瞬間湯沸かし器の出湯管(ホース)をもっと長くして、シンクの奥まで届かせたい、洗い物がしやすい位置まで伸ばしたいと考えていませんか。
出湯管は、別のホースをつなぎ足して延長するものではなく、希望する長さの製品に交換することで長さを変更します。
この記事では、リンナイの公式情報にもとづいて、出湯管の長さを変更する正しい方法と、注意すべきポイントを解説します。
- 出湯管の長さは「延長」ではなく「交換」で変更する
- 選べる長さのラインナップ
- 長さ変更時に注意すべきポイント
出湯管の長さは「延長」ではなく「交換」で変更する

出湯管を長くしたい場合、既存のホースに別の部品をつなぎ足して延長するのではなく、希望する長さの出湯管に交換するのが正しい方法です。
リンナイの公式情報によると、出湯管の長さ変更は、希望するサイズの出湯管を購入することで対応できるとされています。
市販の継ぎ手やジョイントを使って既存の出湯管を無理につなぎ足すと、接続部の強度不足によって水漏れや外れの原因になるおそれがあります。
長さを変えたい場合は、つなぎ足すのではなく、希望する長さの出湯管に交換することが正しい方法です。
出湯管の標準サイズと選べる長さ
出湯管には、工場出荷時の標準サイズと、購入時に選べる長さのラインナップがあります。
リンナイの公式情報によると、工場出荷時の標準サイズは350mmで、希望するサイズの出湯管(450mm〜1100mmの範囲)を購入することで長さを変更できるとされています。
ただし、選べる長さのラインナップは機種によって異なり、一部機種では長さの選択肢がそろわない場合があるともされています。
出湯管の交換・取り付け方法

出湯管の交換自体は、工具を使わずに行える作業として案内されています。
出湯管の取付方法については瞬間湯沸かし器の給水・給湯の接続方法とは?元止め式・先止め式で解説でも解説していますが、出湯管はねじなどの工具を使わずに交換できる部品として位置づけられています。
長さを変更する場合も、まずは今使っている出湯管がどのように本体に取り付けられているかを確認しておくと、交換作業がスムーズに進みます。
長さを変更する前に確認しておきたいこと
出湯管の長さを変更する前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
- 自分の機種に対応する出湯管の長さのラインナップがあるか
- 元止め式・先止め式のどちらのタイプか(出湯管が付属するのは主に元止め式)
- 変更後の長さで、シンクや作業スペースとの干渉がないか
出湯管が本体に付属しているのは主に元止め式のタイプです。先止め式の場合は蛇口側で止水する構造のため、出湯管の長さという考え方自体が当てはまらないことがあります。
自分の機種がどちらの方式かを確認したうえで、長さ変更を検討しましょう。元止め式・先止め式の違いについては瞬間湯沸かし器の先止め式・元止め式の違いとは?見分け方も解説で解説しています。
長さを変更するメリットと注意点
出湯管を長くすることで得られるメリットと、あわせて意識しておきたい注意点を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | シンクの奥まで届きやすくなる、洗い物の作業範囲が広がる |
| 注意点 | 長くしすぎると、使用時に出湯管が垂れ下がったり、絡まったりしやすくなる |
| 注意点 | 機種によって選べる長さの上限があり、無制限に長くできるわけではない |
| 注意点 | 寒冷地仕様・一般地仕様の違いに注意が必要 |
長ければ長いほど使いやすいとは限りません。
実際の使用シーンを想像しながら、必要な長さを検討することをおすすめします。迷った場合は、現在使っている出湯管より一段階長いサイズから試してみるのも一つの方法です。
キッチンシャワーとあわせて検討する
出湯管の先端には、キッチンシャワーが取り付けられていることが多く、こちらも交換の対象になります。
リンナイの公式Q&Aでは、キッチンシャワーの交換方法についても案内されています。
出湯管の長さを変更する際、キッチンシャワー自体が劣化していないかもあわせて確認しておくと、まとめて対応でき効率的です。
出湯管とキッチンシャワーの接続部にOリング(パッキン)の取り付け忘れがあると水漏れの原因になるため、交換作業の際は接続部をしっかり確認しましょう。
部品の購入方法
出湯管やキッチンシャワーなどの交換部品は、メーカーの公式オンラインショップなどで購入できる場合があります。
純正部品を使うことで、サイズや規格の不一致による水漏れのリスクを減らせます。
汎用品を使う場合は、自分の機種に対応するサイズ・規格であることを事前によく確認しましょう。
型番が分からない場合は、本体に貼られたシールの記載を確認するか、購入したメーカー・販売店に問い合わせることをおすすめします。
ガス側の部品と混同しないよう注意
出湯管はお湯が通る給湯側の部品であり、ガスを供給するガス側の部品とは役割も交換ルールも異なります。
出湯管は利用者自身で交換・長さ変更ができる部品ですが、ガス栓と機器をつなぐガスコード・ガスソフトコードや、機器本体のガス接続部は別の部品であり、扱いが異なります。
瞬間湯沸かし器のガスコード・ガスソフトコードの耐用年数については瞬間湯沸かし器のガスコード・ガスソフトコードの耐用年数と交換のサインで解説していますので、混同しないようあわせてご確認ください。
自分で対応してよい範囲・業者に依頼すべき範囲
出湯管の長さ変更に関わる対応を整理すると、次のようになります。
| 対応 | 対応の目安 |
|---|---|
| 出湯管の交換・長さ変更 | 利用者自身で対応できる |
| キッチンシャワーの交換 | 利用者自身で対応できる |
| 市販の継ぎ手でのつなぎ足し | 推奨されない(水漏れ・外れのリスク) |
| ガス側の部品の交換 | 資格を持つ業者への依頼が必要 |
出湯管やキッチンシャワーは給湯側の部品として利用者自身で交換できますが、正しい部品(希望する長さの純正品)を使うことが前提です。つなぎ足しでの延長は避け、交換という形で長さを変更しましょう。
寒冷地仕様の出湯管について
北海道など寒冷地にお住まいの場合、使用している機種が寒冷地仕様である可能性があり、出湯管にも寒冷地向けの製品が用意されています。
寒冷地仕様の出湯管は、凍結防止のための設計上、一般地仕様とは異なる構造になっていることがあります。
長さを変更する際は、一般地仕様と寒冷地仕様を間違えないよう、現在使用している機種が寒冷地仕様かどうかを確認したうえで、対応する出湯管を選びましょう。
分からない場合は、購入したメーカーや販売店に、機種の型番を伝えて確認することをおすすめします。
賃貸住宅で出湯管を交換する場合
賃貸住宅に備え付けられている瞬間湯沸かし器の出湯管を交換する場合、多くは利用者自身の判断で対応できる範囲の作業です。
出湯管は消耗品として扱われることが多く、利用者自身での交換が想定されている部品です。ただし、退去時に原状回復を求められる可能性がある場合は、念のため管理会社や大家に確認しておくと安心です。特に、標準サイズとは異なる長さに変更した場合は、退去時にどちらの状態で戻すべきか、事前に確認しておくとトラブルを避けやすくなります。
交換のタイミングをまとめて検討する
出湯管の長さ変更は、劣化による交換のタイミングとあわせて検討すると効率的です。
出湯管は、長さの不満だけでなく、経年劣化によってひび割れや変色が生じることもあります。
長さを変更したいと考えたタイミングは、あわせて出湯管全体の状態を確認するよい機会でもあります。
ひび割れや硬化が見られる場合は、長さ変更と同時に新しい状態の出湯管に交換しておくと、二度手間を避けられます。
まとめ
瞬間湯沸かし器の出湯管(ホース)を長くしたい場合、つなぎ足して延長するのではなく、希望する長さの出湯管に交換することが正しい方法です。
最後に、この記事のポイントを整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 長さの変更方法 | つなぎ足しではなく、希望するサイズの出湯管に交換する |
| 標準サイズ | 350mm(工場出荷時) |
| 選べる範囲 | 450mm〜1100mm(機種によりラインナップが異なる) |
| 注意点 | 元止め式のみ対象になりやすい、長すぎると絡まりやすい |
出湯管の長さを変更したい場合は、まず自分の機種に対応するラインナップを確認し、市販の継ぎ手で無理につなぎ足すことは避けましょう。
正しい部品を使って交換することが、水漏れなどのトラブルを防ぐことにつながります。寒冷地仕様かどうかの確認や、劣化状態のチェックもあわせて行っておくと安心です。
よくある質問
Q1. 瞬間湯沸かし器のホース(出湯管)は延長できますか?
既存のホースに別の部品をつなぎ足して延長するのではなく、希望する長さの出湯管に交換することで長さを変更します。
Q2. 出湯管の標準サイズはどのくらいですか?
リンナイの公式情報によると、工場出荷時の標準サイズは350mmとされています。
Q3. どのくらいの長さまで変更できますか?
450mm〜1100mmの範囲で希望するサイズを選べるとされていますが、選べる長さのラインナップは機種によって異なります。
Q4. 市販の継ぎ手でつなぎ足してもよいですか?
推奨されません。接続部の強度不足によって水漏れや外れの原因になるおそれがあるため、長さを変えたい場合は交換用の出湯管を使いましょう。
Q5. 先止め式でも出湯管の長さ変更はできますか?
出湯管が本体に付属するのは主に元止め式です。先止め式は蛇口側で止水する構造のため、出湯管の長さという考え方自体が当てはまらないことがあります。自分の機種の方式を確認しましょう。分からない場合は、購入したメーカーや設置業者に問い合わせることをおすすめします。

