MENU

パーパスの床暖房・浴室乾燥機エラーとは?|314・324の読み分け

パーパスの床暖房・浴室乾燥機のエラー314・324の読み分けを示すサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

床暖房が効かない、浴室乾燥機が動かない。
給湯器のリモコンに314や324が表示されているけれど、一覧を見ても意味がはっきりしない。

実はこの2つの番号には、接続している端末によって意味が変わるという特徴があります。
床暖房を接続しているのか、浴室乾燥機を接続しているのかで、見るべき場所が違ってきます。
この記事では、端末ごとの番号の読み分けから、工事が関わる番号の見分け方までを整理します。

目次

端末側の異常も本体のリモコンに出る

給湯暖房機では、床暖房や浴室乾燥機といった暖房端末を接続して制御します。
このとき、端末側で起きた異常も、給湯器本体のリモコンに番号として表示されます。

そのため、表示された番号が本体の不具合を示しているとは限りません。
床暖房のコントローラや浴室乾燥機のセンサーが原因のこともあります。
どちらなのかを見分けることが、修理の依頼先を決める第一歩になります。

314・324は接続先で意味が変わる

このグループでもっとも注意が必要な点です。

番号床暖房を接続している場合浴室乾燥機を接続している場合
314床温サーミスタの断線・短絡室温サーミスタの断線・短絡
324室温サーミスタの断線・短絡入水温サーミスタの断線・短絡

📎 出典:パーパス株式会社「ガス機器エラー番号一覧」

同じ314でも、床暖房なら床の温度、浴室乾燥機なら室温を測るセンサーを指しています。
番号だけを調べて対処しようとすると、まったく違う場所を確認することになります。

両方を接続している住宅では、どちらの端末が動かないかを先に確認してください。
床暖房が効かないのか、浴室乾燥機が動かないのかで、どちらの解釈を取るかが決まります。

床暖房を接続している場合の番号

番号内容処置
034床温異常誤配管(床暖房のコントローラと配管が一致していない)
035多系統選択異常多系統の設定を確認
314床温サーミスタの断線・短絡修理を依頼
324室温サーミスタの断線・短絡修理を依頼

034と035は、公式の処置が修理の依頼ではありません。
配管や設定の確認を求める番号です。

とくに034は、床暖房のコントローラと実際の配管の対応がずれていることを示します。
複数の系統がある住宅では、どの配管がどの部屋につながっているかの対応が重要になります。

浴室乾燥機を接続している場合の番号

番号内容
007入水温の高温異常
017入水温の低温異常
027入水温異常
314室温サーミスタの断線・短絡
324入水温サーミスタの断線・短絡
364湿度センサー異常
624循環ファン異常
914自動試運転アラーム(温水配管の逆配管)

364の湿度センサーは浴室乾燥機特有の部品です。
衣類乾燥の終了判定などに使われるため、これが異常だと乾燥が止まらない、あるいは早く止まるといった症状につながります。

624の循環ファンは、温風を送り出す部品です。
運転しても風が出ない、異音がするといった症状で表示されます。

誤配管を示す番号が3つある

このグループの大きな特徴は、配管の接続ミスを示す番号が複数あることです。

番号処置欄の内容
034誤配管(床暖房のコントローラと配管が一致していない)
914温水配管の逆配管
970アラームが発生した端末の誤配管

いずれも公式の処置が「修理を依頼」ではなく、配管の確認となっています。

配管は使っているうちに勝手に入れ替わるものではありません。
つまりこれらの番号が出るのは、設置や増設、リフォームで配管を触った直後に限られます。

心当たりがあるのは次のような場面です。

  • 給湯暖房機を新しく設置した直後
  • 床暖房や浴室乾燥機を増設した直後
  • リフォームで床材や配管を触った直後
  • 系統を追加・変更した直後

この場合、連絡先はメーカーの修理窓口より先に、工事を行った業者になります。
メーカーの修理を呼んでも、機器側に異常は見つかりません。

自分で確認できること

インテリ端末の番号は、端末と配管に関わるものが中心です。
確認できる範囲は限られます。

  1. どの端末が動かないか(床暖房か、浴室乾燥機か、特定の部屋だけか)
  2. 端末側のリモコンが運転になっているか
  3. 直前に設置、増設、リフォームなどの作業がなかったか
  4. 複数系統がある場合、動かないのは一部か全部か
  5. 表示されている番号をすべて控える

1番と4番は原因の切り分けに直結します。
特定の部屋だけ温まらないのであれば、その系統の配管や設定が疑われます。

本体や端末のカバーを外して配管や基板を確認する作業は行わないでください。
高電圧の回路とガスの経路が同じ空間にあり、感電やガス漏れの危険があります。

修理と交換の判断

状況現実的な選択
034・914・970が出た施工業者に配管の確認を依頼
035が出た多系統の設定を施工業者に確認
314・324・364・624が出た端末側の修理を依頼
007・017・027が出た修理を依頼
給湯や入浴には支障がない緊急性は低い。冬季前に手配
使用年数10年以上で繰り返す端末と機器の両方で交換を検討

床暖房や浴室乾燥機が使えなくても、給湯や入浴には支障が出ないことがほとんどです。
そのため後回しにしがちですが、冬季に入ってから気づくと修理の依頼が集中する時期と重なります。
秋のうちに一度運転して確認しておくと安心です。

端末側の部品は給湯器本体とは別に供給されており、交換の判断も別になります。
機器本体は問題なくても端末だけ寿命を迎えている、という状況もあり得ます。
交換時期の考え方は給湯器の寿命は何年?交換時期の目安と見逃されがちなサインで整理しています。
給湯側の点火不良についてはパーパス 給湯器 エラーコード111とは?ガスが出ないときの原因と判断基準で解説しています。
他社での番号の体系はパロマ給湯器のエラーコード一覧も参考になります。

よくある質問

Q. 314が出ましたが、床暖房と浴室乾燥機の両方を使っています。

A. どちらの端末が動いていないかを先に確認してください。床暖房が効かないのであれば床温サーミスタ、浴室乾燥機が動かないのであれば室温サーミスタを指しています。同じ番号でも接続先によって意味が変わるため、症状と組み合わせて判断する必要があります。修理を依頼するときは、番号とあわせてどの端末が動かないかを伝えてください。

Q. 034が出ました。床暖房を増設したばかりです。

A. 誤配管の可能性が高い状態です。公式の処置も、床暖房のコントローラと配管が一致していないことの確認となっています。配管は使っているうちに勝手に入れ替わらないため、増設の直後であれば施工が原因と考えるのが自然です。メーカーの修理窓口より先に、工事を行った業者に連絡してください。配管の対応を正しく直せば解消します。

Q. 浴室乾燥機の乾燥が終わりません。364が出ています。

A. 湿度センサーの異常です。浴室乾燥機は湿度を見て乾燥の進み具合を判断しているため、センサーが機能しないと終了の判定ができなくなります。乾燥が止まらない、逆に早く止まってしまうといった症状につながります。センサーの交換が必要になるため、修理を依頼してください。それまでは運転時間をタイマーで区切る使い方で対応できます。

Q. 一部屋だけ床暖房が効きません。番号は出ていません。

A. 番号が出ていない場合、その系統の設定や配管、あるいは端末側のバルブが疑われます。多系統の住宅では、部屋ごとに運転の設定が分かれていることがあります。まず該当する部屋の設定が運転になっているかを確認してください。設定に問題がないのに温まらない場合は、その系統の配管に原因がある可能性があるため、施工業者に相談してください。

Q. 970という番号を見ましたが、一覧で見つかりません。

A. 970は試運転時に表示される番号で、アラームが発生した端末の誤配管を示します。通常の使用中に出るものではなく、設置や増設のあとの試運転で表示されます。034や914と同じく配管の接続を確認する番号なので、工事を行った業者に連絡してください。利用者が自分で対処できる範囲ではありません。

まとめ

パーパスの給湯暖房機では、床暖房や浴室乾燥機といった端末側の異常も本体のリモコンに番号で表示されます。
そのため、表示された番号が本体の不具合を示しているとは限りません。

とくに314と324は、接続している端末によって意味が変わります。
床暖房なら314が床温、324が室温のサーミスタ。
浴室乾燥機なら314が室温、324が入水温のサーミスタです。
どの端末が動かないかを先に確認してから、番号を解釈してください。

034・914・970は配管の接続ミスを示す番号で、公式の処置も修理ではなく配管の確認となっています。
設置や増設、リフォームの直後に出るものなので、工事を行った業者に連絡するのが早道です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次