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ガスコンロの外し方とは?|元栓の閉め方からホースの抜き方まで解説

1口ガスコンロと、ガス栓から抜いたガスホースを描いた、ガスコンロの外し方のサムネイル。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

引っ越しや買い替えで、今使っているガステーブル(据置型ガスコンロ)を取り外したいけれど、ホースがどうなっているのか分からず手が止まっていませんか。
据置型ガスコンロの取り外しは、正しい手順を踏めば自分でも行える作業です。
ただし、ガスの元栓を閉め忘れたり、ホースを無理に引っ張ったりすると、ガス漏れなどの事故につながるおそれがあります。
この記事では、取り外しの基本手順、ガス栓の形状別のホースの抜き方、固着して抜けないときの対処法、取り外し後の処分までを解説します。

目次

取り外しができるのは据置型ガスコンロだけ

自分でホースの取り外しを行えるのは、コンロ台に置いてガス栓に接続するタイプの、据置型ガスコンロ(ガステーブル)だけです。
ビルトインコンロは、ガス管の接続部分を扱う作業に資格が必要なため、自分で取り外すことはできません。

ビルトインコンロと据置型の交換可否の違いは、ガスコンロは自分で交換できる?資格の要否と手順を解説で詳しく解説しています。

取り外しの基本手順

据置型ガスコンロを取り外すときは、次の順番で作業を進めます。

  1. ガスの元栓を閉める
  2. 点火つまみがすべてOFFになっているか確認する
  3. ガス栓側のホースを外す
  4. コンロ本体を撤去する
  5. ガス栓にキャップをかぶせる

外す作業の最初は、必ずガスの元栓を閉めます。
つまみが「閉」方向まで回っているかを目視で確認し、点火つまみもすべてOFFにしましょう。
作業中は換気を行い、火気は厳禁です。
少しでもガス臭いと感じた場合は作業を中止し、窓を開けて、ガス会社や業者に相談してください。

ガスの元栓を閉め忘れたままホースを抜くと、ガスが漏れて重大な事故につながるおそれがあります。作業前に必ず元栓が閉まっていることを確認してください。

ガス栓の形状別・ホースの抜き方

ガスホースの外し方は、ガス栓の形状によって異なります。

ホースエンドタイプ(ホースタイプ)の外し方

ホースがそのまま接続されていて、クリップで留まっているタイプです。
ホースを固定している黒いクリップをつまんでずらし、ホースを引っ張って取り外します。

コンセントタイプ(カチットタイプ)の外し方

ゴムホースの先端にソケットがついているタイプです。
ガスファンヒーターのガスホースなどと同じように、先端の出っぱり(スリーブ)を押さえながら引き抜きます。
ゆっくりと作業することで、部品を傷めずに取り外せます。

ガス栓のタイプ外し方
ホースエンドタイプ固定クリップをつまんでずらし、ホースを引っ張る
コンセントタイプソケット先端のスリーブを押さえながら引き抜く

ホースが固着して抜けないときの対処法

長年使ったホースは、ガス栓に固着して抜けにくくなっていることがあります。
固着して抜けない場合は、無理にひねらず、ホースを傷めない位置でカッターを使って切って外す方法もあります。

具体的な手順は次のとおりです。

  1. 軍手やゴム手袋を着用する
  2. ガスの元栓が閉まっていることを再確認する
  3. 差込口より2〜3センチのところをハサミやカッターで切断する
  4. 差込口側に短く残ったホースに、縦方向に切り込みを入れる
  5. 切り込みを入れた部分から、手で引き裂くようにしてホースを外す

作業自体は難しくありませんが、ホースを切断する際には意外と力が必要になるため、ハサミやカッターの取り扱いには十分注意してください。

ガス栓や口金を傷つけると、目に見えない微小な漏えいが起きやすく、気づきにくいため注意が必要です。
無理な力を加えて破損させてしまった場合は、自己判断で使用を再開せず、専門業者に確認を依頼しましょう。

取り外し後に必ず行うこと

ホースを外したあとは、次の点を必ず確認してください。

確認すること理由
ガス栓にキャップをかぶせるほこりや異物の侵入を防ぐ
元栓が閉まっているか再確認するガス漏れを防ぐ
取り外したホースの状態を確認する3年以上使用している場合は買い替えを検討する

ガスホースを外したあとは、ほこりなどが入らないよう、必ず元栓のキャップを閉めてください。
また、ガスホースを3年以上使っている場合は、安全のために買い替えることがすすめられています。

新しいコンロへの取り付け手順は、ガステーブルの取り付け方|ガス栓の種類別の接続手順を解説で解説しています。

取り外し作業の注意点

ガスコンロを取り外す際には、まず必ずガス元栓を閉め、ガス漏れがないことを確認することが最も重要です。
ホースや接続部品は慎重に取り扱い、無理に力を加えないようにしましょう。
また、取り外した部品が不要な場合は、処分方法にも注意が必要です。
事前にどの部品が再利用可能か、どの部品を処分すべきかを確認しておくと、作業がスムーズに進みます。

取り外し後の処分方法

取り外したコンロやホースを処分する場合は、必ず自治体の処分ルールに従ってください。
ガスコンロは多くの自治体で粗大ゴミの対象になりますが、ホースなど小さな部品は不燃ゴミとして扱われる場合もあります。
自治体によって区分が異なるため、事前に処分方法を確認しておきましょう。

処分方法の詳しい費用や手順は、ガスコンロの捨て方・処分方法を徹底解説|費用・手順・注意点まとめで紹介しています。

こんな場合は自分で外さず業者に相談する

次のようなケースでは、無理に自分で取り外さず、専門業者に相談してください。

状況理由
ガス栓がネジ接続タイプ有資格者による作業が必要
ホースが固着して切っても外れないガス栓自体の劣化・破損の可能性がある
作業中にガス臭がするガス漏れの可能性があり自己判断は危険
ビルトインコンロを外したいガス管の接続部分の作業は資格が必要

よくある質問

ガスホースを外すときに工具は必要ですか?

ホースエンドタイプはクリップをつまむだけ、コンセントタイプはソケットのスリーブを押さえて引き抜くだけなので、特別な工具は基本的に不要です。ただし、ホースが固着して手で抜けない場合は、ハサミやカッターを使って切断する方法があります。その際は軍手やゴム手袋を着用し、刃物の扱いに十分注意してください。

元栓の閉め方が分からない場合はどうすればよいですか?

元栓のつまみが「閉」の方向までしっかり回っているかを、目視で確認してください。形状が分からない場合や、閉めたつもりでもガスの臭いがする場合は、無理に作業を進めず、契約しているガス会社に確認することをおすすめします。安全確認を怠ると、ガス漏れなどの重大な事故につながるおそれがあります。

ホースを切って外したあと、ガス栓はそのまま使えますか?

ホースを切った際にガス栓の接続口自体を傷つけていなければ、そのまま新しいホースを接続できることが多いです。ただし、接続口に傷やひび割れがある場合は、微小な漏えいにつながるおそれがあるため、状態をよく確認してください。心配な場合は、無理に自己判断せず、ガス会社や専門業者に点検を依頼しましょう。

取り外したガスコンロやホースはどう処分すればよいですか?

取り外したガスコンロは、多くの自治体で粗大ゴミとして扱われます。ホースなどの小さな部品は、不燃ゴミなど別の区分になることもあるため、事前にお住まいの自治体のルールを確認してください。処分方法や費用の目安は、別記事で詳しく紹介しています。

ビルトインコンロも同じ方法で自分で外せますか?

いいえ、ビルトインコンロは自分で取り外すことはできません。据置型と違い、ビルトインコンロはガス管を直接接続する構造になっており、ガス管に関わる作業には資格が必要です。ビルトインコンロを交換したい場合は、必ず有資格者のいる業者に依頼してください。

まとめ

据置型ガスコンロの取り外しは、元栓を閉める、ホースを外す、ガス栓にキャップをする、という基本手順を守れば安全に行えます。
最後に要点を整理します。

ポイント内容
対象据置型ガスコンロのみ、ビルトインは資格が必要
最初の手順必ずガスの元栓を閉める
ホースエンドタイプクリップをつまんでホースを引っ張る
コンセントタイプソケットのスリーブを押さえて引き抜く
固着時の対処無理にひねらず、カッターで切断する方法もある
取り外し後ガス栓にキャップをかぶせ、処分は自治体のルールに従う

まずはガスの元栓が確実に閉まっていることを確認してから、ガス栓の形状に合わせてホースを取り外してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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