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リンナイ ビルトインコンロのエラーコード一覧|意味と修理費用の目安

リンナイ ビルトインコンロのエラーコード一覧と意味・修理費用の目安を落ち着いた赤色でまとめたサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リンナイのビルトインコンロの操作部に見慣れない数字が点滅し、火が消えてしまった。
この状況で最初に知りたいのは、自分で戻せるものなのか、それとも修理が必要なのかという一点だと思います。
エラーコードは故障の番号ではなく、機器がどういう理由で運転を止めたかを記録した表示です。
番号によっては、点火ボタンを消火位置に戻すだけで復帰します。
この記事では、リンナイのビルトインコンロに表示されるエラーコードを番号順に整理し、自分で対処できるものと修理が前提になるものを線引きしたうえで、公表されている修理費用の目安までをまとめました。

目次

エラーコード一覧表

まず全体像を確認してください。
表示されている番号の行を見れば、自分で復帰できるかどうかの見当がつきます。

表示意味自分で対処できるか
00消し忘れ消火機能が働いた可(点火ボタンを消火位置に戻す)
02調理油過熱防止などの安全装置が働いた可(冷ましてから再点火)
11点火操作をしたが着火しなかった可(掃除・電池・ガス栓の確認)
12燃焼中に火が消え、立消え安全装置が働いた可(センサーの掃除・換気・ガス栓)
14温度センサー過熱防止機能が働いた可(冷ましてから再点火)
22震度4以上の揺れを検知して自動消火した可(安全確認のうえ再点火)
24センサー切キー・高温炒めスイッチの故障不可(修理が前提)
31サーミスタの断線不可(修理が前提)
32サーミスタの回路故障不可(修理が前提)
40感震器の断線電源リセットで消えなければ修理
51グリル下火用電磁弁の回路故障不可(修理が前提)
70回路不良電源リセットで消えなければ修理
71セーフティバルブ回路故障電源リセットで消えなければ修理
72サーモカップル回路故障不可(修理が前提)
79ステッピングモーターの位置エラー不可(修理が前提)
80電動開閉弁の開故障(元電磁弁)不可(修理が前提)
81セーフティバルブの開故障(先電磁弁)不可(修理が前提)

📎 出典:リンナイ|故障・トラブルとエラーコード(ビルトインガスコンロ)

交互に表示される1桁の数字はエラーの場所

機種によっては、2桁のエラーコードと1桁の数字が交互に点滅したり、3桁続けて表示されたりします。
このあとに続く1桁の数字は故障の種類ではなく、どこで起きているかを示す場所の情報です。

末尾の数字示している場所
-1標準バーナー
-2小バーナー(ビルトインコンロの場合)
-3強火力バーナー
-5グリル

たとえば「11-3」であれば強火力バーナーで点火しなかった、「02-5」であればグリルで安全装置が働いた、という読み方になります。
数字が出ず、火力表示ランプの点滅で場所を知らせる機種もあります。
特定のバーナーだけで繰り返す場合はそのバーナー周辺、どのバーナーでも出る場合はガス供給側や機器全体の問題と切り分けられます。

どの番号でもまず試す3つの操作

番号を問わず、次の3つは自分で試して差し支えありません。
一時的な誤検知であれば、これだけで表示が消えることがあります。

  • すべての点火ボタンを消火の位置まで戻す(戻っていないと表示が消えず、次の点火も受け付けません)
  • AC100V電源タイプは、コンセントを抜いて1分ほど置いてから挿し直す
  • 乾電池タイプは、電池を抜いて数分置き、新しいアルカリ乾電池2本に交換する

電池を抜く時間を数分取るのは、内部に残った電気を放電させて制御をリセットするためです。
また、電圧が下がった電池のままだと、部品が正常でも誤検知が起こります。
電池交換サインが出ていなくても、2年以上交換していないなら一度替えてみる価値があります。

自分で復帰できるエラーコード

00|消し忘れ消火機能

一定時間が経過しても火が消されないままだと、機器が自動でガスを止めます。
コンロは約2時間、グリルはおよそ15分が目安です。
操作ボタンを消火の位置に戻せば、そのまま通常どおり使えます。
詳しくはリンナイコンロのエラー00|消し忘れ消火機能が働いたときの戻し方で解説しています。

02|調理油過熱防止などの安全装置

調理油過熱防止・焦げつき消火・空焚き防止・炊飯ハイカット・グリル過熱防止のいずれかが働いた状態です。
鍋を下ろして5〜10分ほど冷ましてから再点火してください。
鍋を天板に置いたままだと熱がセンサーに伝わり続け、いつまでも復帰できません。
場面別の見方はリンナイコンロのエラー02|安全装置が働いた理由と再点火の手順にまとめています。

11|点火操作をしたが着火しなかった

検索されることが最も多い番号です。
1〜2か所だけ点かないならバーナーキャップの汚れやズレ、すべて点かないならガス供給側、火は使えるのに表示だけ出るなら点火ボタンの戻し忘れ——この順で切り分けます。
確認手順はリンナイコンロのエラー11|点火しないときの確認手順と修理の目安で詳しく扱っています。

12|燃焼中に火が消えた

立消え安全装置が炎を感知できなくなった状態です。
原因の多くは、立消え安全装置や温度センサーに付いた煮こぼれの焦げにあります。
ガス栓の開き不足や換気不足でも起こります。
掃除の手順はリンナイコンロのエラー12|火が途中で消えるときの確認と掃除手順を参考にしてください。

14|温度センサー過熱防止機能

02が鍋底の温度を見ているのに対し、14はセンサー自体が想定を超える高温になった状態を示します。
高温炒めモードでの調理や空焼きに近い加熱で出やすく、冷ます時間も10〜15分と長めに取る必要があります。
02との違いはリンナイコンロのエラー14|温度センサー過熱防止が働いたときの手順で整理しています。

22|感震停止機能

調理中に震度4以上の揺れを検知して自動消火した状態です。
周囲の安全とガスのにおいを確認したうえで、点火ボタンを消火位置に戻せば復帰します。
地震のあとにコンロも給湯器も使えない場合は、ガスメーター側が止めている可能性があります。
メーターとの違いはリンナイコンロのエラー22・40|地震のあと火がつかないときの手順で解説しています。

修理が前提になるエラーコード

次の番号は、掃除や電池交換では解決しません。
いずれも機器内部の部品側で異常が検知されている状態です。

24・31・32|センサーとスイッチの故障

31はサーミスタの断線、32はサーミスタの回路故障、24は操作パネル側のスイッチに関わる表示です。
サーミスタは鍋底の温度を読み取り、安全機能の判断材料をつくっている部品にあたります。
修理料金の目安は31・32が12,600円〜18,900円(税込)、24が18,900円〜25,300円(税込)です。
詳しくはリンナイコンロのエラー31・32・24|サーミスタ故障と修理費用をご覧ください。

📎 出典:リンナイ Q&A|ガスコンロ|エラーコード31 が表示

40|感震器の断線

揺れを検知する感震器の断線を検知した状態です。
AC100V電源タイプはコンセントの抜き差し、乾電池タイプは再点火や電池交換を試してください。
機種によってはコンロもグリルも点火できなくなります。
地震時に自動消火できない可能性がある状態のため、消えないまま使い続けないでください。
対処の流れは、前述の22と同じ記事で扱っています。

51・79・80・81|電磁弁とバルブの故障

ガスの通り道を開け閉めする弁と、その駆動部分に関わる表示です。
とくに80と81は、閉じるべきときに弁が閉じられない開故障を検知した状態を示します。
修理料金の目安も51が18,900円〜37,900円、79が18,900円〜50,600円、80と81は44,200円〜56,900円(いずれも税込)と幅があります。
番号ごとの違いはリンナイコンロのエラー51・79・80・81|電磁弁故障と修理費用で扱っています。

📎 出典:リンナイ Q&A|ガスコンロ|エラーコード80 が表示

70・71・72|電装ユニット・回路の故障

70は回路不良、71はセーフティバルブを動かす回路、72は炎を検知するサーモカップルの回路に関する表示です。
一時的な電気の不良で出ることもあるため、電源リセットを試す価値があります。
修理料金の目安は3つとも18,900円〜37,900円(税込)です。
切り分けの考え方はリンナイコンロのエラー70・71・72|電装ユニットの故障と費用で解説しています。

📎 出典:リンナイ Q&A|ガスコンロ|エラーコード70 が表示

安全に関わるときの対応

番号にかかわらず、次の状況では機器の操作より先に安全確保を優先してください。

状況取るべき行動
ガスのにおいがする点火操作をせず、ガス栓と元栓を閉めて窓を開ける
炎がオレンジ色で、すすが付く使用を中止して換気し、点検を依頼する
煙や焦げ臭さ、異音を伴う使用を中止して連絡する

ガスのにおいがするときは、換気扇や照明のスイッチに触れないでください。
スイッチの開閉時に出る火花で引火するおそれがあります。
窓や扉を開けて自然に換気し、ガス事業者へ連絡してください。

修理か交換かを判断する目安

ガス機器には、安全上支障なく使用できる期間として設計標準使用期間が定められています。
家庭用のガスコンロではおおむね10年に設定されており、この期間を過ぎると経年劣化による不具合が起こりやすくなります。

📎 出典:一般社団法人 日本ガス石油機器工業会|長期使用製品安全点検制度

判断の軸は2つです。
ひとつは使用年数で、10年を超えているかどうか。
もうひとつは費用で、修理費用が本体価格の3分の1を超えるかどうかが目安になります。
この2つが重なる場合は、交換を含めて比較したほうが結果的に安く収まることがあります。
なお、いずれの金額もメーカーが公表している目安であり、訪問した場合は修理をしなくても出張費や故障診断料が発生し、設置状況によって追加費用がかかることもあります。
また、補修用部品の保有期間を過ぎている機種は修理そのものができないため、まず型式を伝えて修理可否を確認するのが先になります。

よくある質問

Q1. エラーコードが表示されたら、まず何をすればよいですか?

まず、すべての点火ボタンを消火の位置まで戻してください。
ボタンが押し込まれたままだと表示が消えず、次の点火操作も受け付けません。
そのうえで、表示されていた番号を控えておきます。
番号によって確認する場所がまったく異なるため、これが原因を絞り込む出発点になります。
ガスのにおいがする場合だけは例外で、操作より先にガス栓を閉めて換気し、ガス事業者へ連絡してください。

Q2. 表示を消す方法はありますか?

基本は、点火ボタンを消火の位置に戻すことです。
それでも消えない場合は、AC100V電源タイプならコンセントを1分ほど抜いて挿し直し、乾電池タイプなら電池を数分抜いてから入れ直してください。
ただし、表示を消すこと自体は原因の解決ではありません。
同じ番号がすぐ再発するのであれば、部品の劣化が進んでいる可能性があります。
使えているうちに点検を依頼しておくほうが、突然使えなくなる事態を避けられます。

Q3. 掃除で直るエラーコードはどれですか?

11と12は、掃除で改善することが多い番号です。
11はバーナーキャップの汚れやズレ、12は立消え安全装置に付いた焦げが原因になりやすいためです。
02と14も、温度センサー表面の汚れが影響していることがあります。
一方、24・31・32・51・70・71・72・79・80・81は内部の部品や回路の異常を示すため、掃除では解決しません。
掃除をしても表示が消えない場合は、原因が表面ではなく内部にあると考えてください。

Q4. エラーコードが出ていないのに火がつきません。

エラーコードが表示されないまま点火しない場合は、ガスの供給側を先に確認してください。
給湯器など他のガス機器が使えるかどうかを試すと切り分けられます。
他の機器も使えないなら、ガスメーターの遮断やガス栓の閉まりが疑われます。
コンロだけが使えないなら、乾電池の消耗、点火プラグの汚れ、バーナーキャップのズレといった原因が考えられます。
電池を抜いた状態や電源が入っていない状態では、そもそもエラー表示も出ません。

Q5. 修理はどこに依頼すればよいですか?

購入した販売店、設置を行った工事業者、またはメーカーの修理窓口が依頼先になります。
賃貸住宅の場合は、まず管理会社や大家に連絡してください。
設備として備え付けられている機器は、入居者が手配すると費用負担で行き違いが起こることがあります。
依頼する際は、機器の型式、表示されている番号、いつからどのくらいの頻度で出ているかを伝えてください。
原因の切り分けが早く進み、部品を持参してもらえる可能性も高くなります。

まとめ

リンナイのビルトインコンロのエラーコードは、00・02・11・12・14・22が安全装置の作動や点火の失敗を示す表示で、多くは自分で復帰できます。
一方、24・31・32・40・51・70・71・72・79・80・81は機器内部の部品や回路の異常を示すため、掃除では解決しません。
どの番号でも、まずは点火ボタンを消火位置に戻し、電源を入れ直すか乾電池を新品に交換して様子を見てください。
それでも消えない場合は、使用年数と公表されている修理費用の目安を並べて、修理か交換かを判断しましょう。
エラーコードが出ていない状態で点火しない場合の見方はガスコンロの火がつかない原因とは?まず確認すべきポイントと正しい対処判断で整理しています。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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