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マンションのレンジフード交換や工事に管理組合の許可は必要?

マンションのキッチンのレンジフードと、管理組合への申請書・管理規約を並べたイラスト
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

分譲マンションでレンジフードを交換しようと考えたとき、「自分の部屋の設備だから、勝手に工事してもいいのか」と迷ったことはありませんか。

レンジフード自体は専有部分の設備ですが、排気ダクトの配管ルートによっては、共用部分に関わる工事とみなされることがあります。

この記事では、マンションのレンジフード交換における管理組合の承認の考え方を解説します。

  • レンジフードの交換で管理組合の承認が必要になる理由
  • 承認申請の一般的な流れ
  • 工事前に確認しておくべきこと
目次

専有部分の工事でも承認が必要になる理由

📎 出典:国土交通省|マンション標準管理規約(単棟型)コメント

国土交通省のマンション標準管理規約コメントでは、専有部分の修繕等であっても、「共用部分に関係してくる場合もあることから」承認制度を設けていると説明されています。

具体的には、枝管や枝線の取付け・取替え工事が共用部分を通過する際、他の住戸への影響が生じるため、管理組合による事前確認が必要とされています。

レンジフード本体は専有部分の設備ですが、排気ダクトが共用の配管スペース(パイプスペース)を通っている場合、その部分の工事は共用部分に関わる工事として扱われることがあります。

「自分の部屋の中の工事だから自由にできる」と思い込まず、まずは共用部分との関わりを確認することが大切です。

承認申請の一般的な流れ

国土交通省のマンション標準管理規約コメントでは、専有部分の修繕等に関する承認申請の流れが示されています。

段階内容
1. 申請区分所有者が、設計図や仕様書を添付した申請書を理事長に提出する
2. 審査理事長が、必要に応じて建築士など専門的知識を有する者の意見を聴く
3. 承認条件付きで承認書が交付される

マンション標準管理規約のコメントでは、構造への影響を確認する必要がある工事の例として床材の変更などが挙げられていますが、共用部分に関わる配管・ダクト工事も同様に、事前の申請と審査の対象になり得ると考えられます。

どのような書類が必要かは管理組合によって異なるため、事前に管理会社や理事会に確認しておくとスムーズです。

工事前に確認しておくべきこと

確認項目内容
自分のマンションの管理規約標準管理規約はあくまでモデルであり、実際の規約は管理組合ごとに異なる
専有部分の修繕等に関する細則承認が必要な工事の範囲や申請書類が定められていることが多い
排気ダクトのルート共用のパイプスペースを通っているかどうか
施工業者への確認工事内容が管理規約上の申請対象にあたるかを事前に相談する

国土交通省のマンション標準管理規約はあくまでモデル(ひな形)であり、実際に適用される規約は管理組合ごとに定められています。工事の前には、必ず自分のマンションの管理規約・細則を確認してください。

交換費用の相場については、費用相場を解説した別記事でも詳しく紹介しています。

無断で工事を進めるとどうなるか

管理組合の承認が必要な工事を無断で行った場合、後から原状回復を求められたり、他の区分所有者とのトラブルに発展したりする可能性があります。

「専有部分だから自由にできる」という思い込みで無断工事を進めると、後になって管理組合とのトラブルにつながることがあります。共用部分に関わる可能性がある工事は、事前に確認・申請する習慣をつけましょう。

賃貸物件の場合の費用負担については、賃貸のレンジフードが故障したら?修理費の負担は誰?もあわせてご確認ください。

よくある質問

Q1. マンションのレンジフードは専有部分ですか、共用部分ですか?

レンジフード本体は専有部分の設備です。ただし、排気ダクトが共用のパイプスペースを通っている場合、その部分の工事は共用部分に関わるものとして扱われることがあります。

Q2. レンジフードの交換に管理組合の承認は必ず必要ですか?

国土交通省のマンション標準管理規約はモデルであり、実際の承認要否は管理組合ごとの規約・細則によって異なります。自分のマンションの規約を必ず確認してください。

Q3. 承認申請はどのような流れで行いますか?

一般的には、設計図や仕様書を添付した申請書を理事長に提出し、必要に応じて専門家の意見を聴いたうえで、条件付きの承認書が交付されるという流れになります。

Q4. 無断で工事をするとどうなりますか?

後から原状回復を求められたり、他の区分所有者とのトラブルに発展したりする可能性があります。共用部分に関わる可能性がある工事は、事前の確認・申請が基本です。

Q5. どこに確認すればいいですか?

管理会社や管理組合の理事会に、レンジフード交換工事が申請対象にあたるかを確認するのが確実です。施工業者にも事前に相談しておくとよいでしょう。

まとめ

マンションのレンジフードは専有部分の設備ですが、排気ダクトが共用部分に関わる場合、管理組合の承認が必要になることがあります。

最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
承認が必要になる理由排気ダクトが共用のパイプスペースを通ることがあるため
申請の流れ申請書の提出→審査→条件付き承認
確認すべきこと自分のマンションの管理規約・細則、ダクトのルート
無断工事のリスク原状回復要求やトラブルにつながる可能性がある

マンションでレンジフードを交換する際は、専有部分だからと自己判断せず、事前に管理規約を確認し、必要であれば管理組合に相談してから工事を進めましょう。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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