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レンジフードの種類まとめ|設置位置と形状で選び方が変わる

壁付けのスリム型・ブーツ型と、天井吊りのアイランド型レンジフードを比較したイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

キッチンのリフォームでレンジフードを選ぼうとしたら、「壁付け」「横壁付け」「アイランド型」「スリム型」「ブーツ型」と、聞き慣れない言葉が次々に出てきて混乱していませんか。

実は、レンジフードの種類は「どこに取り付けるか」という設置位置の分類と、「どんな見た目・構造か」という形状の分類の、2つの軸で整理すると分かりやすくなります。

この記事では、この2つの軸に沿って、レンジフードの種類を整理し、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説します。

  • 設置位置による3つの分類(壁付け・横壁付け・天井取り付け)
  • 形状による分類(スリム型・ブーツ型・浅型・フラット型など)
  • キッチンのレイアウトに合わせた選び方
目次

種類を理解する2つの軸

レンジフードの種類は、次の2つの軸で整理すると理解しやすくなります。

軸内容
設置位置による分類キッチンのどこに、どう取り付けられるか(壁付け・横壁付け・天井取り付け)
形状による分類本体の見た目・構造がどうなっているか(スリム型・ブーツ型・浅型など)

設置位置はキッチンのレイアウトによって、形状は好みやお手入れのしやすさによって選ぶことが多く、この2つを組み合わせて自宅に合う機種を絞り込んでいきます。

レンジフードの基本的な仕組みや部品の名称については、レンジフードとは?仕組み・部品の名称・種類の基本をまとめて解説でも解説しています。

設置位置による3つの分類

壁面取り付けタイプ(壁付け型)

キッチンの正面の壁に取り付けるタイプで、I型キッチンなど、コンロが壁に正対しているレイアウトに向いています。

家庭用レンジフードの中でも、最も広く採用されているタイプです。

横壁取り付けタイプ(横壁付け・ペニンシュラフード)

レンジフードの側面が壁に接するタイプで、ペニンシュラキッチン(壁から半島のように突き出たキッチン)や、L型の対面キッチンに向いています。

「サイドフード」とも呼ばれます。

天井取り付けタイプ(アイランド型・センターフード)

レンジフードの四方が壁に接していないタイプで、天井から吊り下げる構造です。

アイランドキッチンのように、四方が壁に接していないレイアウトに向いています。

設置位置向いているキッチンレイアウト特徴
壁面取り付けI型キッチン最も普及しているタイプ
横壁取り付けペニンシュラキッチン・L型対面キッチン側面が壁に接する
天井取り付けアイランドキッチン四方が壁に接しない。強い排気性能が求められる

天井取り付けタイプは、四方を囲う壁がないため、煙や油をしっかり吸い込むために高い排気性能が必要です。

また、天井の補強やダクト工事が必要になることが多く、設置費用も他のタイプより高めになる傾向があります。

アイランドキッチンへのリフォームを検討している場合は、早い段階で施工業者に相談し、天井の構造や必要な工事範囲を確認しておきましょう。

形状による分類

スリム型(フラット型)

薄型で、下面に整流板が付いたタイプです。

現在の新築やリフォームで主流となっている形状で、見た目がすっきりしており、整流板を拭くだけの日常のお手入れがしやすいのが特徴です。

ブーツ型(深型)

箱型で奥行きがあり、下面に金属フィルターが付いたタイプです。

捕集面積が広く、油煙を捕まえる力に優れていますが、ボリューム感があり、掃除にはスリム型よりやや手間がかかります。

浅型(プロペラファンタイプ)

壁に直接取り付けたプロペラファンの換気扇を、フードで覆った形状です。

外壁に面した壁付けキッチンの戸建て住宅で多く見られます。

フラット型・キューブ型

奥行きが浅く、存在感を抑えたデザイン性の高い形状です。

空間を広く見せたい場合や、開放感のあるキッチンを目指す場合に選ばれることがあります。

形状特徴お手入れのしやすさ
スリム型薄型、整流板付き拭くだけで日常のお手入れが済む
ブーツ型箱型、フィルター付き捕集力は高いが掃除はやや手間
浅型プロペラファンをフードで覆うフィルター・ファンの掃除が必要
フラット型・キューブ型奥行きが浅く、デザイン性重視機種によって異なる

形状ごとの詳しい違いや、それぞれの掃除の手順については、レンジフード掃除のやり方|自分でできる手順と洗剤・頻度の目安でも解説しています。

設置位置と形状を組み合わせて選ぶ

実際の選び方では、設置位置と形状を組み合わせて検討します。

組み合わせの例向いている場面
壁面取り付け×スリム型一般的なI型キッチンで、お手入れのしやすさを重視したい場合
壁面取り付け×ブーツ型築年数の経った住宅で、同じタイプへの交換を考えている場合
横壁取り付け×スリム型ペニンシュラキッチンで、すっきりした見た目を求める場合
天井取り付け×フラット型アイランドキッチンで、デザイン性を重視したい場合

交換の場合は、今と同じ設置位置・形状を選ぶと、工事の範囲を最小限に抑えられます。

設置位置や形状を変更したい場合は、壁の開口やダクトの工事が追加で必要になることが多いため、事前に施工業者へ相談し、費用と工事範囲を確認しましょう。

交換全体の費用の目安は、費用相場を解説した別記事で詳しく紹介しています。

種類を選ぶときに確認したいこと

確認ポイント内容
キッチンのレイアウトI型・ペニンシュラ型・アイランド型のどれに近いか
今の設置位置・形状交換の場合、変更するかどうかを決める
お手入れの負担スリム型・ブーツ型・浅型で掃除のしやすさが異なる
デザインの好みすっきりした印象か、ボリューム感のある印象か
工事の範囲設置位置・形状を変える場合、追加工事が必要になることが多い

「どの種類がいちばん優れているか」ではなく、「自宅のキッチンのレイアウトに合う種類はどれか」という視点で選ぶことが、失敗しない近道です。

機能面も含めた総合的な選び方は、おすすめの選び方を解説した別記事でも紹介しています。

よくある質問

Q1. レンジフードの「種類」には、どんな分類方法がありますか?

大きく分けて、「どこに取り付けるか」という設置位置による分類(壁面取り付け・横壁取り付け・天井取り付け)と、「どんな見た目・構造か」という形状による分類(スリム型・ブーツ型・浅型など)の2つの軸があります。この2つを組み合わせて、自宅に合う機種を選びます。

Q2. アイランドキッチンには、どんなレンジフードが必要ですか?

四方が壁に接していない天井取り付けタイプ(アイランド型・センターフード)が使われます。四方を囲う壁がないため、煙や油をしっかり吸い込むために高い排気性能が求められ、天井の補強やダクト工事が必要になることが多く、設置費用も高めになる傾向があります。

Q3. スリム型とブーツ型、どちらがお手入れしやすいですか?

一般的にスリム型のほうが、日常のお手入れはしやすいとされています。整流板を拭くだけで済む機種が多いためです。一方、ブーツ型は捕集面積が広く油煙を捕まえる力に優れていますが、フィルターやファンの掃除にはスリム型よりやや手間がかかります。

Q4. 交換のときに設置位置や形状を変えることはできますか?

可能な場合もありますが、標準工事の範囲を超えることが多く、壁の開口やダクトの追加工事が必要になります。費用も上がる傾向があるため、変更を検討する場合は、事前に施工業者へ相談し、工事範囲と費用を確認しましょう。今と同じ設置位置・形状を選ぶと、工事を最小限に抑えられます。

Q5. ペニンシュラキッチンには、どの種類のレンジフードが向いていますか?

レンジフードの側面が壁に接する横壁取り付けタイプ(サイドフード)が向いています。壁面取り付けタイプとは取り付け方が異なるため、交換の際は、今のキッチンのレイアウトに合ったタイプを選びましょう。

まとめ

レンジフードの種類は、設置位置(壁面・横壁・天井取り付け)と、形状(スリム型・ブーツ型・浅型など)の2つの軸で整理すると分かりやすくなります。

最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
設置位置の分類壁面取り付け・横壁取り付け・天井取り付けの3種類
形状の分類スリム型・ブーツ型・浅型・フラット型など
選び方の基本キッチンのレイアウトに合う設置位置を先に決める
交換時の注意点設置位置・形状を変えると、追加工事が必要になることが多い
判断のコツ「優れた種類」ではなく「自宅に合う種類」で選ぶ

まずは、自宅のキッチンがI型・ペニンシュラ型・アイランド型のどれに近いかを確認し、向いている設置位置を絞り込んでみてください。

そこから形状やお手入れのしやすさを比較すると、選びやすくなります。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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