洗濯から乾燥まで一気に済ませようとしたら、スタート直後に「U05」や「U5」が表示された。
容量どおりに入れたつもりなのに、なぜ多いと言われるのか分からず戸惑っていませんか。
シャープの洗濯機のU05は、洗濯物の量がコースの上限より多いことを知らせる表示です。
洗濯物が濡れているときにも表示されることがあり、そのまま運転を続けると乾きむらや乾き残りの原因になります。
この記事では、U05が出る仕組みと解除方法、洗濯容量と乾燥容量の違い、どれくらい減らせばよいかの目安、機種タイプごとの違い、U06との違いまでを、シャープの公式情報をもとに整理します。
- U05(U5)が表示される条件と解除方法
- 洗濯物をどれくらい減らせばよいかの目安
- そのまま運転した場合に起こること
U05(U5)はどんな表示?
洗濯物の量がコースの上限より多いお知らせ
シャープのドラム式洗濯乾燥機の故障診断ナビでは、洗濯〜乾燥運転または乾燥運転のスタート後、洗濯物を計量する際に、洗濯物の量(重さ)がコースの上限よりも多いとU05を表示することがあるとされています。
表示部が2桁の機種では「U5」と表示されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表示される場面 | 洗濯〜乾燥運転や乾燥運転のスタート後、洗濯物を計量したとき |
| 判定の基準 | コースごとに決められた洗濯物の量(重さ)の上限 |
| 濡れた洗濯物 | 洗濯スタート時に濡れている場合も表示することがある |
| 解除操作 | 本体を電源「切」にした後、電源を入れ直す |
故障ではなく「入れすぎ」のお知らせ
U05は、部品の異常を知らせるC表示や、給排水の異常を知らせるE表示とは違い、使い方に関するお知らせです。
洗濯物を減らせば解消するため、修理を依頼する必要はありません。
ただし、減らしても毎回表示される場合は、重さを検知する部分の不具合も考えられます。
U05が出たときの対処手順
シャープのドラム式洗濯乾燥機の故障診断ナビで案内されている流れは、次のとおりです。
- 本体を電源「切」にする(エラー表示が解除される)
- 洗濯物を取り出し、量を減らす
- ドアを閉めて、電源ボタン(または電源「入」ボタン)を押し、本体の電源を入れる
- 運転したいコースを選び、「スタート」キーを押す
- スタート後に再びU05を表示するときは、さらに洗濯物を減らす
取り出した洗濯物は、別に干すか、2回目の運転に回してください。
洗濯だけを先に済ませたい場合は、乾燥を使わないコースに切り替える方法もあります。
洗濯容量と乾燥容量の違いを知る
U05でつまずきやすいのが、「洗濯できる量」と「乾燥できる量」が違うという点です。
洗濯乾燥機では、乾燥容量が洗濯容量より小さく設定されているのが一般的です。
乾燥では、温風が衣類の間を通り抜けるための空間が必要になるためです。
| 使い方 | 基準にする容量 |
|---|---|
| 洗濯だけ(洗い〜脱水) | 洗濯容量 |
| 洗濯から乾燥まで通して運転 | 乾燥容量 |
| 乾燥だけ | 乾燥容量 |
洗濯容量いっぱいに入れて「洗濯〜乾燥」を選ぶと、乾燥工程で量が多すぎると判定されやすくなります。
シャープの案内でも、コースごとの洗濯上限の目安は取扱説明書で確認するよう示されています。
自分の機種の乾燥容量は、本体の表示や取扱説明書の仕様欄で確認しておきましょう。
濡れた洗濯物でU05が出る理由
シャープの故障診断ナビでは、洗濯スタート時に洗濯物が濡れている場合もU05を表示することがあるとされています。
洗濯機は、乾いた状態の洗濯物の重さをもとに量を判定します。
そのため、水を含んで重くなった洗濯物を入れると、実際の量より多いと判定されることがあります。
- 手洗いした衣類を、脱水せずに乾燥だけかけようとした
- 雨で濡れた衣類をそのまま入れた
- 前の運転で脱水できなかった洗濯物を、そのまま乾燥に回した
こうした場合は、先に脱水してから乾燥を始めると、判定のずれを防ぎやすくなります。
全自動洗濯機(風乾燥)でU5が出るとき
シャープの全自動洗濯機の故障診断ナビでは、洗濯〜風乾燥までの設定でスタートした後、洗濯物の量が4kgより多い場合にU5を表示するとされています。
このときは運転が止まらない点が、ドラム式と異なります。
対処の流れ
- 本体の電源を「切」にして、洗濯物の量を適量に減らす
- 洗濯物が濡れていない場合は、電源を「入」にして「スタート」を押す
- 洗濯物が濡れている場合は、重さを量らずに運転するため、水量・洗い時間・すすぎ回数・脱水時間・風乾燥時間を設定してから「スタート」を押す
濡れた洗濯物を入れた場合は自動設定が働かないため、手動で設定する必要があるという点は、見落とされやすいポイントです。
タテ型洗濯乾燥機でU05が出るとき
シャープのタテ型洗濯乾燥機の故障診断ナビでは、U05(U5)が表示された場合、いったん電源を切って洗濯物の容量を減らし、再度「スタート」を押すよう案内されています。
基本の流れはドラム式と同じで、電源を切ってから量を調整します。
そのまま運転を続けるとどうなる?
シャープの案内では、U05表示のまま運転を続けると、乾燥運転時に洗濯物が十分にほぐれず、乾燥時間が長くなったり、乾きむらや乾き残りの原因になったりするとされています。
| 起こりやすいこと | 影響 |
|---|---|
| 乾燥時間が延びる | 電気代がかさみ、次の洗濯まで待つ時間が長くなる |
| 乾きむら・乾き残り | 厚手の部分や内側が湿ったまま残る |
| においの発生 | 乾き残った衣類は、生乾きのにおいが出やすい |
| フィルターの目詰まり | 乾燥時間が延びる分、ほこりがたまりやすくなる |
乾き残りでにおいが出てしまった衣類は、生乾きの臭いを今すぐ消す方法とは?5分でできる応急処置と完全リセット洗濯術の方法でリセットできます。
どれくらい減らせばいい?
正確な上限は機種とコースによって異なるため、取扱説明書の数値を確認するのが基本です。
そのうえで、実際に減らすときの考え方を整理すると、次のようになります。
| 状況 | 減らし方の考え方 |
|---|---|
| 洗濯容量まで入れて「洗濯〜乾燥」にした | 乾燥容量までの量に減らす(おおむね洗濯容量の半分程度が目安の機種が多い) |
| シーツやバスタオルなど大物が多い | 大物は単独か少量で乾燥する |
| 厚手の衣類が多い | 枚数を控えめにする |
| 家族分をまとめて洗いたい | 洗濯だけを先に済ませ、乾燥は2回に分ける |
洗濯物が乾燥容量の範囲でも、ドラムの中でふんわり動く余裕がないと、乾きむらが出やすくなります。
「詰め込まず、動く余裕を残す」ことを目安にすると失敗が減ります。
洗濯物の量を確かめる方法
「どれくらいが上限なのか分からない」というときは、実際に重さを量ってみると感覚をつかめます。
- 洗濯かごに、いつも乾燥まで回している量の洗濯物を入れる
- 体重計にかごごと乗せて重さを量る
- かごだけの重さを引く
- 取扱説明書に記載された、そのコースの上限と比べる
一度量っておくと、「このかご8分目までが乾燥までいける量」というように、目分量の基準ができます。
洗濯物は乾いた状態の重さで判断するため、量るのは洗う前です。
取扱説明書で上限を確認する
コースごとの上限は、取扱説明書の「コース一覧」や仕様欄に記載されています。
手元に説明書がない場合は、シャープの公式サイトで形名を入力すると、取扱説明書をダウンロードできます。
形名は本体の側面や背面、ふたやドアの内側付近のラベルで確認できます。
2回に分けるときの分け方
U05が出て洗濯物を減らす場合、どう分けるかで仕上がりが変わります。
| 分け方 | ねらい |
|---|---|
| 厚手と薄手で分ける | 乾く速さがそろい、乾きむらが減る |
| 大物と小物で分ける | シーツやバスタオルの張り付きを防ぐ |
| 乾燥する物としない物で分ける | 乾燥に向かない衣類を外し、1回あたりの量を減らせる |
| 今日必要な物を先に回す | 明日着る物を確実に乾かせる |
乾燥に向かない素材(ゴム製品や防水加工のもの、熱に弱い衣類など)が混ざっていないかも、量を減らすタイミングで確認しておきましょう。
取扱説明書には、乾燥できない衣類の一覧が記載されています。
U05とU06の違い
| 表示 | 内容 | 主な対象 |
|---|---|---|
| U05(U5) | 洗濯物の量がコースの上限より多い | 洗濯乾燥機、風乾燥付きの全自動洗濯機 |
| U06 | 洗濯物が多く、送風運転中にうまくかくはんできない | 送風乾燥付きの全自動洗濯機 |
U06は、送風運転の途中で洗濯物をうまくかき混ぜられないときの表示です。
どちらも洗濯物を減らして運転をやり直す点は共通しています。
U05を出さないための使い方
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 洗濯から乾燥まで通す日は、最初から乾燥容量を基準に入れる | 途中で取り出す手間を防げる |
| シーツ・毛布などの大物は分けて乾燥する | 張り付きや乾きむらを防ぐ |
| 手洗いした衣類は、先に脱水してから乾燥する | 濡れた状態による判定のずれを防ぐ |
| 乾燥まで使う日と、洗濯だけの日で洗濯物を分ける | 量の調整がしやすくなる |
| 洗濯ネットに詰め込みすぎない | 衣類がほぐれやすくなる |
平日は乾燥まで使い、休日はまとめ洗いをして干す、というように使い分けると、量の調整がしやすくなります。
減らしても表示が消えないときは
洗濯物を大きく減らしても毎回U05が出る場合は、次の点を確認してください。
- 濡れた洗濯物を入れていないか
- 洗濯物が槽の一部に片寄っていないか
- 本体が傾いたり、がたついたりしていないか(重さの判定に影響することがある)
- 空の状態でスタートしてもU05が出ないか
空の状態でも表示される場合は、重さを検知する部分の不具合も考えられます。
何度も運転を繰り返さず、電源を切って点検を依頼してください。
依頼する際は、形名、表示された番号、洗濯物の量、空の状態でも出るかどうかを伝えると診断がスムーズです。
よくある質問
Q1. U05はどうやって解除しますか?
シャープの案内では、本体を電源「切」にした後、電源を入れ直すとエラー表示が解除されるとされています。
そのうえで洗濯物を減らし、ドアを閉めて電源を入れ、コースを選んで「スタート」を押します。
スタート後に再びU05が表示される場合は、さらに洗濯物を減らしてください。
減らす量の目安は、取扱説明書に記載されたコースごとの上限を確認しましょう。
Q2. 洗濯容量どおりに入れたのにU05が出ます。
洗濯乾燥機では、乾燥容量が洗濯容量より小さく設定されているのが一般的です。
洗濯容量いっぱいに入れて「洗濯〜乾燥」を選ぶと、乾燥工程の上限を超えてU05が表示されることがあります。
洗濯から乾燥まで通して運転する日は、乾燥容量を基準に量を決めてください。
コースごとの上限は取扱説明書で確認できます。
Q3. 濡れた洗濯物を乾燥だけかけたいときはどうすればいいですか?
シャープの案内では、洗濯スタート時に洗濯物が濡れている場合もU05を表示することがあるとされています。
手洗いした衣類などを乾燥だけかけたい場合は、先に脱水して水気を切ってから乾燥を始めてください。
全自動洗濯機で洗濯物が濡れている場合は、重さを量らずに運転するため、水量・洗い時間・すすぎ回数・脱水時間・風乾燥時間を手動で設定してからスタートするよう案内されています。
Q4. U05が出たまま運転しても大丈夫ですか?
シャープの案内では、U05表示のまま運転を続けると、乾燥運転時に洗濯物が十分にほぐれず、乾燥時間が長くなったり、乾きむらや乾き残りの原因になるとされています。
全自動洗濯機のU5表示では運転が止まりませんが、仕上がりは落ちます。
電気代や時間の無駄にもなるため、いったん電源を切って洗濯物を減らすのがおすすめです。
減らした分は別に干すか、2回目に分けて乾燥してください。
Q5. 洗濯物を減らしてもU05が出ます。故障ですか?
まず、濡れた洗濯物を入れていないか、洗濯物が片寄っていないか、本体が傾いていないかを確認してください。
空の状態でスタートしてもU05が出る場合は、重さを検知する部分の不具合も考えられます。
何度も運転を繰り返さず、電源を切って購入店かメーカーに点検を依頼しましょう。
依頼時は、形名と、空の状態でも表示されることを伝えるとスムーズです。
まとめ
シャープの洗濯機のU05(U5)は、洗濯物の量がコースの上限より多いことを知らせる表示で、故障ではありません。
電源を切って入れ直すと表示が解除されるので、洗濯物を減らしてから運転をやり直しましょう。
洗濯乾燥機は乾燥容量が洗濯容量より小さいため、乾燥まで通して使う日は乾燥容量を基準に入れることが大切です。
濡れた洗濯物でも表示されることがあるので、乾燥だけ使う場合は先に脱水し、減らしても毎回出る場合は点検を依頼してください。

