれも2万円前後高くなります。
設置場所によってここまで差が出る点は、見積もりを取る前に知っておいたほうがよい部分です。
なお洗浄ランプについては、修理料金の目安一覧に独立した項目がありません。
ファン掃除ユニットに関わる内容のため、フィルタお掃除ユニットに近い水準を想定しておくとよいでしょう。
前提として押さえておきたい点も整理します。
- 出張料は3,850円(税込)
- 訪問して見積もりを出した結果、修理をキャンセルした場合は診断料と出張料の合計5,830円(税込)が必要
- 販売店経由で依頼した場合の料金は販売店への確認が必要
修理を急ぐべきか、待てるか
掃除機能に関わる部品の異常は、冷暖房の主機能とは系統が異なります。
そのため、緊急度は症状によって変わります。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 定期クリーンランプの点滅 | 室外機の異常。すぐに電源プラグを抜いて点検を依頼する |
| クリーンランプ・洗浄ランプの点滅で冷暖房も止まっている | 早めに点検を依頼する |
| ミストランプの点滅のみで冷暖房は正常 | 他の機能に影響しないため、急ぐ必要はない |
| 取り付け直しで解消した | 修理は不要。定期的なお手入れを続ける |
フィルターお掃除ユニットの交換は5万円を超えることもあるため、使用年数が10年に近い場合は買い替えとの比較も視野に入ります。
日立のルームエアコンの補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後10年とされており、これを過ぎると部品の供給が難しくなります。
なお、タイマーランプが18回点滅している場合も、同じお掃除ユニットの異常を示しています。
詳しくは日立エアコンのタイマーランプ点滅|回数別の意味と修理の判断をご覧ください。
ランプ全体の体系を把握したい場合は日立エアコンのランプ点滅一覧|白くまくんの点滅回数でわかる不具合が参考になります。
よくある質問
Q. クリーンランプが点滅しているのは、掃除の時期を知らせているのですか?
いいえ、違います。
日立の案内では、クリーンや定期クリーンのランプの点滅はお掃除の合図ではなく、部品が正しく取り付けられていないなど、エアコンが正しく動作できないときのお知らせや警告として説明されています。
ただし例外として、1秒点灯・3秒消灯を繰り返すパターンは、長期間室内凍結洗浄をしていないことを知らせるものです。
これは異常ではなく、凍結洗浄ボタンを押して実行すれば解消します。
一方、点灯している場合は自動でお手入れの運転を行っている最中で、こちらも異常ではありません。
Q. フィルターを掃除して戻したら点滅し始めました。
部品の取り付けが正しくできていない可能性が高い状態です。
エアフィルターの向きや左右、ダストボックスのはめ込み、ワイパーカバーの位置を順に確認してください。
前面パネルも、片側だけ浮いていると検知されることがあります。
作業の前には必ずエアコンを停止し、電源プラグを抜くか専用ブレーカーを切ってください。
取り付け直しても点滅が続く場合は、フィルター掃除ユニット自体の異常が考えられるため、点検を依頼してください。
Q. クリーンランプと定期クリーンランプで、点滅の意味は同じですか?
まったく異なります。
クリーンランプの点滅は掃除機能まわりのお知らせで、部品を取り付け直せば解消することがあります。
一方、定期クリーンランプの点滅は室外機の異常を示しており、日立の案内ではすぐに電源プラグを抜いて点検や修理を依頼するよう説明されています。
名前が似ているため混同されやすいのですが、対応の緊急度がまったく違います。
どちらのランプが点滅しているかを、まず正確に確認してください。
Q. ミストランプが点滅していますが、冷房は使えます。修理は必要ですか?
日立の案内では、イオンミストユニットに異常がある場合でもイオンミスト運転ができなくなるだけで、エアコンの他の機能には影響がないと説明されています。
そのため、冷房や暖房が問題なく使えているのであれば、修理を急ぐ必要はありません。
まずはイオンミストユニットを取り外してお手入れをし、改善するか試してみてください。
お手入れで解消しない場合の交換費用は46,000円〜61,000円前後が目安となるため、機能の使用頻度と照らして判断するとよいでしょう。
Q. 凍結洗浄ボタンを押しても動かず、ランプが点滅します。
動作できない条件に当てはまっている可能性があります。
エアコンを運転中である、自動フィルター掃除が終了または中止してから約5分以上経過していない、室内凍結洗浄の温度・湿度条件を満たしていない、室内凍結洗浄が終了または中止してから約1時間以上経過していない、といった場合は実行できません。
まずエアコンの運転を停止し、しばらく時間を置いてからあらためて操作してみてください。
それでも動かない場合は、部品の故障が考えられるため点検を依頼してください。
まとめ
日立のクリーンランプの点滅は、お掃除の合図ではなく、正しく動作できないときのお知らせです。
ただし内容によっては、数分の確認で解消するものも含まれています。
- 点灯であれば異常ではない。自動でお手入れの運転をしている最中
- クリーンランプの点滅は、点滅回数ではなく点灯・消灯の長さで意味が分かれる
- 4秒点灯・1秒消灯は部品の取り付け不良の可能性があり、自分で確認できる
- 1秒点灯・3秒消灯は故障ではなく、凍結洗浄を実行すれば解消する
- 同じ点滅パターンでも機種によって意味が変わるため、取扱説明書もあわせて確認する
- 定期クリーンランプの点滅は室外機の異常。すぐに電源プラグを抜いて点検を依頼する
- 凍結洗浄は温度・湿度の条件を満たさないと動かないため、日を変えて試す価値がある
- 作業前は必ず運転を停止し、電源プラグを抜くかブレーカーを切る
まずはどのランプが点滅しているのかを正確に確認してください。
クリーンランプであれば、修理を呼ぶ前に試せることがいくつも残っています。

