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1000W・1200Wの電気ストーブの電気代とは?使い方と注意点

1000W・1200Wの電気ストーブの電気代と使い方・注意点を紹介するサムネイル。黒とシルバーの電気ヒーターとリモコンを描いたイラスト。
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気ストーブの中でも、1000Wや1200Wは、パワーの大きいW数です。
「電気代はいくらか」「ブレーカーは落ちないか」「800Wとどれくらい違うのか」と気になる人は多いはずです。

この記事では、1000W・1200Wの電気代、流れる電流(A)、強弱の切り替え、向く場所と注意点を整理します。
尚、1000W・1200Wは、コンセントの上限1,500Wに近い大きさです。同じ回路でほかの家電と同時に使うと、ブレーカーが落ちやすくなりますので、使用時は注意しましょう。

目次

1000W・1200Wの基本の数字

項目1000W1200W
電流(100V)約10A約12A
1時間の電力量1.0kWh1.2kWh
1,500Wの上限に対する割合約67%80%
上限までの余裕約500W約300W

日立の公式のよくある質問では、HLH-SS1060、HLH-W2060SE6、HLH-HS306 の最大の消費電力が1000Wとして案内されています。

機種名消費電力点灯するヒーター
HLH-SS10601000W / 500W2本 / 1本
HLH-W2060SE61000W / 500W2本 / 1本
HLH-HS3061000W / 670W / 330W3本 / 2本 / 1本

📎 出典:各電気ストーブの消費電力別のヒーター点灯状況(日立)

1000Wクラスは、ヒーターの点灯本数を減らして、半分や3分の1の消費電力に切り替えられる機種がある、と覚えておくと選びやすくなります。

1000W・1200Wの電気代

電気代は、「消費電力 ÷ 1,000 × 時間 × 単価」で計算します。
アイリスオーヤマが示す34.69円/kWh(2025年7月時点)の1時間あたりの電気代と、31円/kWhの当サイト試算を並べます。

運転1時間(34.69円/kWh)1時間(31円/kWh、当サイト試算)
1200W41.63円約37.2円
1000W34.69円約31.0円
500W17.35円約15.5円

📎 出典:電気ストーブの電気代はいくら位かかりますか?(アイリスオーヤマ)

電気料金の単価は、契約によって異なります。
実際の金額は、お使いの契約の単価で計算し直してください。

1日・1か月の電気代

31円/kWhで、使用時間ごとの金額を計算します(当サイト試算)。

使い方1000W1200W500W
1日1時間約31円約37円約16円
1日3時間約93円約112円約47円
1日5時間約155円約186円約78円

1か月(30日)に換算すると、次のとおりです。

使い方(30日)1000W1200W500W
1日1時間約930円約1,116円約465円
1日3時間約2,790円約3,348円約1,395円
1日5時間約4,650円約5,580円約2,325円

1000Wと1200Wの差は、1か月(1日3時間)で約550円です。
長く使うほど差が広がります。

電気代の考え方は、電気ストーブの電気代は1時間いくら?の記事で整理しています。
エアコンとの比較は、電気ストーブとエアコンの電気代の比較の記事で解説しています。

強弱の切り替えで電気代を抑える

日立の機種のように、ヒーターの点灯本数で消費電力を切り替えられる機種があります。

場面運転の目安考え方
冷えた部屋で使い始める最大(1000W)短時間で暖める
暖まったあと半分(500W)など電気代を半分に抑える
足元だけ暖めたい弱近い距離なら弱でも暖かく感じやすい

最大の消費電力で使い続けるのではなく、暖まったら弱に切り替えるのが、電気代を抑える基本です。
強弱の仕組みは、電気ストーブのワット数の見方の記事で解説しています。

コンセントとブレーカーの注意

1000Wは約10A、1200Wは約12Aで、家庭用コンセントの上限15A(1,500W)に近い大きさです。

組み合わせ(同じ回路)合計の目安注意
1000W+スマートフォンの充電約1,000W問題になりにくい
1200W+サーキュレーター(数十W)約1,250W上限に収まるが、余裕は小さい
1000W+電気ケトル(約1,200W)約2,200W1,500Wを超え、ブレーカーが落ちる可能性が高い
1200W+ドライヤー(約1,200W)約2,400W同上

(電気ケトル・ドライヤーの消費電力は一般的な目安です。
実際は機種の表示を確認してください)
1000W・1200Wの電気ストーブは、ほかの家電と別の回路のコンセントに差し、単独で使うのが基本です。
コンセントの容量は、コンセントのワット数の記事で整理しています。

延長コードを使うときの注意

延長コードを使う場合は、延長コードの定格も確認します。
Jackery Japan の延長コードの解説では、延長コードも1,500Wが上限で、電気ストーブのような高出力の家電は、上限を超えるとコードやタップが異常発熱するおそれがあるとされています。

山善の取扱説明書でも、延長コードやタコ足配線で定格を超えると、コンセント部が異常発熱して、火災の原因になると案内されています。
延長コードの考え方は、電気ストーブに延長コードは使える?の記事で整理しています。

1000W・1200Wが向く場所

場面向く理由
作業場・ガレージに近い室内の一角パワーが必要な場面で、短時間の補助に向く(屋外は不可)
少し広めの個室800Wでは物足りないときの補助
暖房を入れた部屋の補助足元だけを強く暖めたいとき
来客時の短時間数人で一時的に暖まる

向かない場面もあります。

場面理由
長時間の主暖房電気代が大きくなる
脱衣所・トイレなどの水まわり湿気のある場所は取扱説明書で避けるよう案内されている
就寝時絶対に使用しない(日立の公式案内)
部屋全体の暖房放射式は前方を暖めるのが中心

屋外での使用は、アイリスオーヤマの取扱説明書で禁止されています。
詳しくは、電気ストーブは屋外で使える?の記事で整理しています。

800Wと1000W・1200Wの比べ方

スクロールできます
比べる点800W1000W1200W
電気代(31円/kWh)約24.8円/時間約31.0円/時間約37.2円/時間
電流約8A約10A約12A
コンセントの余裕大きい約500W約300W
向く使い方足元・短時間少し広めの一角パワーが必要な短時間

W数を上げると暖かさの上限は上がりますが、電気代とコンセントの負担も、同じ割合で増えます。
800Wクラスの詳細は、800W・900Wの電気ストーブの電気代と使い方の記事で解説しています。

安全のために守ること

項目内容
前方1m以内にものを置かない(アイリスオーヤマ)
本体上にものを置かない
就寝時使わない(日立)
洗濯物乾かさない(山善)
離れるとき必ず切る

W数が大きいほど、周囲のものも熱の影響を受けやすくなります。
前方1mの空間を空けてください。

事故の仕組みは、電気ストーブによる火事の記事で解説しています。

よくある質問

Q1. 1000Wの電気ストーブの電気代は、1時間いくらですか?

アイリスオーヤマの案内では、34.69円/kWhで34.69円です。
31円/kWhで計算すると、約31.0円です。

Q2. 1200Wの電気ストーブの電気代は、1時間いくらですか?

アイリスオーヤマの案内では、34.69円/kWhで41.63円です。
31円/kWhで計算すると、約37.2円です。

Q3. 1000Wや1200Wは、何アンペアですか?

100Vなら、1000Wは約10A、1200Wは約12Aです。
コンセントの上限は15Aです。

Q4. 1200Wの電気ストーブで、ブレーカーは落ちますか?

単独で使えば、落ちにくいです。
同じ回路で電気ケトルやドライヤーなどを同時に使うと、落ちる可能性が高くなります。

Q5. 1000Wと800Wでは、どちらを選べばよいですか?

足元や短時間なら800W、少し広めの一角や、パワーが必要なら1000Wが目安です。
弱への切り替えができる機種なら、暖まったあとの電気代を抑えられます。

まとめ

1000W・1200Wの電気ストーブは、パワーが必要な場面の補助に向く一方、電気代とコンセントの負担も大きくなります。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
電気代(31円/kWh)1000Wは約31.0円/時間、1200Wは約37.2円/時間
1か月(1日3時間)1000Wは約2,790円、1200Wは約3,348円(当サイト試算)
電流1000Wは約10A、1200Wは約12A
切り替え暖まったら弱に。ヒーター本数で切り替える機種がある
注意単独で使う。延長コードの定格を超えない。就寝時は使わない

まずは、お手持ちの機種の最大と弱のW数を確認し、1日の使用時間で電気代を計算してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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