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リンナイ瞬間湯沸かし器の安全装置の仕組みとは?ランプの色の意味も解説

シンクの上に設置されたリンナイ瞬間湯沸かし器と、本体左下のお知らせランプの拡大図
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リンナイの瞬間湯沸かし器に搭載されている安全装置は、それぞれどんな仕組みで作動するのか分からず迷っていませんか。
安全装置が作動したとき、故障なのか、それとも正常な安全機能なのかが分からないと、不安に感じることもあるでしょう。
この記事では、リンナイの公式Q&Aにもとづいて、瞬間湯沸かし器に搭載されている各安全装置の仕組みと作動条件、作動時の対処法を解説します。

  • 立消え安全装置の仕組み
  • 不完全燃焼防止装置の仕組みとお知らせランプの見方
  • 消し忘れ防止装置の仕組み
目次

安全装置の全体像

リンナイの瞬間湯沸かし器には、主に次の5種類の安全装置が搭載されています。

リンナイの瞬間湯沸かし器(RUS-Vシリーズ)には、立消え安全装置・不完全燃焼防止装置・消し忘れ防止装置・過熱防止装置・点火時炎検出装置が搭載されていることが公式製品ページで案内されています。
特徴とカタログの見方についてはリンナイの瞬間湯沸かし器|特徴とカタログの見方で紹介していますが、この記事では、それぞれの装置がどのような条件で作動するのかを、リンナイ公式Q&Aにもとづいてさらに詳しく解説します。

立消え安全装置の仕組み

立消え安全装置は、燃焼中の炎が何らかの理由で消えてしまった際に作動する装置です。

📎 出典:リンナイ公式Q&A「立消え安全装置とは何ですか?」

リンナイの公式Q&Aによると、立消え安全装置は、強い風などでバーナーの火が消えたときに、ガスを自動で止める装置とされています。

立消え安全装置が作動したあとにすぐ使用を再開すると、器具内にガスが溜まっている場合があるため、公式Q&Aでは10分程度待ってから使用することが案内されています。
強風や換気扇の風が直接当たる場所での使用は、この装置が作動しやすい条件の一つと考えられます。

不完全燃焼防止装置の仕組み

不完全燃焼防止装置は、燃焼状態や周辺の酸素濃度を検知して作動する装置です。

📎 出典:リンナイ公式Q&A「不完全燃焼防止装置とは何ですか?」

リンナイの公式Q&Aによると、不完全燃焼防止装置は、熱交換器が詰まった場合や、換気が十分でなく室内の酸素濃度が低下した場合に、自動的に消火し、機器を安全に停止する装置とされています。

不完全燃焼防止装置が作動した場合は、窓を開けるなどして十分に換気をおこなうことが案内されています。換気不足の状態で繰り返し使用を続けると、装置が繰り返し作動する原因になるため、無理に使用を続けず、まずは換気環境を見直しましょう。

お知らせランプの色でわかる作動状況

不完全燃焼防止装置が作動すると、お知らせランプが赤色で表示されます。

📎 出典:リンナイ公式Q&A「お知らせランプが赤色で点灯または点滅している」

リンナイの公式Q&Aによると、赤色点灯は不完全燃焼防止装置が作動して機器が停止した状態を示し、赤色点滅は装置が3回連続で作動したため、安全確保のため機器が使用不可になった状態を示すとされています。

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ランプの状態意味対処法の目安
赤色点灯不完全燃焼防止装置が作動し、機器が停止換気をおこない、時間を置いてから再度点火を試みる
赤色点滅3回連続で作動し、使用不可の状態修理が必要(修理料金の目安:9,900円〜12,100円、税込)
緑色点滅使用期間が10年相当に達した合図(故障ではない)あんしん点検の受検を検討する

赤色点滅の状態になった場合は、利用者自身で解除しようとせず、修理を依頼することが必要です。
無理に電源の入れ直しなどを繰り返すと、かえって状況の判断が難しくなることがあります。瞬間湯沸かし器の火がつかないトラブルについては瞬間湯沸かし器の火がつかないときに確認すべきこと|湯温調整との関係でも解説していますので、あわせてご覧ください。

消し忘れ防止装置の仕組み

消し忘れ防止装置は、給湯の停止操作を忘れてしまった場合に作動する装置です。

📎 出典:リンナイ公式Q&A「消し忘れ防止装置とは何ですか?」

リンナイの公式Q&Aによると、給湯停止操作を忘れてお湯を出しっぱなしにした場合、約10分後に自動的に消火するとされています。ただし、機種により停止するまでの時間が異なることがあるとも案内されています。

消し忘れ防止装置が作動したとき、水も同時に止まる機種と、水は止まらずガスのみが止まる機種があるとされています。
自分の機種がどちらのタイプかは、本体の正面パネルの表示や取扱説明書で確認できます。ガスのみが止まるタイプの場合、水は流れ続けることになるため、消し忘れに気づいたら早めに給水も止めましょう。

過熱防止装置・点火時炎検出装置について

過熱防止装置と点火時炎検出装置も、リンナイの瞬間湯沸かし器に搭載されている安全装置です。

これら2つの装置は、公式製品ページで搭載が明記されているものの、立消え安全装置・不完全燃焼防止装置・消し忘れ防止装置のように、作動条件を詳しく説明した個別のQ&Aページは、本記事執筆時点では確認できませんでした。
過熱防止装置は機器の異常な温度上昇を検知して停止させる装置、点火時炎検出装置は点火時に炎が正しく着いたかどうかを検知する装置と考えられますが、詳細な作動条件を知りたい場合は、手元の取扱説明書を確認するか、リンナイのお客様相談窓口に直接問い合わせることをおすすめします。

安全装置が作動したときにやってはいけないこと

安全装置が作動した場合、焦って対処しようとすると、かえって状況を悪化させることがあります。

  • 換気をせずに何度も点火を繰り返す
  • 自分で内部を分解して確認しようとする
  • 異常を感じたまま無理に使用を続ける

安全装置は、いずれも事故を未然に防ぐために作動しているものです。
作動が繰り返される場合は、装置自体の不具合や、機器本体の経年劣化が関係している可能性もあります。瞬間湯沸かし器の寿命や交換のサインについては瞬間湯沸かし器の寿命は何年?交換のサインを解説で解説していますので、あわせてご確認ください。

安全装置と法定点検・定期点検の関係

安全装置が正常に機能するためには、機器そのものが適切な状態に保たれていることも重要です。

ガス会社による定期点検では、安全装置を含めた機器全体の状態を確認してもらえることがあります。
日頃から安全装置の作動が気になっている場合は、次回の点検時にあわせて相談してみるとよいでしょう。
プロパンガス・都市ガスいずれの契約者も、契約しているガス会社に相談することができます。

安全装置の作動が多い場合に確認したいこと

同じ安全装置が短期間に何度も作動する場合、設置環境や使用方法に原因があることもあります。

作動する装置確認したいポイント
立消え安全装置設置場所に強い風が直接当たっていないか
不完全燃焼防止装置換気扇を回しているか、窓を開けているか
消し忘れ防止装置給湯停止操作を毎回忘れずにおこなっているか

設置環境や使用方法を見直しても同じ装置が繰り返し作動する場合は、機器自体に不具合が生じている可能性があります。
症状別の確認ポイントについては瞬間湯沸かし器が故障したときの症状別チェックリストでも整理していますので、あわせてご覧ください。

賃貸住宅で安全装置が作動した場合

賃貸住宅に備え付けられている瞬間湯沸かし器で安全装置が作動した場合も、基本的な対処の考え方は持ち家と同じです。

換気を確認しても改善しない場合や、赤色点滅などで機器が使用できない状態になった場合は、自己判断で修理業者を手配する前に、まず管理会社や大家に連絡することをおすすめします。
備え付けの機器であれば、修理費用の負担についても事前に確認しておくと安心です。

安全装置は交換や無効化ができるか

安全装置の作動を煩わしく感じ、装置を無効化したいと考える方もいるかもしれません。

安全装置は、ガス機器の事故を防ぐために組み込まれている重要な機能であり、利用者が自分で無効化したり取り外したりすることはできません。
無理に分解や改造を行うと、かえって重大な事故につながるおそれがあります。装置の作動が気になる場合は、無効化を検討するのではなく、原因を確認し、必要に応じて点検や修理を依頼しましょう。

まとめ

リンナイの瞬間湯沸かし器には、立消え安全装置・不完全燃焼防止装置・消し忘れ防止装置・過熱防止装置・点火時炎検出装置の5種類の安全装置が搭載されています。
最後に、この記事のポイントを整理します。

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ポイント内容
立消え安全装置強風などで火が消えたときにガスを自動で止める
不完全燃焼防止装置熱交換器の詰まりや酸素濃度低下を検知し自動消火。赤色ランプで表示
消し忘れ防止装置給湯停止忘れから約10分で自動消火(機種により時間・水の止まり方が異なる)
過熱防止装置・点火時炎検出装置搭載は確認できるが、詳細な作動条件は取扱説明書等で要確認
作動時の対応無理に繰り返し使用せず、換気の確認や点検・修理の依頼を検討する

安全装置は、いずれも事故を未然に防ぐための機能です。作動した場合は、まず落ち着いて換気状況や使用状況を確認し、繰り返し作動する場合は無理をせず、メーカーやガス会社に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q1. 立消え安全装置はどんなときに作動しますか?

強い風などでバーナーの火が消えたときに、ガスを自動で止める装置です。作動後は器具内にガスが溜まっている場合があるため、10分程度待ってから使用することが案内されています。

Q2. お知らせランプが赤色に点滅しています。どうすればよいですか?

不完全燃焼防止装置が3回連続で作動し、使用不可になった状態です。利用者自身で解除しようとせず、修理を依頼しましょう。修理料金の目安は9,900円〜12,100円(税込)です。

Q3. 消し忘れ防止装置が作動すると、水も止まりますか?

機種によって異なります。水も同時に止まる機種と、ガスのみが止まり水は流れ続ける機種があります。自分の機種のタイプは、本体表示や取扱説明書で確認できます。

Q4. 過熱防止装置や点火時炎検出装置はどんな仕組みですか?

搭載されていることは公式に案内されていますが、詳細な作動条件を説明した個別のページは確認できませんでした。詳しく知りたい場合は取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせることをおすすめします。

Q5. 安全装置を自分で無効化することはできますか?

できません。安全装置は事故を防ぐための重要な機能であり、利用者が無効化・取り外しをすることはできません。作動が気になる場合は、原因を確認したうえで点検や修理を依頼しましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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