お湯を出そうとしたらリモコンに「11」と「C2」が交互に点滅していて、どちらを調べればいいのか分からない。
検索しても「C2」の説明が見つからず、余計に不安になる。
パロマの給湯器でよく起きるこの状況ですが、結論としては異常の内容を判断する材料になるのは数字のほうです。
C2やC4、-0といった表示だけでは何が起きているかを特定できません。
この記事では、交互表示の読み方、2桁と3桁が分かれる理由、見間違えやすい番号、リセットしてよい場面と避けるべき場面までを整理します。
C2・C4は異常の内容を示すコードではない
パロマの一部の機種では、エラーが発生したときに数字と「C2」「C4」「-0」などが交互に表示されます。
このアルファベット側は、取扱説明書のエラーコード一覧に載っている番号とは別のもので、単独では異常の内容を特定できません。
たとえば「11」と「C2」が交互に出ている場合、調べるべきなのは11のほうです。
11は点火不良を示すコードなので、対処もその内容に沿って進めることになります。
C2側を検索しても情報が見つからないのはそのためで、探し方が間違っているわけではありません。
同様に、「12」と「C4」、「32」と「-0」といった組み合わせでも、判断の軸は数字側に置いてください。
業者に連絡するときも、伝えるべき情報は数字のほうです。
ただし「数字とアルファベットが交互に出ている」という状況自体は、機種を特定する手がかりになるので、あわせて伝えておくと話が早くなります。
2桁と3桁で表示が分かれる理由
パロマのエラーコードは、機種の系統によって桁数が変わります。
| 機種の系統 | 型番の頭 | 表示の桁数 |
|---|---|---|
| 給湯専用タイプ | PH- | 2桁(11・14・32 など) |
| ふろ給湯器 | FH- | 3桁(111・140・032 など) |
| 給湯暖房機 | DH- | 3桁(111・140・173 など) |
つまり「11」と「111」、「14」と「140」は、同じ内容を機種の違いで表示し分けているだけです。
2桁で出ているのに3桁の情報しか見つからない場合は、下1桁を落とした番号で調べ直すと該当することがあります。
3桁側は末尾で系統が分かれるものもあります。
| 末尾 | 系統 |
|---|---|
| 1 | 給湯(台所・洗面所・シャワー) |
| 2 | ふろ(湯はり・追い焚き) |
| 3 | 暖房(床暖房・浴室暖房) |
たとえば111は給湯側の点火不良、112はふろ側の点火不良、113は暖房側の点火不良です。
シャワーは使えるのに追い焚きだけできないといった症状は、この末尾の違いで説明がつくことがあります。
番号を正しく読み取るコツ
交互表示は数字が消えている時間があるため、読み取り自体でつまずくことがあります。
- リモコンの前でしばらく待ち、表示が一巡するのを2〜3回見る
- 表示をスマートフォンで動画撮影しておく(業者に見せられます)
- 台所リモコンと浴室リモコンの両方を確認する(片方にしか出ないことがあります)
- 数字が3桁か2桁かを先に確定させる
見間違えやすい組み合わせもあります。
| 見間違えやすい | 実際の内容の違い |
|---|---|
| 11と111 | 同じ点火不良。桁数の違いは機種の違い |
| 032と032以外の3桁 | 先頭の0を見落とすと別のコードとして調べてしまう |
| 92・93と920・930 | 同じ中和剤の表示。桁数の違いは機種の違い |
| 140と141・142 | 働いた安全装置が異なる |
| 88・888 | 故障ではなく点検時期のお知らせ |
とくに032は先頭の「0」が読み取りにくく、「32」として調べると内容が食い違うことがあります。
詳しくはパロマの給湯器エラー032|湯はりできない原因と正しい対処判断で解説しています。
番号ごとのおおまかな分類
数字を読み取れたら、次はそれが自分で対処できる種類かどうかを判断します。
| 分類 | 該当する番号の例 | 対応の方向 |
|---|---|---|
| 使い方・環境で解消することがある | 11・111(点火不良)、032(湯はり)、632(追い焚き)、290(ドレン) | 確認と掃除で直ることがある |
| 消耗品の交換時期 | 920・930(中和剤)、88・888(点検時期) | 早めに手配する |
| 安全装置の作動・部品交換が前提 | 13(不完全燃焼)、140・141・142(過熱) | 使用を控えて点検を依頼する |
| 内部部品の不具合 | 542・412(湯はり系)、760(通信)、700番台(基板) | 点検を依頼する |
このうち13や140など、燃焼や熱に関わる番号が出ているときは、リセットで消えても使い続けないでください。
一酸化炭素中毒や火災につながるおそれがあります。
焦げたにおいや煙、いつもと違う音を伴う場合は、操作せずにガス栓を閉めて連絡してください。
各番号の内容はパロマ給湯器のエラーコード一覧にまとめています。
リセットの手順と、避けるべき場面
一時的な検知であれば、運転スイッチの入れ直しで復旧することがあります。
- 給湯栓(蛇口)をすべて閉める
- 台所リモコンと浴室リモコンの両方の運転スイッチを「切」にする
- 1〜2分ほど待つ
- 運転スイッチを入れ直し、表示が消えているか確認する
- 消えていなければ、電源プラグを抜いて数分後に差し直す
見落とされやすいのが2番です。
片方のリモコンだけを切っても解除されないことがあるため、リモコンが2台ある家庭では両方を操作してください。
ただし、次の場面ではリセット操作そのものを行わないでください。
- ガスのにおいがする(ガス栓を閉めて換気し、ガス会社へ連絡)
- 機器や手が濡れている、雨で機器がびしょ濡れになっている
- 焦げたにおい・煙・異音がある
- 機器の下から水が漏れている
また、リセットで消えたとしても、同じ番号が繰り返し出るのであれば部品が寿命に近づいているサインです。
何度もリセットして使い続けると、別の日に完全に動かなくなります。
番号が消えてしまって分からないとき
エラーが一時的なもので、気づいたときには表示が消えていることもあります。
その場合は次の情報を控えておくと、業者が原因を絞り込みやすくなります。
- いつ、どの操作をしていたときに止まったか
- 給湯・湯はり・追い焚き・暖房のどれが使えなかったか
- どのくらいの時間で復旧したか
- 気温や天候(氷点下だったか、強い雨風だったか)
- 同じ症状が何回起きているか
機種によってはリモコンでエラー履歴を確認できる機能がありますが、操作方法は機種ごとに異なります。
取扱説明書に記載がある場合はそちらを確認してください。
説明書が手元にない場合は、型番から取り寄せることができます。
業者に伝えると話が早い情報
連絡するときは、次の内容を控えておいてください。
- 機器の型番(本体前面の銀色の銘板に記載。PH-/FH-/DH-で始まります)
- 設置してからの年数
- 表示された数字(2桁か3桁か、先頭に0があるか)
- 数字と交互にアルファベットが出ているかどうか
- どの操作で出たか、リセットで消えたかどうか
- 給湯・湯はり・追い焚き・暖房のうち使えるものはあるか
「シャワーは使えるが追い焚きだけできない」といった情報は、原因の系統を絞り込むうえで有効です。
点火不良の詳しい内容はパロマ給湯器のエラー11・111|点火不良の原因と自分で確認できることで解説しています。
よくある質問
Q1. 「C2」だけで検索しても情報が出てきません。故障の種類が分からないのですが。
C2やC4は、異常の内容を特定するための表示ではありません。
パロマの一部の機種では、エラー発生時に数字とこれらの表示が交互に点滅します。
調べるべきなのは数字のほうで、「11」と「C2」が交互に出ているなら11の内容を確認してください。
C2側だけを追っても答えにたどり着かないため、まずは数字を正確に読み取ることを優先してください。
Q2. リモコンに2桁しか出ませんが、調べると3桁の情報ばかり出てきます。
機種の違いによるものです。
給湯専用タイプ(PHシリーズ)は2桁、ふろ給湯器(FHシリーズ)や給湯暖房機(DHシリーズ)は3桁で表示されます。
「11」は「111」、「14」は「140」と同じ内容を指しているので、末尾を補った番号で調べ直すと該当する情報が見つかります。
機器の型番の頭がPH-であれば、2桁表示の機種です。
Q3. リセットしたら表示が消えました。このまま使い続けて問題ありませんか?
番号によります。
点火不良のように一時的な要因で出るものは、原因が解消していれば使い続けて差し支えありません。
一方で、不完全燃焼や過熱に関わる番号は、リセットで消えても原因が残っている可能性が高く、そのまま使うのは危険です。
また、どの番号であっても短期間に繰り返し出る場合は、部品の劣化が進んでいるサインなので点検を依頼してください。
Q4. 台所と浴室でリモコンの表示が違います。どちらを見ればいいですか?
どちらにも表示が出ている場合は、内容は同じであることがほとんどです。
片方にしか出ていない場合は、出ているほうの番号を確認してください。
リモコン自体の不具合であれば、片方だけ表示や操作がおかしいという症状になることがあります。
運転スイッチを切って解除するときは、両方のリモコンを操作する必要がある点にも注意してください。
Q5. エラー表示は出ていないのに、お湯が出ないことがあります。
表示が出ない不具合もあります。
給湯栓の水量が少ないと点火しない仕様のため、蛇口を絞りすぎていると水のままになることがあります。
また、ガスメーターの安全装置が働いてガスが止まっている、電源プラグが抜けている、断水しているといった外的な要因も考えられます。
他のガス機器が使えるか、他の蛇口から水が出るかを確認すると、原因の切り分けが進みます。
まとめ
パロマの給湯器でC2・C4が表示されたときの要点です。
- C2・C4・-0は異常の内容を示すものではなく、判断の材料は数字のほう
- 「11とC2」なら11、「12とC4」なら12を調べる
- 2桁はPHシリーズ、3桁はFH・DHシリーズ。内容は同じで桁数が違うだけ
- 3桁の末尾は系統を示す(1=給湯、2=ふろ、3=暖房)
- 032のように先頭の0を見落とすと別のコードとして調べてしまうので注意
- リセットは両方のリモコンを切ってから行う。ガス臭・濡れているときは行わない
- 不完全燃焼や過熱に関わる番号は、消えても使い続けない
まずは数字を落ち着いて読み取ることが、正しい対処への近道です。
表示を動画で撮っておくと、業者に伝えるときにも役立ちます。

