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石油ストーブの五徳とは?役割・外し方・ないときの代用品

対流式石油ストーブの天板から五徳を持ち上げて外す様子
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

石油ストーブの上でやかんや鍋を使おうとして、「五徳ってどれ?」「そもそもうちのストーブにあるの?」と迷っていませんか。
五徳は、天板の上に置いて、やかんや鍋を安定して支えるための金属の台です。ガスコンロの五徳と似た役割ですが、石油ストーブでは機種によって形や有無が異なります。

この記事では、石油ストーブの五徳の役割、ガスコンロの五徳との違い、取り付け・取り外しの注意点、手入れの方法、ないときの考え方を解説します。

  • 石油ストーブの五徳の役割と、ガスコンロとの違い
  • 五徳が必要な場面と、ないタイプの見分け方
  • 取り付け・取り外しと手入れの注意点
  • 五徳がないとき、なくしたときの考え方
目次

石油ストーブの五徳とは

石油ストーブの五徳とは、天板の上に載せて、やかんや鍋などを安定して支えるための金属製の台や枠のことです。
「ごとく」と読み、天板(トップ)の上に置く取り外し式のものが一般的です。
やかんなどを直接天板に置くと、傾いたり、熱がこもったりしやすいため、五徳でわずかに浮かせて安定させ、熱の逃げ道もつくる役割があります。
基本的に対流式ストーブにのみ取り付けが可能ですので、その他の種類のストーブには設置できませんので注意しましょう。
ストーブ全体の部品は、石油ストーブの部品名称を解説した記事で整理しています。

五徳の役割

役割内容
安定させるやかんや鍋を水平に支え、傾きや転倒を防ぐ
熱を逃がす天板との間にすき間をつくり、熱がこもるのを防ぐ
天板を保護する天板や燃焼部に直接熱や衝撃が集中しにくくする
位置を決める鍋ややかんの置き場所の目印になる

石油ストーブの五徳は、調理器具をのせるためのパーツなので、やかんや鍋を使う予定がなければ、必ずしも使う必要はありません。

ガスコンロの五徳との違い

「五徳」という名前は同じですが、ガスコンロの五徳とは使い方が異なります。

項目石油ストーブの五徳ガスコンロの五徳
目的やかんや鍋を、天板の上で支える鍋やフライパンを、炎の上で支える
炎との距離炎の真上ではなく、天板の上炎の真上
形機種ごとに異なる(網状・枠状など)コンロごとに決まった形
取り外し機種によっては外せる外して洗える
交換メーカー純正品が基本型番に合わせて購入

ガスコンロの五徳については、五徳とは?読み方・由来からガスコンロでの役割・種類まで解説した記事で詳しく紹介しています。

五徳が必要になる場面

場面五徳の必要性
やかんで加湿したい機種によっては五徳を使うことが指定されている
鍋で温める・煮込みたい使える機種であれば、五徳が必要な場合がある
暖房だけで使う五徳がなくても使える

やかんや鍋を使えるかどうかは、機種ごとに決まっています。天板に物を置けない機種もあるため、必ず取扱説明書で確認してください。
やかんを使うときの注意点は、石油ストーブにやかんを置くときのポイントを解説した記事も参考になります。

五徳があるタイプ・ないタイプ

石油ストーブには、五徳が付いているものと、付いていないものがあります。

タイプ五徳の有無傾向
対流式の一部あり、または付属品天板でやかんを使えるものがある
反射式の一部あり、または付属品調理用の天板がある機種がある
調理非対応の機種なし天板に物を置かない設計
FF式・ファンヒーターなし天板に調理器具は置けない

見分け方は、次のとおりです。

確認方法内容
取扱説明書「各部のなまえ」や「ご使用方法」で、五徳や天板の使い方を確認
製品仕様「やかんが使える」「調理ができる」などの記載を確認
本体の天板取り外し式の金属枠が付属しているかを確認

FF式やファンヒーターは、天板で調理器具を使う設計ではありません。
FF式の特徴は、FF式石油ストーブの特徴を解説した記事で紹介しています。

五徳の取り付け・取り外しの注意点

取り付けるとき

五徳は、天板にしっかり固定されていることを確認してから、やかんなどを置きます。
がたつきや傾きがあると、やかんが転倒して熱湯や灯油による事故につながるおそれがあります。
五徳やトップがずれたり、変形していたりする場合は、使用を中止し、メーカーや販売店に相談してください。

取り外すとき

五徳は、使用直後は非常に高温です。必ず消火して、本体が十分に冷めてから取り外してください。
無理に力をかけると、変形したり、周囲の部品を傷めたりするおそれがあります。外し方は、取扱説明書で確認しましょう。

五徳の手入れ

五徳には、吹きこぼれや油、すすなどが付着しやすくなります。

汚れの種類手入れの方法
ほこり・軽い汚れ冷めてから、乾いた布で拭く
吹きこぼれ・焦げ冷めてから、取扱説明書で使える洗剤を確認し、やわらかいスポンジで落とす
サビ無理にこすらず、ひどい場合は交換を検討する

取り外して洗える材質かどうかは、取扱説明書で確認してください。
シーズン終わりの手入れや保管は、石油ストーブのしまい方を解説した記事も参考になります。

五徳がないとき・なくしたときの考え方

五徳をなくしたり、壊したりした場合は、次の順に考えると安全です。

状況考え方
五徳をなくしたメーカーや販売店に、型式を伝えて純正の部品を問い合わせる
五徳が変形した使用を中止し、純正品に交換する
そもそも五徳がない機種天板に調理器具を置かない。加湿は別の方法を検討する

五徳の代わりに、金網やレンガ、他の台などを置いて使うことは避けてください。安定せず、転倒や過熱、火災につながるおそれがあります。
ガスコンロの五徳を流用するのも避けましょう。形や熱の当たり方が異なり、安全性が確認されていません。

よくある質問

Q1. 石油ストーブには必ず五徳が付いていますか?

いいえ。機種によって異なります。五徳が付いている機種、付属品として別に使う機種、そもそも天板に調理器具を置かない機種があります。使えるかどうかは、取扱説明書で確認してください。

Q2. 五徳がなくても、やかんを置いて大丈夫ですか?

五徳が指定されている機種では、使わずにやかんを置くと、傾きや熱のこもりが起きるおそれがあります。五徳の使用が指定されている場合は、必ず指定どおりに使ってください。

Q3. 五徳は洗ってもいいですか?

材質や仕上げによって異なります。冷めてから、取扱説明書の指示に従って手入れしてください。水洗いできない場合や、サビやすい材質もあります。

Q4. ガスコンロの五徳を、石油ストーブに使えますか?

使わないでください。形や熱の当たり方が異なり、安全性が確認されていません。石油ストーブには、その機種専用の五徳を使うのが基本です。

Q5. 五徳が錆びてしまいました。使い続けていいですか?

軽いサビであれば表面の手入れで済むこともありますが、ひどい場合や変形がある場合は、使用を中止し、交換してください。強度が落ちて、やかんなどを支えきれなくなるおそれがあります。

まとめ

石油ストーブの五徳は、天板の上でやかんや鍋を安定して支える金属製の台です。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
五徳の役割調理器具を安定させ、熱を逃がす
ガスコンロとの違い炎の真上ではなく、天板の上で使う
機種による違いあり・付属・なしの機種がある
取り扱い冷めてから取り外し、ぐらつきがあれば使用を中止
なくしたとき純正品を問い合わせる。代用品は使わない

まずは、お手持ちの取扱説明書で、天板に調理器具を置いてよいかどうかを確認してみてください。
五徳の有無や使い方は機種ごとに決まっているので、指示どおりに使うことが、安全に使う近道です。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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