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2026年5月の値上げ一覧|電気・ガス補助終了と再エネ賦課金改定が家計直撃

値上がりを示す赤い矢印の下に、電球と白い都市ガスメーター、窓サッシや木材、ポッキー風のお菓子とスープ春雨が並び、光熱費・建材・食品の価格上昇を表現したシンプルなイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

2026年5月は、食品や建材の値上げに加えて、電気・ガス料金の政府補助が終了し、さらに再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)が改定されます。
これらが重なることで、家庭の光熱費負担が一気に増える可能性があります。

5月から電気代やガス代が上がるって聞いたけど、実際どのくらい?と気になっている方のために、この記事では2026年5月の値上げ内容を分野別に整理し、家計への影響と節約対策をわかりやすく解説します。


目次

2026年5月の値上げ全体像

まず、2026年5月の値上げを「光熱費」「建材」「食品」と大きく3つのカテゴリに分けて整理します。

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カテゴリ主な内容家計への影響
光熱費(電気)補助金終了+再エネ賦課金改定月400〜600円程度の負担増
光熱費(都市ガス)政府補助終了月100〜150円程度の負担増
建材YKK AP・LIXIL が5〜10%値上げ新築・リフォームで数万〜数十万円の差
食品江崎グリコ・エースコックなど1品あたり10〜20円程度

このなかで特に注意が必要なのは、光熱費です。
「補助終了」「再エネ賦課金改定」という2つの変化が重なる5月は、電気代が目に見えて上がるタイミングになります。


電気代の値上げ|補助終了+再エネ賦課金改定が同時に来る

2026年3月使用分(4月検針分)で政府補助が終了

政府は2026年1月〜3月使用分について「電気・ガス料金支援」として電気・ガス料金の補助を実施していました。
この補助が3月使用分(一般的には4月請求分)をもって終了します。

補助の概要は以下の通りです。

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期間低圧(家庭向け)都市ガス
2026年1〜2月使用分4.5円/kWh の値引き18円/㎥ の値引き
2026年3月使用分1.5円/kWh の値引き6円/㎥ の値引き
2026年4月使用分以降補助なし(ゼロ)補助なし(ゼロ)

月260kWhを使用する標準的な家庭では、2026年3月使用分まで最大1,170円/月の補助を受けていた計算になります。
4月使用分(5月請求分)からはこの補助がなくなるため、請求額が上昇します。

2026年度の再エネ賦課金が4.18円/kWhに引き上げ

さらに追い打ちをかけるのが、再エネ賦課金の改定です。
経済産業省は2026年度(2026年5月検針分〜2027年4月検針分)の再エネ賦課金単価を1kWhあたり4.18円に決定しました(前年度は3.98円)。

つまり0.20円/kWhの引き上げです。月300kWhを使用する家庭では、月60円の負担増となります。
単体では小さく見えますが、補助終了と重なることで体感的な値上がりはより大きくなります。

再エネ賦課金の推移

年度単価(円/kWh)
2022年度3.45円
2023年度1.40円(一時的な大幅減)
2024年度3.49円
2025年度3.98円(当時の過去最高)
2026年度4.18円(過去最高更新)

再エネ賦課金は制度開始(2012年)以来、2023年度を除いて上昇を続けており、2026年度は過去最高を更新しました。
当然電気の使用量が多い家庭ほど、この引き上げの影響が大きくなります。

5月の電気代はどのくらい増える?

補助終了と再エネ賦課金改定が重なる5月以降、家庭の電気代は以下のように変化する可能性があります。

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月間使用量補助終了による増加再エネ賦課金引き上げによる増加合計の目安
200kWh約300円約40円約340円
260kWh約390円約52円約440円
400kWh約600円約80円約680円

※補助終了分は3月使用分(1.5円/kWh)との比較。使用量・契約プランによって異なります。あくまで目安としてご参照ください。

ポイント 夏(6〜9月)はエアコン使用で電気の使用量が増える時期でもあります。補助なしで迎える夏は、昨年同期より電気代の請求額が大きく増える可能性があります。節電対策と省エネ機器の活用を早めに検討しておくことをおすすめします。


都市ガス代の値上げ|補助終了で月100〜150円増の見込み

電気と同様に、都市ガスも2026年3月使用分(4月請求分)をもって政府補助が終了します。

補助単価は2026年1〜2月使用分が18円/㎥、3月使用分は6円/㎥でした。
4月使用分以降はこの補助がなくなります。

月30㎥前後使用する標準家庭(給湯・調理・暖房用途)では、補助がない月と比べて月額130〜540円の負担増になる計算です(使用量・シーズンによって異なります)。

LPガス(プロパンガス)をご利用の方へ
今回の補助対象は都市ガスのみです。LPガスは補助対象外のため、補助終了による直接的な影響はありません。
ただし、元々の料金水準が都市ガスより高めな場合が多く、引き続き節約意識を持つことが大切です。


建材の値上げ|YKK APとLIXILが5月1日から5〜10%引き上げ

住宅建材メーカー大手のYKK APとLIXIL(リクシル)が、2026年5月1日受注分から価格改定を実施します。

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メーカー対象商品値上げ幅実施時期
YKK AP窓・サッシ、玄関ドア、カーポート・フェンス、金属外装材約5〜10%2026年5月1日受注分から
LIXIL住宅サッシ、ドア平均5%程度2026年5月1日から

新築・リフォームへの影響

窓・サッシや玄関ドアは、新築住宅やリフォームで複数箇所に使われる設備です。
単体では5〜10%でも、まとまった数になると影響は無視できません。

価格変動の目安(YKK AP・10%値上がりの場合)

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商品例値上げ前値上げ後(+10%)差額
リビング用掃き出し窓(大型)約30万円約33万円+3万円
腰高窓(子ども部屋用)約15万円約16.5万円+1.5万円
断熱玄関ドア約20万円約22万円+2万円
カーポート(1台用)約50万円約55万円+5万円

※商品グレード・仕様によって異なります。あくまで参考値としてご覧ください。

新築住宅で窓10箇所+玄関ドアを揃えた場合、5月以降の値上げによる差額は数十万円規模になる可能性もあります。
新築やリフォームを検討中の方は、契約前に複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。

値上げの背景

YKK APが値上げを決めた主な要因として、アルミ・樹脂などの原材料価格の高止まり物流コストの上昇エネルギーコストの増加などが挙げられています。
メーカー側もコスト吸収の努力を続けてきた結果としての価格改定という背景があります。


食品の値上げ|江崎グリコ・エースコックなど

食品では、2026年5月出荷分から以下のメーカーが値上げを実施します。

江崎グリコ(5月1日出荷分から)

商品値上げの傾向
ポッキー各種10〜15円程度の値上げ見込み
プリッツ同程度
カプリコ同程度
GABA(チョコレート)同程度
アーモンドピーク同程度
果汁飲料シリーズ同程度

エースコック(5月1日出荷分から)

対象はノンフライ商品(はるさめ・米めん)で、改定率は約8〜10%です。

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商品値上げ前(税抜)値上げ後(税抜)値上げ額
スープはるさめ(各シリーズ)182円200円+18円(+約10%)
ハノイのおもてなし(各シリーズ)182円200円+18円(+約10%)
ヌードルはるさめ1/3日分の野菜(各シリーズ)221円239円+18円(+約8%)
福福彩菜(各シリーズ)221円239円+18円(+約8%)
スープはるさめプチパック(オープン価格)出荷価格を約7%引き上げ

値上げの背景として、エースコックは原材料費・エネルギー費の高騰に加え、物流費・人件費の上昇が続き、安定した品質を維持することが極めて困難な状況になったと説明しています。

食品の値上げ1品ずつは少額ですが、毎日購入するものではなくてもまとまれば家計負担として蓄積します。


2026年の値上げ動向の全体像

帝国データバンクの調査によると、2026年の食品値上げ(主要195社ベース)は、2026年1〜4月の判明分で3,593品目となっており、前年(2025年)の同時期と比べると落ち着いた水準です。
ただし、帝国データバンクは急激な円安が進行した場合、2026年5月以降に値上げが上振れするリスクがあるとも指摘しています。

5月以降については食品の大規模な値上げラッシュは現時点では見込まれていませんが、光熱費の補助終了・再エネ賦課金改定・建材値上げという3つの重なりは、家計全体への影響が食品値上げより大きい可能性があります。


住宅設備目線での節約対策

暮らしの設備ガイドとして、5月以降の光熱費上昇に備えた住宅設備面の節約対策をご紹介します。

電気代を抑える設備・使い方

給湯器のエコ運転を活用する 給湯器の「エコ運転」や「自動お湯はり温度の最適化」は、電気・ガスの消費量を抑える効果が期待できます。設定温度を1〜2℃下げるだけでも、年間のエネルギー消費量が変わってきます。給湯器の取扱説明書を確認し、エコモードを活用しましょう。

エアコンのフィルター清掃を早めに行う 夏本番前の4〜5月にエアコンのフィルターを清掃しておくと、冷房効率が上がり電気代の節約につながります。目詰まりしたフィルターは、電力消費量を10〜15%程度増加させる場合があります。

照明のLED化を検討する まだLED照明に交換していない場所がある場合、交換によって消費電力を大幅に削減できる可能性があります。LED電球は白熱球に比べて消費電力が約85%少ないとされています。

ガス代を抑える設備・使い方

給湯設定温度の見直し 夏に向けて、給湯器の設定温度を冬期より下げることで都市ガスの使用量を抑えられます。一般的に、シャワーや手洗いであれば38〜40℃程度が多くの家庭では十分な温度です。

高効率給湯器への買い替えを検討する 現在使用している給湯器が10年以上経過している場合、最新の省エネ型給湯器への買い替えによってランニングコストが改善する可能性があります。特にエコジョーズ(ガス)やエコキュート(電気式ヒートポンプ)は、通常の給湯器に比べてエネルギー効率が大幅に高い機種です。

また節水シャワーなどで無駄なお湯や水の排出も抑える方法も長期的にみて有効でしょう。

断熱性能の改善で光熱費を年間で抑える

断熱窓や断熱ドアへのリフォームは初期コストがかかりますが、冷暖房効率が改善されるため、長期的には電気代・ガス代の削減につながります。
窓の断熱化(二重窓化・内窓設置)は、夏の冷房負荷と冬の暖房負荷を同時に下げる効果が期待できます。

建材値上げ前(5月受注前)にリフォームを検討している場合は、早めに見積もりを取得しておくのも一つの手です。ただし、急いで判断するよりも複数社から見積もりを取って比較することが重要です。

また、省エネリフォームには国や自治体の補助金が活用できる場合があります。
2026年度も窓の断熱リフォームや給湯器の高効率化工事への補助制度が設けられていますので、リフォームを検討中の方は事前に確認することをおすすめします。

リフォーム以外で暖房の改善であれば、断熱カーテンやシートなども有効ですので試してみてはいかがでしょうか?


よくある質問

Q. 電気代の補助終了はいつから請求額に影響しますか?

A. 補助は2026年3月使用分(3月中の検針日〜4月中の検針日)が最後です。一般的に電気料金は使用月の翌月に請求されるため、4月使用分以降が補助なしとなり、5月以降の請求書から影響が出始めます。

Q. 再エネ賦課金はいつから変わりますか?

A. 2026年度の新しい単価(4.18円/kWh)は2026年5月検針分から適用されます。毎年5月に年度が切り替わる仕組みです。

Q. LPガスも値上がりしますか?

A. 今回の政府補助はLPガス(プロパンガス)を対象としていないため、補助終了による影響はありません。LPガスの料金は各事業者が設定しており、燃料市況の動向によって変動します。

Q. 建材の値上がりを避けるために急いで契約すべきですか?

A. 4月中(5月1日受注前)に契約すれば値上げ前の価格が適用される可能性があります。ただし、焦って1社だけで決めると、他社で比較した場合より高くなることもあります。複数社から見積もりを取ったうえで、納得して判断することが重要です。

Q. 電力会社を乗り換えれば電気代を安くできますか?

A. 新電力への乗り換えによって基本料金や電力量料金を抑えられる場合があります。ただし、再エネ賦課金は全電力会社共通で同一の単価が適用されるため、乗り換えで賦課金部分の節約はできません。料金比較サービスで自分の使用量に合ったプランを確認してみることをおすすめします。


まとめ|2026年5月は光熱費の「重なり」に注意

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項目内容影響
電気・ガス補助終了2026年3月使用分で終了電気 月400〜600円増、ガス 月100〜150円増(目安)
再エネ賦課金改定3.98円→4.18円/kWh(2026年5月検針分〜)月300kWhで月60円増
建材値上げYKK AP・LIXIL が5〜10%値上げ(5月1日〜)新築・リフォームで数万〜数十万円規模の差
食品値上げ江崎グリコ・エースコックなど1品10〜20円程度

2026年5月は、食品の値上げ品目数こそ前月・前年より落ち着いているものの、電気・ガス料金面での負担増が重なります。特に補助終了と再エネ賦課金改定が同時に起きるため、光熱費に関しては今から対策を考えておくことが重要です。

給湯器・エアコン・照明など、日々の使い方と設備の見直しを組み合わせることで、値上げ分の一部を節約でカバーできる可能性があります。
省エネ設備への投資も視野に入れながら、5月以降の家計管理を整えていきましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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