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灯油の値段はいくら?18リットル・1リットルあたりの目安と計算方法

灯油の値段はいくらかをテーマに、18リットルの灯油ポリタンクと石油ストーブを描いたサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

灯油の値段は、現在いくらくらいなのでしょうか。
調べてみると、「1リットル143円」と書かれていることもあれば、「18リットルで2,500円台」とあることもあり、同じ価格なのかどうかさえ分かりにくいものです。

実は、灯油の価格は、1リットルあたりの単価と、18リットル缶1つぶんの金額という、2つの単位で語られます。
この2つを自由に行き来できるようになれば、チラシも請求書も、ぐっと読みやすくなるでしょう。

この記事では、いまの価格の目安をおさえたうえで、リットル単価から金額を出す計算方法、冬に使う量から灯油代を見積もる方法まで、順番に整理していきます。

目次

まず知りたい、いまの灯油の値段の目安

資源エネルギー庁の石油製品価格調査によると、2026年10月時点の全国平均の店頭価格は、1リットルあたり143.3円でした。
18リットルに直せば、約2,580円です。
ただし、これはあくまで全国の平均で、買う店や買い方、住んでいる地域で上下します。
買い方の違いで、どれくらい開くのかを見てみましょう。
10月13日調査の全国平均を、1リットルあたりに直した表です。

買い方18リットルの価格1リットルあたり
店頭(缶を持ち込む)2,563円約142.4円
配達(自宅へ届けてもらう)2,749円約152.7円
差186円約10.3円

配達のほうが、1リットルあたり10円ほど高くなる計算です。
店ごとの値付けでさらに動くため、「今日の自分の店の値段」は、販売店に確かめるのが確実でしょう。
確認先は、灯油価格の今日の値段はどこで分かる?販売店・価格サイトの確認先にまとめています。

1リットルと18リットルを行き来する計算

灯油の計算で、いちばん使うのが、リットル単価と18リットルの金額の変換です。
式は、ごく単純でしょう。

スクロールできます
やりたいこと計算式例
1リットルの単価から、18リットルの金額を出す単価 × 18150円 × 18 = 2,700円
18リットルの金額から、1リットルの単価を出す金額 ÷ 182,700円 ÷ 18 = 150円
買う量から、合計の金額を出す単価 × 買う量(リットル)150円 × 200 = 30,000円
予算から、買える量を出す予算 ÷ 単価10,000円 ÷ 150円 ≒ 66.7リットル

最後の例のとおり、1万円なら約67リットル、18リットル缶でいえば3缶と少しです。
予算から逆算するときは、小数点以下を切り捨てて考えておくと、足りなくなる失敗が減ります。

単価別の早見表

暗算が苦手でも、早見表があれば迷いません。
よく見かける単価について、量ごとの金額を並べてみます。

1リットルの単価18リットル(1缶)100リットル200リットル
130円2,340円13,000円26,000円
140円2,520円14,000円28,000円
150円2,700円15,000円30,000円
160円2,880円16,000円32,000円
170円3,060円17,000円34,000円

単価が10円違うと、1缶で180円、200リットルなら2,000円の差になります。
とくに、ホームタンクにまとめて入れる家庭では、1リットルの数円が、金額では大きな開きになるでしょう。

なぜ「18リットル」が基準になっているのか

灯油の価格が18リットルで示されるのは、家庭で運ぶ灯油缶の単位が、18リットルだからです。
ポリタンクには20リットルと表示されたものも多いものの、実際に入れるのは18リットルまでが一般的な目安とされています。
満杯まで入れず、少し余裕を残しておくことで、温度で膨らんでも、あふれにくくなるためです。
そのため、店頭で「18リットルください」と頼むのが、最も標準的な買い方になりました。

缶の数で考えると、金額の見当はさらにつけやすくなります。

缶の数量単価150円の場合
1缶18リットル2,700円
2缶36リットル5,400円
3缶54リットル8,100円
5缶90リットル13,500円
10缶180リットル27,000円

ホームタンクの標準的な容量は、90リットルから490リットルほどの幅があります。
たとえば、200リットルを満タンにするなら、缶に直して約11缶ぶんです。
缶で運ぶ手間を考えれば、ホームタンクの配達がいかに楽か、実感できるでしょう。

税込と税抜の取り違えに注意

チラシや看板には、税抜の価格が載っていることもあります。
灯油にかかる消費税は10%ですから、税抜の単価に1.1を掛ければ、税込の単価になります。
たとえば、税抜130円なら、税込は143円です。

統計で公表されている価格は、税込です。
店の価格を統計と見比べるときは、税込か税抜か、必ずそろえてください。
ここを取り違えると、実際より1割ほど安く見えてしまい、割安だと勘違いする原因になります。

冬の灯油代を見積もってみよう

「結局、1か月でいくらかかるのか」。
気になるのは、そこでしょう。
灯油代は、使う量に単価を掛けるだけで見積もれます。
大事なのは、使う量の見当をつけることです。

目安にするなら、1日の使用量から考えるのが分かりやすいでしょう。
次の表は、単価を150円と仮定して、1日に使う量ごとに、1か月(30日)の金額を計算したものです。
実際の使用量は、ストーブの機種や部屋数、地域の寒さで大きく変わるため、あくまで仮の目安として見てください。

1日の使用量1か月の量1か月の灯油代
2リットル60リットル9,000円
5リットル150リットル22,500円
10リットル300リットル45,000円
15リットル450リットル67,500円

全国の家計調査では、灯油の年間の購入量は、1世帯あたり130リットル前後とされます。
ただ、これは暖房に灯油をほとんど使わない地域も含めた平均です。
寒冷地で、毎日のように暖房を使う家庭なら、この表の下のほうの数字を、はるかに超えることも珍しくありません。
自分の家の実際の量は、前の冬の請求書やレシートで、何リットル入れたかを合計してみるのがいちばん確実でしょう。

ストーブの燃料消費量から、1か月の灯油代を出す

使う量の見当がつかないときは、ストーブの仕様から計算する方法もあります。
本体の銘板や取扱説明書には、「燃料消費量(リットル毎時)」が書かれています。
火力が「強」のときと「弱」のときで数字が違うので、普段使う火力のほうを見てください。

計算式は、次のとおりです。

燃料消費量(L/h)× 1日の使用時間 × 日数 × 単価 = 灯油代

たとえば、仮に消費量を0.3リットル毎時、1日8時間、30日間使い、単価を150円とします。
0.3 × 8 × 30 = 72リットル、72 × 150 = 10,800円です。
同じ使い方でも、火力を強めにして消費量が倍になれば、金額も倍になります。

もちろん、ずっと同じ火力で燃やし続けるわけではありません。
部屋が暖まれば自動で火力が落ちる機種も多く、実際の量は、計算より少なくなることもあります。
そこで、計算で出した数字は、多めに見積もった上限として、請求書の実績と見比べるのが賢いやり方でしょう。
節約の工夫は、灯油代を節約する方法に整理しています。

1シーズンの灯油代は、暖房する月数で決まる

月ごとの金額が出たら、あとは暖房を使う月数を掛ければ、シーズン全体の見積もりになります。
寒冷地では、10月から4月ごろまで、半年以上にわたって暖房を使う家庭も少なくありません。
一方、暖かい地域なら、12月から3月の4か月程度でしょう。

月の使用量4か月(暖地の目安)7か月(寒冷地の目安)
60リットル36,000円63,000円
150リットル90,000円157,500円
300リットル180,000円315,000円

単価150円で、すべて同じ量を使った場合の計算です。
厳寒期は多く、秋と春は少ないのが普通ですから、実際には月ごとの波があります。
それでも、シーズンの合計を一度見積もっておけば、年間の家計に占める暖房費の重さが、見えてきます。
単価が10円上がると、7か月・150リットルの家庭で、1シーズンあたり10,500円の差になる計算です。

値段が動く理由を、ざっくり知っておく

灯油の価格は、おもに次の要素で決まります。
原油の価格、為替(円とドルの関係)、国内への輸送費、そして販売店の経費と利益です。
さらに、国の補助が入っている時期は、補助の分だけ店頭の価格が抑えられます。

そのため、原油が下がっても、円安が進めば、国内の価格はあまり下がらないことがあります。
逆に、補助が減る時期には、原油が動かなくても、店頭の価格が上がることもあるでしょう。
この冬の価格がどう動きそうかは、2026年冬の灯油価格の見通しで整理しています。

請求書の単価と金額を、検算してみる

ホームタンクへの給油では、納品書や請求書に、単価と給油量、金額が並んで書かれます。
受け取ったら、単価 × 給油量が、金額と合っているかを確かめる習慣をつけておきましょう。
たとえば、単価152円で、給油量が198リットルなら、152 × 198 = 30,096円です。
これが請求の金額とほぼ同じなら、単価と量は、そのまま信じてよいでしょう。

もし大きくずれていたら、値引きや配達料、支払い方法による割引が、計算に入っている可能性があります。
その場合は、明細の内訳を、販売店に聞いてみてください。
単価がいつもより高いと感じたときも、まずは統計の同じ区分の数字と、見比べるところから始めるとよいでしょう。

買い方を変えると、値段はどう変わるか

同じ灯油でも、買い方で、実際に払う金額は変わります。
ここでは、代表的な買い方を比べてみましょう。

買い方単価の傾向気をつける点
店頭でポリタンクに入れる配達より安め運ぶ手間、車での運搬の注意
ポリタンクへ配達してもらう店頭より高め最低の注文量、配達料
ホームタンクへ給油してもらう配達の単価で、リットル単位の請求1回の給油量が多く、合計額が大きい
定期配送の契約配送ごとの時価が多い請求の単価が、統計と離れていないか

単価の安さだけでなく、運ぶ手間や、重い缶を何往復もする負担まで含めて、自分に合った買い方を選びたいところです。

よくある質問

Q1. 灯油1リットルの値段は、いくらくらいですか?

2026年10月26日時点の全国平均の店頭価格は、1リットルあたり143.3円でした。
配達の場合は、もう少し高くなります。
店や地域でも差があるため、実際に買う店で確かめてください。

Q2. 灯油18リットルは、いくらですか?

全国平均の店頭価格で、約2,580円です。
配達を頼む場合は、2,700円台から2,800円台になることが多いでしょう。

Q3. 灯油の値段を、1リットルあたりに直すには、どうすればよいですか?

18リットルの金額を、18で割ります。
たとえば2,700円なら、1リットルあたり150円です。

Q4. 灯油代は、1か月でどれくらいかかりますか?

使う量しだいです。
1日5リットル使うなら、1か月で150リットル、単価150円で約22,500円になります。
前の冬の請求書を合計すると、自分の家の実際の量が分かります。

Q5. チラシの価格は、税込ですか?

店によって異なります。
税抜の場合は、1.1を掛けると税込の価格になります。
統計と比べるときは、税込にそろえてください。

まとめ

灯油の値段と計算のポイントを、最後に整理します。

ポイント内容
いまの目安全国平均の店頭で1リットル143.3円、18リットルで約2,580円(2026年10月26日)
店頭と配達配達のほうが、1リットルあたり10円ほど高い
単価から金額単価 × 18 で、18リットルの金額が出る
金額から単価金額 ÷ 18 で、1リットルの単価が出る
税統計は税込。チラシは税抜のことがあり、税抜は1.1倍で税込
灯油代の見積もり使う量 × 単価。前の冬の請求書で、量を確かめる

まずは、手元の請求書から、1リットルあたりの単価を計算してみませんか。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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