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2026年7月の値上げ一覧|食品・電気代・住宅建材まで家計への影響を総まとめ

食品や日用品の値上げをイメージしたパン・カップ麺・飲料と、上昇するグラフや矢印が配置されたイラスト。物価上昇や大手メーカーによる価格改定の雰囲気を表現している。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

「7月に入ったら、またスーパーで値段が変わるのか・・・」
——そう感じる方は少なくないはずです。
2026年7月は、食パン・即席麺・焼酎など食品の大規模な価格改定が集中するほか、中東情勢の緊迫化に伴う原油高騰が電気代の燃料費調整額に反映され始める月として、光熱費面でも動きに注意が必要です。

この記事では、2026年7月に実施・反映される主な値上げをカテゴリ別に整理し、家計への具体的な影響と今できる対策を解説します。


目次

2026年7月の値上げ|全体像と背景

横一列に並んだ複数のトラックが駐車場に停まっている様子

値上げの規模感

帝国データバンクの調査(食品主要195社ベース)によると、2026年の食品値上げは1〜7月累計で5,729品目となっています。
前年同時期(2025年は1〜7月累計で1万8,000品目超)と比べると大幅に減少しており、いわゆる「大規模な値上げラッシュ」という状況には至っていません。

ただし月間1,000品目前後の価格改定は常態化しており、7月は食パン大手の山崎製パン(306品目)をはじめ、即席麺3社・焼酎大手・麦茶など、食卓に身近な品目が集中して値上がりする月です。

7月は特に以下の点が家計の注目ポイントです。

  • 食品:山崎製パン・東洋水産・サンヨー食品・エースコック・霧島酒造など大手各社が集中して価格改定を実施
  • 電気代:4月の燃料価格変動が燃料費調整制度のタイムラグを経て7月使用分(8月請求分)に反映される見込み

値上げが続く主な理由

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要因具体的な内容
原材料高食品値上げのうち99.8%が「原材料高」を要因に挙げる(帝国データバンク2026年4月調査)
物流費値上げ品目の72.9%が物流費上昇を要因とする
人件費最低賃金引き上げ・賃上げが価格転嫁される形で66.0%に反映
包装・資材段ボール・プラスチックフィルム等の値上がりが81.3%の品目で影響
中東情勢の緊迫化原油供給の不安定化による石油系コスト全般の上昇圧力
円安1ドル160円に迫る水準での長期化が輸入コスト増加をもたらす

食品の値上げ一覧|2026年7月

食パン・カップ麺・麦茶ティーパック・黒霧島の価格が上昇している様子を、赤い上向き矢印と値札で表現したイメージイラスト

パン類|山崎製パン 計306品目

食品の値上げとして7月最大規模となるのが、業界最大手・山崎製パンの価格改定です。

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カテゴリ対象品目数平均値上げ率主な対象商品
食パン62品目平均6.6%ロイヤルブレッド、ダブルソフト、超芳醇など
菓子パン126品目平均5.0%高級つぶあん、ミニスナックゴールド、薄皮つぶあんぱんなど
和洋菓子118品目平均6.4%まるごとバナナ、豆大福、北海道チーズ蒸しケーキ、だんごなど
合計306品目対象全体で平均5.6%
  • 実施日:2026年7月1日出荷分より
  • 値上げ理由:小麦粉など主要原料価格の上昇、物流費・人件費・包装資材費の高騰

同社の値上げは2025年1月以来、1年半ぶりの改定となります。
政府による輸入小麦の売り渡し価格が4月に引き上げられたことも価格転嫁の直接的な要因のひとつです。

ポイント:毎日の食卓に欠かせない食パン・菓子パンの値上がりは月々の食費に直結します。まとめ買いは食品ロスのリスクもあるため、食パンなど日持ちしにくい商品は必要な量を計画的に購入するのが現実的です。


即席麺|東洋水産・サンヨー食品・エースコック

2026年の即席麺値上げは大手5社で時期が分かれており、7月は3社が一斉に価格を改定します。

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メーカー実施日対象値上げ幅
東洋水産2026年7月1日納品分より即席カップ麺・即席ワンタン計約120品希望小売価格の4〜11%。一部オープン価格商品は出荷価格の10%
サンヨー食品2026年7月1日実施予定即席カップ麺(サッポロ一番カップスターなど)詳細は各社公式発表をご確認ください
エースコック2026年7月1日実施予定即席カップめん(ミニわかめラーメン、ワンタンメンどんぶり、スーパーカップ1.5倍シリーズなど)詳細は各社公式発表をご確認ください

(参考)即席麺大手5社のうち、日清食品は4月1日に実施済み、明星食品は6月1日に実施済みです。

東洋水産の主な価格改定商品(税別希望小売価格)

  • 赤いきつねうどん(レギュラーサイズ):236円 → 248円
  • 緑のたぬき天そば(レギュラーサイズ):236円 → 248円
  • 即席ワンタン「ワンタンシリーズ」:142円 → 148円

東洋水産の大規模な価格改定は2023年6月以来となります。
原材料費・包材費・物流費・燃料費の上昇が主な要因です。


麦茶|伊藤園

「お〜いお茶」で知られる伊藤園が、7月より麦茶リーフ商品(ティーバッグ茶・顆粒茶)の価格を改定します。家庭での夏場の定番飲料だけに、購入頻度の高い方は早めに確認しておくとよいでしょう。

  • 対象:麦茶リーフ商品(ティーバッグ茶、顆粒茶)
  • 実施日:2026年7月より
  • 値上げ理由:原材料費・物流費・エネルギーコストの上昇(詳細は公式発表参照)

焼酎|霧島酒造「黒霧島」など14銘柄

焼酎メーカー最大手の霧島酒造が、芋焼酎・米焼酎14銘柄・49品目を7月出荷分から値上げします。

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商品改定前(税抜き希望小売価格)改定後値上げ率
黒霧島 900ml瓶(25度)1,099円1,191円約8%
黒霧島 1.8L紙パック(25度)2,030円2,187円約8%
その他の芋・米焼酎7〜13%
  • 実施日:2026年7月1日出荷分より
  • 対象:芋焼酎・米焼酎14銘柄49品目(麦焼酎は対象外)
  • 値上げ理由:さつまいも・コメ・包装資材費・燃料費・物流費・人件費の高騰
  • 前回の値上げ:2022年9月以来、3年10カ月ぶり

ポイント:黒霧島をはじめとした霧島酒造の焼酎は全国的に流通量の多いブランドです。3年10カ月ぶりの値上げであり、スーパー・量販店での定価も7月以降に順次切り替わります。


住宅建材|2026年7月

サンゲツ

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項目内容
実施日2026年7月1日(水)受注分より
対象商品壁装材・床材・ファブリック・エクステリア・副資材・接着剤等
主な理由原材料価格・物流費・エネルギーコストの上昇

リフォームや住宅設備交換に伴う内装工事を計画している方は、建材コストが上昇傾向にある点を念頭に置き、早めに業者への見積もりを依頼しておくとよいでしょう。


電気代・光熱費の動向|2026年7月

光熱費の文字と電球・炎・紙幣のイラストで電気代やガス代の負担を表現したシンプルな図

電気代|燃料費調整額の上昇

2026年7月の電気代については、燃料費調整額の動向に注意が必要です。

電気料金に含まれる燃料費調整額は、火力発電の燃料(LNG・石炭・原油)の国際価格を過去3か月間の平均価格で算出し、約2〜3か月後の電気料金に反映される仕組みです。4月の燃料価格変動は7月の電気代に反映されます。

2026年2月以降、中東情勢の緊迫化を背景に原油・LNGの国際価格は上昇圧力を受けており、この動きが燃料費調整額を通じて7月以降の電気代に反映される可能性があります。

電気代の構成と7月以降の注意点

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要素内容
基本料金・電力量料金契約アンペア・使用量によって決まる基本部分。当面変更なし
燃料費調整額4月の燃料価格変動が7月分に反映される見込み
再エネ賦課金2026年度は4.18円/kWh(2025年度の3.98円から引き上げ。2026年5月検針分から適用済み)
政府補助2026年3月使用分(4月請求分)をもって終了済み

ポイント:政府補助が終了した5月以降、電気代は実質的な値上がりが続いています。さらに7月は燃料費調整額が上昇するタイミングと夏のエアコン使用が重なるため、電力使用量も含めた家計全体の管理が重要です。


都市ガス代|今後の動向

都市ガスの料金は「原料費調整制度」によって、LNGの輸入価格の変動が数か月後に料金に反映される仕組みです。中東情勢の影響が都市ガス代に反映されるのは8〜9月請求分頃が目安とされています(燃料費調整制度のタイムラグによるもの)。

7月の都市ガス代そのものへの影響は軽微とみられますが、夏以降に向けて上昇圧力が蓄積されつつある点は意識しておくとよいでしょう。

なお、プロパンガス(LPガス)は今回の政府補助の対象外でした。LPガスの料金は各供給事業者が個別に設定するため、心当たりがある方は定期的に料金の確認と見直しを行うことをおすすめします。


ガソリン・灯油|緊急激変緩和措置との関係

2026年3月19日出荷分から、政府はガソリン・軽油・灯油・重油を対象とした緊急激変緩和措置を再開し、全国平均のガソリン小売価格を170円程度に抑える方針を打ち出しています。この措置が7月以降も継続されるかどうかは、本記事執筆時点では未定です。最新情報は資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。


2026年7月の家計への影響まとめ

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カテゴリ主なメーカー・品目実施日値上げ幅の目安
食パン・菓子パン・和洋菓子山崎製パン(306品目)7月1日出荷分平均5〜6.6%
即席カップ麺東洋水産(約120品)7月1日納品分4〜11%
即席麺サンヨー食品(カップスターなど)7月1日実施予定詳細は公式発表参照
即席麺エースコック(スーパーカップ等)7月1日実施予定詳細は公式発表参照
麦茶伊藤園(ティーバッグ茶・顆粒茶)7月より詳細は公式発表参照
焼酎霧島酒造(黒霧島など14銘柄)7月1日出荷分7〜13%(黒霧島は約8%)
住宅建材サンゲツ(壁装材・床材等)7月1日受注分詳細は公式発表参照
電気代全エリア7月使用分(8月請求分)燃料費調整額が上昇傾向。数十〜数百円の影響の可能性

家計の対策|今できること

お金に悩む女性ががま口財布を持ち、電球のひらめきを思い浮かべながら困った表情をしている

食費の節約

まとめ買いを検討する品目

即席麺・焼酎など、常温保存が可能で賞味期限の長い商品は、7月前のまとめ買いが効果的です。ただし家庭での保管スペースと消費ペースを確認のうえ、無理のない量に留めてください。

プライベートブランド(PB品)への切り替え

大手メーカー品が値上がりする際、スーパーのPB商品への切り替えは有効な節約手段です。即席麺・食パンともPB品の選択肢は豊富です。

購入タイミングの分散・特売の活用

値上げ後は特売・セールのタイミングを把握して購入するのが効果的です。


電気代の節約

エアコンの適切な使用

夏本番でエアコンの使用が増える7月は、設定温度と使い方の工夫が電気代に直結します。

  • 設定温度は28℃を目安にする
  • フィルターの清掃を月1回程度行う(目詰まりで電力消費が増加するため)
  • 扇風機・サーキュレーターと組み合わせて使用する
  • 日中の日差しが強い時間帯はカーテン・ブラインドを活用する

省エネエアコンへの買い替え検討

使用中のエアコンが10年以上前の機種の場合、現行の省エネ機種への交換で電気代が20〜30%削減できるケースもあります。

窓の断熱対策

断熱シートや遮熱カーテンを活用することで、室内の冷気が逃げにくくなりエアコン効率が向上します。


よくある質問

Q. 山崎製パンの値上げはどの商品が対象ですか?

A. 2026年7月1日出荷分より、食パン62品目・菓子パン126品目・和洋菓子118品目の計306品目が対象です。ただし一部商品は据え置きとなっています。詳細は山崎製パンの公式ニュースリリースをご確認ください。

Q. 霧島酒造の黒霧島はいくら値上がりしますか?

A. 黒霧島(アルコール25度)の場合、900ml瓶が1,099円→1,191円(約92円増)、1.8L紙パックが2,030円→2,187円(約157円増)となります(いずれも税抜き希望小売価格)。店頭価格は販売店によって異なります。

Q. 即席麺の値上げはすべての商品が対象ですか?

A. 東洋水産の場合、即席カップ麺と即席ワンタン(計約120品)が対象で、即席袋麺および一部のカップ麺は対象外とされています。サンヨー食品・エースコックの対象品目は各社の公式発表でご確認ください。

Q. 2026年7月から電気代はいくら上がりますか?

A. 電気料金は契約している電力会社・プラン・使用量・地域によって異なります。燃料費調整額の変動幅は毎月各電力会社が発表します。標準的な家庭(月260kWh程度の使用)では、燃料費調整額の変動で数十〜数百円程度の変化が生じる可能性がありますが、具体的な金額は毎月の検針票や電力会社の公式サイトでご確認ください。

Q. プロパンガスも値上がりしますか?

A. プロパンガス(LPガス)は今回の政府補助の対象外でした。7月時点でのLPガスへの直接的な制度変更はありませんが、原油価格の動向によっては各事業者の料金改定につながる可能性があります。料金の確認と比較を定期的に行うことをおすすめします。


まとめ

電卓・電球・日本円の紙幣と硬貨が並んだ光熱費や家計をイメージした図

2026年7月の家計に影響する主な値上げをまとめます。

  • 山崎製パン:食パン・菓子パン・和洋菓子計306品目を7月1日出荷分より平均5.6%値上げ。毎日の食卓に直結する変化
  • 即席麺3社:東洋水産・サンヨー食品・エースコックが7月1日に一斉値上げ。赤いきつね・緑のたぬきは1個あたり12円の値上がり
  • 霧島酒造:黒霧島など14銘柄を7月1日出荷分より7〜13%値上げ。3年10カ月ぶりの改定
  • 伊藤園:麦茶リーフ商品(ティーバッグ・顆粒)が7月より値上げ
  • サンゲツ:壁装材・床材等が7月1日受注分より価格改定。リフォームを検討中の方は早めに見積もりを
  • 電気代:4月の燃料価格変動が7月分の燃料費調整額に反映。夏のエアコン使用と重なる点で注意

値上げが続く環境の中では、「何がいつ上がるかを事前に把握する」ことが家計防衛の第一歩です。
節約対策を組み合わせながら、食費・光熱費の管理を見直していきましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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