MENU

ダイキン エコキュートの102表示とは|まず止水栓を閉じる理由

Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ダイキンのエコキュートのリモコンに「警報 102」と表示され、どう対応すればよいか迷っていませんか。
102は、ヒートポンプユニットの部品不具合によるわき上げ不良を示すコードです。

このコードには、他と明確に違う点があります。
リセットを試すよう案内されておらず、給水配管専用の止水栓を閉じたうえで点検を依頼するよう示されているという点です。
この記事では、なぜ扱いが異なるのか、止水栓を閉じると生活にどう影響するのか、点検までの過ごし方までまとめました。

目次

102が示している状態

102は、わき上げ不良として案内されているコードです。
内容は、ヒートポンプユニットの部品不具合によるもので、圧力センサの異常とされています。

案内されている対処は、次の2点です。

  • 要点検。給水配管専用の止水栓を閉じ、点検・修理を依頼する
  • エラーの解除方法は据付工事説明書を確認するか、問い合わせる

📎 出典:エラーコードの内容と対処方法(エコキュート)|ダイキン工業

このコードだけ扱いが違う

他のコードと比べると、違いがはっきりします。

一般的なコード102
まずリセットを試すリセットは案内されていない
改善しなければ点検を依頼最初から「要点検」と示されている
使用を続けられる場合がある給水の止水栓を閉じるよう案内されている
解除方法が取扱説明書に載っている解除方法は据付工事説明書を確認するよう案内されている

据付工事説明書は、機器を設置する施工者向けの資料です。
つまり一般の使用者が自分で解除して使い続けることを想定していないコードだと読み取れます。

リセットを繰り返して運転を続けようとしないでください。
圧力に関わる異常を検知して停止している状態であり、安全のための停止を解除して動かすことになります。

止水栓を閉じるとどうなるか

ここが実際の生活に直結する部分です。

エコキュートの多くの機種は、水道の圧力でタンク内のお湯を押し出す仕組みになっています。
つまり給水の止水栓を閉じると、タンクにお湯が残っていても蛇口やシャワーから出なくなります。

沸き上げが止まるだけの他のコードと違い、102は指示に従った時点でお湯が使えなくなると考えてください。

そのため、次の順序で動くのが現実的です。

  1. 表示を確認したら、まず点検の予約を入れる
  2. 点検までの日数を確認する
  3. 必要な分のお湯を先に確保しておく(やかんや浴槽への確保など)
  4. そのうえで止水栓を閉じる
  5. 点検までの入浴方法を決めておく

点検の見通しが立つ前に止水栓を閉じると、待機期間が長引いたときに生活の負担が大きくなります。
予約と並行して進めるのが合理的です。

ただし、水漏れが見られる、機器の周囲が濡れているといった症状を伴う場合は、生活の都合よりも先に止水栓を閉じてください。

止水栓の場所

給水配管専用の止水栓は、貯湯タンクの下部にあることが一般的です。
前面のカバーを開けた内側や、タンクへ入る配管の途中に設けられています。

ただし、位置や形状は機種と設置状況によって異なります。
取扱説明書の水抜きの手順のページに、止水栓の位置が図で示されていることが多いので、そこを確認するのが確実です。

見当たらない場合や、固くて回らない場合は、無理に力を加えないでください。
配管を傷めると別のトラブルにつながります。
点検の予約時に、止水栓の位置が分からない旨を伝えて指示を仰いでください。

点検を依頼するときに伝えること

102は最初から点検が前提のコードなので、連絡時の情報が診断の効率を左右します。
次の点を伝えてください。

  • 表示されているコードが102であること
  • いつから表示が出ているか
  • お湯が出るか、沸き上げが行われているか
  • 機器の周囲に水漏れや異音、異臭がないか
  • 設置してからの年数と、過去の修理歴
  • 止水栓を閉じたかどうか

コードが102であると伝えることで、圧力センサに関わる部品を想定した準備がされる可能性があります。
初回の訪問で部品を持参できない場合もあるため、正確な情報を先に渡しておく価値があります。

修理費用の考え方

102は、ダイキンが公表している修理目安金額の一覧に含まれていません。
公表されていないコードについては、原因が多岐にわたるため目安金額を案内できないとされており、サービスエンジニアによる点検が必要と案内されています。

📎 出典:エラーコードが表示される(修理金額)|ダイキン工業

参考として、ヒートポンプユニットの部品に関わるコードでは、基板の交換で収まる場合におおむね5万円前後という水準が公表されています。
一方、冷媒系統の部品交換に及ぶ場合は、約10万円以上の高額な修理になることもあるとされています。

102は圧力センサという冷媒回路に関わる部分の異常なので、点検の結果によっては後者の水準になる可能性を想定しておくほうが、見積もりを受け取ったときに落ち着いて判断できます。

なお、点検を依頼して結果的に修理をしなかった場合でも、出張料と点検費は発生します。

修理と交換の線引き

  • 設置から7年未満:修理で対応するのが一般的
  • 設置から8〜10年:見積もり金額と過去の修理歴を見て、交換も比較対象に入れる
  • 設置から10年超:部品の保有期間が終了し、修理そのものができない場合がある

102は、点検が前提であり、金額の見通しも事前には立ちません。
そのため、点検を依頼する前に「いくらまでなら修理する」という線を決めておくことが、他のコード以上に役立ちます。

また、止水栓を閉じている間はお湯が使えないため、修理までの待機期間そのものが判断材料になります。
部品の取り寄せに日数がかかる見込みであれば、交換のほうが早く生活を戻せる場合もあります。

年数の考え方はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングにまとめています。
お湯まわりのトラブル全体の切り分けは、オール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q1. リセットして消えたら、そのまま使ってよいですか。

102は、リセットを試すよう案内されていないコードです。
解除方法についても、取扱説明書ではなく据付工事説明書を確認するよう示されています。
一般の使用者が解除して使い続けることを想定していないと読み取れる内容です。
表示が消えたとしても、圧力センサに関わる異常が解消したわけではないため、点検を受けてください。

Q2. 止水栓を閉じたら、お湯も水も出なくなりました。

多くの機種では、水道の圧力でタンク内のお湯を押し出しているため、給水を止めるとお湯も出なくなります。
これは故障が進んだのではなく、指示どおりの状態です。
なお、止水栓はエコキュートへの給水を止めるものなので、家全体の水道が止まるわけではありません。
台所や洗面の水道は通常どおり使えます。

Q3. 点検までに日数がかかりそうです。それでも止水栓を閉じるべきですか。

水漏れや異音、異臭を伴う場合は、迷わず閉じてください。
そうした症状がない場合は、点検の予約を入れて日程を確認し、必要な分のお湯を確保してから閉じるという順序が現実的です。
ただし、閉じない間も運転を続けることは推奨できません。
沸き上げを行わせない状態にしたうえで、点検を待つのが安全です。

Q4. 止水栓が見つかりません。

給水配管専用の止水栓は貯湯タンクの下部にあることが一般的ですが、位置や形状は機種と設置状況によって異なります。
取扱説明書の水抜きの手順のページに、図で示されていることが多いので確認してください。
それでも分からない場合や、固くて回らない場合は、無理に力を加えないでください。
点検の予約時に状況を伝え、指示を仰いでください。

Q5. 設置したばかりで102が出ました。

新築や交換の直後であれば、施工した業者に連絡してください。
設置時の配管や接続の状態が関係している可能性があり、施工に起因するものであれば費用の扱いも変わります。
また、102の解除方法は据付工事説明書に記載されているとされているため、施工業者の側に情報があります。
連絡の際は、表示されているコードといつから出ているかを伝えてください。

まとめ

102は、ヒートポンプユニットの圧力センサに関わるわき上げ不良を示すコードです。

  • リセットが案内されておらず、最初から点検が前提になっている
  • 給水配管専用の止水栓を閉じるよう示されている
  • 止水栓を閉じると、多くの機種ではお湯も出なくなる
  • 点検の予約と日程確認を先に行い、そのうえで閉じるのが現実的

水漏れや異音、異臭を伴う場合は、生活の都合より先に止水栓を閉じてください。
金額の見通しが事前に立たないコードなので、修理と交換のどちらを選ぶかの線を決めたうえで点検に臨むと、判断がぶれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次