ガスコンロやガス給湯器のメーカーとしておなじみのリンナイですが、レンジフードもラインアップに加えていることをご存じでしょうか。
特に、自社のビルトインコンロと組み合わせた「コンロ連動」機能は、リンナイならではの強みの一つです。
この記事では、リンナイのレンジフードの実は、製造元との関係、オイルスマッシャーの仕組み、コンロ連動機能、ラインアップの特徴までを解説します。
- リンナイのレンジフードと、実際の製造元との関係
- お手入れを減らす「オイルスマッシャー」の仕組み
- コンロ連動機能を使うための条件と、ラインアップの特徴
リンナイのレンジフードは富士工業製
📎 出典:リンナイ|レンジフード
リンナイの公式サイトには、「レンジフードは富士工業㈱の製品です」と明記されています。
リンナイブランドで販売されているレンジフードは、リンナイ自身が製造しているのではなく、レンジフード専門メーカーである富士工業が製造しています。
リンナイは、ガスコンロや給湯器で培った住宅設備の知見と、富士工業の専門的な製造技術を組み合わせる形でレンジフードを展開しているといえます。
富士工業については、富士工業のレンジフード|特徴・カタログ・図面・部品の探し方でも詳しく解説しています。
この関係性を知っておくと、部品の注文や修理の相談先を判断する際に役立ちます。
オイルスマッシャーの仕組み
リンナイは、独自の「オイルスマッシャー」により、ファンとレンジフード内部への油の侵入をブロックし、ファンとレンジフード内部のお掃除が不要になるとしています。
また、調理状況に応じて風量を自動でコントロールする機能もあり、温度センサーが高温調理時には強運転で油煙をしっかりキャッチし、低温調理時には弱運転で静かに油煙を吸うと説明されています。
必要以上に風量を上げないことで、消費電力の削減にもつながるとされています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| オイルスマッシャー | ファンとレンジフード内部への油の侵入をブロックする独自技術 |
| 風量の自動コントロール | 温度センサーが調理状況を検知し、風量を自動調整する |
| 省エネ効果 | 必要以上の風量を抑え、消費電力を削減する |
オイルスマッシャーは、富士工業が開発した技術で、リンナイブランドのレンジフードにも採用されています。
「お掃除が不要」とされていますが、これはファンとレンジフード内部への油の侵入を防ぐという意味で、整流板などの日常的な拭き掃除まで不要になるわけではない点には注意しましょう。
コンロ連動機能の仕組みと条件
リンナイは、レンジフード連動対応のビルトインコンロについて、連動対応のレンジフードは富士工業(株)製、ビルトインコンロ連動タイプのみに限られるとしています。
コンロの点火・消火と、レンジフードの運転・停止、照明のON・OFFが自動で連動する仕組みで、赤外線信号による無線式の連動とされています。
コンロ連動機能を使うには、レンジフードとガスコンロの両方が、連動対応機種である必要があります。
どちらか一方だけが対応していても、連動機能は使えません。
つけ忘れや消し忘れの心配がなくなるほか、スイッチに手が届きにくい方にも便利な機能とされています。
連動機能の詳しい考え方や、コンロとの同時交換については、レンジフードとガスコンロは同時に交換すべき?メリットと判断基準で解説しています。
エコラン運転による省エネ
リンナイのレンジフードには、「エコラン」と呼ばれる省電力運転の機能を搭載した機種があります。
間欠的な低出力運転と、ファンが運転し続けようとする慣性を組み合わせることで、風量を大きく減らさない範囲で消費電力を抑える仕組みとされています。
「強」「中」運転時に機能し、消費電力を一定程度削減できるとされていますが、効果はダクト接続の有無や設置状況によって変わるとされているため、実際の効果は設置環境によって差があると理解しておきましょう。
主なシリーズの特徴
リンナイのレンジフードには、複数のシリーズが展開されています。
| 位置づけ | 特徴 |
|---|---|
| プレミアムクラス | 自動洗浄機能を搭載し、フィルターレスでコンロ連動にも対応 |
| オイルスマッシャー搭載クラス | ファン・内部のお手入れ負担を大きく減らす、フィルターレス仕様 |
| ノンフィルター・スタンダードクラス | フィルターがなく、清掃性を高めたデザイン |
| コストパフォーマンス重視クラス | 基本性能を備えつつ、価格を抑えたシンプルな構造 |
「お手入れの手間をどこまで減らしたいか」と「予算」のバランスで、選ぶシリーズが変わります。
自動洗浄やオイルスマッシャーといった上位機能を搭載するほど、本体価格は高くなる傾向があります。
機種選びの基本的な考え方は、おすすめの選び方を解説した別記事でも紹介しています。
リンナイのレンジフードを選ぶときのポイント
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| コンロ連動を使いたいか | 使う場合、コンロ・レンジフード両方の対応機種を確認する |
| お手入れの方法 | オイルスマッシャー搭載か、標準的なノンフィルタータイプか |
| 設置条件 | 幅・高さ・排気方向が自宅に合っているか |
| 総額での比較 | 本体価格に加え、工事費・処分費を含めて比較する |
| 部品・修理の窓口 | 製造元である富士工業の窓口も選択肢に入れる |
自宅がすでにリンナイのガスコンロを使っている場合、レンジフードも連動対応機種にそろえることで、日々の操作の手間を減らせます。
コンロの交換予定がない場合は、今のコンロが連動対応機種かどうかを事前に確認しておきましょう。
よくある質問
Q1. リンナイのレンジフードは、リンナイが自社で製造していますか?
いいえ、リンナイの公式サイトには「レンジフードは富士工業㈱の製品です」と明記されています。リンナイブランドで販売されているレンジフードは、レンジフード専門メーカーである富士工業が製造しています。部品の注文や修理の相談では、この関係性を知っておくと役立ちます。
Q2. オイルスマッシャーとは何ですか?
ファンとレンジフード内部への油の侵入をブロックする、独自の技術です。この仕組みにより、ファンとレンジフード内部のお掃除が不要になるとされています。ただし、整流板などの日常的な拭き掃除まで不要になるわけではありません。
Q3. コンロ連動機能を使うにはどうすればよいですか?
レンジフードとガスコンロの両方が、連動対応機種である必要があります。どちらか一方だけが対応していても、連動機能は使えません。すでにリンナイのガスコンロを使っている場合は、それが連動対応機種かどうかを確認したうえで、対応するレンジフードを選びましょう。
Q4. エコラン機能はどのくらい省エネになりますか?
間欠的な低出力運転とファンの慣性を組み合わせて、風量を大きく減らさない範囲で消費電力を抑える仕組みです。効果は設置状況や使用条件、ダクト接続の有無によって異なるとされているため、公表されている数値はあくまで一定の条件下での目安と考えましょう。
Q5. リンナイのレンジフードの部品が壊れたら、どこに相談すればよいですか?
製造元が富士工業であるため、部品の注文や修理の相談は、リンナイの窓口だけでなく、富士工業の窓口も選択肢になります。本体の型番を確認し、どちらに相談すればよいか分からない場合は、購入した販売店に問い合わせてみましょう。
まとめ
リンナイのレンジフードは、実際の製造を富士工業が担い、オイルスマッシャーによるお手入れの軽減と、自社のガスコンロとのコンロ連動機能が特徴です。
最後に、この記事のポイントを整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 製造元との関係 | リンナイブランドのレンジフードは、富士工業が製造している |
| オイルスマッシャー | ファンと内部への油の侵入をブロックし、お手入れの負担を減らす |
| コンロ連動 | レンジフード・コンロの両方が対応機種である必要がある |
| エコラン | 風量を大きく減らさずに消費電力を抑える省エネ機能 |
| 選び方 | お手入れの方法、連動の要否、設置条件、総額で比較する |
まずは、自宅のガスコンロがレンジフード連動対応機種かどうかを確認するところから始めてみてください。
連動機能を活かしたい場合は、レンジフード選びの重要な判断材料になります。

