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リンナイ食洗機のエラーコード一覧|表示別の意味と対処の早見表

リンナイ食洗機のエラーコード一覧と表示別の意味・対処方法をまとめた早見表のサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

食洗機が途中で止まり、パネルに見慣れない2桁の数字が出ている。
その数字が「掃除すれば直るもの」なのか「今すぐ水を止めるべきもの」なのかは、番号を見ただけでは判断がつきませんよね。
リンナイの食器洗い乾燥機のエラーコードは、大きく「自分で復帰できるもの」「お手入れで解決するもの」「修理が必要なもの」の3つに分かれます。
この記事では表示された数字から対処の方向がすぐ分かる早見表を用意し、あわせて液晶がないランプ表示タイプの読み方、修理料金の目安、そして故障ではない表示の見分け方までを整理します。

目次

まず確認:あなたの食洗機はどのタイプか

リンナイの食洗機は、シリーズや製造時期によってエラーの伝え方が異なります。

タイプ表示のされ方読み取り方
液晶パネルあり「17」「60」などの2桁の数字が出る数字をそのまま一覧で照合する
ランプ表示タイプブザーとランプの点滅で知らせる点灯・点滅しているコースボタンで判別する

ランプ表示タイプの場合、安全装置が作動すると「ピーピーピー」とブザーが鳴り、前面の「運転」と「予約」のLEDが交互に点滅します。
このときは扉を開け、どの「コース」ボタンが点灯または点滅しているかを確認してください。
どのボタンがどのエラーに対応するかは機種ごとに異なるため、お手元の取扱説明書での照合が必要になります。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|「運転」と「予約」の LED が交互に点滅する

以下の一覧は、液晶パネルに数字が表示されるタイプを前提にしています。
ランプ表示タイプでも、取扱説明書でエラーの内容が特定できれば、同じ考え方で対処の方向を判断できます。

エラーコード早見表

対処の方向で4つに分けました。
まず自分の状況が①で解決するかどうかから確認してください。
左端のコード番号をタップすると、そのエラーの詳しい解説ページに移動します。

①電源の入れ直しや操作で復帰する可能性があるもの

コード意味主な原因対処
01安全装置の作動ドアを開けずに再運転した一度ドアを開けてから再運転
03給水圧の異常な変動運転中に他の蛇口を使用/食器の誤セット/洗剤の誤使用電源ボタンを1回押してリセットし再使用
16庫内温度の異常電気温水器やソーラーなど高温の水が接続されている該当しなければ電源を切って再運転
26水位スイッチの異常運転中の停電/本体内に水がたまっている電源を切ってから再運転
30水槽蓋が完全に閉まっていない規定より大きな皿や背の高いコップを入れた食器を入れ直して再運転
56給水弁の異常停電/止水栓の開き不足/断水/凍結原因別に対処(後述)

②お手入れで解決することがあるもの

コード意味主な原因対処
60排水不良残菜フィルターの目詰まり/ポンプの故障フィルターを掃除して再運転
63洗浄ポンプの異常残菜フィルターの詰まり/ポンプの故障電源を切りフィルターを確認して再運転

③修理が必要な可能性が高いもの

コード意味考えられる箇所
17本体内の水漏れの恐れ本体内部の水通路・接続部
18本体内の水漏れの恐れ水検知センサーへの付着/水通路の接続部
24操作スイッチの異常操作部・電装ユニット
31/32過熱防止センサーの故障センサー・電装ユニット
50器具内のヒーターの異常ヒーター
62乾燥ファンの異常乾燥ファン
70ヒーター回路の異常ヒーター・電装ユニット

④故障ではない表示

表示意味
88使用期間が10年相当になったことを知らせる点検時期のお知らせ
全ランプ点灯88と同じく、点検時期のお知らせ

同じ番号でも、機種によって示す内容が異なる場合があります。
各コードの詳細な説明と対処は、リンナイの公式FAQに番号ごとのページが用意されています。
一覧で方向を把握したうえで、最終的な確認はお手元の取扱説明書で行ってください。

水漏れ系(17・18)だけは初動が違う

17と18は、機器本体内のどこかから水漏れの恐れがあることを表す表示です。
ここで多くの方が判断を誤るポイントがあります。

止水栓は閉める。ただしブレーカーは切らない
機器内の排水ポンプが動いているときにブレーカーを切ると、排水が行われず水槽から水があふれる場合があります。電源プラグも抜かないでください。

一般の家電であれば「まず電源を落とす」が正しい初動ですが、食洗機は電源が入っていることで排水ポンプが庫内の水を排出している点が異なります。
先に止めるのは電気ではなく水、という順番を覚えておいてください。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード17 が表示

床やキャビネット内がすでに濡れている場合は、濡れた手で分電盤や電源プラグに触れないでください。
感電のおそれがあります。
また、本体を引き出したり傾けたり、底板や側板を外したりする作業も行わないでください。
給排水ホースを傷めて、漏水を悪化させる原因になります。

冬に増える56と、その解凍手順

56は給水弁の異常を示しますが、原因は機器側とは限りません。
停電、止水栓の開き不足、断水、凍結、そして水が給水され続ける状態まで含まれます。

とくに冬の朝に多いのが凍結です。
このときの対処として、水槽内に約70℃程度の温水を約3リットル入れ、60〜90分かけて解凍する方法が案内されています。
解凍後は電源を「入」にして「予洗い」コースで給水・排水および洗い運転ができることを確認します。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード56 が表示

沸騰した熱湯ではなく約70℃という指定になっているのは、急激な温度変化で樹脂部品やパッキンが傷むのを避けるためです。
やかんで沸かした湯をそのまま入れるのではなく、少し冷ましてから使ってください。
ドライヤーの熱風を機器に当てて解凍しようとするのも避けてください。
局所的に高温になり、樹脂部品の変形や電装部品の損傷につながるおそれがあります。

また、引っ越し直後や水抜き作業のあとに56が出た場合は、止水栓の開き不足を真っ先に疑ってください。
機器にはまったく問題がなく、単に水が届いていないだけ、というケースが珍しくありません。

「これは故障?」と迷いやすい2つの状態

残菜フィルターの下に水がたまっている

故障ではありません。
リンナイは、排水管からのにおいが戻らないようにするため、また排水時に内部のポンプを保護するために、水が残る構造になっていると説明しています。
次回の使用時にはたまっている水が排水され、新しい水(お湯)で洗浄する仕組みです。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|残菜フィルターの下に水がたまっていますが故障ですか?

判断の目安は、水がフィルターの上面まで来ているかどうかです。
フィルターが水没するほどたまっている場合は排水されていないサインなので、60や63に該当する状態を疑ってください。
正常な残り水と排水不良の線引きは食洗機に水が溜まるのは故障?正常な残り水と排水不良の見分け方でさらに詳しく整理しています。

操作パネルのランプがすべて点灯している

これも故障表示ではありません。
液晶で「88」が出るタイプと同様に、使用期間が10年相当になると操作パネルの全ランプが点灯して点検時期を知らせます。
そのまま使用することもできますが、経年劣化に起因する製品事故を防止するため、あんしん点検がすすめられています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|操作パネルの全てのランプが点灯する

なお、点灯ではなく「全ランプが点滅して動かない」場合は意味が違います。
こちらは扉が完全に閉まっていない(開閉レバーが「閉」になっていない)ときの表示で、扉を確実に閉めても改善しない場合はドアスイッチや電装ユニットの故障が考えられます。
点灯か点滅かで内容が変わるため、修理を依頼するときはこの違いもあわせて伝えてください。

修理料金の目安

リンナイは、複数のエラーについて修理料金の目安を公表しています。
排水不良を示すエラー60の場合、18,900円〜31,600円(税込)が目安とされています。
16・24・31/32・50・62・63・70といった部品交換をともなうエラーも、同水準の目安が示されています。

📎 出典:リンナイ|食器洗い乾燥機|エラーコード60 が表示

ただし、次の点はあらかじめ理解しておいてください。

  • 実際の修理料金は訪問した修理員から案内される
  • 訪問した場合は、修理を行わなくても出張費や故障診断料が発生する
  • 設置状況(高所・狭所など)や作業内容によって追加費用が発生する
  • 作業に危険がともなう場所に設置されている場合、修理を断られることがある

食洗機はキッチンに組み込まれているため、本体の脱着が必要になると作業費が上振れしやすい機器です。
見積もりの際は、部品代だけでなく作業費を含めた総額で確認してください。

修理か買い替えかの判断基準

使用期間が10年相当になると点検時期のお知らせが表示される設計になっており、この10年が買い替えを考える一つの区切りになります。
これを踏まえると、判断の軸は次のように整理できます。

使用年数症状判断の目安
5年未満単発のエラー修理が基本
5〜10年単発のエラー修理。ただし見積もりは確認する
5〜10年複数のエラーが続く修理費と交換費用を比較する
10年以上単発のエラー補修用部品の在庫を確認のうえ判断
10年以上複数のエラーが続く買い替えを検討する

実務的なラインとしては、1回の修理費が本体交換費用の3分の1を超えるなら買い替えを比較するのが現実的です。
また、10年を大きく超えている場合は補修用部品の保有期間を過ぎていて、そもそも修理できないこともあります。
点検を依頼する段階で、部品の供給状況もあわせて確認しておくと二度手間になりません。

エラーを減らす日常のお手入れ

エラーの中でも件数が多い排水系(60・63)は、日々の使い方でかなり防げます。

  • 残菜フィルターは使用のたびに取り外して洗う(運転終了後30分間はやけどのおそれがあるため触れない)
  • ご飯粒・ゴマ・七味などの細かい残さいは、洗浄前に軽く水で流す
  • 爪楊枝や魚の骨は必ず取り除いてから入れる
  • 台所用洗剤・重曹・漂白剤は使わず、食洗機専用洗剤を規定量だけ使う
  • 規定より大きな皿や背の高いコップを無理に入れない(30の原因になります)
  • 月に1回程度、庫内クリーナーやクエン酸で空運転する

食器の入れ方は、30のような「蓋が閉まらない」系のエラーに直結します。
うつわの種類ごとの向き・置き方は食洗機で陶器は洗える?傷むうつわの見分け方と入れ方で解説しています。

また、排水の流れが落ちている原因が食洗機ではなくシンク側にあることもあります。
キッチン全体の水はけが悪いと感じるときは、キッチン排水口の掃除方法を完全解説|ぬめり・臭い・詰まりを根本から解消もあわせて確認してみてください。

よくある質問

Q1. 表示されたエラーコードが一覧にありません。どう調べればよいですか。

機種やシリーズによっては、ここに掲載していない表示が出ることがあります。まずはお手元の取扱説明書で該当する数字を確認してください。取扱説明書が手元にない場合は、リンナイの公式サイトで型式を入力するとダウンロードできます。型式は、ドアを開けた庫内の側面、または機器側面に貼られた銘板シールに記載されています。

Q2. エラーが消えたので、そのまま使っても大丈夫ですか。

原因によります。ドアの開け直しや電源の入れ直しで復帰したもの(01・03・26・30)は、そのまま使用して問題ありません。一方、17や18のように水漏れの恐れを示すエラーが「電源を入れ直したら消えた」という場合は、センサー周辺が一時的に乾いただけの可能性があります。内部の漏れが続いていることがあるため、再運転を繰り返さずに点検を受けてください。

Q3. 同じエラーが何度も繰り返し出ます。

再発の間隔が判断材料になります。停電のたび、洗剤を入れ間違えたときだけ、といった外部要因が明確なら機器の異常ではありません。心当たりがないのに数週間おきに出る、あるいは間隔が短くなっている場合は、該当部品の劣化が進んでいる可能性が高い状態です。完全に動かなくなる前に点検を受けたほうが、食器が庫内に取り残される事態を避けられます。

Q4. 修理を依頼するとき、何を伝えればよいですか。

型式(RKW・RSWなどから始まる品番)、製造番号、表示された数字、症状が出るタイミングの4点を控えておくと、受付から現地対応までがスムーズです。ランプ表示タイプの場合は、どのコースボタンが点灯または点滅しているかもあわせて伝えてください。「電源を入れ直すと一時的に消える」といった経過も、原因の絞り込みに役立ちます。

Q5. 液晶がないタイプで、どのランプが点いているか分かりません。

安全装置が作動した場合、「ピーピーピー」というブザーとともに前面の「運転」と「予約」のLEDが交互に点滅します。この状態で扉を開けると、庫内側の操作パネルでコースボタンの点灯・点滅が確認できます。スマートフォンで撮影しておくと、修理受付で状態を正確に伝えられるためおすすめです。どのボタンがどのエラーを示すかは機種ごとに異なるため、取扱説明書での照合が必要です。

まとめ

リンナイの食洗機のエラーコードは、番号ごとに対処の方向が決まっています。
01・03・16・26・30・56は電源の入れ直しや操作で復帰することがあり、60・63はまず残菜フィルターの掃除を試す番号です。
一方、17・18は水漏れの恐れを示すため、止水栓を閉めつつブレーカーは切らないという初動が必要になります。
88や全ランプ点灯は故障ではなく点検時期のお知らせなので、表示の意味を切り分けたうえで、落ち着いて次の一手を選んでください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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