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コロナ エコ暖の給水検知|E7・E35・En・EPと循環液の補充

コロナ エコ暖の給水検知エラーE7・E35・En・EPと循環液の補充について解説するサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

リモコンに「給水」という文字やE35・En・EPといった表示が出て、どう対応すればよいか迷っていませんか。
コロナのヒートポンプ式冷・暖房システムに表示されるこれらのサインは、故障というより暖房に使う循環液が減ってきたことを知らせる合図です。
このシリーズのエラー表示は大半が点検・修理を前提としていますが、給水検知のグループは補充で解消する可能性があり、対応の方向性がまったく違います。
ただし、自分で水道水を足して解決できるものではなく、放置すると暖房そのものが止まってしまう点にも注意が必要です。
この記事では、各コードが示す段階の違い、循環液が減る背景、そして連絡前に確認しておきたいことを整理します。

目次

「給水検知」は何を知らせている表示か

ヒートポンプ式の温水暖房は、室外ユニットでつくった温水を配管で循環させ、床暖房パネルやパネルコンベクター、ファンコイルユニットなどの放熱器に送って部屋を暖めます。
この配管のなかを回っているのが循環液です。

循環する液の量が基準を下回ると、機器は熱をうまく運べなくなります。
そこで、液量の低下を検知した時点で警告を出し、補充が必要であることを使用者に知らせる仕組みになっています。
これが「給水検知」と呼ばれる表示です。

💡 ポイント:給水検知は、部品が壊れたことを示す表示ではありません。放置さえしなければ、比較的軽い対応で済む可能性がある数少ない表示です。

該当するコードと段階の違い

メーカーが公表している内容を整理すると、次のようになります。

スクロールできます
コード内容対象製品案内されている処置
En給水検知(初回)エコ暖温風循環液(補充液)の補充が必要
E35給水検知作動(1回目)エコ暖システム/エコ暖クール/エコ暖クールエアコン循環液(補充液)の補充が必要
EP給水検知確定エコ暖フロア/エコ暖温風循環液(補充液)の補充が必要
E7・E07給水検知確定(1週間)エコ暖システム/エコ暖クール/エコ暖クールエアコン/ジオシスハイブリッド循環液(補充液)の補充が必要

注目したいのは、「初回」「1回目」と「確定」で表示が分かれている点です。
機器は液量の低下を一度検知した段階でまず警告を出し、その状態が続いたところで確定表示に切り替えます。
E7の「(1週間)」という表記は、検知された状態が一定期間継続したことを示すものと考えられます。

つまり、EnやE35の段階はまだ猶予がある状態です。
ここで連絡しておけば、暖房が使えなくなる前に補充を済ませられる可能性が高まります。
一方で、EPやE7まで進んでいる場合は、すでに一定期間その状態が続いていることになります。

📎 出典:株式会社コロナ|ヒートポンプ式 冷・暖房システム エラーサイン一覧

注意:E7はエコ暖フロア・温風では意味が変わる

ここを取り違えると対応の方向がまるごとずれます。

スクロールできます
表示される製品ラインE7・E07の意味案内されている処置
エコ暖システム/エコ暖クール/エコ暖クールエアコン/ジオシスハイブリッド給水検知確定(1週間)循環液の補充
エコ暖フロア/エコ暖温風温水センサ組異常点検または修理

床暖房専用のエコ暖フロアと温風タイプでは、E7は循環液ではなくセンサ部品の異常を示します。
この場合は補充では解決せず、部品交換が前提です。
「E7=循環液が足りないだけ」と早合点すると、必要な点検が遅れることになります。
本体や室外ユニットの銘板、保証書、取扱説明書の表紙で製品名を確認してから判断してください。

なお、同じコロナ製でも機器ごとに表示体系はまったく別です。
給湯側の表示で迷っている場合はコロナ エコキュートのエラーコード一覧|原因・対処法・修理の判断基準まで徹底解説を、灯油を使う給湯機についてはコロナ 石油給湯器のエラーコード一覧|原因と対処法をわかりやすく解説を確認してください。

循環液が減るのはなぜか

密閉された配管を回っているのに液が減るのは不思議に感じるかもしれません。
実際には、次のような要因が重なって少しずつ量が変化します。

要因起きていること
配管接続部からのわずかなにじみパッキンやジョイントの経年劣化で、目に見えない量ずつ抜ける
系統内に混入した空気の抜け運転を重ねるうちにエアが抜け、見かけの液量が下がる
放熱器や弁まわりからの微少漏れ床下や壁内の配管では気づきにくい
経年による自然な目減り長期間使用するなかで少しずつ減っていく

年に一度程度の警告であれば、経年による目減りの範囲として扱われることが多い症状です。
一方で、補充してから短期間で再び警告が出る場合は、どこかで漏れている可能性を考える必要があります。
補充を繰り返すだけでは根本的な解決にならないため、点検で漏れ箇所を探してもらう段階に入ります。

床や壁に染みが出ていないか、室外ユニットの足元がいつも濡れていないかは、素人でも確認できる手がかりです。
気づいた点があれば、連絡時に伝えておくと診断が早く進みます。

自分で水を足してはいけない理由

給水という言葉から、水道水を補充すればよいと考えてしまう方がいます。
これは避けてください。

  • 指定されているのは水道水ではなく、機器専用の循環液(補充液)
  • メーカーが案内している処置も、販売店またはサービスセンターへの連絡
  • 補充口の位置・必要量・作業手順は機種によって異なる
  • 誤った液を入れると、配管や熱交換器を傷める可能性がある
  • 補充後にエア抜きや液量の調整が必要になる場合がある

特に寒冷地では、循環液には凍結に耐える性能が求められます。
そこへ水道水を入れてしまうと、配管内で凍結し、破損につながる恐れがあります。
破損すれば補充どころか大がかりな修理になり、費用も期間も大きく膨らみます。

補充作業そのものは特別に難しいものではありませんが、使う液と手順が決まっている以上、依頼するのが確実です。

表示が出たときに進める順序

  1. 表示されたコードを正確に書き留める(En・E35・EP・E7・E07のいずれか)
  2. 本体や保証書で製品ラインを確認する(E7の場合は特に重要)
  3. 暖房が使えているか、効きが落ちていないかを確かめる
  4. 床・壁・室外ユニット周辺に水漏れの跡がないか目視する
  5. 販売店またはコロナサービスセンターに連絡する
  6. 前回いつ補充したかを思い出せるなら、その時期も伝える

暖房シーズンの真っ最中は、修理・点検の依頼が混み合いやすい時期です。
まだ暖房が使えているうちに連絡しておくほうが、結果的に不便な期間を短くできます。

📎 出典:株式会社コロナ|修理・アフターサービスに関するお問い合わせ先

放置するとどうなるか

警告が出ていても暖房が使えていると、つい後回しにしてしまいがちです。
ただ、循環液が減った状態を続けると次のような流れが起こり得ます。

段階起こること
初期警告表示は出るが、暖房はほぼ通常どおり使える
進行熱の運ばれ方が落ち、部屋が暖まりにくくなる
さらに進行確定表示に切り替わり、運転が制限される
最終暖房が使えなくなり、他のエラーを併発することもある

暖まりにくさは気温のせいだと思い込みやすく、原因に気づくのが遅れがちな症状です。
警告表示が出ている時期に暖房の効きが落ちてきたと感じたら、その2つを結びつけて考えてみてください。

補充で済むか、点検が必要かの見分け方

状況考えられる方向
数年ぶりに初めて警告が出た経年による目減りとして、補充で様子を見る
前回の補充から1シーズン以上あいている同上
補充後、数週間〜数か月で再発した漏れ箇所の調査が必要
床・壁に染み、室外ユニット周辺に濡れがある漏れの可能性が高く、点検が前提
給水検知以外のエラーも併発している機器全体の点検が必要

補充で済む場合と、配管の調査が必要な場合とでは、かかる費用も作業の規模も変わります。
実際の費用は機種・設置状況・地域によって大きく変動するため、型式と表示されたコードを伝えて見積もりを取るのが確実です。
設置から年数が経っている場合は、修理費と更新費の両方を提示してもらうと比較しやすくなります。
ヒートポンプを使う住宅設備の寿命の考え方についてはエコキュートの寿命は何年?10年が目安と言われる理由と交換を考えるタイミングも参考になります。

よくある質問

Q1. 給水検知の表示が出ていても、暖房は使い続けてよいのですか。
初回の警告段階であれば、暖房自体は通常どおり使えていることが多い表示です。
ただし、液量が基準を下回っている状態に変わりはないため、そのまま使い続けると効きが落ちたり、確定表示に切り替わって運転が制限されたりする可能性があります。
使えているうちに連絡しておくことをおすすめします。
暖まりにくさを感じ始めている場合は、すでに影響が出ている段階と考えてください。

Q2. 補充液はホームセンターなどで買えますか。
機種ごとに指定された専用の補充液を使う必要があり、汎用品で代用できるものではありません。
メーカーが公表している処置方法でも、販売店またはサービスセンターへの連絡が案内されています。
補充口の位置や必要量、補充後の調整方法も機種によって異なります。
自己判断で入手した液を入れると、配管や熱交換器を傷めるおそれがあるため避けてください。

Q3. 毎年のように給水検知が出るのは普通ですか。
数年に一度程度であれば経年による目減りとして扱われることがありますが、毎シーズン繰り返すのであれば、どこかで漏れている可能性を考える段階です。
配管は床下や壁内を通っていることが多く、少量の漏れは目視では気づきにくいものです。
補充を繰り返すだけでは根本的な解決にならないため、点検で漏れ箇所を探してもらってください。
連絡する際は、過去の補充時期をできる範囲で伝えると診断の助けになります。

Q4. E7が表示されましたが、補充と点検のどちらが必要ですか。
お使いの製品ラインによって答えが変わります。
エコ暖システム、エコ暖クール、エコ暖クールエアコン、ジオシスハイブリッドでは給水検知の確定表示なので循環液の補充にあたります。
一方、エコ暖フロアとエコ暖温風では温水センサ組異常を意味し、こちらは点検・修理が前提です。
まず本体や保証書で製品名を確認し、それを伝えたうえで相談してください。

Q5. 連絡するとき、何を用意しておけばよいですか。
表示されたコード、製品の型式、設置年、症状が出始めた時期の4点があると話が早く進みます。
型式は本体や室外ユニットの銘板、保証書に記載されています。
加えて、暖房の効きが落ちているか、水漏れらしき跡があるか、前回いつ補充したかを伝えられると、必要な部材を持って来てもらえる可能性が高まります。
写真を撮っておくと、口頭で説明しづらい状況も伝えやすくなります。

まとめ

En・E35・EP・E7は、暖房用の循環液が減っていることを知らせる給水検知の表示です。

  • EnとE35は初回の警告、EPとE7は状態が続いた確定表示
  • E7はエコ暖フロア・エコ暖温風では温水センサ組異常を意味するため、機種の確認が先
  • 水道水での補充は不可で、機種指定の補充液を使う
  • 補充後すぐに再発する場合は、漏れ箇所の調査が必要
  • 暖房が使えているうちに連絡したほうが、結果的に不便な期間が短くなる

給水検知は、放置さえしなければ大事に至りにくい表示です。
コードと型式を控えたうえで、販売店またはサービスセンターへ相談してください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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