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電気ストーブは何アンペア?ブレーカーが落ちるときの考え方

コンセントにつながった電気ストーブと、アンペア数やブレーカーが落ちるときの考え方を示したサムネイル
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

電気ストーブを使っていると、ブレーカーが落ちた経験がある人もいるはずです。
「電気ストーブは何アンペアなのか」「どの家電と一緒に使うと落ちるのか」が分かれば、落ちる前に対策できます。

この記事では、電気ストーブのアンペアの計算、契約アンペアと回路の違い、ブレーカーが落ちる仕組み、落ちたときの確認手順を整理します。
ブレーカーが何度も落ちる場合は、使い方の見直しが必要です。ブレーカーを無理に上げ続けないでください。

目次

電気ストーブのアンペアの計算

家庭用のコンセントは、一般的に100Vです。電流(A)は、消費電力からおおまかに計算できます。

消費電力電流の目安例
330W約3.3A日立 HLH-HS306(弱)
400W約4Aアイリスオーヤマ IEH-800W、山善 DS-SD083(弱)
500W約5A日立 HLH-SS1060(弱)
670W約6.7A日立 HLH-HS306(中)
800W約8Aアイリスオーヤマ IEH-800W、山善 DS-SD083(強)
1000W約10A日立 HLH-SS1060(強)
1200W約12A1200Wクラス

📎 出典:各電気ストーブの消費電力別のヒーター点灯状況(日立)

電気ストーブの電流は、ワット数を100で割るだけで、おおまかに求められます。ワット数の見方は、電気ストーブのワット数の見方の記事で解説しています。

家庭用コンセントの上限

一般的な家庭用コンセントは、100V・15Aで、合計1,500Wが上限です。

消費電力上限に対する割合余裕
400W約27%約1,100W
800W約53%約700W
1000W約67%約500W
1200W80%約300W

コンセントの容量は、コンセントのワット数の記事で整理しています。
コンセントによっては、15A未満のものや、部屋全体の回路に別の制限があるものもあります。
分電盤や、コンセントの表示を確認してください。

契約アンペアと部屋の回路は別のもの

ブレーカーには、大きく2種類あります。

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種類内容落ちたときの状況
アンペアブレーカー(契約ブレーカー)家全体の契約アンペアを超えると落ちる。電力会社との契約による家じゅうの電気が一度に止まる
安全ブレーカー(分岐ブレーカー)部屋や回路ごとの上限(多くは20A前後)を超えると落ちる特定の部屋やコンセントだけ止まる

契約アンペアは、家庭によって異なります(30A、40A、50A、60Aなど)。
電気ストーブ単独では落ちにくくても、同じ回路や家全体で、ほかの家電を使うと、合計で上限を超えて落ちます。
契約アンペアの確認は、電気の検針票や、電力会社のマイページ、分電盤で行えます。

ブレーカーが落ちる仕組み

ブレーカーは、決められた電流を超えると、自動的に電気を止めて、配線の発熱や火災を防ぐ仕組みです。

要素内容
合計の電流同じ回路で使っている家電の電流の合計
上限ブレーカーに表示されているアンペア
落ちる条件合計が上限を超えた状態が続く

電気ストーブは、ヒーターを使うため、電気を安定して使い続けます。
そのため、ほかの家電と合わせたときに、上限に近い状態が長く続きやすくなります。

ブレーカーが落ちやすい組み合わせ

電気ストーブと、消費電力の大きい家電を同じ回路で使うと、落ちる可能性が高くなります。

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組み合わせ合計の目安落ちやすさ
電気ストーブ800W+スマートフォンの充電約800W落ちにくい
電気ストーブ800W+パソコン余裕あり落ちにくい
電気ストーブ800W+電気ケトル(約1,200W)約2,000W15Aを超え、落ちやすい
電気ストーブ1000W+ドライヤー(約1,200W)約2,200W同上
電気ストーブ800W+電子レンジ(約1,000〜1,500W)約1,800〜2,300W同上
電気ストーブ+エアコン+電子レンジ家全体の契約アンペアを超えることがある契約ブレーカーが落ちる

(ケトル、ドライヤー、電子レンジの消費電力は一般的な目安です。
実際は機種の表示を確認してください)
電気ストーブと、電気ケトルやドライヤーなどの大きな家電は、別の回路のコンセントで使ってください。

落ちたときの確認手順

ブレーカーが落ちたときは、次の順で確認します。

手順内容
1使っている家電の電源を切る。電気ストーブも切る
2電気ストーブのプラグを抜く
3落ちたブレーカーが、契約ブレーカーか、分岐ブレーカーかを確認する
4原因となった家電の組み合わせを考え、同時に使わないようにする
5ブレーカーを上げる
6電気ストーブは、別の回路のコンセントに差し直して使う

ブレーカーが落ちたときは、まず家電を切ってから、ブレーカーを上げます。
プラグを抜いたあとにコンセントや、プラグ、コードを確認し、焦げや熱の跡がないかを確かめてください。

繰り返し落ちるとき

状況考えられること
使うたびに必ず落ちる同じ回路の家電の合計が大きい
電気ストーブを使わなくても落ちる家電の故障や漏電の可能性がある
プラグやコンセントが熱い延長コードの定格超過、接触不良など
焦げ臭いすぐに使用を止め、メーカーや電気工事の専門家に相談する

使うたびに落ちる場合は、使い方で解決できることが多いです。
使わなくても落ちる、プラグやコンセントが熱い、焦げ臭いといった異常がある場合は、使用を止めて、メーカーや電気工事の専門家に相談してください。

延長コードとアンペアの関係

延長コードを使っても、コンセントの上限は変わりません。
延長コードの定格が小さいと、そちらが先に上限になります。

項目内容
延長コードの定格多くは15A(1,500W)
電気ストーブ+他の家電合計が定格を超えると、異常発熱する
タコ足配線合計が上限を超えやすい

アイリスオーヤマのよくあるお問い合わせでは、プラグが熱くなる原因として、延長コードの定格超過、コードの束ね、プラグの折れ曲がりが挙げられています。

📎 出典:電源プラグが熱くなる原因は何ですか?(アイリスオーヤマ)

延長コードの使い方は、電気ストーブに延長コードは使える?の記事で解説しています。

電気代と契約アンペアは別の話

契約アンペアが大きくても、電気代の単価は変わりません。
電気代は、使った電力量(kWh)で決まります。

運転1時間の電気代(31円/kWh、当サイト試算)
400W約12.4円
800W約24.8円
1000W約31.0円
1200W約37.2円

契約アンペアの見直しは、電力会社のプランによって、基本料金が変わる場合があります。
電気代の考え方は、電気ストーブの電気代は1時間いくら?の記事で整理しています。

ブレーカーが落ちにくくする使い方

方法内容
単独の回路で使う電気ストーブ専用のコンセントを決める
大きな家電と時間をずらすケトル、ドライヤー、電子レンジを同時に使わない
弱に切り替える暖まったら弱に。電流が半分になる
W数の小さい機種を選ぶ800W以下の機種
暖房を分けるエアコンと併用するときは、負荷を考える

暖まったら弱に切り替えるだけでも、電流が半分になり、ブレーカーが落ちにくくなります。
800Wクラスの考え方は、800W・900Wの電気ストーブの電気代と使い方の記事で解説しています。
1000W・1200Wクラスは、1000W・1200Wの電気ストーブの電気代と使い方の記事で解説しています。

契約アンペアを上げるべきか

契約アンペアを上げると、家全体で同時に使える電力は増えます。
ただし、部屋ごとの分岐ブレーカーや、コンセントの上限は変わりません。

状況対応
家じゅうの電気が一度に止まる契約アンペアの見直しを検討
特定の部屋だけ止まる使う家電の組み合わせや、回路を見直す
古い住宅で、容量が小さい電気工事の専門家に相談する

ブレーカーが落ちる原因が、契約アンペアか、部屋の回路かを確認してから、対策を決めます。
契約の変更は、電力会社に相談してください。

よくある質問

Q1. 電気ストーブは何アンペアですか?

消費電力を100で割ると、おおまかな電流が分かります。
800Wなら約8A、1000Wなら約10A、1200Wなら約12Aです。

Q2. 電気ストーブだけで、ブレーカーは落ちますか?

単独で使えば、落ちにくいです。
同じ回路でほかの家電を使うと、落ちる可能性が高くなります。

Q3. ブレーカーが落ちたら、どうすればよいですか?

家電の電源を切り、電気ストーブのプラグを抜いてから、ブレーカーを上げます。
原因となった組み合わせを同時に使わないようにしてください。

Q4. 契約アンペアは、どこで確認できますか?

電気の検針票、電力会社のマイページ、分電盤で確認できます。

Q5. 何度も落ちるときは、どうすればよいですか?

使い方の見直しでも直らない場合は、電気工事の専門家や電力会社に相談してください。
使わなくても落ちる、プラグが熱い、焦げ臭いといった場合は、使用を止めてください。

まとめ

電気ストーブのアンペアは、ワット数から計算できます。
最後に、この記事のポイントを整理します。

ポイント内容
計算電流(A)= 消費電力(W)÷ 100V
目安800Wは約8A、1000Wは約10A、1200Wは約12A
上限家庭用コンセントは15A(1,500W)
落ちる仕組み同じ回路や家全体の合計が上限を超える
対策別の回路で使う。大きな家電と同時に使わない。弱に切り替える

まずは、電気ストーブのワット数を確認し、同じ回路で使っている家電との合計を計算してみてください。

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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