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コロナ暖房ボイラーのエラー18・24|基板故障とデータエラー

コロナ暖房ボイラーのエラー18・24について、基板故障とデータエラーを示したサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

コロナ暖房ボイラーのエラー18と24。
どちらも機器の制御基板にかかわる表示ですが、この2つは読者が置かれる状況がまったく違います。
18は機器が全停止するため、暖房が使えなくなってすぐ気づきます。
一方の24は運転を続けられるため、表示が出たまま何日も、ときには何シーズンも放置されることがあります。
そして厄介なことに、放置しやすい24のほうに時間的な制約があります。
この記事では、2つの表示の意味と、基板が担っている役割、そして24を放置してはいけない理由を整理します。

目次

2つの表示の違い

まず内容を確認します。

表示内容運転の可否
18本体基板の故障全停止
24基板サーミスタの故障・データエラー運転可能

いずれも点検または修理が必要とされています。
違いは、暖房が使えるかどうかです。

📎 出典:株式会社コロナ|暖房ボイラー エラーサイン一覧

なお、17にも本体基板の故障が含まれます。
17は凍結予防サーミスタの故障との両方を含む表示のため、どちらが原因かは点検で切り分けることになります。

本体基板は機器の頭脳

基板という言葉はよく聞きますが、暖房ボイラーの中で何をしているのかは意外と知られていません。

機器の各所にあるセンサーは、温度や状態の情報を集めているだけです。
その情報を受け取り、どう動くかを決めているのが本体基板です。

基板が判断していること内容
燃焼の開始・停止予熱が済んだか、着火してよいか
燃焼の強さどれだけ燃やすか
循環ポンプの動作いつ回すか、止めるか
安全装置の監視異常が起きていないか
凍結予防の作動気温に応じた動作
エラーの表示どの番号を出すか

つまり基板は、集まった情報をもとに機器全体を動かしている中枢にあたります。
ここが正常に働かなければ、他の部品が無事でも機器としては成立しません。

エラー表示そのものを出しているのも基板です。
基板の故障を基板自身が検知して表示するという構造になっているため、状態によっては表示が不安定になることもあります。

エラー18|本体基板の故障

基板そのものに異常が生じた状態です。
全停止するため、暖房は使えません。

使用者側で復帰させる手段はありません。
電源を入れ直して一時的に動くことがあっても、原因は残ったままです。

取扱説明書では、処置をせずに何度もリセットを繰り返すと火災や事故の原因になると明記されています。
基板は安全装置の監視も担っているため、この部分が不安定な状態で燃焼させるのは避けるべきです。

エラー24|運転できるのに連絡が必要な理由

こちらが本題です。

24は基板サーミスタの故障やデータエラーを示す表示で、暖房そのものは使い続けられます。
そのため「動いているし、暖かいから大丈夫」と判断されがちです。

しかし、取扱説明書ではこの表示が出たら早めに連絡するよう案内されています。
そのまま使い続けると、修理ができなくなる場合があるとされているためです。

運転できる表示は一覧の中に4つあります。

表示内容急ぎ度の考え方
給油灯油残量の低下給油すれば解消する
24基板サーミスタ・データエラー早めの連絡が案内されている
88点検時期のお知らせ故障ではない。点検の検討
H4中和器の寿命交換の手配が必要

同じ「運転可能」でも、意味はまったく違います。
88は故障ではない案内ですが、24は基板にかかわる異常です。
運転できるかどうかと、急ぐべきかどうかは別の話だということになります。

88の扱いはコロナ暖房ボイラーの88表示|点検時期のお知らせと消灯の考え方、H4についてはコロナ暖房ボイラーのH3・H4・U9|中和器とドレン回路の異常で解説しています。

基板に異常が起きる背景

基板は電子部品の集まりであり、次のような要因の影響を受けます。

要因内容
過電圧落雷の影響などによる電気的な負荷
水分・結露内部への水の侵入、湿気の影響
経年劣化部品やはんだ付け部分の劣化
高温機器内部の異常な温度上昇
小動物配線や基板周辺への侵入
振動接続部のゆるみ

このうち、使用者側で意識できるのが落雷への対応です。
落雷のおそれがあるときは、過電圧で電子部品を損傷することがあるため電源プラグを抜いておくことが推奨されています。

ただし、雷が去ったあとは忘れずに差し戻してください。
暖房を使わない時期でも、凍結予防の動作を働かせるため電源は差したままにしておくのが基本です。

使用者が確認してよい範囲

基板は機器内部にあり、分解が必要な部位です。

確認すること

  • 表示されている番号(18か24か)
  • 本体の型番と設置年
  • いつから表示が出ているか
  • 直前に落雷や停電がなかったか
  • 運転の様子に変化がないか

やらないこと

  • 外装を外して基板を見る
  • 配線や端子に触れる
  • 表示が出るたびに運転操作を繰り返す
  • 24が出たまま長期間使い続ける

最後の項目は、この記事でもっとも強調したい点です。
運転できてしまうぶん、後回しにされやすい表示だからです。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

連絡するときに伝える情報

基板にかかわる修理は費用の水準が変わりやすいため、最初の連絡で情報をそろえておくと見通しが立ちます。

  1. 表示された番号
  2. 型番と設置年
  3. 表示が出始めた時期
  4. 落雷や停電の直後だったか
  5. 暖房の動作に変化があるか
  6. これまでの修理歴

4番目は原因の推定に役立ちます。
雷の翌日から表示が出るようになった、という情報は具体的な手がかりになります。

📎 出典:株式会社コロナ|取扱説明書のダウンロード

修理か交換かの判断

基板の交換は、部品の中でも費用の水準が高くなりやすい部類です。
そのため、機器の年数によっては交換と比較する場面になります。

判断の軸は次のとおりです。

  1. 設置からの年数(設計上の標準使用期間は10年)
  2. 補修用性能部品の保有期間(製造打ち切り後7年が目安)
  3. 修理費用と交換費用の差
  4. 他の部品の状態

設置から10年前後が経過している機器では、基板を交換しても他の部位が続けて不具合を起こす可能性があります。
一方、設置からまだ年数が浅い機器であれば、基板交換で長く使い続けられます。

金額を判断材料にするなら、症状と型番を伝えて見積もりを取り、あわせて交換の見積もりも確認しておくと比較ができます。
17が表示された場合の切り分けはコロナ暖房ボイラーのエラー16・17・19・20|センサー故障でも扱っています。
18・24以外の番号が表示されている場合はコロナ暖房ボイラー エラーコード一覧|表示の意味と対処の判断基準で意味を確認できます。

よくある質問

Q1. エラー24が出ていますが暖房は使えています。急いだほうがよいですか。
早めに連絡することをおすすめします。
24は運転を続けられる表示ですが、取扱説明書ではそのまま使い続けると修理ができなくなる場合があるとされ、早めの連絡が案内されています。
暖かいから問題ないと判断して先送りにすると、選べる対応が減っていく可能性があります。
暖房が使えているうちに連絡しておけば、修理の日程も調整しやすくなります。

Q2. エラー18で電源を入れ直したら動きました。直ったのでしょうか。
直ったとは言えません。
基板の不具合は、完全に動かなくなる前に不安定な期間を挟むことがあります。
一時的に復帰しても原因は残っているため、同じ表示が再び出る可能性が高い状態です。
基板は安全装置の監視も担う部分のため、不安定なまま燃焼を続けるのは避け、点検を依頼してください。

Q3. 雷が鳴った翌日から表示が出るようになりました。関係ありますか。
関係している可能性があります。
落雷の影響による過電圧は、電子部品を損傷することがあります。
そのため、落雷のおそれがあるときは電源プラグを抜いておくことが推奨されています。
発生のタイミングは原因の推定に役立つ情報なので、連絡の際に「雷の翌日から」と具体的に伝えてください。

Q4. 基板の交換費用はどのくらいですか。
機種と交換する部品によって変わるため、一律の金額は示せません。
ただし基板は部品の中でも費用の水準が高くなりやすい部類で、年数の経った機器では交換と比較する場面になりやすい部位です。
症状と型番を伝えて修理の見積もりを取り、あわせて機器交換の見積もりも確認しておくと判断しやすくなります。
設置からの年数と補修用性能部品の保有期間もあわせて聞いておくとよいでしょう。

Q5. 24が出たまま何シーズンも使っていました。今からでも連絡すべきですか。
連絡してください。
時間が経っているぶん、部品の入手状況が変わっている可能性はありますが、状態を確認してもらう価値はあります。
補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後7年が目安とされているため、機器の年数によっては修理ではなく交換の検討になることもあります。
いずれにせよ、現状を把握しておけば厳寒期に突然止まるリスクに備えられます。

まとめ

18は本体基板の故障で全停止、24は基板サーミスタの故障やデータエラーで運転は可能です。
本体基板はセンサーからの情報をもとに燃焼や安全装置の判断を行う中枢であり、ここが不安定な状態での運転は避けるべきです。

この2つで注意したいのは24のほうです。
暖房が使えてしまうため後回しにされやすい表示ですが、そのまま使い続けると修理ができなくなる場合があるとして、早めの連絡が案内されています。
運転できるかどうかと、急ぐべきかどうかは別だと考えてください。

落雷のおそれがあるときは電源プラグを抜き、雷が去ったら差し戻す。
この習慣は基板を守るうえで意味があります。
表示された番号と型番、出始めた時期を控えたうえで、暖房が使えているうちに連絡してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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