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パーパス給湯暖房機のエラーコード一覧|末尾で分かる止まった機能

パーパス給湯暖房機のエラーコード一覧と末尾で分かる止まった機能を示すサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

シャワーは普通に使えるのに、床暖房だけ動かない。
逆に、暖房は効いているのにお湯がぬるい。
給湯暖房機では、こうした「一部だけ使えない」という状態がよく起こります。

理由は単純で、1台の機器が給湯・ふろ・暖房という3つの系統を同時に担っているからです。
そして、どの系統で異常が起きたかはエラー番号の末尾を見れば分かります。
この記事では、その読み方から機能別の一覧、機種構成による挙動の違いまでを整理します。

目次

末尾を見れば止まった機能が分かる

パーパスのエラー番号には、末尾の数字が部位を示すという規則があります。

末尾系統
1給湯側
2ふろ側
3暖房側

📎 出典:パーパス株式会社「ガス機器エラー番号一覧」

この規則は番号の内容を問わず共通しています。

内容給湯ふろ暖房
点火不良111112113
失火121122123
燃焼ファン異常611612613
排気リサイクル901902903
燃焼改善異常991992993

「床暖房だけ動かない」という状況で末尾が3の番号が出ていれば、症状と番号が一致しているということです。
逆に給湯が使えないのに末尾3の番号だけが出ている場合は、別の原因も併発している可能性があります。

暖房専用の熱源機(GDシリーズ)では末尾が3で統一されますが、給湯暖房機は3系統すべてを担うため、1・2・3のいずれも表示されます。

エラーコード一覧

公式の一覧で確認できる主な番号を、内容ごとに整理します。

点火・燃焼に関するもの

番号内容
103能力ダウン警告表示
113・123暖房側の点火不良・失火
130室内CO異常
390・393サーモカップル異常/フレームロッド異常
900給排気閉塞検出
901・903排気リサイクル
990・991・993燃焼改善異常

温度センサーに関するもの

番号内容
302ふろ入・出サーミスタの誤配線
313・323暖房系サーミスタの断線・短絡
332・333ソーラー戻り・暖房系サーミスタ
342・343注湯温・暖房系サーミスタ
350サーミスタ関連の異常

水位・漏水に関するもの

番号内容
043タンク水位不足
170補給水電磁弁異常/プレート熱交漏水異常
433水位センサー異常

弁・ポンプに関するもの

番号内容
502ふろ熱動弁/二方弁の異常
513・543・563ガス電磁弁・切替弁・バイパス弁
610・611・613燃焼ファン異常
623・632・640暖房ポンプ・ふろポンプ・ドレンポンプ
650・651・652高温分配弁・水制御弁
660・661・663ミキシング弁・調整弁

中和器・基板・通信に関するもの

番号内容
290ドレン排水に関わるポンプの故障
920・930中和器の寿命(警告・燃焼停止)
703・713・723電装基板・駆動回路・擬似炎検出
760・762・763・767各ユニットとの通信異常
912取付配管の異常

機種によって搭載されている機能が異なるため、すべての番号がどの機器でも出るわけではありません。
型番に対応する取扱説明書もあわせて確認してください。

2缶3水と1缶3水では挙動が違う

給湯暖房機には、内部の構成が異なる2つのタイプがあります。
これを知っておくと、故障ではない現象を切り分けられます。

構成内部の作り同時使用時の挙動
2缶3水給湯用と暖房用に燃焼室が分かれている給湯と暖房を同時に使える
1缶3水ひとつの燃焼室で給湯と暖房を兼ねる同時使用時は給湯が優先される

1缶3水タイプでは、シャワーを使っている間だけ暖房が一時的に止まることがあります。
これは仕様であって故障ではありません。
シャワーを止めれば暖房が再開します。

「お風呂に入っているあいだ床暖房が冷えていく」と感じる場合は、まずお使いの機器がどちらのタイプかを確認してください。
エラー番号が表示されていなければ、正常に動作している可能性が高くなります。

床暖房や浴室乾燥機を接続している場合

暖房端末を接続していると、端末側に関する番号も表示されます。

番号内容
034床温異常(誤配管)
035多系統選択異常
165端末の誤接続

これらは使用中に自然に出る番号ではなく、設置や配管の作業が関わっています。
リフォームで床暖房を導入した直後、系統を増設した直後に出た場合は、施工した業者に配管と接続の確認を依頼してください。
メーカーの修理を呼んでも、機器側に異常が見つからないことがあります。

暖房回路の水位は段階的に進む

給湯暖房機でも、暖房回路は給湯とは別の閉じた循環系です。
同じ水が循環し続けるため、本来は減りません。

番号段階
173少量の漏れを検知した
043減った結果、水位が下がった
203水がないまま燃焼しようとして止まった

203が出ている状態で運転を繰り返すと、熱交換器が過熱して損傷するおそれがあります。
なお暖房回路から漏れても水道メーターは回らないため、水道代が変わっていないことは漏れていない根拠になりません。

修理と交換の判断

状況現実的な選択
給湯だけ使えて暖房が動かない末尾3の番号を確認。暖房側の不具合
シャワー使用中だけ暖房が止まる1缶3水の仕様。番号が出ていなければ正常
リフォームや床工事の直後に出た施工業者に配管側の確認を依頼
末尾1・2・3の番号が同時に出ている共通部分の不具合。基板側の可能性
使用年数10年以上で繰り返す交換を検討

給湯暖房機は給湯器より部品点数が多く、修理費用も幅が広くなります。
末尾の異なる番号が同時に出ている場合は、系統をまたぐ共通部分に原因がある可能性が高く、基板交換など費用のかさむ修理になりやすいと考えてください。

修理見積もりが本体交換費用の半分を超えるようなら、交換を優先したほうが総額で有利になりやすいという考え方があります。
交換時期の考え方は給湯器の寿命は何年?交換時期の目安と見逃されがちなサインで整理しています。
給湯側の点火不良についてはパーパス 給湯器 エラーコード111とは?ガスが出ないときの原因と判断基準で解説しています。
他社での番号の体系はパロマ給湯器のエラーコード一覧も参考になります。

よくある質問

Q. お湯は出るのに床暖房だけ効きません。給湯器の故障ですか。

A. 給湯暖房機は1台で3系統を担っているため、暖房側だけが止まることがあります。まず表示されている番号の末尾を確認してください。3であれば暖房側の不具合で、症状と一致しています。番号が出ていない場合は、暖房端末のリモコンが運転になっているか、1缶3水タイプで給湯優先が働いていないかを確認してください。

Q. シャワーを使うと床暖房が止まります。故障でしょうか。

A. 1缶3水タイプであれば仕様です。ひとつの燃焼室で給湯と暖房を兼ねているため、同時使用時は給湯が優先されます。シャワーを止めれば暖房が再開します。エラー番号が表示されていなければ、正常に動作している状態です。同時使用を重視するのであれば、次の交換時に2缶3水タイプを検討する選択肢があります。

Q. 末尾が1の番号と3の番号が同時に出ています。

A. 系統をまたぐ共通部分に原因がある可能性があります。給湯暖房機では、基板や給排気、ガス供給といった部分を複数の系統で共有しています。共有部分に不具合があると、複数の系統で同時に番号が出ます。この場合は部品交換の範囲が広がり費用がかさみやすいため、修理見積もりを取ったうえで本体交換と比較して判断してください。

Q. 034が出ました。床暖房を入れたばかりです。

A. 床温異常は誤配管を示す番号で、設置や配管の作業が関わっています。使っているうちに勝手に配管が入れ替わることはないため、工事直後であれば施工が原因と考えるのが自然です。メーカーの修理窓口より先に、床暖房を施工した業者に連絡してください。配管の接続を正しく直せば解消します。

Q. 暖房回路の水が減っていると言われましたが、水道代は変わっていません。

A. 暖房回路は閉じた循環系なので、そこから漏れても水道メーターは回りません。水道代が変わらないまま、暖房回路の水だけが減っていきます。そのため水道代は漏れの有無を判断する材料になりません。床や壁に湿った箇所や変色がないかを確認したうえで、点検を依頼してください。床下や壁の中を通る部分は目視できないため、気づきにくいのが特徴です。

まとめ

パーパスの給湯暖房機は、1台で給湯・ふろ・暖房の3系統を担う機器です。
エラー番号の末尾が系統を示しており、1が給湯、2がふろ、3が暖房です。
「床暖房だけ動かない」という症状で末尾3の番号が出ていれば、症状と番号が一致しています。

内部の構成には2缶3水と1缶3水があり、1缶3水では同時使用時に給湯が優先されます。
シャワー使用中に暖房が止まるのは仕様であり、番号が出ていなければ故障ではありません。

床暖房や浴室乾燥機を接続している場合、034や035といった配管や接続に関する番号が出ることがあります。
これらは工事が関わるため、施工した業者への連絡が早道です。
末尾の異なる番号が同時に出ている場合は、系統をまたぐ共通部分の不具合が疑われます。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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