ガスコンロのメーカーとして広く知られるパロマですが、レンジフードにも力を入れていることをご存じでしょうか。
パロマのレンジフードには、大きく分けて「ホーロータイプ」と「ノンフィルタータイプ」という、性格の異なる2つのラインアップがあります。
この記事では、パロマのレンジフードの2つのタイプの違い、コンロ連動機能、お手入れのしやすさを高める技術、選ぶときのポイントまでを解説します。
- パロマのレンジフードにおける「ホーロータイプ」と「ノンフィルタータイプ」の違い
- お手入れのしやすさを高める各種技術
- コンロ連動機能を使うための条件
パロマのレンジフードの2つのタイプ
パロマのレンジフードは、大きく分けて次の2つのタイプに分類できます。
| タイプ | 代表シリーズ | 特徴 |
|---|---|---|
| ホーロータイプ | VRAC・VRATなど | 整流板がホーロー素材で、拭くだけで汚れが落ちやすい |
| ノンフィルタータイプ | WNBS-H・WNBS-Yなど | 従来型のフィルターをなくし、部品点数を抑えてお手入れを簡単にしている |
同じパロマブランドでも、お手入れのしやすさを実現するアプローチがタイプによって異なります。
「汚れが付きにくい素材で対応する」のがホーロータイプ、「フィルターという部品自体をなくす」のがノンフィルタータイプという、発想の違いがあります。
ホーロータイプの特徴
📎 出典:パロマ|レンジフード(VRASタイプ)
パロマの公式サイトは、VRASタイプについて、整流板を留める金具がなく、ホーローだから汚れてもサッと拭くだけと紹介しています。
汚れたらワンタッチで外せて、食器洗い乾燥機で手軽に洗えるともされています。
また、DCモーターの採用により、消費電力が約4分の1になるという省エネ性能も紹介されています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ホーロー整流板 | 拭くだけで汚れが落ちやすく、金具がないため掃除しやすい |
| ワンタッチ着脱 | 工具を使わず整流板を取り外せる |
| 食器洗い乾燥機対応 | 取り外した整流板を食洗機で洗える |
| DCモーター | 消費電力を抑えた省エネ設計 |
ホーロー素材は、油汚れが染み込みにくく、水拭きだけで落としやすいのが特徴です。
ホーロー素材そのものの特徴については、タカラスタンダードのレンジフード|ホーロー製の特徴とお手入れ方法でも詳しく解説しています。
ノンフィルタータイプの特徴
パロマの公式サイトは、WNBS-Hタイプについて、従来型フィルターをなくし、部品点数を抑えてお手入れを簡単にしたレンジフードだと紹介しています。
整流板には油汚れを落としやすいオイルガード塗装が施され、拭き掃除や丸洗いがしやすいとされています。
オイル受けには親水性塗装が施され、付着した油汚れを水で洗い落としやすくしているとも説明されています。
さらに、油をはじく加工を施した「高ハツユファン」により、回転によって付着した油を効率よく回収するとされています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ノンフィルター構造 | フィルターがなく、目詰まりの心配がない |
| オイルガード塗装(整流板) | 拭き掃除・丸洗いをしやすくする |
| 親水性塗装(オイル受け) | 水で油汚れを洗い落としやすくする |
| 高ハツユファン | 油をはじく加工で、付着した油を効率よく回収する |
| 静電タッチスイッチ | 凸凹のない操作パネルで、お手入れもしやすい |
ノンフィルタータイプは、フィルター自体をなくすことで、目詰まりや洗浄の手間そのものを減らす発想の製品です。
フィルターありのレンジフードとの違いについては、レンジフードフィルターの基礎知識|種類・交換時期と市販品の注意点でも解説しています。
コンロ連動機能の仕組み
パロマのレンジフードには、対応するコンロの点火・消火に合わせて、レンジフードが自動で運転・停止する連動機能を搭載した機種があります。
連動機能を使うには、レンジフードだけでなく、組み合わせるビルトインコンロもレンジフード連動タイプである必要があります。
どちらか一方だけが対応機種であっても、連動機能は使えません。
パロマはガスコンロメーカーとしても知られているため、自社のガスコンロとレンジフードを組み合わせることで、連動機能を活用しやすくなります。
連動機能の仕組みや、コンロとの同時交換の考え方は、レンジフードとガスコンロは同時に交換すべき?メリットと判断基準で詳しく解説しています。
ラインアップの選び方
パロマのレンジフードを選ぶ際は、次の点を確認しておくと選びやすくなります。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| ホーロータイプかノンフィルタータイプか | お手入れのアプローチの好みで選ぶ |
| コンロ連動の要否 | 使う場合、コンロ側も対応機種を確認する |
| 省エネ性能 | DCモーター搭載機種は消費電力を抑えられる |
| 価格帯 | シンプルなベーシックタイプから、高機能なハイグレードタイプまで幅がある |
東京ガスは、パロマのノンフィルタータイプについて、フィルターがないためお手入れが簡単なレンジフードで、高機能を求める方に向いているとし、高撥油ファンやオイルガード塗装、コンロ連動、タッチスイッチといった機能を備えたハイグレードタイプだと紹介しています。
お手入れの負担を大きく減らしたい場合はノンフィルタータイプの上位機種、価格を抑えたい場合はベーシックなホーロータイプ・ノンフィルタータイプが選択肢になります。
シリーズによって搭載される機能が異なるため、カタログや販売店で仕様を比較して選びましょう。
よくある質問
Q1. パロマのレンジフードには、どんな種類がありますか?
大きく分けて、整流板がホーロー素材の「ホーロータイプ」と、フィルター自体をなくした「ノンフィルタータイプ」の2つがあります。ホーロータイプは拭くだけで汚れが落ちやすい素材が特徴で、ノンフィルタータイプはフィルターの目詰まりや洗浄の手間そのものをなくす発想の製品です。
Q2. ホーロータイプとノンフィルタータイプ、どちらがお手入れしやすいですか?
どちらもお手入れのしやすさを重視した製品ですが、アプローチが異なります。ホーロータイプは素材の特性で汚れを落としやすくし、ノンフィルタータイプは部品点数を減らすことでお手入れの対象自体を少なくしています。どちらが合うかは、好みや設置条件によって変わります。
Q3. パロマのレンジフードでコンロ連動機能を使うには何が必要ですか?
レンジフードとビルトインコンロの両方が、レンジフード連動タイプの機種である必要があります。どちらか一方だけが対応していても、連動機能は使えません。パロマのガスコンロと組み合わせることで、連動機能を活用しやすくなります。
Q4. 高ハツユファンとは何ですか?
パロマのノンフィルタータイプに採用されている、油をはじく加工を施したファンです。回転によって付着した油を効率よく回収する仕組みで、ファン自体のお手入れの負担を減らす効果が期待できます。
Q5. パロマのレンジフードはどのくらいの価格帯ですか?
シリーズによって幅があり、シンプルなベーシックタイプから、高機能なハイグレードタイプまで用意されています。搭載される機能(コンロ連動、タッチスイッチ、DCモーターなど)が増えるほど、価格帯は高くなる傾向があります。正確な価格は、販売店やカタログで最新の情報を確認しましょう。
まとめ
パロマのレンジフードは、ホーロー素材で汚れを落としやすくした「ホーロータイプ」と、フィルターをなくした「ノンフィルタータイプ」の2つを軸に展開されています。
最後に、この記事のポイントを整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 2つのタイプ | ホーロータイプ(素材で対応)とノンフィルタータイプ(部品を減らして対応) |
| ホーロータイプの特徴 | 拭くだけで汚れが落ちやすく、食器洗い乾燥機にも対応 |
| ノンフィルタータイプの特徴 | オイルガード塗装・親水性塗装・高ハツユファンで油汚れを落としやすくする |
| コンロ連動 | レンジフード・コンロの両方が対応機種である必要がある |
| 選び方 | お手入れのアプローチの好み、連動の要否、価格帯で比較する |
まずは、自分がホーロー素材の質感を好むか、フィルターのない構造を好むかを整理し、パロマの2つのタイプを比較してみてください。
コンロとの連動を考えている場合は、対応機種の確認もあわせて行いましょう。

