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800W・900Wの電気ストーブの電気代とは?使い方と注意点

800W・900Wの電気ストーブの電気代と使い方・注意点を解説するサムネイル。オレンジ色に発熱する電気ストーブのイラスト。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気ストーブの中でも、800Wや900Wは、よく見かけるW数です。
「電気代はいくらか」「ブレーカーは大丈夫か」「800Wと900Wでは何が違うのか」と迷う人は多いはずです。

この記事では、800W・900Wの電気代、流れる電流(A)、強弱の使い分け、向く場所と注意点を整理します。
800W・900Wでも、同じ回路でほかの家電と同時に使うと、ブレーカーが落ちることがあります。

目次

800W・900Wの電気ストーブの特徴

まず、800Wと900Wの基本の数字を並べます。

項目800W900W
電流(100V)約8A約9A
1時間の電力量0.8kWh0.9kWh
1,500Wの上限に対する割合約53%約60%

アイリスオーヤマの電気ストーブ IEH-800W は、強で800W、弱で400Wです。
山善の電気ストーブ DS-SD083 も、強800W、弱400Wです。

📎 出典:電気ストーブ IEH-800W 取扱説明書(アイリスオーヤマ)

800Wクラスは、強800W・弱400Wの切り替えができる機種が多い、と考えると選びやすくなります。
900Wの機種は、強で900Wとする機種が確認できます。

800W・900Wの電気代

電気代は、「消費電力 ÷ 1,000 × 時間 × 単価」で計算します。
単価は契約で異なるため、31円/kWhと、アイリスオーヤマが示す34.69円/kWhの二つで計算します。

運転1時間(31円/kWh)1時間(34.69円/kWh)
800W約24.8円約27.8円
900W約27.9円31.22円
400W(弱)約12.4円約13.9円

📎 出典:電気ストーブの電気代はいくら位かかりますか?(アイリスオーヤマ)

900Wの31.22円は、アイリスオーヤマが示す値です。
山善の DS-SD083 の電気代の目安は、31円/kWh基準で、強が約24.8円、弱が約12.4円とされています。

1日・1か月の電気代

使う時間が長いほど、電気代は大きくなります。
31円/kWhで、1日の使用時間ごとの金額を計算します(当サイト試算)。

使い方800W900W400W(弱)
1日1時間約25円約28円約12円
1日3時間約74円約84円約37円
1日5時間約124円約140円約62円

1か月(30日)に換算すると、次のとおりです。

使い方(30日)800W900W400W(弱)
1日1時間約744円約837円約372円
1日3時間約2,232円約2,511円約1,116円
1日5時間約3,720円約4,185円約1,860円

900Wは800Wより、1時間あたり約3円(31円/kWhの場合)高くなります。
長時間使うほど、差は積み上がります。
電気代の考え方は、電気ストーブの電気代は1時間いくら?の記事で整理しています。

強800W・弱400Wの使い分け

強弱の切り替えができる機種では、使い方で電気代が大きく変わります。

場面運転考え方
冷え切った部屋で使い始めるとき強短時間で暖める
暖まってきたあと弱電気代を半分に抑える
足元だけ暖めたいとき弱近距離なら、弱でも暖かく感じやすい
短時間の着替え強数分だけ使って切る

弱400Wの電気代は、強800Wの半分です。
最初の数分だけ強、暖まったら弱という使い方が、暖かさと電気代のバランスをとりやすい使い方です。
強弱の仕組みは、電気ストーブのワット数の見方の記事で解説しています。

800W・900Wが向く場所

800W・900Wの電気ストーブが向く場面を整理します。

場面向く理由
デスクの足元・リビングの一角近距離で暖める用途に合う
脱衣所(短時間)入浴の前後に短時間で暖められる。水まわりの条件に注意
小さな個室断熱のある部屋なら補助として使える
玄関近くの寒い場所短時間の使用に向く(屋外には置かない)

向かない場面もあります。

場面理由
広いリビング全体電気ストーブは前方を暖めるものが多く、部屋全体を暖めるのは難しい
長時間の主暖房電気代が大きくなる
就寝時絶対に使用しない(日立の公式案内)

広さの目安は、電気ストーブは何畳まで使える?の記事で解説しています。

コンセントと電流の余裕

800Wは約8A、900Wは約9Aです。
一般的なコンセントの上限は15A(1,500W)なので、800W・900Wは、単独で使えば余裕があります。

組み合わせ(同じ回路)合計の目安注意
800W+スマートフォンの充電約800W問題になりにくい
800W+サーキュレーター(数十W)約850W問題になりにくい
800W+ドライヤー(約1,200W)約2,000W1,500Wを超え、ブレーカーが落ちる可能性が高い
900W+電気ケトル(約1,200W)約2,100W同上

(ドライヤー・電気ケトルの消費電力は一般的な目安です。
実際は機種の表示を確認してください)
ドライヤーや電気ケトルなど、消費電力の大きい家電と同じ回路で同時に使わないでください。
電気ストーブは、他の家電と別のコンセントに差すのが基本です。

延長コードを使うときの注意

800W・900Wの電気ストーブでも、延長コードを使う場合は、定格を超えないことが大切です。
アイリスオーヤマのよくあるお問い合わせでは、延長コードの使用で、コンセントの定格容量を超えている場合、電源プラグが熱を持ちやすくなると案内されています。
山善の取扱説明書でも、延長コードやタコ足配線で定格を超えると、コンセント部が異常発熱して、火災の原因になるとされています。
延長コードの考え方は、電気ストーブに延長コードは使える?の記事で整理しています。

800Wと900Wの選び方

比べる点800W900W
電気代やや安いやや高い
暖かさの上限800W分900W分(約1割増)
強弱400Wへの切り替えが多い機種による
コンセントの余裕余裕がある800Wよりやや少ない

差は大きくないため、電気代の差よりも、発熱体の種類、安全機能、強弱の切り替えのしやすさで選ぶほうが、満足度につながります。
安全機能の見方は、電気ストーブのおすすめの選び方の記事で解説しています。

800Wと900Wで迷うときのチェック

質問答えの目安
使うのは足元や手元だけか800Wで足りることが多い
弱への切り替えは必要か切り替えのある機種を選ぶ
同じ回路で他の家電も使うか余裕のある800Wが安心
1日の使用時間は長いか電気代の小さい800Wが有利
暖かさの上限を少しでも上げたいか900Wも候補

使い始めの手順

手順内容
1前方1m以内に、ものがないことを確認する
2平らで安定した場所に置く
3プラグを根元まで差し込む
4強で始め、暖まったら弱に切り替える
5離れるときや就寝前は、必ず電源を切る

使い終わったら、電源を切ってから、プラグを抜く習慣をつけると安心です。

1シーズンの電気代の目安

冬の使用期間を、3か月(90日)と仮定して、1日3時間使った場合を計算します(31円/kWh、当サイト試算)。

運転90日の電気代(1日3時間)
800W約6,696円
900W約7,533円
400W(弱)約3,348円

弱を中心に使えば、1シーズンの電気代は、強のみの場合の半分になります。
使う日数や時間は家庭によって異なるため、ご自身の使い方に置き換えて計算してください。

よくある質問

Q1. 800Wの電気ストーブの電気代は、1時間いくらですか?

31円/kWhで約24.8円です。
山善の DS-SD083 の目安でも、強(800W)が約24.8円とされています。

Q2. 900Wの電気ストーブの電気代は、1時間いくらですか?

アイリスオーヤマの案内では、34.69円/kWhで31.22円です。
31円/kWhで計算すると、約27.9円です。

Q3. 800Wや900Wは、何アンペアですか?

100Vなら、800Wは約8A、900Wは約9Aです。
コンセントの上限は15Aです。

Q4. 800Wの電気ストーブは、何畳まで使えますか?

部屋の断熱や広さで変わります。
暖めたい範囲は、足元や一角が目安で、部屋全体を暖めるのは難しいと考えてください。

Q5. 800Wの電気ストーブで、ブレーカーは落ちますか?

単独で使えば、落ちにくいです。
同じ回路でドライヤーなどの大きな家電を同時に使うと、落ちる可能性が高くなります。

まとめ

800W・900Wの電気ストーブは、足元や短時間の暖房に向く、標準的なW数です。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
電気代(31円/kWh)800Wは約24.8円/時間、900Wは約27.9円/時間
1か月(1日3時間)800Wは約2,232円、900Wは約2,511円(当サイト試算)
電流800Wは約8A、900Wは約9A
使い分け最初は強、暖まったら弱で電気代を半分に
注意大きな家電と同じ回路で使わない。延長コードの定格を超えない

まずは、お手持ちの機種の強・弱それぞれのW数を確認し、1日の使用時間で電気代を計算してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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