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パロマ ガスコンロの部品故障を示すエラーコード|対処と交換の目安

パロマのガスコンロで部品故障を示すエラーコードと、対処・交換の目安を伝えるサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

コンロの表示部に見慣れない数字が点滅し、操作をやり直しても消えない。
待っても、電池を替えても、同じ数字が出てくる。
パロマのエラーコードには、安全装置が働いたことを知らせる表示と、部品の故障を知らせる表示の2種類があります。
前者は原因を取り除けば使い続けられますが、後者は使う側で解消できません。
この記事では、部品故障を示すコードをまとめて整理し、修理を呼ぶ前にできること、使い続けてはいけない理由、そして修理と交換の判断基準を解説します。

目次

部品の故障を示すコード

パロマのビルトインコンロで、部品や電子部品の故障として案内されているのは次の番号です。

表示内容の目安
34・35天板の表示部まわりの温度センサーの異常
50・51・79・80・81バルブ・モーター・電磁弁の故障
53・70・71・72・73基板などの電子部品の故障
60冷却ファンの故障
76電子部品間の通信エラー

番号は分かれていますが、利用者側の対応はすべて同じです。
どの番号であっても、ガス栓を閉めて修理を依頼するという結論に変わりはありません。

番号の違いは、修理する側が原因を絞り込むための情報です。
そのため、受付で「何番が表示されたか」を正確に伝えることに意味があります。

なお、これらの番号の割り当ては機種によって異なります。
パロマは全シリーズ共通のエラーコード一覧を公開していないため、お手元の取扱説明書に載っていない番号が表示されることもあります。
その場合の対応は公式に定められており、取扱説明書に記載のないエラーコードが表示されたときは、使用を中止しガス栓を閉めたうえで点検・修理を依頼するのが正しい手順です。

📎 出典:パロマ ビルトインコンロ 取扱説明書(PD-809WS/PD-809WSB)

安全装置が働いた表示との見分け方

まず確認すべきは、その表示が本当に故障を示すものかどうかです。

種類番号の例見分け方
安全装置の作動00・02・03・12・22原因に心当たりがあり、対処すれば復帰する
部品の故障34・35・50番台・53・60・70番台・76心当たりがなく、何度やり直しても消えない

判断の軸は「表示が出た理由に心当たりがあるか」です。
揚げ物をしていた、吹きこぼした、長時間つけっぱなしにしていた、という心当たりがあれば安全装置の作動です。
何もしていないのに出る、朝一番の冷えた状態でも出る、という場合は故障を疑います。

表示の読み方や安全装置側のコードについてはパロマ ビルトインコンロのエラーコード一覧|表示の読み方と対処にまとめています。

修理を呼ぶ前にできること

部品故障の表示でも、出張費を払う前に試す価値のある手順があります。
一時的な誤検知であれば、これで解消することがあります。

1|操作をやり直す

まず操作ボタンをすべて消火の位置に戻し、数分おいてから改めて操作してください。
特に通信エラーや冷却ファン系の表示は、一度動作をリセットすると復帰する場合があります。

このとき、続けて何度も操作を繰り返さないでください。
点火しない状態で操作を重ねると、バーナー周囲に未燃焼のガスがたまります。

2|乾電池を新品にする

次に、新品の単1形アルカリ乾電池2個に交換します。
電圧が下がると電子部品の動作が不安定になり、正常な部品でも異常と判定されることがあります。

  • 2個とも同じ銘柄の新品にそろえる
  • マンガン乾電池や充電池は使わない
  • 買い置きで使用推奨期限を過ぎた電池は避ける
  • 電池ケース内の汚れや水気を拭き取る

1年以上交換していない場合は、これだけで解消することも珍しくありません。
交換後、改めて操作して同じ表示が出るかを確認してください。

3|それでも消えなければ

ガス栓を閉めて、修理を依頼してください。
公式の取扱説明書でも、部品や電子部品が故障している場合は使用を中止しガス栓を閉めたうえで、購入した販売店またはパロマへ連絡するよう案内されています。

本体カバーや操作部を外して内部を確認する、部品を分解するといった対応は避けてください。
公式にも、改造や分解は絶対に行わないよう記載されています。
不完全燃焼やガス漏れの原因になり、保証の対象外になる可能性もあります。

だましだまし使ってはいけない理由

火がつく状態であれば、「表示は出るが使えるから」と続けたくなります。
しかし、部品故障の表示が出ている機器には2つの問題があります。

ひとつは、どの部品が壊れているか利用者には分からないことです。
温度センサーや過熱防止装置は、油の発火や異常過熱を防ぐための安全装置そのものです。
その系統に異常があれば、安全装置を外して調理しているのと変わりません。

もうひとつは、燃焼そのものに影響する可能性です。
バルブや電磁弁はガスの流量を制御する部品なので、その異常は炎の状態に直結します。
炎が赤い、ススが付く、異臭がするといった症状が出た場合は、不完全燃焼による一酸化炭素中毒のおそれがあります。
その場合は使用を中止し、換気をしたうえで点検を依頼してください。

点検までのあいだにどうしても調理が必要な場合でも、油を使う調理と、その場を離れる調理は避けてください。

修理と交換の判断

パロマの取扱説明書には、この機器の設計上の標準使用期間は10年であり、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後5年間と記載されています。
公式のよくあるご質問でも、テーブルコンロ・ビルトインコンロの補修用性能部品は製造終了後5年間、BL認定品のみ10年間と説明されています。

ここは他サイトが「10年」と書いていることが多い部分ですが、パロマの公式表記は5年です。
標準使用期間の10年に達する前に、部品が手に入らなくなることがあり得ます。

使用年数判断の目安
7年未満修理で対応できる可能性が高い
7〜10年修理費と部品供給を確認したうえで判断
10年以上交換を前提に検討
別々の箇所で故障が続いている経年劣化が進んでいるため交換を検討
部品供給が終了している修理不可のため交換

パロマ公式のよくあるご質問では、使用年数の目安はテーブルコンロで5〜7年程度、ビルトインコンロで7〜10年程度とされており、7年を経過している場合は買い替えの検討も勧められています。
長期使用による経年劣化が原因の場合、複数箇所が同時に傷んでいることがあり、修理が高額になったり困難になったりする点も理由として挙げられています。

📎 出典:ガスコンロ|よくあるご質問|お客様サポート|Paloma

修理費用は部品代・作業費・出張費の合計で決まります。
基板の交換が必要な場合は、センサー単体の交換より高くなる傾向があります。
実際の金額は点検後の見積もりで確認してください。

判断に迷う場合は、点検の段階で「この機種の部品はあと何年供給されるか」を確認しておくと見通しが立ちます。
製造年月は、操作部パネルを開いた正面に貼られた銘板で確認できます。
「19・05−123456」のような表記であれば、2019年5月製造という意味です。

修理を依頼するときに伝えること

パロマ公式の取扱説明書では、点検・修理を依頼する際に次の内容を伝えるよう案内されています。

  1. 品名・器具名(銘板表示のもの)
  2. 現象(できるだけ詳しく)
  3. 購入日・ガス種
  4. 住所・氏名・電話番号
  5. 訪問希望日

これに加えて、エラーコードと発生部位の表示を伝えることが求められています。
パロマの表示は15分後に消灯するため、2桁の番号と一緒に点滅している1桁の数字は、気づいた時点で控えておいてください。

あわせて、次の情報があると原因の特定が早くなります。

  • 表示が出る前に何をしていたか
  • 乾電池を交換しても再現するか
  • 冷えた状態でも表示されるか
  • 直前に大量の吹きこぼれや水濡れがなかったか
  • 炎の色や音に変化があるか

修理受付はパロマサービスコールセンター(0120-193-860)で24時間受け付けています。
賃貸住宅や集合住宅の場合は、先に管理会社や大家さんに連絡するのが原則です。
備え付けの設備は、費用負担の扱いが契約によって変わるためです。

なお、センサー系の故障を示す31や32・33については、それぞれパロマ ガスコンロのエラー31|温度センサー故障が出たときの判断とパロマ ガスコンロのエラー32・33|グリルのセンサー故障の判断で個別に解説しています。

よくある質問

Q1. エラーが出ていても火はつきます。すぐ修理しなければいけませんか。

部品故障を示す表示が出ている場合は、どの部品に異常があるかを利用者側で判断できません。
温度センサーや過熱防止装置の系統であれば、安全装置が働かない状態で調理していることになります。
公式の案内も使用の中止です。
点検までのあいだは、油を使う調理と、その場を離れる調理を避けてください。
炎が赤い、ススが付く、異臭がするといった症状がある場合は、ただちに使用をやめてください。

Q2. 電池を交換したらエラーが消えました。修理は不要ですか。

しばらく様子を見て再発しなければ、そのまま使用して差し支えありません。
乾電池の電圧低下で電子部品の動作が不安定になり、一時的に異常と判定されることがあります。
ただし、数日から数週間で同じ表示が出る場合は、部品側の異常が進行している可能性があります。
また、新品の電池が1年を待たずに消耗する場合も、機器側の異常が疑われます。
いずれの場合も点検を依頼してください。

Q3. 取扱説明書に載っていない番号が表示されました。

公式に対応が定められています。
使用を中止し、ガス栓を閉めたうえで、購入した販売店またはパロマへ点検・修理を依頼してください。
自己判断で操作を繰り返して使い続けることは避けてください。
連絡の際は、表示された数字と発生部位、そして表示が出たときの状況を伝えるとスムーズです。
パロマは全シリーズ共通の一覧を公開していないため、機種によって番号の割り当てが異なります。

Q4. 修理費用はどれくらいかかりますか。

部品代・作業費・出張費の合計になり、交換する部品や地域、施工条件によって幅があります。
基板の交換が必要な場合は、センサー単体の交換より高くなる傾向があります。
金額を確定できるのは点検後の見積もりの段階です。
なお、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後5年間とされているため、古い機種では部品が確保できず修理不可となる場合があります。
点検を依頼する際に、部品の供給状況もあわせて確認しておくと判断しやすくなります。

Q5. 何度も違う番号のエラーが出ます。買い替えたほうがよいですか。

別々の箇所で故障が続いている場合は、交換を検討する段階です。
長期使用による経年劣化が原因のとき、複数の部品が同時に傷んでいることがあり、1か所を直しても次の不具合が出やすくなります。
使用年数が7年を超えている場合は、修理費の合計が買い替え費用に近づくことも少なくありません。
点検の際に、他に劣化している箇所がないかもあわせて確認してもらってください。

まとめ

パロマのガスコンロで、34・35・50・51・53・60・70番台・76・79・80・81といった番号が表示された場合、いずれも部品や電子部品の故障を示します。
番号は分かれていますが、利用者側の対応はすべて同じです。

安全装置の作動と部品故障を見分ける軸は、表示が出た理由に心当たりがあるかどうかです。
何もしていないのに出る、冷えた状態でも出る、何度やり直しても消えないという場合は故障を疑ってください。

また修理を呼ぶ前に、操作のやり直しと新品の単1形アルカリ乾電池への交換を試してください。
電圧低下による一時的な誤検知であれば、これで解消することがあります。

それでも消えない場合は、ガス栓を閉めて修理を依頼します。
火がつくからといって使い続けることは避けるようにしましょう。
どの部品に異常があるかは利用者側では判断できず、安全装置の系統である可能性があります。

修理か交換かは使用年数と部品の供給状況で判断します。
補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後5年間のため、標準使用期間の10年に達する前に部品が手に入らなくなることもあります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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