システムキッチンのショールームで、光沢のあるツヤやかなレンジフードを見て、「これは他のメーカーと何が違うのだろう」と感じたことはありませんか。
タカラスタンダードのレンジフードは、多くの部分に「ホーロー」という独自の素材を採用しているのが最大の特徴です。
この記事では、タカラスタンダードのレンジフードの特徴であるホーロー素材の仕組み、主なシリーズ、お手入れの方法までを解説します。
- タカラスタンダードのレンジフードに使われる「ホーロー」という素材の特徴
- 「10年間お手入れ不要」の実際の意味
- 主なシリーズとお手入れの方法
タカラスタンダードのレンジフードの最大の特徴|ホーロー素材
タカラスタンダードの公式サイトは、汚れが入り込む隙間がなく、シームレスでフラットな一体型ホーローパネル形状を採用していることを紹介しています。
ホーローグリスフィルターは、シンク内でのお掃除だけでなく、食器洗い乾燥機によるお掃除にも対応しているとされています。
整流板についても、マグネット固定式で簡単に開閉でき、シンク内でのお掃除に対応したホーロー製であると説明されています。
ホーローとは、鉄をベースに、ガラス質を高温で焼き付けた素材です。
表面がガラス質で覆われているため、汚れや傷、サビに強く、油汚れが染み込みにくいという特徴があります。
このホーロー素材を、油汚れが付きやすい整流板やグリスフィルターといった部分に採用することで、お手入れのしやすさを実現しています。
| ホーロー素材の特徴 | 内容 |
|---|---|
| 汚れが染み込みにくい | 表面がガラス質のため、油汚れが定着しにくい |
| 傷・サビに強い | 表面の硬さにより、傷が付きにくく錆びにくい |
| 水拭きで汚れが落ちやすい | 洗剤を使わなくても、軽い水拭きで落とせることが多い |
| 食器洗い乾燥機に対応するパーツもある | パーツによっては、食洗機でのお手入れが可能 |
「10年間お手入れ不要」の実際の意味
同じタカラスタンダードの公式サイトでは、独自の「フィルタリング構造」により、シロッコファンの手前でほとんどの油を捕集するため、シロッコファンのお手入れが10年間不要だとも説明されています。
同社は、この「メンテフリー」とは、シロッコファンを含むレンジフード内部を頻繁にお手入れする必要がないことを意味し、「お手入れ10年間不要」とは、付着する汚れが換気性能に影響しないということを意味するものだと明確に説明しています。
「10年間お手入れ不要」は、汚れがまったく付かないという意味ではなく、「付着する汚れが換気性能に影響しない」という意味だと、タカラスタンダード自身が明記しています。
一方で、整流板・グリスフィルター・フードパネル(グリスフェンス下面を含む)については、1か月に1回を目安にお手入れするよう案内されています。
| 部分 | お手入れの目安 |
|---|---|
| シロッコファン(内部) | 10年間、頻繁なお手入れは不要(汚れが換気性能に影響しない設計) |
| 整流板・グリスフィルター・フードパネル | 1か月に1回程度 |
「内部のファンはお手入れ不要でも、目に見える整流板やフィルターの部分は、月1回程度のお手入れが必要」と理解しておくと、購入後のイメージと実際の手間にギャップが生まれにくくなります。
主なシリーズ
タカラスタンダードのレンジフードには、いくつかのシリーズがあります。
| シリーズ | 特徴 |
|---|---|
| キープクリーンフード | ファンを含むレンジフード内部のお手入れが10年間不要とされる上位シリーズ |
| ホーロークリーンレンジフード | 整流板やパーツを取り外して丸洗いでき、レンジフードのカラーをキッチンの扉カラーに合わせられる |
ホーロークリーンレンジフードは、色をキッチンの扉カラーに合わせられる点も特徴です。
通常はシルバーやブラックが主流のレンジフードですが、キッチン全体のデザインと統一感を出したい場合に選びやすいシリーズです。
お手入れの手順と注意点
タカラスタンダードの公式サイトのお手入れマニュアルでは、作業前にレンジフードの下に危険なものがないことを確認すること、調理後は整流板が熱くなっている場合があるため注意すること、整流板の取り外し・取り付けの際は落下させないよう両手でしっかり持つこと、ワークトップの上に乗ったり立ったりしないことが案内されています。
| 手順・注意点 | 内容 |
|---|---|
| 作業前の確認 | 本体の「切」ボタンを押し、電源プラグを抜くかブレーカーを切る |
| 整流板の扱い | 熱くなっている場合があるため注意し、両手でしっかり持つ |
| 開閉時の注意 | 整流板を開ける際、途中で手を離さない(壁面や整流板を傷める原因) |
| 力の入れ方 | 無理な力を加えない(変形すると取り付けにくくなる) |
| 作業姿勢 | ワークトップの上に乗ったり立ったりしない |
水分が残ったままシロッコファンを取り付けると、錆びが発生してファンが外れなくなる場合があるとも注意喚起されています。
ホーロー素材であっても、洗浄後はしっかり乾かしてから取り付けることが大切です。
一般的なレンジフード掃除の基本的な流れは、レンジフード掃除のやり方|自分でできる手順と洗剤・頻度の目安でも扱っています。
タカラスタンダードのレンジフードを選ぶときのポイント
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| お手入れの負担軽減度 | キープクリーンフードか、標準的なホーロークリーンレンジフードか |
| デザインの統一感 | キッチンの扉カラーとレンジフードの色を合わせられるか |
| 設置条件 | 幅・高さ・排気方向が自宅に合っているか |
| 総額での比較 | 本体価格に加え、工事費・処分費を含めて比較する |
ホーロー素材は、水拭きだけで汚れが落ちやすいという特徴があるため、洗剤を使いたくない方や、強い洗剤の使用に不安がある方にも向いています。
一方で、整流板やフィルターの定期的なお手入れ自体は他メーカーと同様に必要になるため、「10年間お手入れ不要」という言葉だけで判断せず、実際に残る作業の内容を確認したうえで選びましょう。
よくある質問
Q1. タカラスタンダードのレンジフードは、本当に10年間お手入れが不要ですか?
タカラスタンダードの説明では、「お手入れ10年間不要」とは、付着する汚れが換気性能に影響しないという意味であり、汚れがまったく付かないという意味ではありません。整流板やグリスフィルター、フードパネルについては、1か月に1回程度のお手入れが目安とされています。
Q2. ホーローとはどんな素材ですか?
鉄をベースに、ガラス質を高温で焼き付けた素材です。表面がガラス質で覆われているため、汚れが染み込みにくく、傷やサビにも強いという特徴があります。タカラスタンダードのレンジフードでは、油汚れが付きやすい整流板やグリスフィルターなどにこの素材が使われています。
Q3. ホーロー製のパーツは食器洗い乾燥機で洗えますか?
パーツによっては対応しているとされています。整流板やグリスフィルターなど、取り外せる部分は丸洗いできる設計になっているシリーズもあります。対応の可否は機種によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。
Q4. キープクリーンフードとホーロークリーンレンジフードの違いは何ですか?
キープクリーンフードは、ファンを含むレンジフード内部のお手入れが10年間不要とされる上位シリーズです。ホーロークリーンレンジフードは、整流板やパーツを取り外して丸洗いでき、レンジフードのカラーをキッチンの扉カラーに合わせられる点が特徴です。お手入れの負担軽減度と、デザインの統一感のどちらを重視するかで選ぶとよいでしょう。
Q5. ホーロー製のレンジフードのお手入れで気をつけることはありますか?
洗浄後にしっかり乾かしてから取り付けることが大切です。水分が残ったままシロッコファンを取り付けると、錆びが発生してファンが外れなくなる場合があるとされています。また、整流板を開閉する際は途中で手を離さない、ワークトップの上に乗らないといった安全面の注意点も、公式のお手入れマニュアルで案内されています。
まとめ
タカラスタンダードのレンジフードは、ホーロー素材による汚れの落ちやすさと、独自のフィルタリング構造による「10年間お手入れ不要」が大きな特徴です。
最後に、この記事のポイントを整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ホーロー素材 | 汚れが染み込みにくく、傷やサビに強い |
| 「10年間お手入れ不要」の意味 | 汚れが換気性能に影響しないという意味で、清掃自体が不要という意味ではない |
| 日常のお手入れ | 整流板・グリスフィルター・フードパネルは1か月に1回が目安 |
| 主なシリーズ | キープクリーンフード(お手入れ重視)、ホーロークリーンレンジフード(デザイン性重視) |
| 注意点 | 洗浄後はしっかり乾かしてから取り付ける |
まずは、自分がどこまでお手入れの負担を減らしたいか、キッチンとのデザインの統一感をどれだけ重視したいかを整理してみてください。
ショールームで実物のホーロー素材の質感を確認すると、選びやすくなります。

