「家中ウルトラファインバブルは、どの方式で、どこに付けるのが合っているの?」「給湯器や水道管、水栓の違いが分からない」と、選択肢が多くて迷っていませんか。
家で泡を使う方法は、水道管に取り付ける方式、給湯器に内蔵された方式、蛇口やシャワーごとに付ける方式に分かれ、泡が届く範囲と費用が大きく違います。
この記事では、メーカーの発表と公式ページで確認できた範囲で、方式ごとの泡が届く範囲、価格、工事の要否、公開されている根拠を同じ軸で比べます。
読み終えるころには、自分の住まいと目的に合う方式を絞り込めるようになります。
結論|「どこまで泡を届けたいか」と「工事ができるか」で方式が決まる
結論から言うと、方式の選び方は、泡を届けたい範囲(水道全体か、お湯だけか、1か所か)と、工事ができる住まいかどうかで整理できます。
| 方式 | 泡が届く範囲 | 工事 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|
| 水道管・元栓に取り付け | 水道を使う場所すべて | 配管工事あり | 約20万円台〜60万円台 |
| 給湯器・エコキュート内蔵 | お湯を使う場所(機種により浴槽のみ) | 機器の交換 | 機種により大きく異なる |
| 水栓・シャワー・ホース | 取り付けた1か所 | 不要〜簡単な交換 | 数千円〜数十万円 |
どの方式が一番よい、ということはなく、目的と住まいに合わせて選ぶ形になります。
方式1|水道管・元栓に取り付ける
水道の入口に装置を入れて、家の水栓すべてに泡入りの水を届ける方式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品の例 | リファ SUIGEN、UFB DUAL、BUBBLE LAB HOME ONE |
| 泡が届く範囲 | 水道を使う場所すべて(冷水・温水とも) |
| 電源 | UFB DUAL、BUBBLE LAB HOME ONEは外部電源が不要とされている |
| 価格 | SUIGENは371,800円〜638,000円(税込)。施工会社のパックは208,000円〜228,000円(税込、標準取付工事込み) |
| 向いている人 | 戸建てで、家全体に泡を届けたい人 |
メリットは、蛇口ごとに製品を買い替えなくて済み、泡が届く範囲が広いことです。
デメリットは、配管の工事が必要で、費用が大きくなることと、賃貸や集合住宅では許可や条件の確認が必要なことです。
BUBBLE LAB HOME ONEは、水圧の損失が最大で20%未満とされています。
他の製品の水圧への影響は、確認できた資料にありませんでした。
📎 出典:BUBBLE LAB HOME ONE FBIA製品認証取得のお知らせ(PR TIMES)
方式2|給湯器・エコキュートに内蔵
給湯器の内部で泡を作り、お湯の配管がつながる場所に届ける方式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品の例 | リンナイ、パロマ(ガス)、パナソニック、コロナ(エコキュート) |
| 泡が届く範囲 | ガス給湯器は、お湯の配管がつながる場所。エコキュートは、シリーズによって給湯配管、ふろ配管、浴槽のみと異なる |
| 注意 | 冷水側(水道の冷たい水)には届かない |
| 価格 | ガス給湯器は、パロマの対応機種で施工店の工事費込み総額の例が約22万〜25万円(リモコン込み)。エコキュートは機種により大きく異なる |
| 向いている人 | 給湯器の交換時期が近い人 |
給湯器の方式は、お湯側にしか泡が届かない点が、水道管の方式との大きな違いです。
キッチンで冷たい水を使う場面や、洗濯の水には、泡が届かない可能性があります。
詳しい比較は、給湯器のメーカーごとに、公式の発表を確認してください。
方式3|水栓・シャワー・ホースなど個別
蛇口、シャワーヘッド、洗濯ホースなどに、泡の発生装置を付ける方式です。
| 製品の例 | 確認できた価格 | 泡が届く範囲 |
|---|---|---|
| タカギ mini Neo Bubble(蛇口直結型浄水器) | 6,980円(税込) | 浄水器を付けた蛇口 |
| タカギ 洗濯機用バブル給水ホース | 6,600円(税込) | 洗濯の水 |
| リファ ファインバブル フォーセット バス | 184,800円〜280,500円(税込) | 浴室の水栓とシャワー |
| 三栄 キッチン水栓(ファインバブル付)K87121ET6JV-13 | 72,616円(工事パック込み・税込)。取扱終了の表示あり | キッチンの水栓 |
メリットは、必要な場所だけに導入でき、費用が小さく始められることです。
デメリットは、泡が届くのが取り付けた1か所だけで、家中をまとめて対応したい場合は、製品が増えることです。
公開されている根拠を比べる
泡の数や測定条件の公開状況は、製品によって違います。
| 製品 | 泡の数・粒径 | 測定条件 |
|---|---|---|
| BUBBLE LAB HOME ONE | 平均約3,398万個/mL、平均約0.176μm | 公開(超純水、25℃、30L/分など) |
| タカギ mini Neo Bubble | 通水後約1,560万個/mL(原水は約510万個/mL)、平均約0.37μm | 公開(NanoSight LM10、22.8℃、8.0L/分など) |
| リファ SUIGEN | 確認できたページに記載なし | 記載なし |
| UFB DUAL | 1μm未満。個数の記載なし | 記載なし |
個数と測定条件が書かれていても、それは泡の発生量を示すもので、効果の大きさを保証するものではない点に注意してください。
測定した水、機器、流量が違うため、製品間でそのまま個数を比べることはできません。
住まいの条件別の考え方
| 住まい・状況 | 考え方 |
|---|---|
| 戸建て・持ち家 | 水道管の方式が候補になる。工事の実績と保証を確認 |
| 給湯器の交換時期 | 対応機種を候補にし、お湯側のみの範囲を理解する |
| 賃貸 | 配管工事は許可が必要。蛇口・シャワー・ホースなど個別の方式から検討 |
| まず試したい | シャワーヘッドや洗濯ホースなど、費用の小さい個別の製品 |
賃貸や集合住宅の場合の確認点は、別の観点が必要です。
水道管に装置を入れる工事は、貸主や管理会社の許可、管理規約の確認が前提になります。
水道管への導入については、水道管に導入するメリットとやり方でも整理しています。
効果の考え方は、科学的根拠と正しい効果・選び方をご覧ください。
購入前の注意点は、デメリット7つと後悔しない選び方にまとめています。
まとめ
家中ウルトラファインバブルの方式は、水道管に取り付ける方式、給湯器に内蔵する方式、水栓やシャワーなど個別の方式の3つに整理できます。
泡が届く範囲は、水道管の方式が最も広く、給湯器の方式はお湯側のみ、個別の方式は取り付けた1か所です。
価格と工事の要否も大きく違うため、泡を届けたい範囲と住まいの条件で選びましょう。
迷ったときは、費用の小さい個別の製品で試してから、検討する進め方もあります。
よくある質問
Q1. 家中タイプと給湯器内蔵タイプの違いは何ですか?
泡が届く範囲が違います。
水道管に取り付ける家中タイプは、冷水・温水とも泡入りになるとされています。
給湯器内蔵タイプは、お湯を使う場所に泡が届きますが、冷水側には届きません。
エコキュートは、シリーズによって、給湯配管、ふろ配管、浴槽のみと異なります。
Q2. どの方式が一番おすすめですか?
一概には言えません。
戸建てで家全体に届けたいなら水道管の方式、給湯器の交換時期が近いなら対応機種、まず試したいなら個別の製品、というように、目的と住まいで変わります。
どの方式でも、効果は特定条件下の試験結果であり、期待しすぎないことが大切です。
Q3. 賃貸でも導入できる方式はありますか?
蛇口に付ける浄水器、シャワーヘッド、洗濯ホースなど、配管工事が不要な個別の製品が候補になります。
水道管に装置を入れる方式は、貸主や管理会社の許可が必要になることが考えられます。
導入前に、契約内容と管理会社への確認をおすすめします。
Q4. 泡の数が多い製品を選べばよいですか?
そうとは限りません。
泡の数は、測定した水や機器、流量で変わり、製品間でそのまま比べられません。
ファインバブル産業会のガイドラインでも、個数の多さだけで効果に直接関係するかのように示すことは禁止されています。
測定条件が公開されているかを、確認の目安にしてください。
Q5. 複数の方式を組み合わせてもよいですか?
組み合わせること自体は可能ですが、効果が足し算になるかを示す情報は、確認できた資料にありませんでした。
たとえば水道管の方式を入れた家に、さらにシャワーヘッドの泡を足す必要があるかは、製品ごとの説明を確認してください。

