洗濯機の表示部に「CC」という見慣れない表示が出て、何を意味するのか分からず戸惑っていませんか。
CCは、洗剤を溶かしてから洗濯槽に入れる「洗剤クリーマー」の動作時に、不具合が起きていることを知らせる表示です。
日立は、洗剤クリーマーをお手入れすると改善する可能性があると案内しています。
この記事では、日立の公式情報をもとに、掃除の手順と固まった洗剤の対処、掃除しても消えないときの判断を解説します。
- CCが表示される意味と、洗剤クリーマーの役割
- 清掃窓とキャップを外して掃除する手順
- 洗剤が固まっているときのふやかし方と、消えないときの対処
結論:まずお手入れ、固まっているならお湯でふやかす
CCが出たときの行動は、次のように整理できます。
| 状況 | 取るべき行動 |
|---|---|
| 汚れがたまっている | 洗剤クリーマーをお手入れする |
| 中で洗剤が固まっている | 40℃以下のお湯でふやかしてから運転する |
| 掃除の後に出るようになった | キャップの取り付けを確認する |
| お手入れしても消えない | 点検・修理を依頼する |
| 何度も繰り返す | 洗剤の種類や入れ方も見直す |
キャップを根元まで押し込めていないと、掃除をしても表示が消えないことがあります。
CCが表示される意味
CCは、洗剤クリーマーの動作時に不具合が起きている場合に表示されます。
洗剤クリーマーは、入れた洗剤を水と混ぜて溶かしてから洗濯槽に送る仕組みです。
洗剤を溶かしてから届けることで、成分が衣類に行き渡りやすくなります。
この経路の中で洗剤が固まったり、汚れがたまったりすると、洗剤を正常に送り出せなくなり、CCが表示されます。
まずは洗剤クリーマーのお手入れから試してください。
洗剤クリーマーのお手入れ
日立が案内しているお手入れの手順は次のとおりです。
- 清掃窓をスライドさせ、洗剤投入ケースを取り外す
- 内部のキャップ(長いものと短いものの2つ)を外し、きれいに洗う
- 洗剤投入ケースの取り出し口から水を入れ、歯ブラシで内部を掃除する
- キャップ(長・短)、清掃窓、洗剤ケースを元どおりにセットする
- 標準コースで「洗い」3分、「ため1回」、「脱水」1分を設定して運転する
最後の運転によって、洗剤クリーマーの自動クリーニングが行われます。
キャップの外し方
| キャップ | 外し方 |
|---|---|
| 長いキャップ | 清掃窓に付いているフックを、キャップの穴に引っ掛けて外す |
| 短いキャップ | 洗剤投入ケースの取り出し口から、キャップをつまんで取り出す |
付け直すときの注意
キャップは、根元まで「カチッ」と音がするまで押し込んでください。
しっかり入っていないと、洗剤や柔軟剤が正常に投入できなくなります。
また、長いキャップには取り付ける向きがあります。
向きは取扱説明書や日立公式サイトの図で確認してください。
内部を掃除するときは、水があふれて周りにかからないよう注意します。
洗濯機の周りに水がこぼれた場合は、電源プラグやコンセントにかかっていないか確認し、ふき取ってから作業を続けてください。
掃除の前に用意しておくもの
洗剤クリーマーのお手入れは、水を使う作業です。
次のものを用意しておくと、床をぬらさずに進められます。
| 用意するもの | 用途 |
|---|---|
| タオル・ぞうきん | 足元に敷き、こぼれた水をふき取る |
| 歯ブラシ | 内部やキャップの汚れを落とす |
| 洗面器などの容器 | 外した部品を入れる、水を受ける |
| ぬるま湯 | 固まった洗剤をやわらかくする |
| 取扱説明書 | キャップの向きや取り付け位置を確認する |
作業は電源を切った状態で行い、キャップや小さな部品をなくさないよう、容器にまとめておくと安心です。
外す前にスマートフォンで写真を撮っておくと、戻すときに迷いません。
洗剤が固まっている場合
洗剤クリーマーの中で洗剤が固まっている場合は、お湯でふやかしてから流します。
- 洗剤投入ケースを開け、40℃以下のお湯を約200cc入れる
- ケースを閉め、8時間程度置いて洗剤をやわらかくする
- 電源を入れ、「洗濯」ボタンを押して「標準」コースを選ぶ(洗剤クリーマーのランプが点灯していることを確認する)
- 水量「24L」、洗い「3分」、「ため1回」、脱水「1分」を設定して運転する
- 運転が終わったら、洗剤が固まっていないか確認する
お湯を入れすぎると、洗剤クリーマーの中からお湯が抜けてしまうことがあるため、約200ccを守ってください。
洗剤がまだ残っている場合は、もう一度1〜5を行うか、前の章のお手入れを行います。
40℃を超える熱いお湯は、樹脂の部品を傷めるおそれがあるため使わないでください。
8時間置く必要があるため、寝る前にお湯を入れておき、翌朝に運転すると時間を有効に使えます。
| 状態 | 行う手順 |
|---|---|
| 汚れがたまっている | 洗剤クリーマーのお手入れ |
| 洗剤が固まっている | お湯で8時間ふやかしてから運転 |
| ふやかしても残っている | ふやかしをくり返すか、お手入れを行う |
繰り返すときは洗剤の使い方も見直す
お手入れをしても短い間隔でCCが出る場合は、洗剤の種類や入れ方が関係していることがあります。
| 見直すポイント | 内容 |
|---|---|
| 洗剤の溶けやすさ | 溶け残りやすい洗剤は、クリーマー内に残りやすい |
| 洗剤の量 | 多く入れるほど溶け残りが増えやすい |
| 入れ方 | 洗剤を入れたまま長時間放置しない |
| 使用頻度 | しばらく使わないと、残った洗剤が固まりやすい |
| 保管環境 | 湿気の多い場所では洗剤が固まりやすい |
お使いの機種で使える洗剤の種類や、入れ方の注意は取扱説明書に記載されています。
洗剤を入れたらすぐに運転を始めることも、固まりを防ぐポイントです。
お手入れしても消えないときの対処
お手入れや、固まった洗剤の除去を行ってもCCが表示される場合は、日立の案内でも、洗濯機本体に問題が発生している可能性があるとして、販売店または修理相談窓口への点検・修理の依頼がすすめられています。
依頼の前に、次の点を確認しておくとスムーズです。
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| キャップの取り付け | 根元までカチッと入っているか、向きは合っているか |
| 洗剤の固まり | 目に見える範囲に残っていないか |
| 表示のタイミング | 運転開始直後か、途中か |
| 型式 | 操作パネルや本体の側面に貼られた品質表示板で確認できる |
| 保証の有無 | 販売店の延長保証に加入していないか |
日立公式の修理料金目安の一覧には、CCに対応する個別の項目は掲載されていないため、費用は依頼時に確認してください。
参考として、同じ一覧では出張料が3,850円(税込)で、訪問・見積もりの後に修理をキャンセルした場合は診断料と出張料の合計5,830円(税込)がかかると案内されています。
購入から年数が浅い場合は、販売店の延長保証が使えることもあります。
修理を依頼する前に、保証書や購入時の書類を確認しておきましょう。
洗剤に関わるほかの表示
| 表示 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| CC | 洗剤クリーマー動作時の不具合 | 洗剤クリーマーのお手入れ |
| C32 | 洗剤・柔軟剤の自動投入経路の目詰まり | 自動投入部のお手入れ |
| C18・Ch | 泡が多くて脱水できない | すすぎで泡を消し、洗剤の量を見直す |
洗剤クリーマーと自動投入は別の仕組みです。
お使いの機種にどちらが搭載されているかは、取扱説明書で確認してください。
CCを繰り返さないためのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 洗剤を入れたらすぐ運転する | 放置すると固まりやすい |
| 定期的にお手入れする | 汚れがたまる前に洗う |
| キャップは根元まで押し込む | 取り付け不良を防ぐ |
| 洗剤の量を守る | 溶け残りを減らす |
| 使わない期間が続いたら確認する | 固まりが残っていないか見る |
| 洗剤ケースまわりを拭く | 液だれをそのままにしない |
よくある質問
Q1. 洗剤クリーマーとは何ですか?
洗剤クリーマーは、洗濯機に入れた洗剤を、洗濯槽に送る前に水と混ぜて溶かすための仕組みです。洗剤を溶かしてから洗濯物に届けることで、成分が行き渡りやすくなります。日立の一部の機種に搭載されており、表示部にCCが出た場合は、この洗剤クリーマーの動作時に不具合が起きていることを示しています。内部で洗剤が固まったり汚れがたまったりすると不具合の原因になるため、定期的なお手入れが大切です。搭載の有無は取扱説明書で確認できます。
Q2. CCが出たら、まず何をすればよいですか?
まずは洗剤クリーマーのお手入れを行ってください。清掃窓をスライドさせて洗剤投入ケースを外し、内部の長いキャップと短いキャップを外して洗います。取り出し口から水を入れて歯ブラシで内部を掃除し、部品を元どおりにセットしたら、標準コースで洗い3分、ため1回、脱水1分を設定して運転します。この運転で自動クリーニングが行われます。中で洗剤が固まっている場合は、先にお湯でふやかす手順を行ってください。
Q3. 固まった洗剤をふやかすとき、熱いお湯を使ってもよいですか?
日立は、40℃以下のお湯を約200cc入れるよう案内しています。熱すぎるお湯は樹脂の部品を傷めるおそれがあるため、40℃を超えないようにしてください。お湯を入れた後は、ケースを閉めて8時間程度置き、固まった洗剤をやわらかくします。また、お湯を入れすぎると洗剤クリーマーの中からお湯が抜けてしまうことがあるため、量にも注意が必要です。寝る前に準備し、翌朝に運転すると効率よく進められます。作業中はやけどにも注意してください。
Q4. 掃除したのにCCが消えません。どこを確認すればよいですか?
まずキャップの取り付けを確認してください。日立は、キャップを付け直すときは根元まで「カチッ」と音がするまで押し込むよう案内しています。長いキャップには取り付ける向きがあるため、向きが違うと正しく機能しない可能性があります。一度外して向きを確認し、根元までしっかり押し込んでください。それでも消えない場合は、洗剤クリーマーの部品に不具合がある可能性があるため、販売店や日立の修理相談窓口に点検を依頼しましょう。
Q5. 定期的に掃除しているのにCCが出ます。なぜですか?
洗剤の種類や入れ方が関係している場合があります。溶け残りやすい洗剤を使っていると、クリーマー内に洗剤が残りやすくなります。また、洗剤を入れたまま長時間放置したり、使用量より多く入れたりすると、固まりの原因になります。洗剤を入れたらすぐに運転を始める、規定量を守る、といった使い方を見直してください。それでも繰り返す場合は、部品の不具合も考えられるため点検を依頼しましょう。依頼時は、掃除の頻度も伝えると参考になります。
まとめ
CCは、洗剤を溶かして投入する洗剤クリーマーの動作時に不具合が起きていることを知らせる表示です。
清掃窓と2つのキャップを外して内部を掃除し、キャップは根元までカチッと音がするまで押し込んでください。
洗剤が固まっている場合は、40℃以下のお湯約200ccで8時間ほどふやかしてから運転します。
お手入れ後もCCが表示される場合は、保証の有無を確認したうえで、販売店や日立の修理相談窓口に点検を依頼しましょう。

