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ノーリツ給湯器のエラーコード一覧|自分でできる対処と修理の目安とは

下部カバーが画面下まで続くノーリツ給湯器と、エラーコードの対処や修理の目安を紹介するサムネイル画像
Yuta
記事監修者
現:ガス会社に勤める兼業WEBライター。所持資格はガス開栓作業に必要な高圧ガス販売主任者二種、ガス工事に必要な液化石油ガス設備士、灯油の取り扱いに必要な危険物乙四種、その他ガス関連資格多数と電気工事士などの資格も多数所持。

シャワーを浴びようとしたら急にお湯が水になり、リモコンに「111」や「290」といった数字が点滅していて驚いた——。
ノーリツの給湯器を使っていて、こうした場面に出くわした方は多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、エラーコードには自分で対処できるもの専門業者への修理依頼が必要なものがはっきり分かれています。
番号の意味さえ分かれば、修理を呼ぶ前に自分で復帰できるケースも少なくありません。

本記事では、ノーリツ公式情報をもとに、主要なエラーコードの意味・確認手順・自分でできる対処法・業者に任せる判断基準を、症状別と一覧表の両方で整理しました。
まずは落ち着いて、リモコンに表示された番号を確認するところから始めましょう。

➡︎ノーリツ:修理のご依頼ページ

目次

その数字、本当にエラーコード? 表示の正しい読み方

対処に入る前に、表示されている番号が本当にエラーサインなのかを確認しておきましょう。
ノーリツの給湯器では、リモコンの時計表示部分にエラーサインが2桁または3桁の数字で表示されます。

読み間違いを防ぐために、次の点を押さえておいてください。

  • 「9:20」「1:11」のように途中に「:」や「-」が入っていても、記号は無視して数字だけをつなげて読みます(この例なら「920」「111」)
  • 時計の時刻が進まない、時刻設定をしても変わらない場合も、エラーサインが表示されている状態です
  • 番号を検索しても該当がない場合は、本体基板の不具合の可能性があります

つまり「1:11」は時刻の1時11分ではなく、エラーコード「111」を指している、というわけです。
リモコンの機種によって表示位置や桁の見え方が少しずつ異なるため、慌てて誤読しないよう、まずは数字だけを正確に読み取りましょう。

📎 出典:リモコンの時計表示が点滅している/時刻が進まない|株式会社ノーリツ

自分で対処できるエラーとプロに任せるエラーの見分け方

ノーリツのエラーコードは数が多いものの、対応の方向性は大きく3つに分けられます。
最初にこの全体像をつかんでおくと、自分の状況がどこに当てはまるか判断しやすくなります。

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分類主なコード対応の方向性
お知らせ・軽微系011、88/888故障ではない。表示の意味を理解すれば使い続けられる
自分で復帰できる可能性11、032、110、111、120、562、632ガス供給・断水・凍結・灯油切れなど外的要因の確認で直る場合がある
修理が必要な可能性が高い140、14、100、290、370、642、760、920 などセンサー・基板・熱交換器など内部部品の不具合。専門業者へ

ノーリツ公式も、修理を依頼する前に確認すべき「自分で解決できる可能性があるコード」として、11・032・110・111・120・632を挙げています。
これらは給湯器そのものの故障ではなく、ガスが止まっている・断水している・配管が凍っているといった外的な要因で表示されることがあるためです。
一方で、過熱防止装置の作動(140)や燃焼系センサーの不具合(370)などは、内部部品に関わるため自己判断での分解は禁物です。

📎 出典:ノーリツ製給湯機器の故障・修理ガイド~虎の巻~|株式会社ノーリツ

なお、同じ番号でもガス給湯器か石油(灯油)給湯器かで原因や対処が変わるコードがあります。
以下では、この機種タイプの違いも意識しながら症状別に解説していきます。

お知らせ表示系(故障ではないケース)

まずは、エラーのように見えても実際は故障ではない「お知らせ表示」から確認しましょう。
慌てて業者を呼ぶ前に、この2つに当てはまっていないかチェックしてみてください。

011:お湯を長く出し続けたときのお知らせ

「011」は、連続で60分以上お湯を出したときに表示されるお知らせです。
不具合ではなく、消し忘れなどを防ぐための安全上の機能です。
以下の手順で解除できます。

  • お湯側の水栓を閉める
  • 運転スイッチを一度「切」にし、再度「入」にする
  • エラー表示が消えたことを確認する

ただし、すべての水栓を閉めているのに給湯器から水が流れる音がしたり、燃焼ランプが点灯し続けたりする場合は、給湯配管の漏水でお湯が出続けている可能性があります。
その場合はエラーが継続して表示されるため、修理の検討が必要です。

88/888:点検時期のお知らせ

「88」または「888」は、給湯器の点検時期を知らせる表示で、故障や不具合ではありません。
おおむね設置から10年相当を使用したタイミングで表示され、安全に使い続けてもらうための案内です。
表示が出てもそのまま使用できますが、安心・安全のためにはメーカーの点検を検討するとよいでしょう。

88・888の詳しい意味や、一時的に消してよいのか、放置するとどうなるのかについては、下記の記事で個別に詳しく解説しています。

点火・燃焼系のエラー(111・110・120・12・6)

「お湯が出ない」「途中で水になる」というトラブルで最も多いのが、この点火・燃焼系のエラーです。
外的要因で表示されることも多く、自分で復帰できる可能性がある一方、機種タイプによって確認箇所が変わります。

111:点火できなかったとき

「111」は、燃料切れ、または部品の不具合で給湯器が点火できなかったときに表示されます。
ガス給湯器と石油給湯器で確認手順が異なります。

ガス給湯器の場合

まず、給湯器以外のガス機器(ガスコンロなど)が点火するか、ガスの供給状況を確認します。

  • 他のガス機器も点火しない・ガスが止まっている場合:ガス自体が供給されていない可能性があります。ガスメーターの遮断(地震・多量使用時の安全機能)や元栓の閉まりを確認し、供給が復旧すれば点火するようになります
  • 他のガス機器は使える・ガス供給に問題がない場合:給湯器側の不具合が考えられ、修理が必要です

石油(灯油)給湯器の場合

まずオイルタンク内の灯油を確認します。

  • 灯油がなくなっている:タンクに灯油を半分以上補給し、灯油タンクのエア抜きを行う(※半分以上補給しないと送油圧力が不足し点火しないことがあります)
  • 灯油は十分ある:屋外設置用灯油タンクの水抜きを試す
  • タンクを設置したばかり:送油管に空気が残っている場合があるため、エア抜きを行う

台風・豪雨・落雷のあとに「111」「E06」「06」が表示されることもあり、この場合は悪天候による一時的な安全動作のケースもあります。
上記を確認しても改善しない場合は、内部の点火系統部品の不具合が考えられるため、修理を依頼しましょう。

なお、他社(リンナイなど)では点火不良が「11」「111」で表示されるなど、メーカーによってコードの体系が異なります。
リンナイの点火不良については、下記の記事で解説しています。

110・120:点火・燃焼に関わる表示

「110」「120」も、ノーリツ公式が「自分で改善できる可能性があるコード」として挙げているものです。
点火・燃焼まわりで表示されるため、まずはガスの供給状況(他のガス機器が使えるか、元栓・メーターが遮断されていないか)を確認しましょう。
供給に問題がないのに改善しない場合は、機器側の不具合が考えられるため修理を検討します。

12:燃焼が途中で止まったとき

「12」は、燃焼が途中で止まったときに表示されます。
使用している製品の種類によって対応方法が異なり、まずは機器ごとの対処(ガス・灯油の供給確認など)を試します。
それでも改善しない場合は修理が必要です。

6:石油給湯器の燃焼不具合

石油給湯器で表示される「6」は、灯油切れや、オイルタンクに溜まった水を吸い込んで燃焼不具合が起きている可能性を示します。
111の石油給湯器と同様に、灯油の残量確認・補給・エア抜き・水抜きを試すことで復旧する場合があります。

安全装置・過熱系のエラー(140・14・100)

ここからは、内部の温度や安全に直結するエラーです。
過熱に関わる表示では、高温のお湯が出てやけどをするおそれがあるため、取り扱いに注意してください。

140:過熱防止安全装置が作動したとき

「140」は、給湯器内部で異常な高温を検知し、過熱防止安全装置が働いたときに表示されます。
使用中に高温のお湯が出ることがあり、やけどの危険があるため十分に注意してください
このエラーは内部部品に関わるもので、自分で復帰させることはできません。
修理が必要となるため、業者へ依頼してください。
製品を10年以上使用している場合は、取り替えも選択肢に入ります。

14:過熱に関わる表示

給湯機器の「14」も過熱に関わる表示で、考えられる故障部品として温度ヒューズ、熱交換器(缶体)、バーナー、電装基板などが挙げられます。
修理参考料金はガス給湯器でおおよそ24,000〜72,500円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

なお、暖房機器(ガスファンヒーター)の「14」は意味が異なり、こちらは過熱防止装置の作動を示します。
ファンヒーターの場合は、エアフィルターのほこり詰まりや温風吹出口の障害物を取り除き、運転スイッチを「切」「入」して様子を見る、という自分でできる対処があります。
同じ「14」でも、給湯機器か暖房機器かで対応がまったく異なる点に注意しましょう。

100:安全確認を求める表示

「100」が表示されたときは、機器の安全を確認したうえで、運転スイッチを一度「切」にし、再度「入」にします。
このとき、機器の設置場所周辺に可燃物がないかを必ず確認し、ある場合は取り除いてから操作してください
また、機器の損傷・油漏れ・水漏れがある場合は使用を停止し、修理を依頼してください
操作後にエラーが出なければ正常ですが、繰り返す場合は修理が必要です。

追いだき・ふろ機能系のエラー(562・632・642・032)

「お湯はりができない」「追いだきが止まる」といったふろ機能のトラブルは、冬場の凍結が原因のこともあれば、循環系の部品不具合のこともあります。
季節と症状を手がかりに切り分けましょう。

032・632・562:凍結が疑われるとき

冷え込みが厳しい時期にこれらのコードが出た場合、まず疑うべきは配管の凍結です。

  • 032:最低気温が低い時期は追いだき配管の凍結が考えられます。しばらく様子を見て、改善しなければ現地診断が必要です
  • 632:追いだき配管の凍結のほか、呼び水が必要なケースもあります。凍結や呼び水を確認しても改善しない場合は、循環系統部品の故障の可能性があり修理が必要です
  • 562:給水配管の凍結のほか、地域的な断水、給水栓・水道メーターのバルブが閉まっていないかを確認します。追いだきは水圧がかかっていないと動作しない構造のため、断水中は解除を待つ必要があります

凍結が原因の場合、気温が上がって自然解凍すれば復旧することもあります。
ただし、無理にお湯をかけて急激に解かすと配管を傷める原因になるため、避けてください。

642:ふろポンプ系統の不具合

「642」は、給湯器に内蔵されているふろポンプ系統の部品不具合により、自動湯はり・追いだきができないときに表示されます。
これは凍結などの外的要因ではなく機器側の不具合のため、修理が必要です。
考えられる故障部品はふろポンプ・電装基板で、修理参考料金はおおよそ30,000〜55,000円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

追いだきが弱いと感じたら(エラー表示がない場合)

エラーコードは出ていないのに「追いだきしてもぬるい」と感じる場合、故障とは限りません。
浴槽の循環アダプターのフィルターが詰まると、追いだきができない、適温にならないといった症状が出ることがあります。
フィルターはこまめに掃除することで予防できます。
また、最新機種は安全に配慮し、ふろ自動で設定した温度からプラス3℃を上限に追いだきする仕様になっているため(追いだきの最高温度は48℃まで)、以前の機種より控えめに感じることがあります。

エコジョーズ・中和器・ドレン系のエラー(290・920・930)

エコジョーズ(潜熱回収型)の給湯器では、排気熱を再利用する過程で発生する結露水(ドレン)を処理する仕組みがあります。
このドレン・中和器に関わるエラーが「290」「920」「930」です。

290:ドレン排水・中和器に関わる表示

「290」は、エコジョーズタイプ特有のエラーで、結露水がうまく排水できないときなどに表示されます。

  • ガス給湯器(エコジョーズ):ドレン配管の先が詰まっている(ゴミなど)場合は取り除きます。配管の先が水に浸かっているなど、継続して排水できない設置状況の場合は施工店へ相談します(ドレン配管は本体側に「排水」の目印があります)
  • 石油給湯器:灯油を汲み上げる電磁ポンプや油面を測るフロートスイッチの不具合、燃料系統の不具合、灯油切れなどが考えられます。灯油の残量確認・補給・水抜きを試します

920・930:中和器の不具合

「920」「930」は中和器に関わるエラーで、考えられる故障部品は中和器・電装基板です。
中和器はドレン水を中性化して排水するための部品で、経年で交換が必要になることがあります。
920の修理参考料金はガス給湯器でおおよそ17,000〜55,000円程度、石油給湯器で18,000〜55,000円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

センサー・基板・その他のエラー(370・280・760)

最後に、燃焼系センサーや電装基板など、内部部品に関わるエラーです。
これらは基本的に自己対処が難しく、修理が前提になります。

370:燃焼系センサー・吸排気の閉塞

「370」は、燃焼系統のセンサー不具合、または給湯器の吸排気部分や煙突が塞がっている可能性を示します。
まず、ビニールや段ボールなどの飛来物、積雪などで吸排気部分や煙突が塞がっていないかを確認してください。
塞がりがなければ修理が必要で、考えられる故障部品は気化サーミスタ、気化ヒータ(気化器)、電装基板、バーナーなどです。
修理参考料金はおおよそ48,500〜110,000円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

280:石油給湯器の残量検知部品

「280」は、石油(灯油)給湯器で、灯油の残量を検知する部品の不具合が考えられます。
考えられる故障部品はフロートスイッチ・電装基板で、修理参考料金はおおよそ17,500〜55,000円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

760:リモコン・電装基板

「760」は、リモコンや電装基板に問題があるときに表示されるエラーです。
ノーリツ公式が修理料金の例として挙げているコードでもあり、修理参考料金はガス/石油給湯機器でおおよそ18,000〜55,000円程度が目安です(※機種・状況により変動、出張費・故障診断料を含む)。

ノーリツ給湯器の主要エラーコード早見表

ここまでの内容を、症状・対応の方向性でまとめました。
番号から素早く確認したいときにご活用ください。

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コード主な内容対応の方向性
01160分以上の連続使用のお知らせ水栓を閉め、運転を切/入。故障ではない
88/888点検時期のお知らせ使用可。点検を検討。故障ではない
6石油給湯器の燃焼不具合灯油の確認・補給・エア抜き・水抜き
12燃焼が途中で停止燃料供給を確認。改善なければ修理
14過熱に関わる表示修理(給湯機器)。暖房機器は別対応
100安全確認を求める表示可燃物の除去、運転を切/入。損傷時は停止
110・120点火・燃焼に関わる表示ガス供給を確認。改善なければ修理
111点火できなかったガス供給/灯油を確認。改善なければ修理
140過熱防止安全装置の作動修理。やけどに注意
280石油の残量検知部品の不具合修理
290ドレン排水・中和器(エコジョーズ)ドレン配管の詰まり確認。改善なければ修理
370燃焼系センサー・吸排気の閉塞吸排気の閉塞を確認。塞がりなければ修理
562凍結・断水・給水栓の閉まり断水・凍結・バルブを確認
632追いだき配管の凍結・循環系凍結・呼び水を確認。改善なければ修理
642ふろポンプ系統の不具合修理
760リモコン・電装基板修理
920・930中和器の不具合修理

※同じコードでも機種・年式により内容が異なる場合があります。正確な内容は、必ずお使いの機器の取扱説明書、またはノーリツ公式サポートでご確認ください。

📎 出典:よくあるご質問(給湯機器)|株式会社ノーリツ

修理費用の目安と、修理か交換かの判断基準

給湯器の内部を開け、ドライバーを使って点検・修理している作業員のイラスト

エラーの内容が「修理が必要」だった場合、気になるのは費用と、修理すべきか交換すべきかの判断でしょう。

修理費用の考え方

ノーリツの修理料金は、技術料(故障診断・修理作業・部品交換など)、部品代、出張料の合計に消費税を加えた形で構成されます。
本記事で紹介したように、コードや故障部品によって参考料金の幅は大きく、たとえば370のように吸排気・気化器系が関わると48,500〜110,000円程度と高めになることもあります。
実際の料金は訪問診断時に案内されるため、あくまで目安として捉えてください。

修理か交換かの分かれ目は「10年」

ノーリツ公式は、製品を10年以上使用している場合は取り替え(交換)をおすすめしています。
その主な理由は次のとおりです。

  • 10年を超えた製品は部品供給が終了している場合があり、修理したくても部品がないことがある
  • 経年した機器は1か所を直しても、ほかの部品が続けて故障する可能性がある

判断の目安として、次のような基準で考えると整理しやすくなります。

状況判断の目安
使用年数が10年未満、部品もある修理で対応するのが基本
使用年数が10年前後、修理費が高額修理費と交換費を比較して検討
使用年数が10年以上、同じ故障や別の故障を繰り返す交換を前向きに検討

給湯器は毎日使う設備のため、目先の修理費だけでなく、この先あと何年使うかも含めて判断するのが後悔しないコツです。

修理を依頼するときの注意点(悪質業者に注意)

エラー表示が出て不安なときほど、慌てて業者を選んでしまいがちです。
しかし、給湯器のトラブルに便乗した悪質な訪問・電話勧誘のトラブルも報告されています。
ノーリツ公式も、次のような点に注意するよう呼びかけています。

  • 悪質な業者は「故障している」「火災の危険がある」などと不安をあおり、その場での機器交換を強くすすめることがある
  • ノーリツからは、お客さまの依頼がない限り修理のために訪問することはない
  • 正規の担当者は身分証または認定証を携帯し、訪問時に名刺・認定証を提示する
  • 料金は作業前に提示され、承諾を得てから作業を開始する

その場で契約や購入を決断せず、購入した販売店やメーカーの正規窓口に相談することが、トラブルを避ける確実な方法です。

なお、シャワーの使い方や水栓側の不具合でお湯が出ないケースもあります。
「浴室のシャワーだけお湯が出ない」といった症状の切り分けについては、下記の記事も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. エラーコードが出ていますが、このまま使い続けても大丈夫ですか?

コードによって異なります。
88・888や011のように「お知らせ表示」で使用を続けられるものもあれば、140(過熱防止装置の作動)のように安全に関わり、使用を控えて修理が必要なものもあります。
特にやけど・油漏れ・水漏れ・損傷を伴う場合は使用を停止してください。
まずは表示された番号の意味を確認し、故障表示であれば早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

Q2. リモコンの電源を入れ直せばエラーは消えますか?

一時的な要因であれば、運転スイッチを「切」にして再度「入」にすることで表示が消え、正常に戻ることがあります。
011や100などは、この操作が対処手順に含まれています。
ただし、同じエラーが繰り返し表示される場合は、内部部品の不具合が続いている可能性が高いため、電源の入れ直しでその場をしのぐのではなく、修理を検討してください。

Q3. 冬にお湯が出なくなり、562や632が表示されました。故障でしょうか?

冷え込みが厳しい時期にこれらのコードが出た場合、まず疑われるのは配管の凍結です。
562は給水配管、632や032は追いだき配管の凍結が考えられます。
気温が上がって自然に解凍すれば復旧することもありますが、熱湯を直接かけて急激に解かすのは配管の破損につながるため避けてください。
断水やバルブの閉まりがないかも併せて確認し、改善しない場合は業者へ相談しましょう。

Q4. 修理費用はどのくらいかかりますか?

故障部品によって幅があります。
本記事で紹介したノーリツの参考料金では、ふろポンプ系統(642)で30,000〜55,000円程度、リモコン・電装基板(760)で18,000〜55,000円程度、吸排気・気化器系(370)で48,500〜110,000円程度などが目安として示されています。
いずれも機種・状況により変動し、出張費・故障診断料を含む金額です。
実際の料金は訪問診断時に案内されるため、あくまで目安としてお考えください。

Q5. 表示されたエラーコードが、この記事の一覧にありません。どうすればよいですか?

エラーサインはリモコンの時計表示部分に2桁または3桁で表示され、「:」や「-」は無視して数字だけをつなげて読みます。
まずは番号を正確に読み取り、ノーリツ公式のよくあるご質問で検索してみてください。
検索しても該当がない場合は、本体基板の不具合の可能性があります。
機種・年式によって内容が異なることもあるため、お使いの機器の取扱説明書やメーカーサポートでの確認が確実です。

まとめ:番号の意味を知れば、慌てず動ける

ノーリツの給湯器に表示されるエラーコードは数が多いものの、対応の方向性は「お知らせ表示」「自分で復帰できる可能性があるもの」「修理が必要なもの」の3つに整理できます。
最後に、押さえておきたいポイントを振り返ります。

  • 88・888や011は故障ではなく、意味を理解すれば落ち着いて対応できる
  • 111・110・120・562・632などは、ガス供給・断水・凍結・灯油切れといった外的要因を確認することで自分で復帰できる場合がある
  • 140(過熱)・100(可燃物・損傷)など、安全に関わる表示は使用を控えて業者へ
  • 使用年数が10年を超えている場合は、修理と交換の両方を視野に入れて判断する
  • 不安をあおって即決を迫る業者には応じず、正規の窓口に相談する

エラー表示は不安なものですが、番号の意味さえ分かれば、自分で対処すべきか業者に任せるべきかを冷静に判断できます。
本記事を手元の確認に役立てつつ、安全に関わる症状のときは無理をせず、専門業者やメーカーの正規サポートに相談してください。

➡︎ノーリツ:修理のご依頼ページ

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この記事を書いた人

「暮らしの設備ガイド」は、給湯器・ストーブ・換気設備など、
家庭の安心と快適を支える“住まいの設備”に関する専門メディアです。

現在もガス業界で設備施工・保守に携わるYuta(ガス関連資格保有者)が監修し、一般家庭向けのガス機器・暖房設備・給湯器交換の実務経験をもとに、現場の知識に基づいた、正確で実用的な情報を発信しています。

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