リモコンに「0000」と並んだ数字が出ている、見たことのないマークが点いている、本体のランプが光っている。
数字やランプが増えると、どこか壊れたのではないかと不安になります。
ただ、パーパスのリモコンに出る表示のうち、エラーとして扱われるのは数字が点滅しているものだけです。
マークやランプの多くは、機能が働いていることを知らせているにすぎません。
この記事では、0000の意味と故障との見分け方を中心に、リモコンや本体に出る表示を種類ごとに整理します。
エラーと機能表示は見分けられる
まず、表示の性格を分けて考えてください。
| 表示のしかた | 性格 | 例 |
|---|---|---|
| 3桁または2桁の数字が点滅している | エラー。機器が異常を検知して停止した | 111、252、610 |
| 888・88が点滅している | 点検時期のお知らせ。故障ではない | 888 |
| 0000が表示されている | 通信の確認中。多くは正常 | 0000 |
| マークが点灯している | 機能が働いている状態 | 入浴中サイン、エコ運転 |
| 本体のランプが点灯している | 機能表示または安全装置の作動 | 点検、お知らせ、点火確認 |
数字が点滅していない限り、機器は運転を続けられる状態にあると考えて差し支えありません。
エラー番号が出ている場合の対処はパーパス 給湯器 エラーコード111とは?ガスが出ないときの原因と判断基準などの番号別の記事で解説しています。
0000が表示されたとき
0000はエラーコードではありません。
パーパスによれば、初回に電源を入れたときなど、機器本体とリモコンが通信を確認している間に出る表示です。
通信が確立すれば通常の表示に切り替わるため、そのまま待てば問題ありません。
📎 出典:パーパス株式会社 よくある質問「リモコンに0000が表示される(類似エラーコード 740,741、750、751)」
故障を疑うべき0000
一方で、同じ0000でも次のケースは故障の可能性があります。
- 普通に使っている最中に、突然0000表示に変わった
- 0000が出たまま、いつまでも通常表示に戻らない
- 0000と同時にリモコンの画面が暗くなった
これらは給湯器本体かリモコン、あるいはリモコン線の不具合が考えられるため、修理の依頼が必要です。
判断の目安としては、電源を入れ直した直後の0000は正常、使用中に出た0000は異常と覚えておくと分かりやすくなります。
740・741・750・751との関係
同じ通信の不具合が、番号として表示されることもあります。
740・741は台所リモコンの通信エラー、750・751は浴室リモコンの通信エラーです。
これらが出た場合は修理の依頼が必要になります。
落雷のあとにリモコンへ74や750が点滅するケースについても、パーパスは落雷の影響による本体とリモコンの通信異常として、修理を案内しています。
台所リモコンに人の形のサインが出る
家族が入浴を始めると、台所リモコンに人の形をしたサインが表示されることがあります。
これは「入浴お知らせ」機能によるもので、浴室まで行かなくても入浴中かどうかが分かるようにするための表示です。
故障ではありませんし、消す必要もありません。
さらに、長時間入浴が続くと浴室リモコンからメロディーで知らせる動作も組み合わされています。
急に音楽が鳴って驚いた、という場合はこの機能が働いています。
この機能は搭載機種が限られており、900シリーズや713・712・710リモコンと、GXシリーズ・GHシリーズのフルオートタイプを組み合わせた場合に利用できます。
オートタイプや給湯専用の機種では表示されません。
「うちのリモコンには出ない」という場合は、機能を搭載していない組み合わせだと考えてください。
なお、浴室リモコンに人感センサーを搭載した「安心入浴サポート」対応機種では、ドアセンサーと連動して浴室内の状態を見守る表示も出ます。
こちらも見守り機能が動作している状態を示すもので、異常ではありません。
エコ運転のマーク
エコ運転が有効になっていると、そのことを示すマークが点灯します。
パーパスのエコ運転は3つの機能で構成されています。
| 機能 | 動作の内容 |
|---|---|
| エコ出湯 | 出湯量が少ないときに設定温度を自動的に引き下げる |
| エコ保温 | ふろ自動運転中の追いだき間隔を変更し、たし湯をしない |
| エコアラーム | 一定の流量で連続10分以上給湯したときに知らせる |
思い当たりやすいのがエコアラームで、シャワーを10分ほど使い続けると音で知らせる仕組みです。
「使っているだけなのに突然ピピッと鳴る」という現象は、故障ではなくこの機能によるものです。
エコ出湯が働いているときは、お皿洗いなどの少量の出湯時に湯温が下がります。
「洗い物のときだけぬるい」と感じる場合は、故障ではなくエコ出湯が動作している可能性があります。
気になる場合はリモコンでエコ運転を解除できます。
配管クリーンの表示
浴槽のお湯を抜いたあと、機器が勝手に動き出して水の音がすることがあります。
これは配管クリーン機能で、追いだき配管の中に残った湯を流し出す動作です。
自動配管クリーン対応の機種では、浴槽のお湯を抜くと自動的に始まります。
数分で止まれば正常です。
浴室リモコンから手動で実行することもできます。
888・88と本体の点検ランプ
設計上の標準使用期間を過ぎるか、それに相当する使用回数を超えると、リモコンに888または88が表示されます。
数字表示のない機種では、本体の操作部にある「点検」または「お知らせ」ランプが点灯して知らせます。
これは故障ではなく点検時期の案内なので、表示が出ていてもお湯は通常どおり使えます。
リモコン操作で消すこともできますが、解除しても約1年で再び表示されます。
他社でも同様の機能が搭載されており、たとえばパロマ給湯器のエラー「888(88)」解除方法でも同じ性格の表示として解説しています。
ランプが全部点灯して使えなくなったとき
ふろがま(GFシリーズ)などの屋内設置タイプには、排気あふれを検知する仕組みが備わっています。
逆風止めからの排気あふれを2つのサーミスタが検知すると、排気あふれアラームとしてリモコンのランプが点灯し、自動的に消火します。
さらに、排気あふれアラームを連続5回検出すると、点火確認ランプ・お知らせランプなどがすべて点灯し、安全のため機器が使用できない状態になります。
これはインターロックと呼ばれる保護機能で、故障ではなく安全装置が働いた結果です。
この状態になったということは、排気がうまく屋外へ出ていない状況が繰り返し起きたということです。
一酸化炭素中毒につながるおそれがあるため、自分で解除しようとせず、換気をしたうえで修理を依頼してください。
換気扇の使用状況や、給排気口の周辺に物が置かれていないかも確認しておくと、原因の特定が早くなります。
電池交換ランプ
乾電池式のふろがまでは、電池の残量が少なくなると電池交換ランプが点灯します。
これは単純に電池の交換時期を知らせる表示なので、交換すれば消えます。
ただし、電池を替えてもランプが消えない、あるいは他のランプも一緒に点灯している場合は、前述のインターロックが働いている可能性があります。
冬場に電池が切れると点火できず、そのまま凍結につながることもあります。
電池のサイズと本数は機種によって異なるため、取扱説明書で指定を確認したうえで、予備を1セット置いておくと安心です。
表示の見分け早見表
| 表示 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 0000(電源投入直後) | 通信確認中 | 待てば通常表示に戻る |
| 0000(使用中に発生) | 通信の不具合 | 修理を依頼する |
| 740・741 | 台所リモコンの通信エラー | 修理を依頼する |
| 750・751 | 浴室リモコンの通信エラー | 修理を依頼する |
| 人の形のサイン | 入浴中の表示 | 対応不要 |
| エコ運転のマーク | 省エネ機能が有効 | 不要なら解除できる |
| 888・88/点検・お知らせランプ | 点検時期のお知らせ | 使用可。点検を検討 |
| ランプがすべて点灯 | 排気あふれによる使用停止 | 使用せず修理を依頼する |
| 電池交換ランプ | 電池の残量低下 | 電池を交換する |
長く使っている機器で表示が増えてきた場合は、機器そのものの年数も合わせて考える段階です。
判断の目安は給湯器の寿命は何年?交換時期の目安と見逃されがちなサインで整理しています。
よくある質問
Q. 0000が出ていますが、お湯は普通に使えます。放置してよいですか。
A. 電源を入れ直した直後であれば、通信の確認中である可能性が高く、しばらくすれば通常表示に戻ります。ただし、お湯が使えているのに0000が何時間も表示され続けている場合は、リモコンと本体の通信が不安定になっていることが考えられます。この状態を放置すると、いずれ740や750といった通信エラーに進み、リモコンの操作を受け付けなくなることがあります。表示が戻らないようなら修理を依頼してください。
Q. リモコンのマークを消したいのですが、どうすればよいですか。
A. マークの種類によります。エコ運転のマークはリモコンの設定でエコ運転を解除すれば消えます。入浴中サインは家族が浴室から出れば自然に消えるもので、設定で常時消すことはできません。888や点検ランプは専用の解除操作が必要で、通常の電源の入れ直しでは消えません。いずれも故障を示すものではないため、消すこと自体が目的なら急ぐ必要はありません。
Q. シャワーを使っていると突然「ピピッ」と鳴ります。故障でしょうか。
A. エコアラームの可能性が高いです。一定の流量で連続10分以上給湯したときに知らせる機能で、お湯の使いすぎに気づけるようにするためのものです。故障ではありません。音が不要であればリモコンでエコ運転を解除できます。なお、10分程度で鳴るタイミングではなく、1時間ほど使い続けて停止した場合は、連続燃焼を検知した011などのエラーによる停止です。
Q. 入浴中サインが表示されません。故障ですか。
A. 故障ではなく、機能を搭載していない組み合わせである可能性が高いです。入浴お知らせ機能は、900シリーズなど対応するリモコンと、GXシリーズ・GHシリーズのフルオートタイプを組み合わせた場合に利用できます。オートタイプや給湯専用タイプでは表示されません。取扱説明書に入浴お知らせの記載がなければ、その機種は対象外です。
Q. 本体のランプがすべて点灯して火がつきません。電池を替えれば直りますか。
A. 電池の交換では直りません。ランプがすべて点灯している状態は、排気あふれを連続して検知したことによる保護機能の作動です。安全のために機器が使えないようにしているため、電池を替えたり電源を入れ直したりしても解除されません。排気が屋外へ出ていない状況が繰り返し起きているということなので、換気をしたうえで修理を依頼してください。
まとめ
パーパスのリモコンで注意が必要なのは、数字が点滅している表示だけです。
0000は電源投入直後であれば通信の確認中で、待てば通常表示に戻ります。
使用中に突然0000になった場合や、画面が暗くなった場合は通信系の不具合なので修理が必要です。
入浴中サイン、エコ運転、配管クリーンといったマークや動作は、機能が働いていることを示すもので対応は不要です。
888と点検ランプは点検時期の案内で、使用は続けられます。
ただし、本体のランプがすべて点灯して火がつかない状態だけは別で、排気あふれによる安全停止なので、使用せずに修理を依頼してください。

