MENU

電気ストーブの使い方とは?|初めてでも失敗しない手順と注意点

電気ストーブの使い方と初めて使用するときの手順・注意点を紹介するサムネイル画像。暖かく光る電気ストーブが描かれているイラスト。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気ストーブは、プラグを差してスイッチを入れるだけで使える、簡単な暖房器具です。
ただ、置き場所や使い終わりの手順を誤ると、やけどや火災の原因になります。

初めて使う人は、使う前の準備、運転中、使い終わりの順に、手順を押さえておくと安心です。
なお、取扱説明書の内容は機種ごとに異なるため、お手持ちの機種の取扱説明書も必ず読んでください。

この記事では、この順番に沿って、置き場所の選び方、運転の手順、使い終わりの手順、使ってはいけない場所と使い方を整理します。

目次

使い始める前の準備

準備内容
取扱説明書を読む安全上の注意、使用してはいけない場所、お手入れ
付属品の確認ベース、ガード、ネジなど。組み立てが必要な機種もある
外観の確認ひび、変形、コードの傷がないか
梱包材を外す本体周りの緩衝材、ビニール、テープを取る
ほこりを取る保管していた場合は、乾いた布や掃除機で軽く取る

日立の公式のよくある質問では、ベースと本体を組み立てたあと、首振りなどの構造により、本体に多少の遊びがあって、ぐらつくように見えても不具合ではない機種があると案内されています。
ぐらつきが不安なときは、取扱説明書の組み立て方と、設置面の水平を確認してください。

置き場所の選び方

アイリスオーヤマの IEH-800W の取扱説明書には、次の記載があります。

項目取扱説明書の内容
前方1m以内にものを置かない
本体の上上に乗ったり、寄りかかったり、ものを置いたりしない
屋外屋外で使用しない
水まわり・風呂場など湿気のある場所では絶対に使用しない

📎 出典:電気ストーブ IEH-800W 取扱説明書(アイリスオーヤマ)

良い置き場所避ける場所
平らで安定した床傾いた場所、カーペットの沈み込む場所
壁やカーテンから離れた場所カーテン、家具、紙類の近く
人やペットが通らない位置通路、出入口
コンセントに近い位置コードを長く引き回す位置

距離の詳しい考え方は、電気ストーブは何cm離す?の記事で整理しています。

電源の取り方

手順内容
1運転切換スイッチが「切」になっていることを確認
2電源プラグを、壁のコンセントに根元まで差す
3コードを束ねず、足を引っかけない位置に通す
4延長コードやタコ足は、できるだけ避ける

日立の公式のよくある質問では、スイッチが入ったままコンセントにプラグを抜き差しすると、けがややけど、コンセントの破損の原因になると案内されています。

📎 出典:スイッチが入ったまま、コンセントに抜き差しするとどうなるのですか?(日立)

プラグを抜き差しするときは、必ずスイッチを「切」にしてください。
延長コードの考え方は、電気ストーブに延長コードは使える?の記事で解説しています。

運転の手順

手順内容
1前方1m以内に、ものがないことを再確認
2運転切換スイッチを、強(または希望の位置)に入れる
3ヒーターが赤くなるまで待つ
4暖まったら、必要に応じて弱に切り替える
5使用中は、離れずに様子を見る

日立の案内では、シーズヒーターは赤くなるまでに約3〜4分かかり、上下の数センチは赤くならないが故障ではないとされています。
ハロゲンヒーターは、スイッチを入れた瞬間に熱が出るとされています。
発熱体の種類によって、暖まるまでの時間が違います。しばらく待ってから判断してください。
暖まらないときの確認は、電気ストーブがつかないときの確認手順の記事で整理しています。

強弱の使い分け

場面運転
冷えた部屋で使い始め強で素早く暖める
暖まったあと弱に切り替えて、電気代を抑える
足元だけ暖めたい弱

アイリスオーヤマの IEH-800W と山善の DS-SD083 は、強800W・弱400Wです。
山善の電気代の目安(31円/kWh)では、強が約24.8円/時間、弱が約12.4円/時間です。
ワット数の見方は、電気ストーブのワット数の見方の記事で解説しています。

使用中に気をつけること

項目内容
離れるとき短時間でも切る
本体触れない。高温になる
前方ものを置かない。洗濯物を干さない
就寝絶対に使用しない(日立)
長時間休ませる。日立の一部機種は3時間でオートオフ
異常焦げ臭い、煙、異音があれば、すぐ切る

つけっぱなしの注意は、電気ストーブをつけっぱなしにして大丈夫?の記事で整理しています。
煙や焦げ臭いにおい、プラグやコードの熱を感じたら、すぐにスイッチを切り、プラグを抜いてください。

使い終わりの手順

手順内容
1運転切換スイッチを「切」にする
2電源プラグを、プラグ本体を持って抜く
3本体が冷えるまで、ものを近づけない
4冷えたら、置き場所に戻す、または収納する

「先にスイッチを切る、次にプラグを抜く」の順番を守ってください。
コードを引っ張って抜かないでください。

使ってはいけない場所・使い方

場所・使い方理由
屋外取扱説明書で禁止(アイリスオーヤマ)
浴室・脱衣所などの湿気の多い場所取扱説明書で、湿気のある場所では使用しないとされている
洗濯物の乾燥山善は、乾かす目的での使用を避けるよう案内
就寝中日立は、絶対に使用しないよう案内
本体の上にものを置く禁止
延長コードやタコ足で定格を超える異常発熱(山善)
海外日立は、国内家庭用で、海外では使用できないと案内

屋外での扱いは、電気ストーブは屋外で使える?の記事で解説しています。

初めて使うときの試運転

手順内容
1窓を開けて換気しながら、短時間つける
2においの有無、音、ヒーターの点灯を確認
3異常がなければ、通常の使い方に移る

使い始めのにおいについては、電気ストーブの焦げ臭いにおいの記事で整理しています。

子どもやペットがいる家庭では

注意点内容
置き場所手が届かない、ぶつからない位置
前方ベッドや毛布、おもちゃを置かない
留守番必ず切る

詳しくは、ペットがいる家の電気ストーブの記事をご覧ください。

使い方のチェックリスト

チェック項目確認
取扱説明書を読んだ□
前方1m以内に、ものがない□
平らで安定した場所に置いた□
スイッチを切った状態でプラグを差した□
離れるときは切る□
使い終わりは、スイッチ→プラグの順□

場面別の使い方のコツ

場面コツ
デスクワーク足元に置き、足先を近づけすぎない。コードを蹴らない位置に通す
着替え短時間だけ使い、終わったら切る
リビングの一角家具やカーテンから離す。人の通り道を避ける
玄関の近く靴や段ボールから離す。屋外には出さない

使う目的を決めてから置き場所を決めると、前方1mの空間を確保しやすくなります。

使っている途中に「おかしい」と思ったら

症状対応
焦げ臭いにおいがするスイッチを切り、プラグを抜く。冷えてからほこりを確認
暖かくならない平らな場所に置き直し、数分待つ。改善しなければ確認手順へ
すぐ止まる安全装置の作動を疑い、置き方を見直す
プラグが熱い使用を止める。延長コードの定格超過なども確認

アイリスオーヤマのよくあるお問い合わせでは、電源プラグが熱くなる原因として、延長コードの使用、電源コードの束ね、プラグの折れ曲がりが挙げられています。
詳しい手順は、電気ストーブがつかないときの確認手順の記事で解説しています。

使い終わったあとの保管

手順内容
冷ます本体が十分に冷えてから動かす
ほこりを取る乾いた布や掃除機で
収納箱やポリ袋に入れ、直射日光と湿気を避ける(アイリスオーヤマの案内)
コード強く巻き付けず、ゆるくまとめる

お手入れの方法は、電気ストーブの掃除方法の記事で整理しています。

よくある質問

Q1. 電気ストーブは、どこに置けばよいですか?

平らで安定した場所で、前方1m以内にものがない位置です。
屋外や、湿気のある場所では使用しないでください。

Q2. 電源の入れ方、切り方を教えてください。

スイッチを「切」にした状態でプラグを差し、運転切換スイッチを入れます。
切るときは、先にスイッチを切り、プラグ本体を持って抜きます。

Q3. ヒーターが赤くなるまで、どれくらいかかりますか?

日立の案内では、シーズヒーターは約3〜4分です。

Q4. 強と弱は、どう使い分けますか?

暖めるときは強、暖まったら弱に切り替えると、電気代を抑えられます。

Q5. 使うときに、やってはいけないことは何ですか?

就寝中の使用、洗濯物の乾燥、本体の上にものを置く、前方1m以内にものを置く、延長コードで定格を超えることなどです。

まとめ

電気ストーブは、置き場所と、スイッチ・プラグの順番を守れば、安全に使えます。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
置き場所平らで安定。前方1m以内にものを置かない
電源スイッチを切ってから抜き差し。壁のコンセントに直接
運転強で暖め、弱で維持。離れるときは切る
使い終わりスイッチ→プラグの順。冷えてから収納
禁止就寝中、屋外、湿気の多い場所、洗濯物の乾燥

まずは、取扱説明書の「安全上のご注意」を読み、前方1mの空間を確認してから使い始めてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

目次