洗濯の途中でドラムの回転が止まり、表示部に「LE」が出ていませんか。
アイリスオーヤマのドラム式洗濯機のLEは、モーターが正常に回転していないことを知らせる表示です。
取扱説明書では、洗濯物が多すぎてモーターに負荷がかかったときに洗濯を停止すると説明されており、量を減らせば解消することが多い表示です。
ただし、コースによって洗える量は大きく異なり、「標準コースなら入る量」でも別のコースでは多すぎる場合があります。
一方で、洗濯物を入れていない状態でもLEが出るようなら、使い方ではなく本体側の不具合が考えられます。
この記事では、アイリスオーヤマ公式の情報とドラム式洗濯機(FL81R・HD81AR)の取扱説明書をもとに、LEの意味、コース別の量の目安、再開の手順、修理か買い替えかの判断までを解説します。
- LEの意味と、UE・縦型のE7との違い
- コースごとの洗える量と、量を減らして再開する手順
- 量を減らしても出るときの確認点と、修理・買い替えの判断基準
結論:LEは「量を減らす → 異物・設置を確認 → 修理を相談」の順に進める
先に対処の流れをまとめます。
| 順番 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 一時停止する | スタート/一時停止ボタンを押す |
| 2 | 洗濯物をコースの目安量以下に減らす | お急ぎ・温水60℃・大物コースは2kgまで |
| 3 | 再スタートする | スタート/一時停止ボタンを押す |
| 4 | 量を減らしても出るなら異物と設置を確認する | 硬貨・ヘアピン、輸送用固定ねじ |
| 5 | 少量でも出るなら修理を相談する | 焦げたにおいや異音があれば使用を中止 |
アイリスオーヤマの公式FAQでは、LEはモーターが正常に回転していないときのお知らせとされ、一時停止して洗濯物の量を減らし、再度スタートして動作を確認するよう案内されています。
LEエラーの意味
取扱説明書の記載
ドラム式洗濯機HD81ARの取扱説明書では、LEは「洗濯が途中で止まった」ときのメッセージとして記載され、洗濯物が多すぎてモーターに負荷がかかると、洗濯を停止すると説明されています。
処置は、一時停止して洗濯物を減らし、再度スタート/一時停止ボタンを押すことです。
窓口に相談するときは、取扱説明書の読み方に合わせて「エル・イー」と伝えると、聞き間違いを防げます。
似た表示との違い
| 表示 | 機種 | 意味 | 主な対処 |
|---|---|---|---|
| LE | ドラム式 | モーターが正常に回転していない(洗濯物が多すぎる) | 一時停止して洗濯物を減らす |
| UE | ドラム式 | 洗濯物の偏り・泡が多い | 洗濯物を入れ直す・泡を取り除く |
| E7 | 縦型 | モーターに負荷がかかった | 容量別のボタンを同時長押ししてリセット |
LEは「量が多すぎる」、UEは「偏っている」ことを知らせる表示です。
同じドラム式でも対処の方向が違うため、表示を確認してから操作してください。
また、他メーカーのドラム式洗濯機にも「LE」という表示がありますが、原因や対処は機種ごとに異なります。
LEが出やすい場面
LEは、洗濯物の量が同じでも、使い方によって出やすさが変わります。
次のような場面に心当たりがないか確認してみましょう。
| 場面 | なぜ出やすいか | 見直し方 |
|---|---|---|
| まとめ洗いの日 | 容量いっぱいまで詰め込みがち | 2回に分ける |
| 短時間で済ませたい朝 | お急ぎコースの上限(2kg)を超えやすい | 量を減らすか標準コースを選ぶ |
| 除菌目的で温水60℃コースを使った | 上限が2kgと少ない | 量を減らす |
| バスタオルやジーンズが多い日 | 水を吸って重くなる | 厚手のものを分けて洗う |
| 毛布やふとんを洗った日 | 吸水で大きく重くなる | 大物コースの条件を守る |
| 引っ越し・設置の直後 | 輸送用固定ねじの外し忘れ | 背面の固定ねじを確認する |
「いつもと同じ量なのにLEが出た」ときは、コースを変えていないかを最初に思い出してみてください。
確認を始める前の安全のポイント
焦げたようなにおい、異常な音、触れるとピリピリ電気を感じるといった症状がある場合は、LEの対処を試さず、直ちに使用を中止して電源プラグを抜いてください。
取扱説明書の「愛情点検」でも、焦げくさいにおいがする、運転中に異常な音がするといった症状がある場合は、使用を中止し、電源プラグを抜いて水栓を閉め、点検を依頼するよう案内されています。
- ドラムの回転が完全に止まり、ドアロックが解除されてからドアを開ける
- ドアが開かないときは無理に開けない
- 電源プラグの抜き差しは、乾いた手でプラグ本体を持って行う
コースごとの洗える量を確認する
LEが出たら、まず選んだコースと洗濯物の量が合っているかを確認します。
ドラム式洗濯機FL81R(標準洗濯容量8kg)の取扱説明書では、コースごとに次の量が示されています。
| コース | 洗える量 |
|---|---|
| 標準 | 8kgまで |
| すすぎ1回 | 5kgまで |
| 念入り | 4kgまで |
| 温水 約40℃ | 4kgまで |
| お急ぎ | 2kgまで |
| 大物(布団・毛布) | 2kgまで |
| 手洗い | 2kgまで |
| 羽毛(ダウン) | 2kgまで |
| 温水 約60℃(除菌) | 2kgまで |
お急ぎコースや温水60℃コースは2kgまでと、標準コースの4分の1しか洗えません。
普段と同じ量のまま短時間コースや温水コースに切り替えると、LEが出やすくなります。
衣類の重さの目安
量の目安を守るには、衣類の重さを知っておくと便利です。
HD81ARの取扱説明書では、次の目安が示されています。
| 衣類 | 重さの目安 |
|---|---|
| パジャマ上下(綿) | 約500g |
| シーツ(綿) | 約500g |
| スカート(混紡) | 約400g |
| バスタオル(綿) | 約300g |
| ワイシャツ(混紡) | 約200g |
| アンダーシャツ(綿) | 約130g |
| タオル(綿) | 約70g |
| くつ下(混紡) | 約50g |
2kgは、バスタオルなら6〜7枚程度です。
乾いた状態の重さの目安なので、水を吸うとさらに重くなる点も意識しておきましょう。
HD81ARの取扱説明書では、洗濯物を計量した後に洗剤量が表示されるコースがあり、洗濯物を入れすぎるとドラム内で洗濯物がよく動かず洗浄力が低下することがあるため、量が多いと感じたら1回の量を少なめにするよう案内されています。
量を減らして再開する手順
- スタート/一時停止ボタンを押して一時停止する
- ドラムの回転が止まり、ドアロックが解除されたらドアを開ける
- 洗濯物を取り出し、選んだコースの目安量以下に減らす
- ドアを閉め、スタート/一時停止ボタンを押して再開する
- 同じ行程でLEが出ないか見届ける
ドアが開かないとき
水量が多いと、ドアロックが解除されないことがあります。
取扱説明書では、その場合は脱水のみコースを選んでスタートし、1〜2分程度脱水が済んだら停止してドアを開けるよう案内されています。
約60℃(除菌)コースでは、洗いの途中で一時停止しても、洗濯水の温度が下がるまでドアロックは解除されません。
取り出した洗濯物の扱い
取り出した洗濯物は、濡れたまま放置するとにおいの原因になります。
続けて2回目の洗濯で洗うか、すぐに洗えない場合は、軽く絞って広げておき、早めに洗い直してください。
計量機能と洗剤量の表示を活用する
ドラム式洗濯機HD81ARでは、標準コースなどでスタートすると、ドラムが回転して洗濯物を計量し、約20秒後に洗剤量を表示すると説明されています。
計量の後に約20秒間一時停止するので、その間に洗剤を入れる流れです。
この計量の結果は、洗濯物の量を判断するヒントにもなります。
表示される洗剤量が多いときは、洗濯物も多めに入っているということです。
量が多いと感じたら、この一時停止の間に洗濯物を取り出して減らすこともできます。
取扱説明書でも、洗濯物の量が多いと感じたときは、1回の洗濯量を少なめにするよう案内されています。
なお、手洗いコースや羽毛(ダウン)コースは洗濯物の計量をせず、給水から始まります。
これらのコースは洗える量が2kgまでと少ないため、入れる前に量を確認しておきましょう。
大物・ダウンを洗ってLEが出たとき
大物は、水を吸うと大きく重くなるため、LEの原因になりやすい洗濯物です。
| 洗濯物 | 取扱説明書の条件 |
|---|---|
| ふとん | 1kgで、折りたたんでドラムの1/2以下。1枚ずつ洗う |
| 毛布 | 2kgで、折りたたんでドラムの1/3以下。1枚ずつ洗う |
| かさのあるもの | ドラムの半分以上を占めるものは、2kg以内でも洗えない |
| ダウンジャケット | 1着ずつ洗濯用ネットに入れる |
洗濯機で洗えると表示された羽毛掛けふとんは、シングルサイズ(150×210cm以下)が条件とされています。
温水コースで1kgを超える毛布を洗うと、洗濯中にドアから水もれするおそれがあるとも注意されています。
条件に合わない大物は、コインランドリーやクリーニングの利用を検討しましょう。
量を減らしてもLEが出るときの確認点
量を目安以下にしてもLEが出る場合は、次の点を確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 異物の混入 | 硬貨・ヘアピン・カーテンのフックなどがドラムと外槽の間に入っていないか |
| 洗濯物の絡まり | シーツや長いひもが巻きついていないか |
| 小物の入り込み | 小さな靴下やハンカチがドア付近に集まっていないか |
| 設置直後の状態 | 背面の輸送用固定ねじが外されているか |
| 本体の設置 | 水平で、がたつきがないか |
取扱説明書では、洗濯前にポケットの中の硬貨やヘアピン、カーテンのフックなどを取り除くよう案内されています。
ファスナーやボタンは閉じ、ひもは結んでおくことも示されています。
設置直後に異常な振動や音がある場合は、背面の輸送用固定ねじが外されているかを確認してください。
取扱説明書では、輸送用固定ねじを外さないと、洗濯機の振動や故障の原因になると警告されています。
逆に、引っ越しで移動するときは、輸送用固定ねじを取り付けてから運ぶよう案内されています。
アイリスオーヤマの公式お役立ち動画にも、輸送用固定ねじに関する動画が掲載されています。
洗濯物が入っていなくてもLEが出るとき
「ドラムに何も入れていないのにLEが出る」という場合は、洗濯物の量が原因ではありません。
モーターやその周辺の部品など、本体側の不具合が考えられるため、修理を相談してください。
動作確認で注意したいこと
取扱説明書では、乾いた衣類を入れたり、ドラムが空の状態で脱水のみの運転を行ったりしないでくださいと案内されています。
動作を確認したいときは、少量の濡れたタオルを入れて試すか、無理に試さず修理窓口に症状を伝えましょう。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 量を減らすと正常に動く | 量の見直しで継続使用 |
| 少量のタオルでもLEが出る | 修理を相談 |
| 何も入れていない状態でもLEが出る | 修理を依頼 |
| 回転時に焦げたにおい・異音がする | 直ちに使用を中止 |
| 回転中に金属がこすれるような音がする | 使用を中止して点検を依頼 |
修理を依頼する流れ
アイリスオーヤマの洗濯機は大型家電の扱いで、公式サイトの洗濯機の修理ページから、保証状況や症状を入力して修理の概算見積もりを確認し、申し込むことができます。
修理料金は2026年7月1日受付分から改定されているため、最新の概算で判断してください。
受付方法は変更されることがあるため、連絡前に公式サイトで最新の案内を確認すると確実です。
依頼時には、次の情報を伝えると状況が伝わりやすくなります。
| 伝える情報 | 具体例 |
|---|---|
| 型番・購入時期 | 本体の表示や保証書で確認 |
| 表示 | LE(「エル・イー」) |
| 出るタイミング | 洗い・すすぎ・脱水のどこで止まったか |
| 洗濯物 | 量、コース、大物の有無 |
| 試した対処 | 量を減らした、異物を確認した、少量で試した |
保証期間後の修理と買い替えの考え方
LEが本体側の不具合によるものだった場合、保証期間が過ぎていると修理は有料になります。
モーターなどの主要な部品に関わる修理は、費用が高くなることもあるため、概算を確認してから、修理か買い替えかを判断するのがおすすめです。
判断材料
| 判断材料 | 内容 |
|---|---|
| 保証期間 | 保証書に記載。期間内の故障は保証規定にしたがって修理される |
| 保証期間後の修理 | 修理で機能が維持できる場合は、要望により有料で修理 |
| 補修用性能部品の保有期間 | 製造打ち切り後6年間 |
| 修理の概算 | 公式の修理料金診断で確認 |
| 設計上の標準使用期間 | 製品本体に表示されている |
比べるときのポイント
| 比べる項目 | 考え方 |
|---|---|
| 修理の概算と本体の価格 | 修理費が本体価格に近い場合は、買い替えも選択肢になる |
| 使用年数 | 年数がたっているほど、ほかの部品の劣化も考えられる |
| ほかの症状 | 水もれや異音など、ほかにも不具合があるか |
| 必要な機能 | 乾燥機能や温水機能など、今後も必要な機能は何か |
保証書は、保証期間内の修理を受けるために必要です。
保証書がないと、保証期間内でも費用を請求される場合があるため、購入時の書類とあわせて大切に保管しておきましょう。
買い替えを考える場合は、洗濯機の温水機能は本当に必要?メリット・デメリット・電気代・代替策まで徹底解説で機能の優先順位を整理できます。
家電ごとの電気代の傾向は、家電の消費電力ランキングTOP15|電気代が高い順に解説で確認できます。
修理を待つ間の洗濯
LEが本体側の不具合で修理が必要になった場合、修理が終わるまで洗濯機が使えないことがあります。
その間は、次のような方法で乗り切りましょう。
| 方法 | ポイント |
|---|---|
| コインランドリーを利用する | 大物や乾燥もまとめて済ませられる |
| 下着や小物は手洗いする | 洗剤をしっかりすすぎ、よく絞って干す |
| 洗濯物の量を減らす工夫をする | タオルの使い回しなどで洗濯の回数を調整する |
手洗いした衣類は脱水が不十分になりやすく、乾くまでに時間がかかります。
部屋干しでにおいが気になるときは、生乾きの臭いを今すぐ消す方法とは?5分でできる応急処置と完全リセット洗濯術の方法も参考にしてください。
修理を相談する前のセルフチェック
- 表示が「LE」であり、UEなど別の表示ではないことを確認した
- 選んだコースの洗える量を確認し、目安以下に減らした
- 大物は取扱説明書の条件を守って洗った
- ポケットの中身を確認し、異物がないことを確認した
- 洗濯物の絡まりをほどいた
- 設置直後の場合は、輸送用固定ねじが外されていることを確認した
- 本体が水平で、がたつきがないことを確認した
- 少量の濡れたタオルでもLEが出るかを確認した
LEを防ぐための習慣
| 習慣 | 理由 |
|---|---|
| コースごとの洗える量を守る | モーターへの負荷を減らす |
| 量が多いと感じたら2回に分ける | 洗浄力の低下と負荷を防ぐ |
| 大物は1枚ずつ、条件を守って洗う | 吸水による重さの増加に対応する |
| 洗濯前にポケットを空にする | 異物による抵抗や破損を防ぐ |
| 小物は洗濯用ネットに入れる | ドア付近への入り込みを防ぐ |
| 引っ越しでは輸送用固定ねじを付け外しする | 運搬時と使用時の故障を防ぐ |
よくある質問
Q. LEエラーは故障ですか?
必ずしも故障ではありません。
取扱説明書では、洗濯物が多すぎてモーターに負荷がかかると洗濯を停止すると説明されており、量を減らせば解消することが多い表示です。
特にお急ぎコースや温水60℃コースは2kgまでと少ないため、コースに合った量になっているかを確認してください。
量を減らしても繰り返す場合や、何も入れていない状態でも表示される場合は、修理を相談してください。
Q. 標準コースでは問題ないのに、お急ぎコースでLEが出ます。
FL81Rの取扱説明書では、標準コースは8kgまで洗えるのに対し、お急ぎコースは2kgまでとされています。
普段と同じ量のままお急ぎコースを選ぶと、量が多すぎてLEが出やすくなります。
お急ぎコースを使うときは量を減らすか、量が多い日は標準コースを選んでください。
コースごとの量の目安は、お使いの機種の取扱説明書で確認しましょう。
Q. 洗濯物を入れていないのにLEが出ます。
洗濯物の量が原因ではないため、モーターやその周辺など本体側の不具合が考えられます。
取扱説明書では、ドラムが空の状態で脱水のみの運転を行わないよう案内されているため、動作確認のための空運転は避けてください。
焦げたにおいや異音がある場合はすぐに使用を中止し、そうでない場合も、症状を伝えて修理を相談しましょう。
保証期間を過ぎている場合は、修理料金診断で概算を確認してから判断すると安心です。
Q. 縦型のE7と同じエラーですか?
どちらもモーターへの負荷に関する表示ですが、機種の種類によって表示と対処が異なります。
ドラム式のLEは、一時停止して洗濯物を減らしてから再スタートするよう案内されています。
縦型のE7は、容量ごとに決められたボタンを同時に長押しするリセット操作が案内されています。
お使いの洗濯機がドラム式か縦型かを確認してから、それぞれの手順で対処してください。
Q. 保証期間が過ぎていたら、修理より買い替えたほうがよいですか?
一概には言えません。
取扱説明書では、保証期間が過ぎた後も、修理で機能が維持できる場合は要望により有料で修理すると案内されています。
まずは公式の修理料金診断で概算を確認し、本体の価格、使用年数、ほかの不具合の有無と比べて判断してください。
補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後6年間とされているため、年数がたった機種では部品の供給状況も確認しておくと安心です。
まとめ
アイリスオーヤマのドラム式洗濯機のLEは、モーターが正常に回転していないことを知らせる表示で、洗濯物の入れすぎが主な原因です。
お急ぎコースや温水60℃コースは2kgまでなど、コースごとに洗える量が異なるため、選んだコースの目安量を確認して減らしてください。
量を減らしても繰り返す場合は、異物の混入や輸送用固定ねじ、設置状態も確認しましょう。
何も入れていなくても出る場合や、焦げたにおい・異音がある場合は、使用を中止し、修理の概算を確認したうえで修理か買い替えかを判断してください。

