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パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅する原因は?故障との見分け方と対処法

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅する原因と、故障との見分け方・対処法を解説するイメージ
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

パナソニックのエアコンを使っていて、突然「運転ランプが点滅している」「暖房が止まってランプが点滅し始めた」という状態になると、故障したのではないかと心配になるかもしれません。
しかし、パナソニックのエアコンは、運転ランプが点滅していても故障とは限りません。

特に暖房運転中は、室外機についた霜を溶かす「霜取り運転」に入ると、運転ランプが点滅して一時的に暖房が停止することがあります。
パナソニック公式では、霜取り運転は最長12分程度かかる場合があり、終了すると運転ランプが点灯に戻って暖房運転を再開すると案内しています。

また、暖房を開始した直後や「快適おまかせ運転」を開始したときなど、正常な制御でも運転ランプが点滅します。

一方、運転ランプではなくタイマーランプが点滅している場合は注意が必要です。
エアコン本体または室外機が異常を検知している可能性があるため、診断コードの確認が必要になります。

この記事では、パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅する原因をはじめ、故障との見分け方、自分でできる対処法、修理を依頼したほうがよい症状まで詳しく解説します。

➡︎パナソニック公式HP:お客様サポートページ

目次

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅する主な原因

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅した場合、まず確認したいのが「どの運転をしているときに点滅したのか」です。

運転ランプは故障を知らせるためだけに設けられているものではなく、エアコンが特定の制御を行っているときにも点滅します。

代表的なケースを整理すると、次のとおりです。

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状況主な原因故障の可能性
暖房中に点滅して温風が止まった霜取り運転基本的に正常
暖房開始直後に点滅して風が出ない温風を出す準備基本的に正常
快適おまかせ運転開始時に点滅運転内容を判断している基本的に正常
冷房チェック運転中に点滅エアコンの動作確認正常なチェック動作
正常動作に当てはまらず点滅が続く異常などの可能性点検が必要な場合あり
タイマーランプが点滅エアコンが異常を検知診断コードの確認が必要

つまり、「エアコンのランプが点滅している」という情報だけでは、故障しているかどうかを判断できません。

どのランプが点滅しているのか、冷房と暖房のどちらを使用しているのか、いつから点滅しているのか、どのくらい続いているのかまで確認することが大切です。

なお、本体ランプの種類や色、配置などは機種によって異なります。使用している機種の表示については取扱説明書も確認してください。

暖房中の点滅は霜取り運転の可能性が高い

冬に暖房を使用していて、突然運転ランプが点滅し、同時に温風が止まったのであれば、まず考えられるのが「霜取り運転」です。

エアコン暖房は、屋外の空気から熱を集めて室内へ運ぶ「ヒートポンプ」という仕組みを利用しています。
暖房中は室外機側の熱交換器が低温になるため、外気温や湿度などの条件によって表面に霜が付着します。

熱交換器が霜で覆われると、屋外から効率よく熱を取り込めません。
そこでエアコンは一時的に通常の暖房を止め、室外機についた霜を溶かします。

この動作が霜取り運転です。

パナソニック公式でも、暖房運転時に室外機へ霜がつくと霜取り運転を行い、その間は運転ランプが点滅して暖房が一時的に停止すると案内しています。

そのため、「運転ランプが点滅したうえに暖房まで止まった=故障」とは限りません。

暖房開始直後の点滅も正常な場合がある

暖房のスイッチを入れた直後から運転ランプが点滅し、「風がまったく出てこない」という場合もあります。

これも正常な動作の可能性があります。

暖房を開始した直後は、室内機の熱交換器がまだ十分に暖まっていません。その状態ですぐにファンを回すと、室内へ冷たい風が吹き出してしまいます。

そのため、エアコン内部が暖まり、温風を出せる状態になるまで送風を待つことがあります。

パナソニック公式でも、暖房運転開始時は吹き出す風の温度が暖まるまで運転ランプが点滅し、その間は風が出ない場合があると案内しています。

数分待って温風が出始め、運転ランプが通常の点灯状態になれば基本的に問題ありません。

快適おまかせ運転では約30秒間点滅する

パナソニックの「快適おまかせ運転」を使用したときにも、運転ランプが点滅する場合があります。

快適おまかせ運転は、屋外や室内の温度などから適切な運転内容をエアコンが自動的に判断する機能です。

運転開始直後はエアコンが運転内容を判断するため、パナソニック公式では運転ランプが約30秒間点滅すると案内しています。

そのため、快適おまかせ運転を開始した直後だけ点滅し、その後通常運転へ切り替わるのであれば故障ではありません。

冷房チェック運転でも点滅する

冷房運転時にも、条件によって運転ランプが点滅することがあります。

パナソニックの一部エアコンには、冷房が正常に動作するか確認する「冷房チェック運転」が搭載されています。

パナソニック公式では、2013年モデル以降の一部機種に冷房チェック運転が搭載されており、チェック中は運転ランプが点滅します。

チェックには約10~13分かかります。

自分で冷房チェック運転を開始した直後に運転ランプが点滅しているのであれば、その点滅自体は異常を知らせるものではありません。

ただし、すべてのパナソニック製エアコンに冷房チェック運転が搭載されているわけではありません。対応状況や操作方法については、使用している機種の取扱説明書を確認してください。

暖房中の運転ランプ点滅は「霜取り運転」か確認する

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅する原因のなかでも、特に多いのが暖房中の霜取り運転です。

冬に「暖房が急に止まった」「運転ランプが点滅している」という場合は、まず霜取り運転を疑ってみましょう。

霜取り運転は最長12分程度かかる

パナソニック公式によると、霜取り運転は最長12分程度かかる場合があります。

霜取り運転が終わると、運転ランプが点滅から点灯へ戻り、暖房運転が自動的に再開します。

したがって、暖房中に突然運転ランプが点滅した場合は、すぐに電源を切るのではなく、まず10~15分程度様子を見てください。

運転ランプが点滅する → 暖房が止まる → しばらく待つ → 運転ランプが点灯する → 温風が再び出る

このような流れであれば、霜取り運転だった可能性が高いでしょう。

霜取り運転は何度も行われることがある

「1日に何度も運転ランプが点滅するから故障しているのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし、霜取り運転は一度しか行われないものではありません。

霜取りによって室外機の霜を溶かしても、その後暖房運転を続けて再び霜が付着すれば、エアコンは再度霜取りを行います。

パナソニック公式では、霜取り運転は通常1時間に1回程度、使用環境によっては1時間に2回程度入る場合があると案内しています。

したがって、冬場に運転ランプが何度か点滅するだけで故障とは判断できません。

ただし、霜取りが終わった直後に何度も停止する、暖房している時間より停止している時間のほうが長い、ほとんど温風が出ない、室温がまったく上がらないといった場合は、霜取り運転だけが原因とは限りません。

なぜ室外機に霜がつくの?

エアコン暖房は、電気ヒーターのように電気そのものを熱へ変換しているわけではありません。屋外の空気に含まれている熱を集め、その熱を室内へ運んでいます。

そのため、暖房中の室外機側の熱交換器は非常に冷たくなります。

空気中の水分が冷たい熱交換器に触れると結露し、外気温が低ければ凍結して霜になります。

霜の発生には外気温だけでなく湿度も関係します。特に気温が低く湿度が高い環境や、雪・みぞれが降っている状況では霜が付着しやすくなります。

つまり、「ものすごく寒い日だけ霜取りが発生する」というわけではありません。

室外機から水や湯気が出ても故障とは限らない

霜取り運転中は、室外機から水が出ることがあります。

室外機についていた霜や氷を溶かしているため、その水が室外機の下部から排出されるからです。

冬場に室外機の下が濡れていても、それだけで水漏れや故障とは判断できません。

また、霜取り運転中に室外機から白い煙のようなものが見える場合があります。
霜が溶ける際に発生した水蒸気が白く見えている可能性があり、霜取り運転に伴って一時的に発生しているのであれば異常とは限りません。

ただし、焦げ臭いにおいを伴っている場合や、明らかな煙が出続けている場合は使用を中止してください。

「ブシュッ」という音がしても故障とは限らない

霜取り運転に切り替わるときに、「ブシュッ」という音が聞こえる場合もあります。

パナソニック公式では、霜取り運転時にエアコン内部を流れる冷媒の流れが切り替わることで「ブシュッ」という音が発生する場合があると案内しています。

暖房中に運転ランプが点滅し、一時的に暖房が停止したタイミングで音がして、その後通常の暖房へ戻るのであれば、霜取り運転に伴う音である可能性があります。

一方、金属同士が激しくぶつかるような音、ガラガラという大きな音、ファンが何かに接触しているような音などが続く場合は点検を検討してください。

室外機の霜にお湯をかけるのはNG

室外機が霜や氷で白くなっていると、「お湯をかければすぐに溶ける」と考えるかもしれません。

しかし、室外機へお湯や水をかけるのは避けてください。

パナソニックも、室外機へお湯や水をかけると内部部品が損傷して故障につながるおそれがあるため、行わないよう案内しています。

一時的に霜を溶かせたとしても、外気温が低ければ流れた水が室外機の内部や周辺で再び凍結する可能性もあります。

室外機についた霜は、基本的にエアコン自身の霜取り運転に任せましょう。

雪で室外機が埋まっている場合は周囲を確認する

霜ではなく、積雪によって室外機の吸込口や吹出口が塞がれている場合は周囲の除雪が必要です。

室外機は屋外の空気を吸い込み、熱交換した空気を吹き出しています。大量の雪で空気の通り道が塞がれると、十分な熱交換ができなくなります。

安全を確保したうえで室外機周辺の雪を取り除き、吸込口や吹出口を塞がないようにしてください。

ただし、室外機内部にできた氷を工具などで叩いたり、無理に剥がしたりするのは避けましょう。

運転ランプとタイマーランプの点滅は意味が違う

パナソニックのエアコンでランプが点滅したときに、必ず確認してほしいのが「運転ランプなのか、タイマーランプなのか」です。

この2つは同じ点滅でも意味が大きく異なります。

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点滅しているランプ主な意味対応
運転ランプ霜取り・暖房準備・快適おまかせ・チェック運転など運転状況と経過時間を確認
タイマーランプエアコンが異常を検知している可能性診断コードを確認

運転ランプは正常な制御でも点滅します。

一方、パナソニック公式では、エアコン本体または室外機で異常を検知するとタイマーランプが点滅すると案内しています。

「ランプが点滅しているからエラー」と判断するのではなく、最初にランプの名称を確認してください。

タイマーランプが点滅したら診断コードを確認する

タイマーランプが点滅している場合は、エアコンが何らかの異常を検知している可能性があります。

パナソニックのエアコンでは、異常内容を診断コードで確認できる機種があります。

診断コードには、たとえば次のようなものがあります。

  • H11
  • H14
  • H16
  • H19
  • H28
  • H51
  • H52
  • H59
  • H97
  • F11
  • F91
  • F93
  • F99

パナソニック公式によると、診断コードは1995年頃以降のエアコンで確認できます。

ただし、診断コードが分かったからといって、自分でエアコンを分解したり部品を交換したりするのは避けてください。

エアコンには100Vまたは200Vの電源が使用されているほか、冷媒回路もあります。故障内容によっては専門的な測定や修理が必要です。

診断コードの確認方法は機種によって異なる

診断コードの確認方法はリモコンによって異なります。

パナソニック公式では、リモコンに「お知らせ」ボタンがある機種の場合、エアコン本体へリモコンを向けて「お知らせ」ボタンを押すことで診断コードを確認できると案内しています。

異常を検知している場合は音が鳴り、リモコンの液晶表示部に診断コードが表示されます。

ただし、すべての機種で同じ方法ではありません。

使用しているエアコンの品番を確認し、その機種の取扱説明書に記載されている方法で診断してください。

診断コードが確認できた場合はメモしておくと、販売店や修理窓口へ相談するときに状況を伝えやすくなります。

運転ランプの点滅回数だけでは故障内容を判断できない

ランプが点滅していると、「3回点滅」「5回点滅」など、点滅回数にエラーの意味があると思う人もいるかもしれません。

しかし、パナソニックのエアコンでは、基本的に診断コードを確認して異常内容を判断します。

単純に運転ランプの点滅回数だけを数えて、故障箇所を特定するのは適切ではありません。

タイマーランプが点滅している場合は、使用している機種の取扱説明書に従って診断コードを確認しましょう。

運転ランプが点滅したときに自分でできる対処法

パナソニックのエアコンで緑色の運転ランプが点滅している状態を示したイメージイラスト

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅しても、すぐに修理が必要とは限りません。

正常な制御による点滅も多いため、まずは次の順番で状況を確認してみましょう。

1.どのランプが点滅しているか確認する

最初に確認するのは、点滅しているランプの種類です。

エアコン本体には機種によって、運転、タイマー、おそうじ、ナノイーなど複数の表示ランプがあります。

特に重要なのが運転ランプとタイマーランプの違いです。

運転ランプなら正常な制御の可能性がありますが、タイマーランプなら異常を検知している可能性があります。

ランプの名称や配置、色は機種によって異なるため、本体表示や取扱説明書を確認してください。

2.暖房中なら10~15分程度待つ

暖房中に運転ランプが点滅し、温風も止まったのであれば、霜取り運転の可能性があります。

パナソニック公式では霜取り運転が最長12分程度かかる場合があるため、10~15分程度様子を見てください。

運転ランプが点灯に戻り、再び温風が出てくれば基本的に問題ありません。

3.暖房を入れた直後か確認する

暖房開始直後であれば、冷たい風を出さないために送風を止めている可能性があります。

この場合も数分程度待ち、温風が出始めるか確認しましょう。

4.快適おまかせ運転を使用していないか確認する

快適おまかせ運転を開始した直後であれば、約30秒間の運転ランプ点滅は正常な動作です。

短時間で点滅が終わり、冷房や暖房などの運転へ切り替われば問題ありません。

5.室外機周辺を確認する

暖房中に霜取り運転を頻繁に繰り返す場合は、室外機周辺の状態も確認しましょう。

室外機の吸込口や吹出口が雪、落ち葉、物などで塞がれていると、空気の流れが悪くなります。

特に積雪地域では室外機の前面だけでなく、背面や側面の状態にも注意してください。

ただし、霜を溶かすためにお湯をかけたり、室外機を分解したりする必要はありません。

6.タイマーランプなら診断コードを確認する

タイマーランプが点滅している場合は、対応機種で診断コードを確認してください。

コードを確認できたらメモしておき、取扱説明書やパナソニック公式サポートで内容を確認します。

7.むやみに電源をリセットしない

エアコンに異常があると、「とりあえずコンセントを抜けば直る」と考える人もいるでしょう。

しかし、暖房中の霜取り運転であれば、そもそも故障ではありません。霜取り中に電源を切れば、エアコンが行っている正常な制御を途中で止めることになります。

そのため、運転ランプが点滅したら即リセットするのではなく、最初に点滅の原因を確認することが重要です。

また、本当に部品が故障している場合は、電源をリセットして一時的に症状が消えても根本的な修理にはなりません。

運転ランプの点滅が止まらない場合は故障?

「パナソニックのエアコンの運転ランプが点滅し、故障ではないかと心配しながら確認している女性のイラスト」

霜取り運転や暖房開始時など、正常な制御による運転ランプの点滅であれば一定時間が経過すると通常運転へ戻ります。

反対に、正常な動作に当てはまらない状態で運転ランプの点滅が長時間続いている場合は注意が必要です。

パナソニック公式でも、霜取り運転、快適おまかせ運転開始時、暖房運転開始時などに該当しない運転ランプの点滅については、販売店または修理相談窓口へ点検・修理を依頼するよう案内しています。

暖房がつかない場合

暖房開始直後であれば、温風を出す準備をしている可能性があります。

また、暖房中に突然運転ランプが点滅して停止したのであれば、霜取り運転の可能性があります。

いずれの場合も、一定時間が経過すると自動的に暖房が始まるのが通常です。

一方、10~15分程度待っても暖房が再開しない、点滅したまま変化しない、暖房を再開してもすぐ停止する、まったく室温が上がらないといった場合は、正常な霜取り運転だけでは説明できない可能性があります。

冷房がつかない場合

通常の冷房運転では、暖房時と同じ霜取り運転による停止はありません。

冷房チェック運転を自分で開始している場合は運転ランプが点滅する機種がありますが、通常の冷房運転で点滅が続き、冷風も出ない場合は取扱説明書を確認してください。

室外機が動かない、運転開始後すぐ停止する、冷風がまったく出ないなどの症状を伴う場合は、点検が必要になる可能性があります。

何度もリセットしない

運転ランプの点滅が止まらないからといって、電源プラグを何度も抜き差ししたり、ブレーカーを何度も入切したりするのは避けましょう。

一時的に運転できるようになっても、異常の原因が解消されたとは限りません。

正常な点滅条件に当てはまらず症状が繰り返される場合は、診断コードや症状を確認したうえで点検を依頼したほうが確実です。

修理を依頼したほうがよい症状と買い替えの目安

パナソニックのエアコンを修理するか買い替えるか、費用や今後の使用を考えながら悩んでいる人物のイメージイラスト

運転ランプが点滅していても正常なケースはありますが、すべての点滅を放置してよいわけではありません。

正常動作に当てはまらない点滅や、ほかの異常を伴っている場合は点検が必要になる可能性があります。

こんな症状があれば点検を検討する

次のような症状がある場合は、販売店やパナソニックの修理相談窓口への相談を検討してください。

  • 正常な動作に当てはまらない点滅が続く
  • 10~15分程度待っても暖房が再開しない
  • 冷房・暖房がほとんど効かない
  • 運転を開始してもすぐ停止する
  • タイマーランプが点滅している
  • HやFなどから始まる診断コードが表示される
  • 室外機が動かない状態が続く
  • 今までになかった大きな異音がする
  • 異常な振動が発生している
  • 焦げ臭いにおいがする
  • 電源コードやプラグが異常に熱い
  • ブレーカーが繰り返し落ちる

特に、焦げ臭いにおい、電源部分の異常な発熱、ブレーカーが繰り返し落ちるといった症状がある場合は使用を続けないでください。

正常な霜取り運転とは明らかに異なる症状です。

修理を依頼する前に確認しておきたいこと

修理を依頼する場合は、事前にエアコンの状態を整理しておくとスムーズです。

確認しておきたいのは次の項目です。

  • エアコンの品番
  • 購入時期
  • 点滅しているランプ
  • ランプの色
  • 暖房・冷房などの運転モード
  • 点滅が始まったタイミング
  • 点滅が何分程度続いているか
  • 温風または冷風が出ているか
  • 室外機が動いているか
  • 診断コードが表示されているか
  • 異音や異臭があるか

特に重要なのが品番と診断コードです。

同じパナソニックのエアコンでも、シリーズや製造年によって搭載されている機能や診断方法が異なります。

診断コードを確認できた場合は、修理窓口へそのコードも伝えましょう。

古いエアコンは修理と買い替えを比較する

長期間使用しているパナソニックのエアコンで故障が確認された場合は、修理だけでなく買い替えも比較したほうがよいでしょう。

パナソニックでは、エアコンの補修用性能部品の最低保有期間を製造打ち切り後10年としています。

ここで注意したいのは、「購入から10年間」ではなく「製造を打ち切ってから10年間」という点です。

補修用性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品です。保有期間を過ぎた瞬間に必ず修理できなくなるわけではありませんが、必要な部品がなくなれば修理できない可能性があります。

使用年数が長いエアコンで、制御基板やファンモーター、コンプレッサー、冷媒回路などの修理が必要になった場合は、今回の修理費だけではなく、今後の故障リスクや部品供給状況も含めて判断するとよいでしょう。

パナソニックの運転ランプ点滅でよくある疑問

ここまでの内容を踏まえ、パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅したときに疑問になりやすいポイントを整理します。

運転ランプが点滅しているだけなら故障ではない?

点滅しているという事実だけでは故障とは判断できません。

暖房中の霜取り運転、暖房開始時の準備、快適おまかせ運転、冷房チェック運転など、正常な制御でも運転ランプが点滅します。

どの運転中なのか、何分程度点滅しているのかまで確認してください。

暖房が止まって運転ランプが点滅するのは正常?

霜取り運転であれば正常です。

パナソニック公式では、霜取り運転は最長12分程度かかる場合があると案内しています。しばらく待って暖房が自動的に再開すれば、基本的には問題ありません。

運転ランプがずっと点滅している場合は?

霜取り運転や暖房開始時などの正常な動作であれば、一定時間経過後に通常運転へ戻ります。

正常動作に当てはまらず長時間点滅が続く場合は、取扱説明書を確認し、必要に応じて販売店や修理相談窓口へ点検を依頼してください。

タイマーランプの点滅は故障?

タイマーランプの点滅は、エアコン本体または室外機が異常を検知している可能性があります。

対応機種では診断コードを確認し、表示されたコードを控えてください。

室外機に霜がついているのは故障?

暖房運転中であれば、室外機に霜がつくこと自体は異常ではありません。

外気温や湿度などの条件によって室外機の熱交換器へ霜が付着し、エアコンが自動的に霜取り運転を行います。

室外機にお湯をかけてもいい?

おすすめできません。

パナソニックも、室外機へお湯や水をかけると内部部品の損傷につながるおそれがあるため、行わないよう案内しています。

霜はエアコン自身の霜取り運転に任せてください。

コンセントを抜けば直る?

原因によります。

霜取り運転や暖房準備で運転ランプが点滅しているのであれば、そもそも故障ではないためリセットする必要はありません。

また、部品が故障している場合は、電源を入れ直して一時的に動いても根本的な解決にはなりません。

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅したときの判断早見表

最後に、運転ランプが点滅したときの判断基準をまとめます。

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症状考えられる原因対応
暖房中に運転ランプが点滅して温風が止まる霜取り運転10~15分程度待つ
暖房開始直後に点滅して風が出ない温風を出す準備数分程度待つ
快適おまかせ開始直後に点滅運転内容を判断中約30秒待つ
冷房チェック運転中に点滅動作確認中チェック終了まで待つ
室外機に霜がついている暖房運転による着霜霜取り運転に任せる
霜取り中に室外機から水が出る溶けた霜や氷基本的に正常
霜取り中に室外機から湯気が出る水蒸気基本的に正常
霜取り中に「ブシュッ」と音がする冷媒の流れが切り替わる音など一時的なら正常な場合あり
タイマーランプが点滅異常を検知している可能性診断コードを確認
運転ランプの点滅が長時間続く正常動作以外の可能性取扱説明書を確認し点検を検討
冷暖房がまったく効かない故障などの可能性点検を検討
焦げ臭い・異常発熱がある電気系統などの異常の可能性使用を中止して点検
ブレーカーが繰り返し落ちる電気的な異常の可能性使用を中止して点検

まとめ|パナソニックの運転ランプ点滅は故障とは限らない

パナソニックのエアコンで運転ランプが点滅しても、すぐに故障と判断する必要はありません。

特に冬の暖房中に、「運転ランプが点滅する → 温風が止まる → しばらくすると暖房が再開する」という動きをしているのであれば、室外機についた霜を溶かす「霜取り運転」の可能性が高いでしょう。

パナソニック公式では、霜取り運転には最長12分程度かかる場合があると案内しています。
そのため、暖房中に運転ランプが点滅した場合は、まず10~15分程度様子を見て、暖房が自動的に再開するか確認してください。

暖房を開始した直後も、冷たい風を出さないための準備として運転ランプが点滅することがあります。
また、快適おまかせ運転では運転内容を判断するため約30秒間点滅します。

一方で、タイマーランプが点滅している場合は意味が異なります。
エアコン本体や室外機が異常を検知している可能性があるため、対応機種では診断コードを確認しましょう。

パナソニックのエアコンでランプが点滅したら、「どのランプなのか」→「どの運転中なのか」→「何分間続いているのか」の順番で確認すると、正常な動作なのか、点検が必要なのかを判断しやすくなります。

霜取り運転などの正常動作に当てはまらず点滅が続く場合や、冷暖房が効かない、異音・異臭がする、ブレーカーが繰り返し落ちるといった症状を伴う場合は、無理に使用を続けず、販売店またはパナソニックの修理相談窓口へ点検を依頼しましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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