冷え込んだ朝に室内機の表示部が点滅し、温風が出なくなって戸惑っていませんか。
コロナの温水ルームヒーターに出るエラーサインは、故障の合図であると同時に、機器が異常を検知して安全のために運転を止めたという知らせでもあります。
表示された記号によっては、給油や補充液の補給だけで再び使えるようになるものもあれば、その日のうちに販売店へ連絡したほうがよいものもあります。
この記事では、コロナが公表している温水ルームヒーターのエラーサインを一覧で整理したうえで、自分で確認できる範囲と修理を依頼すべき境目、リセットのしかた、点検や買い替えを考える目安までをまとめます。
表示が出ている機器の前で、上から順に確認していける構成にしています。
エラーサインが出たときに最初に確認すること
エラーの意味を調べる前に、機器そのものが危険な状態になっていないかを確かめてください。
次の症状がひとつでも当てはまる場合は、記号の種類にかかわらず運転を止める判断が先になります。
- 室外機のまわりに灯油のにおいが漂っている
- 送油管の接合部や機器の下に灯油がたまっている、またはにじんでいる
- 排気口からすすや黒い煙が出ている
- 表示を消してもすぐに再発し、リセット操作を何度も繰り返している
油漏れ・すす・においがあるときは運転を再開しないでください。
原因を処置しないままリセットを繰り返す使い方は、火災や事故につながるおそれがあります。
運転を停止し、電源プラグを抜いたうえで、販売店またはコロナサービスセンターへ連絡してください。
危険な兆候がないことを確認できたら、表示されている記号を正確に控えます。
このとき、数字だけでなくアルファベットが大文字か小文字かまで見てください。
コロナの温水ルームヒーターには「EE」と「Ee」、「EH」と「Eh」のように、大文字と小文字で検知場所が変わるサインがあります。
大文字は室外機側、小文字は室内機側を示しており、どちらが疑わしいかが変われば、修理を依頼するときの伝え方も変わります。
表示される場所によって見え方が変わる
温水ルームヒーターは、屋外の室外機(油だき温水ボイラ)と室内のファンコンベクターで構成されます。
そのため、どこに表示が出ているかで記号の形が変わります。
| 表示される場所 | 見え方の例 | 備考 |
|---|---|---|
| 室内機(CRHタイプ)のデジタル表示部 | E25 | アルファベットと数字の組み合わせで表示される |
| 別売リモコン(CRB-R1) | エラー25 | 「エラー」の文字と数字が点滅する |
| E-CON接続の放熱器のみの構成 | 表示されない | 室外機のエラー表示とリセット操作ができない |
同じ異常でも、室内機では「E25」、別売リモコンでは「エラー25」と見え方が異なります。
数字だけで調べると情報にたどり着きにくいので、表示形式もあわせて控えておくと確認が早くなります。
なお、放熱器がE-CON接続のみの構成では、室外機のエラー表示も解除もできません。
この場合は別売のCRBリモコンが必要になるため、表示が出ないまま暖房が止まるときは、まず自宅の構成を確認してください。
コロナ温水ルームヒーターのエラーサイン一覧
コロナが公表している温水ルームヒーターのエラーサインは、次の24種類です。
「対応の目安」は、公式に示された処置方法をもとに整理したものです。
| 表示 | 内容 | 検知場所 | 対応の目安 |
|---|---|---|---|
| E1 | 燃焼していないのに炎を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E2 | 着火不良を検知 | 室外機 | まず灯油を確認 |
| E4 | 燃焼途中の失火(消火)を検知 | 室外機 | まず灯油を確認 |
| E5 | バーナの低温異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E6 | バーナの高温異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E7 | 燃焼モータの異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E8 | 空焚き防止サーモの作動を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E9 | 対震自動消火装置が作動 | 室外機 | 再運転を試す |
| E11 | 空気サーミスタの異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E12 | 出湯サーミスタの異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E13 | 冷風防止サーミスタの異常を検知 | 室内機 | 点検・修理 |
| E14 | 室内機と室外機間の通信異常を検知 | 室内機・室外機間 | 点検・修理 |
| E24 | データの設定異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| E25 | 灯油切れを検知 | 室外機 | 給油と空気抜き |
| E26 | 器具内の油面異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| EE | 停電を検知 | 室外機 | 入れ直して再運転 |
| Ee | 停電を検知 | 室内機 | 入れ直して再運転 |
| EH | 内部温度異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| Eh | 内部温度異常を検知 | 室内機 | 点検・修理 |
| EC | ルームサーミスタの異常を検知 | 室内機 | 点検・修理 |
| EF | 送風モータの異常を検知 | 室内機 | 点検・修理 |
| EL | ヒータ駆動リレーの異常を検知 | 室外機 | 点検・修理 |
| 88 | 点検時期お知らせ(故障ではない) | 室外機 | 点検の案内 |
| 給水 | 循環液が減少 | 室外機 | 補充液を補給 |
一覧を見ると、24種類のうち18種類は「点検または修理が必要」とされています。
つまり温水ルームヒーターのエラーサインは、多くが利用者側では解消できない内容です。
自分で確認して復帰できる可能性があるのは、灯油・停電・地震・循環液に関わる限られたサインだけだと考えておくと、判断で迷いにくくなります。
まず自分で確認できるエラーサイン
ここでは、給油や再運転など、利用者側の操作で解消する可能性があるサインを取り上げます。
ただし、いずれも同じ表示が繰り返し出る場合は機器側の異常を疑う段階に入ります。
E25:灯油切れの検知
油タンクの灯油がなくなると、室外機の油切れ検知装置が働き、室内機に「E25」、別売リモコンに「エラー25」が表示されて消火します。
給油しただけでは復帰しないことが多く、送油経路にたまった空気を抜く作業が必要になります。
オイルフィルタを取り付けている場合は、送油バルブを開いたうえで空気抜きねじをゆるめ、灯油が出てきたら締め直すのが基本的な流れです。
このとき、空気抜きねじは完全に外さないでください。
内部のOリングが外れて紛失したり傷ついたりすると、油漏れの原因になります。
タンクを空にしてしまった直後は、レベラタンクに灯油が回るまで時間がかかり、給油後もしばらく表示が残ることがあります。
表示がどうしても解除できなくなった場合は、室外機の電源プラグをコンセントから抜き、1分以上おいてから差し込み直すと解除できます。
給油そのものの手順に不安がある方は、灯油ポンプの使い方を完全解説|正しい給油手順と失敗しない注意点もあわせて確認してください。
E2・E4:着火しない、燃焼途中で消える
E2は点火しようとしても着火できなかった状態、E4は燃焼中に炎が消えた状態を示します。
どちらもコロナの公式案内では、まず灯油切れの有無を確認するよう示されています。
シーズン初めの運転開始時や、給油直後に出やすいのは、送油経路に空気が残っているためです。
この場合はE25と同じ要領で空気抜きを行い、再運転を試します。
見落とされやすいのが、灯油そのものの状態です。
夏を越した変質灯油や、水・ゴミが混ざった不純灯油を使うと、着火不良や途中失火の原因になります。
油タンクに水が混入している疑いがあるときは、灯油タンクの水抜きのやり方とは?|手順・頻度・水が溜まる理由を解説で手順を確認してください。
灯油を確認しても改善しない場合は、点検または修理が必要な段階です。
E9:対震自動消火装置の作動
E9は、地震や強い振動・衝撃を受けたときに対震自動消火装置が働き、運転を停止した状態です。
機器が壊れたことを示す表示ではないため、安全を確認したうえで運転スイッチを押し直せば、再び運転できる場合がほとんどです。
ただし、揺れの後は再運転の前に必ず現地を見てください。
室外機の周囲に可燃物が倒れ込んでいないか、本体が傾いたり水平が崩れたりしていないか、送油管の接合部から油漏れがないかを確認します。
再運転しても運転しない場合は、点検または修理が必要です。
同じ安全装置は他の石油機器にも搭載されており、考え方は共通しています。
仕組みの詳細はコロナ石油給湯器の「エラー2」とは?対震自動消火装置の作動と解除手順を解説でも解説しています。
EE・Ee:停電の検知
EEとEeは、いずれも停電を検知した表示です。
大文字のEEは室外機側、小文字のEeは室内機側で検知しています。
停電のほか、電源プラグが抜けた、ブレーカーが落ちたといった通電の途切れでも表示されます。
対応は、運転スイッチを入れ直して再運転することです。
それでも復帰しない場合は、室内機・室外機それぞれの電源プラグが根元まで確実に差し込まれているか、信号線が正しく接続されているかを確認します。
ここまで見ても解消しなければ、点検または修理の段階に入ります。
「給水」表示:循環液の減少
「給水」は、室外機のタンク内の循環液が減っていることを知らせる表示です。
温水ルームヒーターは、室外機で温めた循環液を室内機に送って暖房する仕組みのため、循環液が不足すると正常に運転できません。
循環液はご使用中に少しずつ自然蒸発するので、減ること自体は異常ではありません。
補給には、コロナ床暖房用の専用補充液を使用します。
機器を停止し、循環液が冷えた状態で注水口カバーと注水口キャップを外し、水位ゲージが下限と上限の間に収まるよう補充してください。
上限を超えて入れると、あふれて故障の原因になります。
水道水や他社銘柄の不凍液・防錆剤を入れないでください。
凍結や腐食のほか、釜なり音やポンプ性能の低下につながります。
指定以外の循環液による故障は、保証期間内でも保証の対象外とされています。
補充液で足りるのは自然蒸発による減りです。
短期間に何度も水位が下がる場合は、温水配管や接続部からの漏れが疑われます。
その場合は補充を繰り返さず、販売店へ相談してください。
88:点検時期のお知らせ
88は故障の表示ではありません。
使用期間が設計上の標準使用期間である10年相当に達したことを知らせる、点検時期お知らせ機能(タイムスタンプ)による表示です。
表示されていても運転は継続できます。
表示を消したい場合は、運転ランプが点灯している状態で、室内機は運転キーと温度/時刻合わせキーを3秒以上同時に押します。
別売のCRBリモコンでも、同様に2つのキーを同時に長押しする操作で消灯します。
ただし、消えるのは表示だけで、経年劣化そのものが解消されるわけではありません。
点検を受けずに使い続けた場合、1年相当が経過すると再び88が表示されます。
販売店・サービスセンターへの連絡が必要なエラーサイン
ここから先は、公式の処置方法がいずれも「点検または修理が必要」とされているサインです。
利用者側でできることは、表示を控えて連絡することまでになります。
E1・E5・E6・E7・E8:燃焼まわりの異常
燃焼に直接関わる部分の異常です。
| 表示 | 内容 | 主に関係する部分 |
|---|---|---|
| E1 | 燃焼していないのに炎を検知 | 炎検知器(フレームロッド) |
| E5 | バーナの低温異常 | バーナ部・サーミスタ |
| E6 | バーナの高温異常 | バーナ部・サーミスタ |
| E7 | 燃焼モータの異常 | 燃焼用送風機 |
| E8 | 空焚き防止サーモの作動 | 熱交換器まわり |
E1は、燃焼していないのに炎があると判断された状態で、炎を検知する部品側の不具合が疑われます。
E8は、熱交換器の液温が異常に上昇したときに働く保護機能が作動した状態です。
循環液の不足や劣化が背景にあることもありますが、補充や交換で直るとは限らないため、自己判断で運転を再開しないでください。
いずれも部品の交換・調整が必要になる領域で、有資格者による作業が前提になります。
E11・E12・E13・EC:サーミスタの異常
サーミスタは温度を測るセンサーです。
どこの温度を測っているかによって、症状の出かたが変わります。
| 表示 | 検知しているサーミスタ | 検知場所 |
|---|---|---|
| E11 | 空気サーミスタ | 室外機 |
| E12 | 出湯サーミスタ | 室外機 |
| E13 | 冷風防止サーミスタ | 室内機 |
| EC | ルームサーミスタ | 室内機 |
E12は室外機から送り出す循環液の温度、E13は室内機から冷たい風が出るのを防ぐための温度、ECは室温を測る部分です。
センサーが正しい値を返せなくなると、暖まらない・ぬるい風しか出ない・設定どおりに運転しないといった症状につながります。
表示が出る前から「設定温度を上げても暖まりにくい」と感じていたケースは少なくありません。
心当たりがあれば、連絡時にその症状もあわせて伝えると原因の特定が早くなります。
E14:室内機と室外機の通信異常
E14は、室内機と室外機のあいだの通信ができていない状態です。
両者は信号線でつながっており、この経路に問題があると表示されます。
据付直後や、機器の移設・電気工事の後に出た場合は、信号線の接続状態が関係していることがあります。
ただし配線に触れる作業は専門的な領域なので、確認と処置は販売店に依頼してください。
EH・Eh:内部温度の異常
EHは室外機、Ehは室内機で、内部の温度が異常に上昇したことを検知した表示です。
室外機側では、基板に取り付けられたサーミスタが規定の温度を超えると作動します。
背景として見落とされがちなのが、給気口・排気口の詰まりです。
積雪、落ち葉、機器を囲う波板や物置などで空気の流れが妨げられると、排ガスが再び吸い込まれて温度が上がりやすくなります。
機器や排気口を波板などで囲わないでください。
不完全燃焼や火災のおそれがあります。
雪の多い地域では、給気口と排気口がふさがれていないかをシーズン中に定期的に確認してください。
E24・E26・EF・EL:制御と部品の異常
E24は制御データの設定異常、E26はレベラタンク内の油面が上限を超えた状態、EFは室内機の送風モータの異常、ELはヒータ駆動リレーの異常です。
E26は送油系の部品に関わるため、油漏れの前兆となる可能性があります。
EFは室内機の送風が止まる、または弱くなるといった症状として現れます。
いずれも部品交換が前提になるため、使用を中止して連絡してください。
一覧に載っていない「エラー18」という表示
公式のエラーサイン一覧には記載がないものの、取扱説明書には「エラー18」という表示が出てきます。
これはタンク内の循環液がない状態を示すもので、室内機では「給水」と表示される内容と同じです。
別売のCRBリモコンを接続している構成では、「給水」ではなく数字で「エラー18」と表示されます。
つまり、リモコンに「エラー18」と出た場合の対処は、前述の「給水」表示と同じです。
循環液の水位を確認し、専用補充液で規定水位まで補給します。
数字表示だけを見て別の異常だと考えてしまうと、原因にたどり着くまで遠回りになるので注意してください。
E3やE10が一覧にない理由
「E3が表示された」「E10が出た」といった記号は、温水ルームヒーターのエラーサイン一覧には存在しません。
E3、E10、E15からE23、E27以降は割り当てのない欠番です。
見慣れない記号が出たときに考えられるのは、次の3点です。
- 表示を読み間違えている(E8とE6、ECとE0など、点滅中は見誤りやすい)
- 温水ルームヒーター以外のコロナ製品の表示を見ている
- 別売リモコン側の「エラー○○」形式の数字を、室外機のEコードと混同している
コロナ製品は機器の種類ごとにエラーサインの体系が異なり、同じ記号でも意味が変わります。
判断に迷うときは、型式(CRBやCRHから始まる記号)を控えたうえで、その機種の取扱説明書を確認するのが確実です。
📎 出典:株式会社コロナ 取扱説明書のダウンロード
エラー表示をリセットする手順
原因を処置したあとの表示の消しかたは、機器の構成によって変わります。
| 構成 | リセットの操作 |
|---|---|
| 室内機(CRHタイプ)がある場合 | 処置後に運転キーを押すと表示が消灯し、もう一度押すと再運転する |
| 別売リモコン(CRB-R1)がある場合 | リモコンの運転スイッチで同様に解除・再運転する |
| E-CON接続の放熱器のみの場合 | リセット操作ができないため、別売リモコンが必要 |
E25が解除できないときに限り、室外機の電源プラグを1分以上抜いてから差し直す方法があります。
ただし、これは表示が残ってしまった場合の対処であり、原因が解消していない状態で繰り返す操作ではありません。
処置をせずにリセットだけを繰り返さないでください。
異常や故障が疑われる状態での使用は、事故につながるおそれがあります。
同じ表示が短期間に何度も出る場合は、リセットを中止して販売店に連絡してください。
修理を依頼するか、買い替えを検討するかの目安
温水ルームヒーターは室外機と室内機がセットで機能する設備のため、どちらか一方だけを見て判断すると、結果的に費用がかさむことがあります。
次の観点を目安にすると整理しやすくなります。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 設置から10年未満で、症状が1回だけ | まず点検・修理を検討する |
| 88が表示され、初めての不具合 | 点検を受けたうえで判断する |
| 設置から10年以上で、修理歴が複数回ある | 買い替えを含めて検討する |
| 製造打ち切りから年数が経ち、部品供給が終了している | 交換が前提になる |
判断材料として押さえておきたいのが、設計上の標準使用期間は10年、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後7年という点です。
部品の保有期間を過ぎていると、症状が軽くても修理そのものができない場合があります。
修理費用は症状・部品・設置条件によって幅が大きいため、見積もりを取ったうえで、残りの使用年数と比べて判断するのが現実的です。
日常の手入れも寿命に影響します。
循環液の水位は1か月に1回以上確認し、循環液そのものは3年を目安に入れ替えが必要です。
また2年に1回程度、シーズン終了後などに点検を依頼しておくと、シーズン初めのトラブルを減らせます。
よくある質問
Q1. エラー表示が出たら、すぐに修理を呼ぶべきですか。
表示の種類によります。
灯油切れのE25、地震で作動するE9、停電を示すEE・Ee、循環液の減少を示す「給水」は、給油や再運転、補充液の補給で復帰する可能性があります。
一方、それ以外の多くのサインは公式に「点検または修理が必要」とされており、利用者側でできる処置はありません。
まずは表示を控え、自分で確認できる範囲かどうかを判断してください。
判断がつかない場合や、灯油のにおい・すすなど気になる症状があるときは、運転を止めて販売店またはコロナサービスセンターに連絡するのが安全です。
Q2. 「E25」と「エラー25」は違うエラーですか。
同じ内容です。
表示されている場所が違うだけで、どちらも灯油切れを検知した状態を示しています。
室内機のデジタル表示部では「E25」のようにアルファベットと数字で表示され、別売のCRBリモコンでは「エラー」の文字と数字が点滅して「エラー25」と見えます。
検索や問い合わせの際に混乱しやすい部分なので、どこに表示されているかもあわせて確認しておくと確実です。
なお「給水」表示だけは例外で、リモコン側では「エラー18」という数字表示になります。
Q3. リセットして使い続けても問題ありませんか。
原因を処置したうえでのリセットであれば問題ありません。
給油して空気抜きをした、地震のあと安全を確認した、停電から復旧した、といった状況であれば、通常どおり使用できます。
問題になるのは、原因が分からないまま表示だけを消す使い方です。
同じ表示が短い期間に何度も出る場合、機器はその都度異常を検知して停止していることになります。
リセットを繰り返さず、使用を中止して点検を依頼してください。
Q4. 「給水」と表示されたとき、水道水を入れてもいいですか。
入れないでください。
温水ルームヒーターの温水経路には、凍結予防と防錆を目的とした専用の循環液が入っています。
水道水を足すと濃度が薄まり、凍結予防と防錆の効果が低下します。
自然蒸発による減りにはコロナ床暖房用の専用補充液を使い、漏れが疑われる場合は循環液そのものの補充と点検が必要です。
他社銘柄の不凍液や車両用の製品も、混ぜると不具合の原因になるため使用できません。
Q5. 表示された記号が一覧に見当たりません。
温水ルームヒーターのエラーサインには欠番があり、E3・E10・E15からE23などは割り当てがありません。
表示の読み間違いか、別のコロナ製品の表示を見ている可能性があります。
点滅している表示は、E8とE6、ECとE0のように似た形で見えることがあるため、いったん運転を止めて落ち着いて確認してみてください。
そのうえで、室外機や室内機の型式を控え、該当機種の取扱説明書で確認するのが確実です。
安全に使い続けるためのポイント
コロナの温水ルームヒーターに表示されるエラーサインは24種類あり、そのうち大半は点検または修理が必要な内容です。
自分で確認して復帰できる可能性があるのは、灯油・停電・地震・循環液に関わる一部のサインに限られます。
最後に、判断の軸になる点を整理します。
- 表示は数字だけでなく、大文字か小文字かまで控える(大文字は室外機、小文字は室内機)
- 室内機は「E25」、別売リモコンは「エラー25」と表示形式が変わる
- 灯油のにおい・油漏れ・すすがあるときは、表示の種類にかかわらず運転を停止する
- 原因を処置しないままリセットを繰り返さない
- 循環液には必ず専用の補充液を使い、水道水や他社製品を入れない
- 88は故障ではなく点検時期のお知らせで、10年相当の使用を示している
季節の始まりに循環液の水位と送油経路を確認しておくだけでも、寒い時期に暖房が止まる事態は減らせます。
表示が出たときに慌てずに済むよう、型式と連絡先を控えておくことをおすすめします。

