「11月もまた値上げ?」と身構えている方も多いのではないでしょうか。
2026年は9月に4,923品目、10月に3,033品目と食品の値上げが立て続けに発表され、家計への負担を実感してきた方が多い時期が続きました。
結論からお伝えすると、11月の値上げ品目数は659品目で、直近2か月と比べるとかなり落ち着いた水準です。
ただし、飲料・菓子・調味料といった毎日口にする品目を中心に、主要メーカーの価格改定は途切れていません。
この記事では、2026年11月に何がどれだけ値上がりするのかを分野別に整理したうえで、なぜ11月は落ち着くのか、そして暖房シーズンに向けて見落としがちな灯油・電気代の負担増まで、順を追って解説します。
2026年11月の値上げ規模:9月・10月から一服する見通し
帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によると、2026年11月の飲食料品値上げは659品目となる見通しです。
前年同月(150品目)と比べると約4.4倍に増えているものの、単月の品目数としては2026年の中では少ない部類に入ります。
直近3か月の推移を並べると、11月の落ち着きぶりがよく分かります。
| 時期 | 値上げ品目数 | 補足 |
|---|---|---|
| 2026年9月 | 4,923品目 | 2026年内で最多。前年同月比 約3.4倍 |
| 2026年10月 | 3,033品目 | 高水準を維持。酒税改正・加熱式たばこも重なる |
| 2026年11月 | 659品目 | 9月の約7分の1の水準。それでも前年同月比 約4.4倍 |
分野別の内訳を見ると、11月は飲料と菓子が値上げの中心になっていることが分かります。
| 分野 | 品目数 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 酒類・飲料 | 417品目 | 清涼飲料水、コーヒー飲料、茶系飲料 |
| 菓子 | 133品目 | チョコレート、スナック、栄養補助食品 |
| 加工食品 | 89品目 | ベビーフード、哺乳びんなど育児関連品を含む |
| 調味料 | 20品目 | マヨネーズ、ドレッシング類 |
酒類・飲料だけで11月全体の約6割強を占めており、9月・10月に目立った加工食品・調味料の値上げは一段落した形です。
なお品目数は各社の発表を積み上げる方式で集計されているため、今後の追加発表で数字が増える可能性があります。
過去2年の11月と比べると、実は「多い」年
品目数だけを見ると11月は落ち着いた月に見えますが、過去の11月と比較すると印象が変わります。
| 時期 | 値上げ品目数(全体) | うち酒類・飲料 |
|---|---|---|
| 2024年11月 | 344品目 | 23品目 |
| 2025年11月 | 150品目 | 0品目 |
| 2026年11月 | 659品目 | 417品目 |
2025年11月は酒類・飲料の値上げがゼロだったのに対し、2026年11月は417品目と突出しています。
9月・10月と比べれば「落ち着く月」ですが、過去2年の11月と比べると、飲料を中心に値上げの勢いはむしろ強まっているといえます。
2026年11月の値上げ 全体サマリー
| カテゴリ | 主な内容 | 値上げ幅の目安 |
|---|---|---|
| 飲料・コーヒー | アサヒ飲料、サントリービバレッジ&フード、UCC上島珈琲、伊藤園 | 約3.7〜19% |
| 菓子・栄養食品 | 明治、大塚製薬(カロリーメイト・ソイジョイ) | 約3〜17% |
| 調味料 | キユーピー(マヨネーズ等224品目) | 約3〜25% |
| 育児用品 | ピジョン(哺乳びん等289品目) | 約3〜36% |
| 暖房・光熱費 | 灯油、電気・ガス料金支援の終了後の負担 | 地域・契約により変動 |
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
2026年10月の値上げ一覧|食品・加熱式たばこ・電気ガスの家計影響を解説 「10月も、また値上げ?」そう感じている方に向けて、2026年10月に値上げが実施・反映される主なものを一覧で整理しました。結論からお伝えすると、10月の主役は加熱式たばこと酒税改正でした。
飲料・コーヒー|アサヒ・サントリー・UCC・伊藤園が11月1日出荷分から改定

2026年11月の値上げで最も品目数が多いのが飲料です。
複数の大手飲料メーカーが、11月1日出荷分・小売分からの価格改定を発表しています。
| 企業 | 対象品目 | 商品例 | 改定率 | 実施時期 |
|---|---|---|---|---|
| アサヒ飲料 | 清涼飲料 | 「三ツ矢」「カルピス」「ワンダ」 | 約4〜16% | 11月1日出荷分〜 |
| サントリービバレッジ&フード | 清涼飲料 | 「伊右衛門」「クラフトボス」 | 約5〜19% | 11月1日出荷分〜 |
| UCC上島珈琲 | コーヒー飲料 | 「UCC BLACK無糖 缶185g」 | 約5〜10% | 11月1日出荷分〜 |
| 伊藤園 | 飲料27品目 | 「健康ミネラルむぎ茶」 | 約3.7〜12.5% | 11月1日小売分〜 |
UCC上島珈琲は、缶コーヒーなど家庭用飲料製品の一部について、原材料であるコーヒー豆や砂糖、アルミ缶などの資材価格高騰を理由に出荷価格を改定すると公表しています。
アサヒ飲料も同様に、原材料・エネルギー・物流コストの上昇を受け、炭酸飲料や乳酸菌飲料など幅広い品目で価格を見直しています。
麦茶やコーヒーは毎日の水分補給に欠かせない飲料です。
ペットボトル飲料は9月にもコカ・コーラなど大手メーカーが値上げしており、飲料カテゴリ全体でじわじわと価格が積み上がっている状態と捉えておくとよいでしょう。
賞味期限が長い缶コーヒーやティーバッグタイプの麦茶は、価格改定前にまとめ買いしておくと、当面の負担を抑えやすくなります。
菓子・栄養食品|大塚製薬がカロリーメイト・ソイジョイを2桁値上げ
大塚製薬は、栄養補助食品「カロリーメイト」「ソイジョイ」など一部製品について、2026年11月2日納品分から約13.6〜16.7%の価格改定を実施すると発表しました。
改定率が2桁に達している点が特徴で、原材料(大豆・穀物・乳成分など)の価格高騰に加え、包装資材・物流コストの上昇も理由に挙げられています。
カロリーメイトやソイジョイは、朝食代わりや備蓄食としてまとめ買いする家庭も多い商品です。
防災備蓄用に用意している場合は、賞味期限を確認したうえで、今のうちに補充しておく判断も検討する価値があります。
明治も、チョコレート・スナック菓子11品目について、11月1日出荷分から約3〜8%の価格改定を発表しています。
「きのこの山」のような定番商品も対象に含まれており、菓子全体としては値上げ幅こそ大きくないものの、対象品目の裾野は広めです。
調味料|キユーピーがマヨネーズなど224品目を改定

キユーピーは、マヨネーズ・ドレッシングを中心とした家庭用調味料224品目について、11月1日出荷分から約3〜25%の価格改定を発表しました。
品目数こそ20品目(帝国データバンク集計)と多くはありませんが、対象製品の幅は広く、値上げ率の上限が25%と2026年の食品値上げの中でも大きめの水準に入ります。
マヨネーズは冷蔵庫の常備品という家庭が多く、内容量が同じでも価格だけが上がる「純粋な値上げ」であるため、家計への影響を実感しやすい品目のひとつです。
その他|ピジョンの哺乳びんなど育児関連品も対象に
食品以外では、育児用品メーカーのピジョンが、哺乳びんなど289品目について、11月2日受注分から約3〜36%の出荷価格改定を発表しています。
値上げ幅の上限が36%と、11月に判明している品目の中では特に大きい部類に入ります。
出産・育児用品は「必要なときに必要な量を買う」性質が強く、まとめ買いによる調整が利きにくいカテゴリです。
買い替え・買い足しの予定がある場合は、価格改定前の在庫状況を店舗やECサイトで確認しておくと安心です。
値札が変わらなくても要注意|「実質値上げ」の見分け方
価格そのものが上がる値上げとは別に、価格を据え置いたまま内容量を減らす「実質値上げ」にも注意が必要です。
2026年に入ってからも、菓子や飲料を中心に、価格を変えずに内容量だけを数グラム減らす改定が各社で見られました。
実質値上げは、次のような方法で見抜きやすくなります。
- 店頭の棚札に「100gあたり」「100mLあたり」の単価が併記されている場合は、その数字で比較する
- 定番商品のパッケージに記載された内容量(g・mL)を、購入のたびに確認する習慣をつける
- 「新パッケージ」「リニューアル」といった表示は、内容量変更のサインであることが多いため注意して見る
値札だけを見ていると気づけない負担増のため、家計への影響を正確に把握したい場合は、単価ベースでの比較を意識するとよいでしょう。
なぜ11月は9月・10月より落ち着くのか
ここまで見てきたとおり、11月の値上げ品目数(659品目)は、9月(4,923品目)・10月(3,033品目)と比べて大きく減少しています。
理由として、次の2点が挙げられます。
- 9月・10月に「下半期一斉改定」が集中していたこと:多くのメーカーが決算期・上半期の締めにあわせて10月1日納品分からの価格改定を実施しており、11月は反動的に品目数が減る傾向があります
- 酒税改正・加熱式たばこ増税など制度要因が10月に集中していたこと:10月は食品以外にも酒税の税率一本化やたばこの段階増税が重なりましたが、11月にはこうした制度改正は予定されていません
値上げ要因の内訳|原材料高が9割超、エネルギー・物流費も高止まり
帝国データバンクが2026年8月末時点で企業に尋ねた値上げ要因(複数回答)を見ると、コスト増の構造が読み取れます。
| 値上げ要因 | 2026年(8月末時点) | 前年同時期 |
|---|---|---|
| 原材料高 | 90.7% | 97.3% |
| 物流費 | 65.7% | 80.3% |
| エネルギー | 65.1% | 65.5% |
| 包装・資材 | 63.1% | 60.0% |
| 人件費 | 51.3% | 54.2% |
| 中東情勢 | 27.8% | ― |
| 円安 | 7.5% | 12.0% |
「原材料高」が9割を超えて最大の要因である点は前年と変わりませんが、注目したいのは「エネルギー」が65.1%と前年からほぼ横ばいで高止まりしていることと、「中東情勢」を直接の要因として挙げる企業が全体の約3割に達していることです。
原油・ナフサ高は包装資材やインク、輸送コストなど、食品の値段に間接的に波及する要因でもあります。
11月に値上げ品目数が減ったからといって、コスト増の圧力そのものが解消したわけではない、という点は押さえておく必要があります。
ただし、油断は禁物です。
帝国データバンクは、2026年通年の値上げ品目数について、1〜11月の判明分で1万9,083品目に達し、通年では2万品目台に到達する見通しだと分析しています。
中東情勢の緊迫化に伴う原油・ナフサ高、円安による輸入コストの高止まりといった構造的な要因は解消されておらず、年明け以降も断続的な値上げが続く可能性があります。
暖房シーズン本番へ|灯油・電気代の負担も見逃せない

2026年11月に見落としがちなのが、食品以外の「暖房費」です。
食品の値上げは店頭で気づきやすい一方、光熱費の負担増は請求書が届いて初めて実感するケースが多く、注意が必要です。
電気・ガス料金支援は9月使用分で終了している
政府による電気・ガス料金支援は、2026年夏は7月使用分から9月使用分までの3か月間で実施され、すでに終了しています。
10月使用分以降について、2026年9月時点で新たな支援策の正式発表はありません。
つまり、11月使用分の電気・ガス料金は、補助のない状態での単価がそのまま反映される可能性が高いということです。
詳しい負担額の試算や、都市ガス・LPガスの支援対象の違いについては、2026年9月値上げ一覧|食品4531品目・しょうゆ・コーラ・電気代までで解説しています。
灯油価格は「高止まり」が続く
暖房需要が本格化する11月は、灯油価格の動向も家計に直結します。
資源エネルギー庁は、燃料油(ガソリン・軽油・灯油・重油・航空機燃料)の価格高騰を抑えるため、元売り事業者に補助金を支給する「燃料油価格激変緩和事業」を継続しています。
この補助がなければ、灯油の店頭価格はさらに高い水準になっていたとされ、補助終了後の反動増を懸念する声もあります。
灯油価格は原油相場・為替・中東情勢の影響を受けやすく、正確な今後の水準を断定することはできません。
ただし、寒冷地では暖房用の灯油使用量が家計の大きな割合を占めるため、次のような準備をしておくと安心です。
- 灯油タンク・ポリタンクの状態を確認し、破損や劣化がないか点検する
- 前シーズンから灯油を持ち越している場合は、変質による不完全燃焼のリスクがあるため使用を控える
- ファンヒーター・ストーブの給油口やフィルターを掃除し、燃焼効率を落とさない状態にしておく
- 灯油ボイラーや石油ストーブから異臭・異音・すすが出る場合は、ただちに使用を中止し、メーカーまたは販売店に点検を依頼する
灯油価格がなぜ高止まりしているのか、仕組みから詳しく知りたい方は、【2026年度版】灯油が高いのはなぜ?|値上がりの理由と家計負担を減らすための現実的な対策を徹底解説もあわせてご確認ください。
なお10月は加熱式たばこの段階増税や酒税改正も重なる月でしたが、こうした制度要因は11月にはありません。
たばこの値上げ幅について詳しく知りたい方は、タバコ値上げ2026年10月|加熱式の新価格一覧と今後の見通しで解説しています。
2026年11月の値上げに備える 4つの実践策
1|飲料・コーヒーは価格改定前にまとめ買いを検討する
11月1日出荷分からの改定が多いため、店頭価格への反映は11月上旬から中旬にかけて段階的に進みます。
賞味期限が長い缶コーヒーや粉末飲料は、10月中の買い足しが有効です。
ただし、常温保存が前提の商品でも、直射日光や高温多湿を避けた保管を心がけてください。
2|栄養補助食品・育児用品は必要量を見極めて確保する
カロリーメイトやソイジョイのような栄養補助食品は、防災備蓄として保管している家庭も多い品目です。
値上げ前の買い足しは有効ですが、使い切れない量を買い込むと、かえって賞味期限切れによる無駄が発生します。
使用ペースに見合った量にとどめるのが基本です。
哺乳びんなどの育児用品は消耗が読みにくいため、必要になった時点で早めに検討・購入するほうが結果的に無駄が出にくいでしょう。
3|暖房シーズン前に光熱費の使い方を見直す
電気・ガス料金支援が終了した状態で本格的な暖房シーズンに入ることを踏まえると、機器の効率を落とさない準備が家計防衛につながります。
- エアコン・ファンヒーターのフィルター清掃(目詰まりは消費電力・灯油消費量の増加につながります)
- 設定温度の見直し(暖房は20℃前後が環境省の推奨目安とされています)
- 給湯器の温度設定は使う温度に合わせ、高温設定+水での温度調整は避ける(無駄なガス消費につながります)
- 使用していない家電の待機電力カット
特にフィルター清掃は費用がかからず、すぐに効果が出る対策です。
清掃の推奨頻度は機種によって異なるため、取扱説明書を確認したうえで実施してください。
4|単価ベースで比較する習慣をつける
前述の「実質値上げ」の影響を避けるためにも、価格そのものではなく、100gあたり・100mLあたりの単価で商品を比較する習慣が役立ちます。
同じブランドでも内容量の異なる商品が並んでいる場合、単価で比べるとお得な選択肢が見えてくることがあります。
特売やポイント還元がある場合でも、最終的な支払額を単価ベースで確認すると、値上げの影響をより正確に把握できます。
2026年の値上げ全体はどこへ向かうのか
帝国データバンクは、2026年の飲食料品値上げについて、1〜11月の判明分で通年2万品目台への到達が確実とみています。
9月・10月に集中した「中東発」の値上げラッシュは、11月に入って一服したものの、これは値上げが終わったことを意味するわけではありません。
中東情勢の緊張緩和が見通せない状況が続けば、原油・ナフサ由来の資材コストは高止まりし、来春にかけても断続的な値上げが継続する可能性があります。
11月は「値上げの端境期」と捉え、暖房シーズンに向けた準備と、年末年始にかけての家計管理を並行して進めておくのが現実的でしょう。
ただし、これらはあくまで現時点での見通しです。
原油価格・為替相場・中東情勢のいずれかが変化すれば、値上げのペースも変わる可能性があります。
最新の情報は、各メーカーの公式発表や帝国データバンクの公表資料でご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年11月の値上げはいつから店頭価格に反映されますか?
多くのメーカーが「11月1日出荷分から」または「11月1日・2日納品分から」と発表しています。
これはメーカーから小売店へ商品が出荷・納品される時点を指すため、実際の店頭価格への反映は在庫状況によって前後します。
一般的には11月上旬から中旬にかけて段階的に切り替わることが多く、店舗によっては旧価格の在庫がしばらく残る場合もあります。
Q2. 11月は9月・10月と比べてどのくらい値上げが少ないのですか?
帝国データバンクの調査によると、9月は4,923品目、10月は3,033品目だったのに対し、11月は659品目の見通しです。
9月と比べると約7分の1の水準で、2026年の中では比較的落ち着いた月といえます。
ただし前年同月(150品目)と比べると約4.4倍で、値上げそのものが止まったわけではありません。
Q3. 11月に値上げする代表的な商品は何ですか?
飲料ではアサヒ飲料の「三ツ矢」「カルピス」、サントリーの「伊右衛門」「クラフトボス」、UCCの缶コーヒーなどが対象です。
菓子・栄養食品では大塚製薬の「カロリーメイト」「ソイジョイ」が約13.6〜16.7%、調味料ではキユーピーのマヨネーズなど224品目が約3〜25%値上げされます。
Q4. 電気代やガス代は11月も値上がりしますか?
電気・ガス料金の単価そのものは各社の燃料費調整や契約プランによって変動しますが、政府による電気・ガス料金支援は2026年9月使用分で終了しています。
10月使用分以降の新たな支援策は、2026年9月時点で正式発表されていません。
そのため、11月使用分の請求では、補助が反映されない状態での単価が適用される可能性があります。
Q5. 灯油の値上げにはどう備えればいいですか?
灯油価格は原油相場・為替・中東情勢の影響を受けやすく、正確な今後の水準を断定することはできません。
備え方としては、灯油タンクの状態確認、前シーズンから持ち越した灯油を使わないこと、暖房機器のフィルター清掃による燃焼効率の維持が基本です。
灯油ストーブや灯油ボイラーから異臭・異音・すすが出る場合は、使用を中止しメーカーまたは販売店に点検を依頼してください。
まとめ|11月は「値上げの端境期」、暖房シーズンの備えを優先に
2026年11月の値上げについて、要点を整理します。
- 飲食料品は659品目の見通しで、9月(4,923品目)・10月(3,033品目)から大きく落ち着く
- 酒類・飲料が417品目と全体の6割強を占め、アサヒ飲料・サントリー・UCC・伊藤園などが11月1日出荷分から改定
- 大塚製薬がカロリーメイト・ソイジョイを約13.6〜16.7%値上げ
- キユーピーがマヨネーズなど224品目を約3〜25%値上げ
- 電気・ガス料金支援は9月使用分で終了しており、11月使用分は補助なしの単価が適用される可能性がある
- 灯油価格は高止まり傾向が続いており、暖房シーズン前の機器点検・タンク確認が家計防衛につながる
今回の値上げで最も注意すべきは、食品よりもむしろ暖房費です。
食品の値上げは店頭で気づけますが、光熱費の負担増は請求書が届いて初めて実感するケースが多いためです。
10月のうちに、飲料・栄養補助食品の買い足し、そして暖房機器の点検・灯油タンクの確認を進めておく。
この2点を押さえておけば、本格的な冬の負担増にも落ち着いて対応できるはずです。
値上げは避けられませんが、備え方は選べます。
できることから、ひとつずつ進めていきましょう。

