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ガステーブルの取り付け方とは?|ガス栓の種類別の接続手順を解説

キッチンのコンロ台に設置された2口ガステーブルのイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

新しいガステーブル(据置型ガスコンロ)を買ったものの、ガス栓の形がホースとうまく合うのか、正しい接続方法が分からず作業が止まっていませんか。
据置型ガスコンロの接続方法は、自宅のガス栓が「ホースエンドタイプ」か「コンセントタイプ(カチットタイプ)」かによって手順が異なります。
この記事では、ガス栓の形状の見分け方、それぞれの接続手順、接続後に必ず確認すべきこと、ゴムホースとガスコードの違いまでを、メーカーやガス会社の案内をもとに解説します。

目次

取り付け前に確認する3つのポイント

ガスホースを購入する前に、次の3点を必ず確認しておきましょう。
接続口(ガス栓)の形、ガスの種類、ガスホースの長さの3つによって、用意すべき部材が変わります。

確認項目内容
ガス栓の形状ホースエンドタイプかコンセントタイプか
ガスの種類都市ガス(12A・13A)かLPガス(プロパンガス)か
ホースの長さガス栓とコンロの距離に合わせて選ぶ

ゴムホースの色は、使用しているガスの種類によって異なります。
都市ガス(13A・12A)用はベージュ、プロパン用はオレンジとされ、それぞれ性能や品質を規定する規格が異なるため、供給されているガス種に適合するゴム管を使用する必要があります。
以前は都市ガス用のゴムホースがブルーでしたが、現在市販されているものはベージュの「ガスソフトコード」になっています。

自宅のガス種の確認方法は自宅のガス種の確認方法|都市ガスとプロパンを見分ける5つの方法で詳しく解説しています。

ガス栓の形状を見分ける

ご家庭のガス栓の接続口の形状には「ホースエンドタイプ」と「コンセントタイプ(カチットタイプ)」の2種類があり、それぞれ接続手順・必要な部材が異なります。

📎 出典:リンナイ公式通販|The Basic Gastable ガスコンロ設置方法

ガス栓のタイプ特徴必要な部材
ホースエンドタイプガスホースを接続口にそのまま差し込む、接続口根元に赤い線があるガス用ゴム管(ソフトコード)
コンセントタイプ(カチットタイプ)ソケットを使って接続する、差し込むと「カチッ」と音がするガス用ゴム管+ソケット

ホースエンドタイプの接続手順

ホースエンドタイプは、ガスホースをガス栓の接続口に直接差し込むタイプです。

  1. ゴムホースに固定用バンドを通しておく
  2. ガス栓の接続口(赤いラインがある部分)に、赤い線まで届くようホースをしっかり差し込む
  3. 差し込んだ部分をバンドで固定する
  4. ガステーブル側の接続口にも、同様に反対側のホースを赤線まで差し込む
  5. 接続部分をバンドで固定する

ゴムホースが入りにくい場合は、ホースに水や石鹸水を付けると入れやすくなります。
赤いラインまでしっかり差し込むことが、ガス漏れを防ぐうえで特に重要なポイントです。

コンセントタイプ(カチットタイプ)の接続手順

コンセントタイプでは、別途ソケットが必要になります。

  1. ソケットとゴムホースをつなぎ、バンドで固定する
  2. ガス栓の接続口にソケットを差し込む(適切な位置まで差し込むと「カチッ」と音がする)
  3. ガステーブル側の接続口に、ゴムホースの反対側を赤線まで差し込む
  4. 接続部分をバンドで固定する

ソケットの白い部分が見えなくなるまで、ゴムホースをしっかり差し込むことがポイントです。
入れにくい場合は、ソケットの差し込み口を少し濡らすと取り付けやすくなります。

接続具の選び方と注意点

ガス栓とガス機器をガスソフトコードやガスコードで接続する場合は、必ず機器側(コンロ側)から先に接続することがすすめられています。
接続具は、サイズ(9.5mm・13mm)や接続形状に合ったものを使用し、外観に傷やひび割れなどの異常がある場合は取り替えましょう。
接続具はガス機器を交換するときに同時に取り替え、再使用しないでください。

また、器具用スリムプラグやホースガス栓用プラグは、ガス栓やガス機器から一度取り外すと内部のゴムが変形することがあるため、再使用せず新しいものに交換する必要があるとされています。
ガスソフトコード(ゴム管)を使う際は、ゴム管止めまたは接続具に同梱の樹脂チューブを必ずはめてください。

📎 出典:大阪ガス|ガス機器の正しい接続方法

ネジ接続タイプのガス栓は、有資格者による施工が必要です。ネジ接続の場合は自分で作業せず、専門業者に依頼してください。

ゴム管を使うときの追加の注意点

ゴム管を使用する際は、次の点にも注意しましょう。

注意点内容
長さ適切な長さで使用し、長すぎる場合はハサミで調整する
劣化ひび割れや固くなったものは交換する
固定赤い線までしっかり差し込み、ゴム管止めで固定する
熱への配慮ゴム管に直接炎が当たったり、強い輻射熱が当たらないようにする

ゴム管は赤い線までキッチリ差し込み、必ずゴム管止めで固定してください。
ゴム管に直接燃焼器の炎が当たったり、強い輻射熱が当たったりしないよう注意することも大切です。

接続後に必ず確認すること

ガスホースを接続したら、使用を始める前に次の点を確認してください。

確認項目内容
差し込みの深さ赤いラインまでしっかり差し込まれているか
バンドの固定接続部分がバンドでしっかり固定されているか
ガス漏れの有無石鹸水を接続部に塗るなどして泡が出ないか確認する
点火・消火の確認すべてのバーナーが正常に点火・消火するか
異臭の有無使用開始後にガスの臭いがしないか

接続不完全のまま使用を開始すると、ガス漏れによる重大な事故につながるおそれがあります。ガス栓の使用開始時は、接続具が正しく接続されているかを必ず確認してください。

📎 出典:日本ガス石油機器工業会(JGKA)|ガス栓・ガス接続具の安全な使い方

こんな場合は自分で接続せず業者に相談する

次のようなケースでは、無理に自分で接続作業を行わず、専門業者に相談してください。

状況理由
ガス栓がネジ接続タイプ有資格者による施工が必要
ガス栓の形状が分からない誤った部材を使うと接続不良の原因になる
ホースが届かない・長さが合わない無理な延長は劣化や漏れにつながる
接続後にガス臭がするガス漏れの可能性があり自己判断は危険

自分で交換・設置できる範囲については、ガスコンロは自分で交換できる?資格の要否と手順を解説で詳しく解説しています。

よくある質問

ガス栓がホースエンドタイプかコンセントタイプか分からない場合はどうすればよいですか?

ガス栓の接続口を見て、赤い線が根元にあり、ホースをそのまま差し込む形状であればホースエンドタイプです。ソケットを使って接続し、差し込むと「カチッ」と音が鳴る形状であればコンセントタイプです。見た目で判断できない場合は、契約しているガス会社に問い合わせるか、購入予定の量販店やガス機器販売店に相談すると確実です。

ゴムホースが硬くて入らないときはどうすればよいですか?

ゴムホースが入りにくい場合は、ホースの差し込み口に水や石鹸水を少量つけると、滑りがよくなり入れやすくなります。無理に力を入れて押し込むと、ホースが変形したり破損したりするおそれがあるため注意してください。それでも入らない場合は、ホースの規格がガス栓に合っていない可能性があるため、購入した部材のサイズを再確認しましょう。

都市ガス用とプロパン用のゴムホースは見た目で分かりますか?

はい、色で見分けられます。現在市販されているガステーブル用のゴムホースは、都市ガス(12A・13A)用がベージュ、プロパン用がオレンジとされています。以前は都市ガス用が青色でしたが、現在はベージュが主流です。色だけでなく、パッケージに記載されたガス種の表示もあわせて確認し、自宅のガスの種類に合ったホースを選んでください。

接続後にガス漏れがないか自分で確認する方法はありますか?

接続部分に石鹸水を薄く塗り、泡が出てこないかを確認する方法があります。泡が出る場合はガスが漏れている可能性があるため、すぐに元栓を閉めて接続をやり直すか、業者に相談してください。また、使用を開始したあとに異臭がしないか、点火・消火が正常に行えるかも必ず確認しましょう。少しでも異常を感じた場合は、無理に使用を続けず専門業者に連絡してください。

ガスコードとゴム管は同じものですか?

厳密には異なります。ゴム管(ガスソフトコード)は柔軟なホース状の接続具で、ガスコードを使用する場合は別途「器具用スリムプラグ」が必要になるとされています。どちらを使うかによって必要な部材や接続手順が変わるため、購入したガステーブルの取扱説明書を確認し、対応する接続方式に合わせて部材を用意してください。

まとめ

ガステーブルの取り付けは、ガス栓の形状を正しく見分け、赤い線までしっかり差し込むことが基本です。
最後に要点を整理します。

ポイント内容
事前確認ガス栓の形状、ガスの種類、ホースの長さ
ホースエンドタイプホースを直接差し込み、バンドで固定
コンセントタイプソケットを使い、「カチッ」と音がするまで差し込む
接続後の確認差し込みの深さ、ガス漏れ、点火・消火、異臭
業者に相談すべきケースネジ接続タイプ、形状不明、ガス臭がする場合

まずは自宅のガス栓の形状とガスの種類を確認し、それに合ったホースを用意してから接続作業を始めてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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