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ダイキン エコキュートのエラー解除|リセット手順と消えないときの判断

青い幾何学模様の背景に、ダイキン エコキュートのエラー解除とリセット手順・消えないときの判断を記したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

ダイキンのエコキュートのリモコンに「警報」とコードが表示され、お湯が使えなくなって困っていませんか。
まず試したくなるのがエラーの解除(リセット)ですが、いきなりブレーカーを入れ直すのは得策とは言えません。
表示されているコードによっては、解除する前に別の確認を済ませないと同じ表示がすぐ戻ってしまうものや、そもそも解除せずに使用を止めるべきものがあるためです。

この記事では、ダイキン製エコキュートのエラー解除の正しい手順を、漏電遮断器を使う方法とリモコンで操作する方法の2通りに分けて整理します。
あわせて、解除してはいけない表示の見分け方、リセットしても消えないときの判断基準、修理費用の目安までまとめました。

目次

リセットの前に確認したい3つのこと

リセット操作そのものは難しくありませんが、先に状況を確認しておかないと意味がない、あるいは危険な場面があります。
次の3点だけは、ブレーカーに手を伸ばす前に確認してください。

じゃ口やシャワーから熱いお湯が出ているとき

リモコンの表示に加えて、蛇口やシャワーから想定より熱いお湯が出ている場合は注意が必要です。
エコキュートは貯湯タンク内に高温のお湯を貯めており、お湯と水を混ぜる混合弁が正常に働かないと、設定温度を超えたお湯がそのまま出てくることがあります。
この状態でリセットを繰り返しながら使い続けると、やけどにつながるおそれがあります。
給湯の使用を中止し、点検・修理を依頼してください。

水漏れ・冠水・焦げたにおいがあるとき

貯湯タンクの周囲が濡れている、台風や豪雨でタンクやヒートポンプユニットが水に浸かった、焦げたようなにおいがする。
こうした状況では、リセットは行いません。
ダイキンは、水害などで機器が水に浸かった場合について、使用を中止して専用ブレーカーを切り、点検を依頼するよう案内しています。

📎 出典:水害などでエコキュートが水に浸かった場合(エコキュート)|ダイキン工業

漏電遮断器をONにしてもすぐに落ちる場合も、再投入を繰り返さないでください。
機器内部で漏電や短絡が起きている可能性があり、無理な再投入は状態を悪化させます。

冬場に急に表示が出たとき

12月から3月にかけて、それまで問題なく使えていた機器に突然エラーが出た場合は、配管の凍結が関係していることがあります。
凍結が原因の場合、氷が解けていない状態でリセットしても、同じ表示がまた出るだけです。
この場合の正しい順序は後述します。

エラー解除の方法は大きく2通りある

ダイキンのエコキュートのエラー解除は、漏電遮断器を操作する方法と、リモコンで操作する方法の2通りに分かれます。
どちらを使うかは、表示されているコードによって決まっています。
公式のFAQでは、凍結が原因で出やすいコードについて、次のように解除方法が案内されています。

スクロールできます
表示されているコードの例案内されている解除方法
FA・HJ・J3・E3・EC・UF貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にしたあと、もう一度「ON」にする
C45・C52・C55・C80・U51リモコンでの操作。リモコンの種類によって手順が異なる

📎 出典:凍結したときの対応と予防方法(エコキュート)|ダイキン工業

つまり、すべてのエラーがブレーカーの入り切りで消えるわけではありません。
リモコン操作が案内されているコードでブレーカーだけを切り入りしても、表示が残ったままになることがあります。
リモコン側の操作手順は機種やリモコンの世代によって異なるため、お手元の取扱説明書、またはダイキンのサポートページで表示中のコードを照合して確認してください。

なお、ここに挙げたコード以外にも、貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上OFFにしてからONにする対処が案内されているコードは多くあります。
一方で、給水配管の止水栓を閉じたうえで点検を依頼するよう案内されるコードのように、リセットよりも先にやるべきことが決まっているものもあります。
コードごとの意味と案内内容は、メーカーのFAQで照合するのが確実です。

📎 出典:エラーコードの内容と対処方法(エコキュート)|ダイキン工業

漏電遮断器を使ったリセットの手順

漏電遮断器での解除が案内されているコードの場合、手順は次のとおりです。

  1. 貯湯タンク(屋外に設置されている縦長のタンク)の前面にあるカバーを開け、漏電遮断器を探す
  2. 漏電遮断器のレバーを「OFF」にする
  3. 約10秒以上そのまま待つ
  4. レバーを「ON」に戻す
  5. リモコンの表示が通常に戻るか、給湯や湯はりが正常にできるかを確認する

ポイントは3番です。
すぐに入れ直すと制御基板の電源が落ち切らず、リセットがかからないことがあります。
10秒はあくまで最低ラインなので、慌てず15秒から30秒ほど待ってから戻すと確実です。

漏電遮断器の位置は機種によって異なります。
貯湯タンクの下部にあるものが多いですが、カバーの中に収まっていて手回しのネジで留められている場合もあります。
見当たらないときは無理に探さず、分電盤にある「エコキュート」の専用ブレーカーで代用できるかを取扱説明書で確認してください。

⚠️ 冬場に凍結防止運転が必要な時期は、リセット目的以外で貯湯タンクの漏電遮断器や専用ブレーカーを長時間切ったままにしないでください。凍結防止のための自動運転が働かなくなります。

リセットしても消えない・すぐ再発するときの見方

リセット後の挙動は、次のように受け止めると判断しやすくなります。

スクロールできます
リセット後の状態考えられること取るべき行動
表示が消え、その後1週間以上再発しない一時的な検知や、凍結など外的要因の解消通常どおり使用してよい
表示は消えるが数日から数週間おきに再発する部品の劣化が進行し、条件がそろうと検知している使用は可能だが、早めに点検を手配する
リセットしても表示が消えない異常状態が継続して検知されている点検・修理を依頼する
消えても数時間から1日で必ず戻るセンサーや弁、基板の不具合の可能性が高い点検・修理を依頼する

判断に迷いやすいのが2行目です。
「消えたから大丈夫」と放置してしまいがちですが、間隔が短くなってきている場合は故障が進行しているサインと考えたほうが安全です。
真冬にお湯が完全に使えなくなってから慌てるより、間隔が空いているうちに点検を入れるほうが、生活への影響は小さく済みます。

同じコードが3回以上繰り返すようであれば、リセットでの様子見は切り上げてよい段階といえます。

凍結・断水が疑われるときの正しい順序

エラーの背景に凍結や断水がある場合、リセットを先に行っても解決しません。
順序を守ることが結果的に近道になります。

凍結が疑われる場合

まず、日中に気温が上がって自然に解けるのを待ちます。
配管に熱湯をかけるのは避けてください。
ダイキンは、熱湯をかけると配管に亀裂が入ったり給水栓が破損したりするおそれがあると案内しています。
そのうえで、じゃ口(カラン)からお湯が出るようになってからリセットを行います。
氷が残っている段階でリセットしても、同じ表示が戻ってくるだけです。

断水が起きている場合

断水中は、じゃ口やシャワーからお湯を使うことも、湯はりをすることもできません。
断水が解消し、通水が確認できてからリセットするのが正しい順序です。
復旧直後は配管に空気が混じっていることがあるため、水側の蛇口を少し開けて水が安定して出ることを確かめてから操作すると確実です。

給水の止水栓が閉じている場合

点検の後や、長期不在からの復帰後に起きやすいケースです。
給水の止水栓が閉じたままだとタンクに水が入らず、沸き上げや湯はりに関するエラーにつながります。
止水栓を開けてからリセットしてください。

お湯が出ない状況の切り分け全般については、オール電化でお湯が出ない原因は?故障かお湯切れかを切り分けて解説でも整理しています。

修理が必要になった場合の費用の目安

リセットで解決せず修理となった場合、費用がどの程度になるかは気になるところです。
ダイキンは、保証期間が終了した機器の出張修理金額(出張料・技術料・部品代を含む)の目安を公表しています。
代表的なものを抜粋すると、次のとおりです。

エラーコード修理目安金額(税込)想定される交換部品
C3023,000〜65,000円貯湯ユニット基板、サーミスタ
E743,000〜48,000円ファンモーター
H5438,000〜68,000円貯湯ユニット基板、三方弁
U449,000〜81,000円貯湯ユニット基板、ヒートポンプユニット基板
74073,000〜104,000円貯湯ユニット基板、リモコン

📎 出典:エラーコードが表示される(修理金額)|ダイキン工業

いずれも目安であり、設置状況や機種、故障の程度によって実際の金額は変動します。
特にリモコン関連は、製造時期によってはリモコン一式の交換が必要になり、10万円を超える可能性があるとされています。
また、圧縮機など冷媒系統の部品交換になった場合も高額になりやすい領域です。

なお、サービスエンジニアが点検を行った時点で、その後に修理をしなかった場合でも出張料と点検費は発生します。
点検を依頼する前に、修理を選ぶか買い替えを選ぶかの方針をある程度決めておくと、判断がぶれにくくなります。

修理か交換かを分ける目安

同じ症状でも、機器の使用年数によって合理的な選択は変わります。
おおよその目安は次のとおりです。

  • 設置から7年未満:修理で対応するのが一般的
  • 設置から8〜10年:修理費用が10万円前後になるなら交換も比較対象に入る
  • 設置から10年超:部品の保有期間が終了して修理できない場合がある

長く使っている機器では、部品保有期間の経過によって修理そのものが受けられないことがあります。
年数が経っている機器でエラーが増えてきたら、壊れ切る前に交換の情報を集め始めるほうが安全です。
判断の材料はエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングにまとめています。

交換を検討する段階では、水圧の仕様も確認しておくと満足度が変わります。
詳しくはエコキュートの水圧が弱い原因と対処法とは?|シャワーを強くする5つの方法をご覧ください。

よくある質問

Q1. リセットすればエラーは完全に直りますか。

リセットは、機器が検知した異常状態の表示を解除する操作であり、故障そのものを直すものではありません。
凍結や断水のように外的な要因が解消していれば、リセット後は問題なく使えます。
一方、センサーや弁、基板などの部品が劣化している場合は、表示が一時的に消えても条件がそろえば再び検知します。
表示が消えたかどうかではなく、その後どのくらいの間隔で再発するかを見ることが、状態を把握するうえでの目安になります。

Q2. 漏電遮断器はどのくらいの時間OFFにすればよいですか。

メーカーの案内では、約10秒以上OFFにしてから再びONにするとされています。
10秒は最低ラインなので、実際には15秒から30秒ほど待ってから戻すと確実です。
逆に、数分以上切ったままにする必要はありません。
特に冬場は、ブレーカーを切っている間は凍結防止の自動運転も止まるため、リセットが済んだら速やかにONに戻してください。

Q3. リセットしても表示が消えません。故障でしょうか。

異常状態が継続して検知されている可能性が高い状態です。
リセット直後にまた同じ表示が出る場合は、部品の不具合が解消していないと考えるのが自然です。
何度もリセットを繰り返すことは推奨できません。
安全装置が繰り返し作動することで別の部品に負荷がかかることもあるため、販売店またはメーカーの修理窓口に点検を依頼してください。

Q4. エラーが出たまま使い続けても大丈夫ですか。

表示の内容によります。
湯はりや追いだきに関する表示で、蛇口からのお湯は通常どおり使える場合は、点検までの間しのげることもあります。
ただし、想定より熱いお湯が出る、水漏れがある、異音がするといった症状を伴う場合は、使用を中止してください。
やけどや漏電といった危険につながる可能性があるため、様子見の対象にはしないでください。

Q5. 停電のあとにエラーが出ました。どうすればよいですか。

復電時の電圧変動を機器が検知して、表示が出ることがあります。
まず、家全体の電気が正常に復旧していることを確認してください。
そのうえで、表示されているコードに応じた方法でリセットを行い、通常どおり使えるかを確かめます。
復旧後に何度も同じ表示が出る場合や、沸き上げが始まらない場合は、停電とは別の要因が関係している可能性があるため、点検を依頼してください。

まとめ

ダイキン製エコキュートのエラー解除は、漏電遮断器を約10秒以上OFFにしてONに戻す方法と、リモコンで操作する方法の2通りに分かれます。
どちらを使うかは表示されているコードによって決まっているため、まずコードを控えることが出発点になります。

そのうえで、押さえておきたいのは次の3点です。

  • 熱いお湯が出ている、水漏れや冠水がある、ブレーカーがすぐ落ちるときはリセットせず使用を中止する
  • 凍結や断水が疑われるときは、解消を確認してからリセットする
  • 表示が消えても再発間隔が短くなっている場合は、故障が進行しているサインとして扱う

リセットで解決しない場合は、無理に操作を繰り返さず点検を依頼してください。
設置から10年前後が経過している機器では、修理費用と交換費用を並べて比較したうえで判断すると、納得のいく選択がしやすくなります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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