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パナソニック洗濯機のU13とは?脱水できない片寄りの直し方

パナソニック洗濯機のU13・脱水できない片寄りの直し方を解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

脱水が始まったと思ったら水が入ってすすぎに戻り、何度か繰り返したあとにU13が表示されて止まった。
特に毛布やバスマットを洗ったときに起きやすいと感じていませんか。
U13は、パナソニックの洗濯機で衣類の片寄りなどにより脱水できない状態を知らせるエラーです。
多くは洗濯物の入れ方を変えることで解消できます。
この記事では、U13が出る仕組み、自分でできる対処の順番、修理が必要なケースの見分け方を解説します。

目次

パナソニック洗濯機のU13は「片寄りで脱水できない」を知らせるエラー

U13は、洗濯物が片寄っていて脱水の高速回転に移れない状態を知らせるエラーです。
片寄ったまま高速回転すると大きな振動が起き、洗濯機に負担がかかります。
そのため洗濯機は、給水とすすぎを自動で行って衣類の位置を変える「補正運転」を行います。

タテ型洗濯機では、補正運転を連続して3回行っても片寄りが改善しないと、脱水を止めてU13を表示します。
脱水中にすすぎへ戻る動きは、この補正運転によるものです。

📎 出典:Panasonic よくあるご質問「【タテ型洗濯機】エラー表示「U13(脱水できない)」が出たら」

U13が出る仕組み:脱水前の補正運転

脱水は、洗濯物を槽の内側に均等に張り付かせた状態で高速に回すことで、遠心力によって水を飛ばす工程です。
洗濯物が一か所に固まっていると、回転の重心がずれて洗濯機が大きく揺れ、本体が動いたり、脱水の回転を上げられなかったりします。
そのため洗濯機は、脱水を始める前に槽を軽く回して偏りを調べ、偏っていれば給水やすすぎを行って洗濯物の位置を変えます。
これが補正運転で、タテ型では3回続けても偏りが解消されないとU13を表示して止まります。
脱水中にすすぎへ戻ったように見える動きは、この補正運転が働いている状態です。

偏りが起きやすい条件理由
大物を1枚だけ洗う重さが一方向に集まりやすい
洗濯ネットに大物を入れるネットの中で塊になりやすい
厚手の物を詰め込む広がらずに固まりやすい
水を含みにくい素材浮いて位置が偏りやすい
排水の流れが悪い水が残って回転のバランスが崩れる

偏り以外に、本体のガタつきや排水の流れの悪さも脱水を妨げる要因になります。
洗濯物を入れ直しても改善しないときは、設置と排水もあわせて確認してください。

U13が出る主な原因

片寄り以外にも、脱水を妨げる要因がいくつかあります。

原因具体的な状況
衣類の片寄り洗濯物が一か所に固まっている・絡まっている
大物や厚手の衣類を単独で洗った毛布・バスマット・ジーンズ1本だけなど
大物や厚手の衣類を詰め込みすぎた容量ぎりぎりまで厚手の物を入れた
大物を洗濯ネットに入れたネットの中で塊になりやすい
排水の流れが悪い排水口や排水ホースの詰まり
本体のガタつき・傾き脚の高さが合っていない・床がたわんでいる

パナソニックはドラム式洗濯機について、衣類の片寄り以外にも、排水の流れが悪い場合や本体にガタつきがある場合は脱水できないことがあるとしています。

📎 出典:Panasonic よくあるご質問「【ドラム式洗濯機】エラー表示「U13」が出る・すすぎから進まず脱水できないときは」

U13が出たときの対処手順

次の内容を上から順に確認してください。

  1. 電源を切ってドアやふたを開け、洗濯物の塊をほぐして均等に広げる
  2. 大物を単独で洗っている場合は、ほかの洗濯物を2〜3枚追加する
  3. 厚手の物が多い場合は、量を減らして分けて洗う
  4. デリケートな衣類以外は、洗濯ネットから出す
  5. 排水口や排水ホースの詰まり・折れがないか確認する
  6. 本体を四隅から軽く押し、ガタつきがあれば脚の高さを調整する

確認後、脱水だけのコースで再度運転してみましょう。
改善しない場合は、電源プラグを抜いて5秒以上待ってから差し込み、運転を試してください。

大物は「単独」より「少し足す」ほうが回りやすい

バスマット1枚や毛布1枚だけを洗うと、重さが一方向に偏りやすくなります。
パナソニックは、単独で洗う場合は他の洗濯物を2〜3枚追加するよう案内しています。
タオルなど水を吸いやすい物を加えると、重さが分散してバランスが取りやすくなります。
ただし、洗濯機で洗えるかどうかは取扱説明書と洗濯表示で必ず確認してください。

ドラム式は「脱水の立ち上がり」を調整できる

ドラム式洗濯機の一部機種では、脱水の立ち上がりを強めに設定すると、脱水への移行がスムーズになりエラーが出にくくなる場合があります。
ただし、設定を変えると振動や運転音が大きくなる点に注意が必要です。
設定方法は機種によって異なるため、取扱説明書かパナソニックの公式FAQで品番を選んで確認してください。

修理が必要なケースの見分け方

片寄りや設置を直してもU13が出続ける場合は、本体側の不具合が考えられます。

状況考えられること
洗濯物を減らして均等にしても毎回U13が出る振動の検知や駆動部の不具合
脱水時の音や揺れが以前より明らかに大きい本体を支える部品の劣化
排水口や設置を確認しても改善しない内部の詰まりや部品の故障
U13のあとにHから始まるエラーが出た故障の可能性が高い

脱水時の揺れを検知する部品に異常がある場合は、H12など故障を示すエラーが表示されることもあります。
U13への対処を繰り返しても改善しない場合は、販売店かパナソニックの修理窓口に点検を依頼してください。
依頼の際は、品番、洗っていた物、すすぎに戻る動きの有無を伝えるとスムーズです。

📎 出典:Panasonic 洗濯機・衣類乾燥機 サポート

大きく揺れた状態で脱水を繰り返すと、本体が動いてホースが外れることがあります。
揺れが収まらないときは運転を止め、床に水が漏れていないか確認してください。

他製品のエラーコードとは別体系

パナソニックはエアコンや給湯機などでも英字と数字のエラーコードを使っていますが、同じ番号でも製品ごとに意味は異なります。
エアコンはパナソニックエアコンのエラーコード一覧|F・Hから始まる全コードを解説、給湯機はパナソニック エコキュート エラーコード一覧、食洗機はパナソニックの食洗機H21エラーの原因と自分でできる直し方で、それぞれのコードを整理しています。

状況別:U13が出たときの対処早見表

U13が表示される場面はさまざまです。
よくある状況ごとに、最初に行うことと、それでも解消しないときの次の一手をまとめました。

よくある状況まず行うこと解消しないとき
毛布を1枚だけ洗ったほかの洗濯物を2〜3枚足して入れ直す量を減らし、脱水のみで運転する
バスマットを洗った広げて槽の内側に沿わせて入れ直す洗えるかを洗濯表示で確認する
洗濯物が片側に固まっているほぐして均等に広げる電源を入れ直してから脱水のみで運転
脱水とすすぎを繰り返している補正運転なのでしばらく様子を見る3回続けて止まったら入れ直す
引っ越しの後から出るようになった本体の水平とガタつきを確認する脚の高さを調整する
排水がいつもより遅い排水口と排水ホースを確認する詰まりを取り除いてから脱水

すぐに使用を中止したほうがよいサイン

U13自体は利用者が対処できる表示ですが、次のような状態が一緒に見られる場合は、対処を続けずに使用を中止してください。

  • 脱水中に本体が大きく移動する
  • 給水ホースや排水ホースが外れて水が漏れている
  • 洗濯機から焦げ臭さや異音がする
  • U13のあとにHから始まるエラーが表示される

床が濡れているときは、電源プラグに触れる前に水を拭き取り、乾いた手で操作してください。

U13でよくある勘違いと関連コード

U13は利用者が対処できる表示ですが、思い込みで対処を誤ると、解消までに時間がかかったり、別のトラブルを招いたりすることがあります。

よくある思い込み実際のところ
洗濯物を減らせば必ず脱水できる量よりも、槽の中で均等に広がっているかが重要
洗濯ネットに入れたほうが傷まないので安心大物をネットに入れると塊になり、かえって偏りやすい
揺れが大きいのは脱水の勢いのせい設置の傾きや部品の劣化が原因のこともある
U13が出る機種は脱水が弱い洗濯物の入れ方で解消することが多い表示

U13と一緒に確認したいコード

コード内容U13との関係
H12洗濯槽の振れ検知の異常とされる入れ直しても繰り返すときに疑われる故障
U11排水できない排水不良は脱水が進まない原因になる
U19排水の流れが悪く脱水時に負荷(タテ型)排水の遅さに関わるお知らせ
H51モーター・ドラムへの過負荷とされる偏りによる負荷が大きいときに関わるコード

U13を繰り返さないための習慣

U13は、洗濯物の入れ方を少し変えるだけで出にくくなります。

タイミングやること
洗濯物を入れるとき大物は広げ、小物と組み合わせて重さを分散させる
大物を洗う日単独で洗わず、タオルなどを2〜3枚足す
ネットを使うとき大物は避け、デリケートな小物中心にする
月に1回程度本体の四隅を押してガタつきがないか確認する
定期的に排水口と排水ホースを掃除して流れを保つ

洗濯機置き場の床が柔らかい住宅では、時間の経過とともに脚が沈んで傾くことがあります。
揺れが大きくなってきたと感じたら、水平の確認からやり直してみてください。
また、同じ量でも洗濯物の種類によって偏りやすさは変わります。
ジーンズやバスタオルのように水を含むと重くなる物は、同じ日にまとめて洗うと重さが一方に集まりやすくなります。
薄手の衣類と組み合わせて洗うと、槽の中で重さが分散し、脱水がスムーズに進みやすくなります。
時間に余裕がある日は、大物と普段着を分けて2回に分けて洗うのも有効です。

修理を依頼する前に準備しておくこと

対処を試してもU13が繰り返し表示される場合は、本体の点検が必要です。
申し込みの前に次の情報をそろえておくと、電話やWebでの手続きが短時間で終わります。

準備するもの確認する場所・ポイント
品番本体の側面や背面、ふた(ドア)の周辺に貼られた銘板、保証書、取扱説明書
購入時期・保証の状況レシート、保証書、販売店の延長保証の書類
症状のメモU13が出た工程、試した対処と結果、表示の頻度
設置状況排水口や給水栓の位置、本体を動かす必要があるか

見積もりを受け取ったら、技術料・部品代・出張料の内訳と、修理をしない場合にかかる費用を確認しておくと安心です。
購入から年数が経っている場合は、修理と買い替えのどちらが合うかも、あわせて相談してみてください。

よくある質問

Q. 脱水中にすすぎに戻るのは故障ですか?

故障ではないことが多いです。洗濯物が片寄っていると、洗濯機は給水とすすぎを自動で行い、衣類の位置を変える補正運転を行います。タテ型では、補正運転を3回続けても片寄りが改善しないとU13が表示されます。洗濯物をほぐして均等に入れ直し、再度脱水を試してください。

Q. 毛布を洗うとU13が出やすいのはなぜですか?

毛布のように水を含むと重くなる大物は、一か所に偏りやすく、脱水時のバランスが崩れやすいためです。単独で洗う場合は、ほかの洗濯物を2〜3枚追加すると重さが分散しやすくなります。洗濯ネットに入れると塊になりやすいので、ネットの使用も見直してみてください。

Q. U13は排水の詰まりでも出ますか?

パナソニックは、衣類の片寄り以外にも、排水の流れが悪い場合は脱水できないことがあるとしています。排水口にゴミがたまっていないか、排水ホースが本体の下でつぶれたり折れたりしていないかを確認してください。排水の問題が大きい場合は、排水できないことを知らせるU11が表示されることもあります。

Q. 脱水の立ち上がり設定はどの機種でも変えられますか?

脱水の立ち上がりを調整できるのは、ドラム式洗濯機の一部機種です。設定を強めにすると脱水への移行がスムーズになる一方、振動や運転音が大きくなります。対応の有無や操作方法は機種によって異なるため、取扱説明書やパナソニックの公式FAQで品番を選んで確認してください。

Q. 何をしてもU13が消えない場合はどうすればいいですか?

洗濯物の入れ方、排水、本体のガタつきを確認し、電源プラグを5秒以上抜いてから運転しても改善しない場合は、本体側の不具合が考えられます。脱水時の揺れや音が以前より大きい場合も部品の劣化が疑われます。販売店かパナソニックの修理窓口に、品番と症状を伝えて点検を依頼してください。

まとめ

U13は、衣類の片寄りなどで脱水の高速回転に移れないことを知らせるエラーです。

  • まずは洗濯物をほぐし、均等に入れ直す
  • 大物は単独で洗わず、2〜3枚ほかの物を足す
  • 排水の流れと本体のガタつきも確認する
  • 対処しても毎回出る場合は点検を依頼する

入れ方を少し変えるだけで解消することが多いので、慌てずに順番に試してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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