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パーパスのソラモ・ソラージュ|CTUシリーズのエラー番号

パーパスのソラモ・ソラージュ、CTUシリーズのエラー番号を示すサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに003や009が表示されている。
給湯器のエラー一覧を調べても、該当する説明が見当たらない。

ソラモ・ソラージュは、太陽熱と貯湯タンクを組み合わせたシステムです。
一般的な給湯器とは構成が違うため、このシステムにしかない番号が存在します。
そしてその中には、修理を呼ばずに対処できるものが含まれています。
この記事では、番号の意味と対処できる範囲を整理します。

目次

ソラモ・ソラージュは太陽熱と貯湯タンクの組み合わせ

CTU-GHSシリーズ・CTU-Sシリーズは、屋根などに設置した集熱器で太陽熱を集め、温めたお湯を貯湯タンクにためるシステムです。

太陽熱だけでは足りない場合や、日照がない時間帯にはガスで補います。
そのため集熱器、貯湯タンク、ガスの燃焼部という3つの要素が組み合わさっており、それぞれに対応する番号があります。

一般的な給湯器のように「ガスで温めて送るだけ」という構成ではないため、番号の読み方も変わってきます。

水張りに関する番号が2つある

このシステムでとくに押さえておきたいのが、水張りに関する番号です。

番号内容公式の処置
003貯湯タンク水張り未完了貯湯タンクの水張り処理
009集熱動作異常集熱器の水張り処理

📎 出典:パーパス株式会社「ガス機器エラー番号一覧」

どちらも処置欄が「修理を依頼」ではなく、水張り処理となっています。
つまり、部品の故障ではなく水が満たされていない状態を示しています。

003は貯湯タンク側、009は集熱器側と、対象が分かれている点にも注目してください。
番号を見れば、どちらに水を入れる必要があるかが分かります。

水張りが必要になるのは、次のような場面です。

  • システムを設置した直後
  • 長期間使わず、水抜きをしたままにしていた
  • 凍結防止のために水抜きを行ったあと
  • 断水や水道工事のあとで、配管に空気が入った

手順は機種によって異なるため、取扱説明書を確認するか、設置した業者に問い合わせてください。
屋根上の集熱器に関わる作業は高所での作業になるため、自分で行わず業者に依頼してください。

番号一覧

公式の一覧で確認できる主な番号は次のとおりです。

番号内容処置
002ふろ試運転異常ガス供給なし、または残り湯ありで試運転した場合
003貯湯タンク水張り未完了貯湯タンクの水張り処理
009集熱動作異常集熱器の水張り処理
011給湯連続燃焼異常停止給湯を1時間連続使用した場合の警告
030ガス種選択異常修理を依頼
032自動注湯時間異常修理を依頼
035多系統選択異常設定の確認
039「強制水」設定になっている修理を依頼
049集熱回路漏水異常修理を依頼
100燃焼改善異常警告修理を依頼
111給湯点火不良ガス供給の確認
113暖房・ふろ点火不良ガス供給の確認
121給湯失火ガス供給の確認

機種によって搭載されている機能が異なるため、すべての番号がどの機器でも出るわけではありません。

他機種と意味が異なる番号がある

同じ番号でも、機器の構成によって内容が変わるものがあります。

とくに113は、このシステムでは「暖房・ふろ点火不良」とされています。
一般的な給湯暖房機では、112がふろ側、113が暖房側と分かれていますが、ここでは暖房とふろがまとめて扱われています。

また002は、ガス供給がない状態や残り湯がある状態で試運転を行った場合に出る番号です。
設置時の試運転に関わるもので、日常の使用では出ません。
残り湯を抜いてから試運転を行えば解消します。

番号を調べるときは、必ず自分の機器の型番に対応する一覧を確認してください。
他機種の一覧をそのまま当てはめると、違う部位を確認することになります。

集熱回路の漏水(049)

049は集熱回路の漏水を示す番号です。

集熱回路は屋根の集熱器から貯湯タンクまでを結ぶ配管で、屋外を通っています。
そのため漏水していても目視で気づきにくく、屋根上や壁の中で進行していることがあります。

この番号が出た場合、確認するのは給湯器本体ではありません。
太陽熱設備の施工業者に、集熱器と配管の点検を依頼してください。
凍結による配管の破損が原因のこともあるため、寒冷地や寒波のあとはとくに注意が必要です。

業者の分担を確認しておく

このシステムで迷いやすいのが、どこに連絡すればよいかという点です。

対象主な連絡先
集熱器、屋根上の配管、貯湯タンク太陽熱設備の施工業者
ガス燃焼部、点火、リモコンガス機器の業者
水張り処理設置した業者

番号を見れば、どちらの範囲かがおおよそ判断できます。
003・009・049は太陽熱側、030・100・111・121はガス側です。

設置時の書類を確認して、それぞれの連絡先を控えておくと、トラブル時に慌てずに済みます。
点火系の番号についてはパーパス 給湯器 エラーコード111とは?ガスが出ないときの原因と判断基準で解説しています。

自分で確認できること

  1. 表示されている番号を正確に控える
  2. お湯は出るか、温度は上がるかを確認する
  3. 長期間の不在や水抜きがなかったか振り返る
  4. 設置や工事の直後ではないか確認する
  5. 晴れているのに温まらないか(集熱側の可能性)

屋根上の集熱器を自分で確認しようとしないでください。
高所での作業になり、転落の危険があります。
また貯湯タンクの内部や配管を触る作業も、専門の知識が必要です。

修理と交換の判断

状況現実的な選択
003・009が出た水張り処理。設置業者に依頼
049が出た太陽熱設備の施工業者に点検を依頼
030・111・121が出たガス機器の業者に相談
晴れているのに温まらず番号が出ていない集熱器の汚れや配管の保温を確認
使用年数10年以上で繰り返すシステム全体で交換を検討

太陽熱を利用するシステムは、集熱器、貯湯タンク、ガス機器のそれぞれに寿命があります。
ガス機器だけを交換しても、集熱側が劣化していれば太陽熱の効果は戻りません。
逆に集熱側が健全であれば、ガス機器だけの交換で使い続けられることもあります。

それぞれの設置年を確認したうえで判断してください。
交換時期の考え方は給湯器の寿命は何年?交換時期の目安と見逃されがちなサインで整理しています。
他社での番号の体系はパロマ給湯器のエラーコード一覧も参考になります。

よくある質問

Q. 003が出ました。水張りは自分でできますか。

A. 手順は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。貯湯タンク側の水張りであれば、操作でできる機種もあります。ただし集熱器側(009)は屋根上の設備に関わるため、自分で行わず業者に依頼してください。高所での作業になり危険です。どちらの番号が出ているかで、対応できる範囲が変わります。

Q. 長期間留守にしていたら003と009が両方出ました。

A. 水抜きをしたまま長期間使っていなかった場合に起こります。貯湯タンクと集熱器の両方で水が満たされていない状態です。設置した業者に連絡して、水張り処理を依頼してください。故障ではないため、水張りを行えば復帰することがほとんどです。長期の不在が予定されている場合は、事前に業者へ運用方法を確認しておくと安心です。

Q. 晴れているのにお湯が温まりません。番号は出ていません。

A. 番号が出ていない場合、集熱器の汚れや配管の保温の劣化が考えられます。屋根の集熱器にほこりや落ち葉が積もっていると、集熱の効率が落ちます。また配管の保温材が劣化していると、せっかく温めた熱が途中で逃げてしまいます。いずれも太陽熱設備の施工業者の範囲です。設置時の書類で連絡先を確認してください。

Q. 113が出ましたが、暖房もふろも使っていません。

A. このシステムでは113が暖房とふろの両方の点火不良を示します。一般的な給湯暖房機では112がふろ、113が暖房と分かれていますが、機器の構成によってまとめられている場合があります。ガスが届いていない可能性があるため、他のガス機器が使えるか、ガスメーターが遮断していないかを確認してください。ガスに問題がなければ修理を依頼してください。

Q. 049が出ました。屋根に上がって確認したほうがよいですか。

A. 上がらないでください。屋根上での作業は転落の危険があり、集熱器や配管を傷つけるおそれもあります。049は集熱回路の漏水を示す番号なので、太陽熱設備の施工業者に点検を依頼してください。とくに寒波のあとであれば、凍結による配管の破損が疑われます。放置すると漏水が続くため、早めに連絡してください。

まとめ

パーパスのソラモ・ソラージュ(CTUシリーズ)は、太陽熱と貯湯タンクを組み合わせたシステムです。
集熱器、貯湯タンク、ガスの燃焼部という3つの要素があるため、一般的な給湯器にはない番号が存在します。

003と009は水張りに関する番号で、公式の処置も修理の依頼ではありません。
003は貯湯タンク側、009は集熱器側と対象が分かれています。
ただし集熱器は屋根上の設備なので、自分で作業せず業者に依頼してください。

049は集熱回路の漏水で、太陽熱設備の施工業者の範囲になります。
番号を見れば太陽熱側かガス側かがおおよそ判断できるため、設置時の書類でそれぞれの連絡先を控えておくと、トラブル時に慌てずに済みます。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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